フニャ高の文豪(?)たち


11bクリスマス会

今週は、ワタシの職場・フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)でのクリスマスの飾りっぷり(←妙な表現(-_-;))についての記事を続けてアップしました。 そのついでにクリスマスとは関係ないのですが、フニャ高の ある教室の壁に貼ってあった写真が個人的にとても気に入ったので、今回の記事はそれをご披露しちゃいましょう~\(≧∇≦)/

上写真(↑)は、フニャ高11年B組のクラスルーム。 ちなみにシチュエーションはもちろん通常の授業中の風景ではなく、冬休み前に行なわれたクラスごとのクリスマス会の時。 (『クリスマス会』なんてモノもあるんだな、コレが)

『キレイどころ☆』が揃っておりますんで、そういうカワイ子ちゃんに視線が集まりがちかとは思いマスが、注目していただきたいのは教室の壁!

壁の比較的高い位置に、額縁が並んで掛けてあります。この額にあるのは肖像画(肖像写真)です。 肖像の主は ハンガリーの作家や詩人など、ハンガリーの文豪たち。 つまり『アラニ・ヤーノシュ』とか『ヨーカイ・モール』とか…ハンガリー人の有名な文学人たちの写真(古い時代の人は絵)が貼ってあるわけ。 日本の学校の教室に、『夏目漱石』や『樋口一葉』の写真が貼ってあると思えば分かりやすいかと。(でも、漱石・一葉の組み合わせだと文学人というより『お札の人』か!?)
11年B組の担任の先生は文学と歴史の先生なので、教室もそのような写真を飾っているのかな。

白い壁に並べられたハンガリーの文豪たち (↓)
ハンガリーの文豪
あら?
手前に額縁の無い写真が3枚。

別角度で撮った写真 (↓)
ハンガリーの文豪2
こちらの写真では右側の3枚デス。 額縁がないでしょ?

実はこの3枚に写っている顔写真の主は、ハンガリーの文豪ではなく11年B組の男子生徒∽(*。*)∽ 

 

図々しくもハンガリーの文豪に並んで教室の壁に鎮座しているのは……
チェ●●ルミ リ●●ルド (↓)
偽文豪1
何か、「夭逝しちゃった詩人」みたい? あ!もちろん死んでないけど(^^ゞ

モ●●ール ●●ドラーシュ (↓)
偽文豪2
うゎ~、人相悪いっ! でもこういう作家、実際にいそうだよね?

●ー●ーロシュ ド●●コシュ (↓)
偽文豪3
やだ~、この子も「作家っぽく」見えるわ。 白黒写真のマジックだぁ(^^ゞ

四角四面に生真面目な先生などは あまりイイ顔をしないかもしれないですが、ワタシにはものすごくウケましたヽ(^。^)ノ 

 

勤め先の生徒の はっきり顔の分かる写真を載せてしまった。
(しかも名前まで。伏字にしてはあるけど…)
マズイかなぁ~???
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この記事が肖像権侵害にならないことを祈りますぅ~(^^ゞ
どうか通報などされませんように・・・。

 

 


片付けないクリスマス☆


ショッピングモールのクリスマス

今週は、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)がクリスマスには学校の中教室の中をクリスマス用に飾り付けをする・・・ということをご紹介しました。

日本ではクリスマスの後にはすぐ(クリスマスよりも重要な)お正月がやってくるので、クリスマスが過ぎたら早急にクリスマスのディスプレイの数々は片付けられますよね? 大事な門松とか立てなくっちゃならないですもんね!! それまでに邪魔な物は片付けなくっちゃ~!!!!

一方、こちらハンガリーでは門松を立てたりはしないです。(ま、コレは想像つくとおもいますけど~(^^ゞ ) ハンガリーでも新年の縁起物として、ブタ(仔豚)の飾りを飾ったりはすることはあるんですが、特別に新年にあたって飾り付けをするものは無いみたいです。

日本だと 門松、鏡餅だとか、松竹梅や新年の干支とか、お正月に飾る物って色々思いつきますけどね~。 ハンガリーには正月用の飾りは特に無い…と言ってもいいでしょう。(上記の『コブタ』は例外として。)

でも、ハンガリーでも元旦の1月1日は祝日です。(1月1日だけ! 2日からは普通の日だけどね~(;_;)。) クリスマスほどではないけれど、ハンガリーでだって新年は普通の平日ではない 特別な日。

でも、正月用の特別な飾りつけはない。
クリスマスの飾りが片付けられることなく、そのまま飾り付けられているのです。

ハンガリーの一般家庭では、毎年クリスマス前には本物のモミの木(けっこう立派なヤツ)を買ってきて、居間にしっかりクリスマスツリーを飾るのが当然!!みたい。 お家にツリーがないなんてダメ~。そんなの淋しいぃ~(;_;)」という感覚のようです。

そして、しっかりと飾り付けられたクリスマスツリーは、クリスマスが過ぎてもそのままで、年末、大晦日もそのままで、さらに新年が明けてもずっとそのまま 特別に「何日までに片付ける」というような決まりがないらしいです。 でも、少なくとも正月にはまだそのままなのが当たり前みたいョ。

フニャ高のクリスマス飾りの場合は、玄関のアドヴェント・リースやツリーは、冬休みが明けると片付けられます。 でも教室の飾りのほうは 1月になってもほとんどがそのままだし、教室によっては春になってもそのままだったりする(^^ゞ (たぶん飾りは生徒が自分で持ってきた私物だったりするので、持ってきた本人が持ち帰る気がないと そのままになるのかな…と?)

ショッピングモールなどの大々的なクリスマス・ディスプレイも、だいたい1月中旬くらいまではだいたいそのままデス。 ワタシが良く行くトコロも、まだツリーはもちろんのこと、サンタクロースも居るのョ! もう1月半ば近いのにね。

キリスト降誕図
昨年末に紹介した あるショッピングモールの『キリスト降誕図(本物の子羊付き)』(コレ↑)は、クリスマス過ぎにはもう無かったので、クリスマスが過ぎたら早急に片付ける飾りってモノもあるのかも。
でもクリスマスらしいキラキラのディスプレイは、新年が明けて一月になってもまだまだ全開なんですョ~☆☆☆

 

日本だと年が明けてもツリーが出てたりしたら
『モノスゴクだらしない人』みたいに見えちゃうかも?
でも、こちらハンガリーでは普通よ、普通!!
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フニャ高の教室なんて、
下手すりゃ春になってもキラキラのモールが残ってる~(^^ゞ

 

 

 


教室の外だって飾ります☆


アドヴェント・リース

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)ではクリスマスが近づくと、校舎の玄関にこのようなアドヴェント・リースが飾り付けられます。(上写真↑)

リース? どういう角度から撮ってるんじゃ!?」…と思われるかもしれませんケド、仕方ないの(^^ゞ
こんなふうに天井から吊り下げられているのデス。(↓)
フニャ高 玄関

さらにクリスマスが近づくとツリーも飾りつけられる。(↓)
フニャ高 玄関ツリー
だいたいリースのほうは1カ月間くらい飾られていて、ツリーのほうは冬休みの前の1週間くらいかなぁ。

ツリーとリースを両方とも一枚の写真に納めるのはちょっと難しかったか。(↓)
ツリーとリース

ワタシは日本で小・中・高校 ずっと公立の学校に通っていたので、クリスマスに学校内をこんなふうに飾り付けるなんて、スゴク新鮮な驚きでした。 日本の公立高校ではクリスマスはもちろんのこと、正月だって何も飾らない…ですよね??? 門松とか、飾ってなかったよね? 全然思い出せないケド。(←遠~い昔のことなんで(^^ゞ )

勘違いでなければ、日本の公立学校では「宗教教育をしない」ってことになっているんじゃなかったっけ? 歴史的な知識としては授業で宗教のことも扱うけれど、信仰的な行事は一切しない方針…という意味で。 だから日本の学校ではミッション系の私立高などは別として、公立の学校ではクリスマスツリーなんて飾ってはいけないのかもしれない。…と思うんですが、どうなんでしょうか、日本の学校関係のかた?

ま、とにかく、フニャ高はハンガリーの公立の高校で、特別に宗教色の強い学校というわけではありませんが、クリスマスには色々と飾り付けをしないではいられないモノ…のようです(#^.^#)

 

ハンガリーの晩秋から冬にかけては『灰色の季節』なので ものすごく暗い!
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クリスマスがあるおかげで
灰色の世界が 見た目も華やいで気分が明るくなれる…
だから皆、クリスマスが大好きなのかな~(^_^)v…とも思う。

 

 


教室もクリスマス♪


9dアドヴェントリース

今を遡ること約1ヶ月ほどの12月、サンタクロースの日も過ぎて すっかりクリスマス・モードに突入していた頃。 ある日、教室へ行ったら教壇にコレ(↑)、立派な『アドヴェント・リース』が! (ネコのぬいぐるみはワタシの私物です(^^ゞ)

ほらね? 教室の中で~す(^^ (↓)
9d教壇
フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の生徒は授業によって移動をすることも多いので いつでも特定の教室にいられるとは限りません。 でも一応クラスごとに割り当てられた「クラスルーム」があります。(前回の記事参照
アドヴェント・リースが飾ってあったのは、9年D組のクラスルームです。

いつもその教室にいるわけじゃない上に、自分とは別のクラスが授業で使うコトがある教室なんですが、「クラスルーム」にはそのクラスの集合写真だとか、何かの授業で生徒が作ったパネルとか、描いた絵などが壁に貼ってあったりします。(貼るものや、貼り方などに 特に決まりはないみたい。)

クリスマスの前には教室をクリスマス風に飾りつけます。
以下、写真は9年B組の教室(↓)
9b黒板上
黒板の上☆

9b 窓
窓にも飾り☆☆

9b壁1
壁にも☆☆☆
9b 壁2
こういったクリスマス飾りは、そのクラスの担任の先生や生徒たちが自主的に持ってきたもので、つまり『私物』らしいです。

生徒の中にクリスマスの飾り付けが大好きな子がいて積極的にウチから持ってくるようだったり、担任の先生がクリスマスになると俄然張り切っちゃうような人だったりすると、飾り付けにも力が入っていたりするみたいデス♪

お菓子の家が飾ってあったりもするのョ~♪ (↓)
お菓子の家
コレは、この教室の担任の先生と仲良しの先生が作ったモノなんだってさ~♪

 

なぜか男子生徒が95%を占めるようなクラスは
飾りつけが地味・・・なような気がする。
やっぱり女の子のほうが飾りつけたりするのが好きなモノなのかもね。
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でも男ばっかり組のクラスルームでも何かしら飾りがあるものなんですよ。
さすがでしょ?

 

 


フニャ高予備知識:クラスルーム編


サンタと記念撮影

日本の小・中・高校では普通、教室には「1年1組」とかいうようにクラス名が書いてあり、生徒は一日の授業のほとんどをその教室で過ごす(体育とか音楽とか、限られた授業以外は移動ナシ)ものですが、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の各教室には番号が書いてあるだけです。 そして、生徒も時間ごとに教室を移動することが多い。 日本風に考えると、ちょっと大学みたいかも?

しかし、確かに教室にクラスの名前が書いてないし、 生徒も(日本の大学みたいに)授業ごとに教室を移動しますが、それでも実はクラスごとに拠点となる教室があるんですね。 たとえば 101教室は10年B組の部屋…といった感じ。

101教室には、フニャ高唯一のピアノが置いてあり、一応『音楽室』ってことになっています。  …が、アップライトのボロピアノがある以外は特別に音楽室らしいものは何もない普通の教室です。 日本の学校の音楽室っていったら、楽器も色々なのが揃ってるけどね~(^^ゞ フニャ高は音楽室は……(>_<)

一応音楽室の101教室なので、他のクラスが音楽の授業のときは他のクラスが101教室を使います。 でも、それ以外の時間 101教室にいて、そこで一番多くの時間を過ごすのは10年B組。 そんな感じで、緩~~くクラスごとの拠点になる教室(クラスルーム)が決まっているんです。

各クラスごとに『クラスルーム』はあるけれど、その教室を他のクラスも授業で使うことがある。 そこのトコロが日本の学校との大きな違いだと思います。

 

上写真(↑)は『サンタクロースの日』のフニャ高103教室。
103教室は今、9年B組のクラスルームです。
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103教室の管理者は9年B組の担任の先生。
ハンガリーの高校は入学から卒業までクラス替え無しで、担任も同じ先生のまま。
フニャ高では、拠点の「クラスルーム」も基本的に卒業まで同じ教室です。