9月29日Metropol (地下鉄新聞)の一面


 

2014年9月29日Metropol一面

御嶽山が噴火したそうですね。
登山者が噴火に巻き込まれて、亡くなった方々や、今も安否の分からない方々がいらっしゃるとか。

ハンガリーのTVニュースでも、御嶽山の噴火のことを放送していたそうです。(ワタシは見ていないのですが、同僚が教えてくれた。)

ブダペストの地下鉄等で無料で配られている新聞『Metropol』でも、御嶽山噴火のことを一面で伝えています。(↑ 2014年9月29日Metropol一面の写真)

左下隅の大きい写真(↓)が 御嶽山噴火のもの。 新聞の中面のほうにも、関係記事がありました。
御嶽山噴火記事

まだ見つかっていない方々がいらっしゃるようなので、ご無事で見つかりますように。
亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。

 

海外暮らしをしているうちに、
ずいぶん日本のニュースには疎くなってきています。
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でも、気にならないというわけではないんですョ。

 

 


記念500フォリント紙幣


 

ラーコーツィ・フェレンツ2世

ハンガリーの人々は、「我々はEUの一員であ~る!!」と 誇りに思っていらっしゃるように見受けられます。 ですが、ハンガリーの通貨はEU通貨のユーロ(€)ではなく、ハンガリーの独自通貨であるフォリント(Ft.)です。
(最近のレートでは、だいたい 100Ft.当たり210~220円くらい。)

ハンガリーで通貨として流通している紙幣は、500フォリント札・1000フォリント札・2000フォリント札・5000フォリント札・10000フォリント札・20000フォリント札の6種類。

500フォリント札の顔は、ラーコーツィ・フェレンツ2世(II. Rákóczi Ferenc)という お髭のご立派なオジサンです。(^^ゞ

ある時、立派なヒゲのオジサンの500フォリント札が、お財布に複数たまってしまいました。(別にあってもイイんだケド。)

その時に初めて気がついたんですが、裏の絵が違う500フォリント札がある!!

表側は全部同じ立派なヒゲのオジサンラーコーツィ・フェレンツ2世。(↑)

でも、裏の図案は2種類。(↓)
500フォリント札 裏

 

コレ(↓)は 普通の500フォリント札(裏側)の図案。
普通の500フォリント札 裏面

 

そしてコレ(↓)は、1956年に起きたハンガリー動乱から50周年の記念に発行された記念紙幣のようです。
500フォリント記念紙幣

「へぇぇ~」と思ったので写真を撮ってみた。
(さらにブログにも書いた。(^^ゞ)

 

ブログのネタになってくれて、
どうもありがとう500フォリント札!!
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しかし、何故かワタシは500フォリント札が2枚以上財布にあると
早く使ってしまいたいような気がしてしまう。
1000フォリント札だと、そう思わないのに…。何故!?

 

 


日々、日が短く…


 

カレンダー

夏至の頃には、夜9時頃まで明るいブダペストですが、9月も終わりに近づく今、すっかり日が短くなってきたと感じます。(>_<)

(時間のキリが良いところで)9月24日
  日の出は 朝の 06:30
  日没は 夕方の 18:40 (↑上の写真を参照)

最近もう、夜7時になると暗いもんねぇ…。(-“-)

朝も、明るくなってくるのが遅くなってきたもんねぇ…。(T・T)

明るかった夏はもう、過ぎ去ってしまったのねぇぇぇ。(>△<)

冬の何がキライかって、寒いことより暗いのがイヤょ!!!!…と思うワタシには、ツライ季節が近づいてきたことですよ。(>_<)

 

ブダペストの冬の暗さに こんなに反応してしまうのは、
冬は寒くても、天気が良くて明るい土地で育ったせいかもしれません。
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でも、夏の日の長さにもビックリだけど、
冬の日の短さもビックリだよねぇ…と思うワタシは、
それでもヨーロッパの中では南の方に住んでいるのだ…。(^^ゞ
北国の人は辛抱強いなぁ…。

 

 


プルクルト(pörkölt)…も、シチュー?


 

プルクルト

お料理に詳しいわけでもないくせに、ハンガリー料理の「フーゼレーク(főzelék)」について解説してみたついでに。
「プルクルト (pörkölt)」についても、ちょっと語ってみたいと思う。(^_^;;

ハンガリー料理にそれなりに親しみのある人なら、「プルクルト(pörkölt)」のことはご存知のことと思います。 (フーゼレークは知らなくても、プルクルトは知ってるだろうな…と思う。)

プルクルトは、お肉とパプリカを良く煮込んだモノで、見た目の色合いがグヤーシュ(gulyás)に似ています。 でも、グヤーシュには、ニンジンやジャガイモなど、他の具が色々と入っていて、プルクルトよりも もっとスープらしい。
一方、プルクルトには、肉以外の具はあまり入っていなくて(プルクルトにも野菜が入っているけれど、煮込む過程で姿が見えなくなってしまう)、グヤーシュよりも煮詰められて濃厚な感じです。

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の給食で、この「プルクルト (pörkölt)」がどのように出てくるのかというと、上の写真(↑)のように 茹でたパスタにかけて…パスタのソースのように使われていたり、

または コチラの写真(↓)のように、
フーゼレークをよそったお皿に、フレーバーとしてふりかけるように(?)出てきたりします。
白インゲンのフーゼレークとプルクルト
(白っぽい部分は「白インゲンのフーゼレーク」、茶色い部分が「プルクルト」)

ところで、近場のハンガリー人で英語の出来る人に聞くと、「フーゼレーク」のことも、「プルクルト」のことも、両方とも「シチュー」って言うの。

ちょっと混乱して、
「じゃ、フーゼレークとプルクルトの違いは!?」と追求したら、

ちょっと考え込んだあと、
フーゼレークは野菜の煮込みで、プルクルトは肉の煮込みだ。」
…という答えが帰ってきました。

つまり、そういう違いらしいです。(^_^)

 

お肉大好きなハンガリー人たちが愛着を感じているのは、
やはりプルクルトの方なんだろうな…と思ってみたり。
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ワタシはフーゼレーク、好きですけどね。
ワタシはハンガリー人じゃないからね。

 

 


フーゼレーク(főzelék)とは?


 

グリーンピースのフーゼレーク

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の給食には 一週間に一回以上の頻度で出てくると言っても過言ではない「フーゼレーク(főzelék)」という食べ物。

例えば、上の写真(↑)は 9月12日の給食に出てきた「グリーンピースのフーゼレーク」で、

そしてコチラ(↓)は、9月18日の給食の「レンズマメのフーゼレーク」でございま~す。
レンズマメのフーゼレーク

ちなみに、「グリーンピースのフーゼレーク」には「ヴァグダルト(メンチカツに似ている)」が、「レンズマメのフーゼレーク」には「豚肉のロースト」が浮かんでいますが、これらはフーゼレークの範疇には含まれません。 

フニャ高給食のフーゼレークには、こういった『お肉モノ』の何かが付けられていることが多いの。 でも、それらの『お肉モノ』は 「フーゼレークという食べ物と一緒に食べるモノ(付け合せの一品)」であって、「フーゼレークではない」。 お分かりか? (←偉そう???)

で、「フーゼレーク」とは何かというと、『何らかの野菜(グリーンピースとか、レンズマメ、その他キャベツ、カリフラワーなど色々)を煮込んだ とろみのあるシチュー状の食べ物』で、メインとしていただく料理です。

ワタシのイメージでは「シチュー」って、どちらかというとメイン料理ではなく、前菜のスープの範疇に入るんじゃないかという気がするんですが、「フーゼレーク」はあくまでもメインディッシュ。 スープではありません。

ハンガリー料理で「フーゼレーク」と言ったら、それは『メイン料理として食べる 野菜の煮込みシチュー』と考えればよろしいかな…と。(^_^)

 

そういう決まりがあるのかどうか知りませんが、
フーゼレークの中で2つ以上の野菜が存在を主張しあっていることはありません。
レンズマメならレンズマメ、キャベツならキャベツのフーゼレークって感じ。
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そう考えると、ニンジン・ジャガイモ・玉ネギなど、
色々な野菜が入っている日本のクリームシチューは、
たとえ肉が入ってなくても フーゼレークとは言わないかもしれない。