クラス替えが無い世界

教室

4月。
日本は年度初めで、学校も今週から始まったところが多かったことでしょう。

今日のニュースによると、滋賀県の中学校で異例の「クラス分けやり直し」をしたんだそうです。どういうことかと言うと、人間関係に問題がある生徒同士が同じクラスになってしまっていたため、クラス分けをやり直しして、新たに新学期を開始した…ということらしい。

この件は、クラス分けのやり直しで今後が上手くいくならイイんじゃないか…と思うのですが、こういう事態はハンガリーの高校では起こり得ないとも思うのです。

だってハンガリーの高校には、クラス替えが無いから〜〜。
入学してから卒業するまでの4年間、基本同じメンツで、担任の先生も同じ人だから〜〜〜。

ハンガリーの小学校のことは あまり良く知らないけど、たぶん小学校もクラス替えが無いと思う。なぜなら、ワタシの生徒の中に出身小学校が一緒でクラスも一緒だったため、フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)での5年間(←その子たちはフニャ高に5年通うクラスだったから)と合わせて13年間同じクラスだったという子たちが居たから。

フニャ高の場合、1学年に4クラスあるけど、クラスごとに特色があって科目ごとの授業数が違ったりもするので、クラス替えで人間シャッフルするわけにはいかないですし。

そんなわけで、ハンガリーの高校では、新学期にクラス替えでリセット…というのはありません。

 
ヨーロッパランキング

八重桜見物

大使館の八重桜

ハンガリー語の「チェレスニェ(cseresznye)」は、「サクランボ」や「サクランボの実がなる木」を指します。 だから、ハンガリーではサクランボの実がなる木こそが 桜の木ということになるんだと思う。

サクランボの桜の木は真っ白の花が咲き誇り、とても美しいです。
でもソレは、日本人のワタシが思う「桜」ではないんです。

ハンガリーへ行って初めての春に、当時の生徒が、
「日本の桜を見に行きましょう」と誘ってくれて、ブダペストのとある植物園へ連れて行ってくれました。

彼女たちが見せてくれた「日本の桜」は、とても美しい「八重桜」でした。
当時のワタシは正直、「キレイだけど、日本の桜って言ったら、八重じゃなくて一重のソメイヨシノじゃない?」…って思ったんですよね〜。

もっともハンガリーで数年過ごしているうちに、「八重でも桜は桜!」と思うようになっていきましたケドさ〜。(^_^;)

今になって思い出すのは、「日本の桜」が八重か、一重か…ってことよりも、八重桜見物に連れて行ってくれた生徒たち(ワタシの初めての生徒たち)は、本当に親切な子たちだったなぁ…って事だったりします。

 
ヨーロッパランキング

入学式なんてナイ!

新学期

4月、入学式のシーズンです。
最近のニュースでみたのですが、どこかの学校で、先生方の準備等の負担を減らすために新学期の始業式と入学式を別日に行うことにしたそうです。

そういえばワタシが学生の頃も、始業式は午前中(朝から)にあって、同じ日の午後に入学式だったな…。

ワタシが勤めていたハンガリーにある学校では 新学期は4月ではなく、9月始まり。だからハンガリーでは学年の始まりの始業式があるのも9月1日です。

でも、入学式は9月1日にはありません。
ってゆーか、そもそも入学式というモノが無かったりする。

ワタシが勤めていたフニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)の場合、9月1日の朝の始業式の時に、新入生のクラスの担任の先生が 新入生の名前を一人ずつ読み上げていって、呼ばれた順に新入生は自分のクラスの列に並んでいきます。

入学式(っぽいモノ)、以上!
その流れで、あとは上級生といっしょの始業式開始です。

父兄の参列とかはありません。でも、始業式は校舎前の野外で行われるので、校門の外から父兄らしき人々がが見ていることはありますけども。

なんかワタシは フニャ高式に慣れちゃったので、始業式と入学式なんて別日でイイじゃん。なんなら入学式なんて、無くても特に問題ない。…とか、思ってしまうようになりました。
(^_^;)

 
ヨーロッパランキング

前日の式典

2018年3月14日 式典

今日は3月15日。 ハンガリーでは、1848年のハンガリー革命の記念日で祝日です。

ハンガリーの祝日は、クリスマスやイースターなどのキリスト教の祭日が由来の祝日が多いのですが、国の歴史的な記念日を由来とする祝日も三つほどあり、3月15日のハンガリー革命の記念日はそのうちの一つです。

3月15日は祝日なので学校もお休みなのですが、フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)では祝日前の登校日(今年の場合だと前日の3月14日(木))に全校で式典を行うのが恒例行事でした。

上写真(↑)は、2018年の3月14日の式典のときのもの。
懐かしいな〜〜〜。


ヨーロッパランキング

マーチャーシュの名の日に

マーチャーシュ像

2月24日は「マーチャーシュの日」です。

ハンガリーでは、誕生日とは別に「名前の日」を祝う習慣があります。
1年365日、その日ごとに1つ以上の人の名前(ファーストネーム)が割り当てられていて、具体例を上げると、2月24日はマーチャーシュの名の日で、マーチャーシュさんたちが名の日を祝っているわけなんです。

ハンガリー人にとって、名前の日は誕生日以上に重要で、ハンガリーで売ってるカレンダーにはその日ごとの名前が書いてあるんですよ〜〜。

フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)の前にはハンガリーのルネッサンス期の有名な王様の名を冠した「マーチャーシュ王広場」があって、広場のほぼ中央にマーチャーシュ王の胸像があります。(↑上写真参照)

フニャ高では 「2月24日のマーチャーシュの日」の前に、先週このブログに書いた「マーチャーシュ・ヴェテールケドゥー」という4人一組のグループ対抗戦参照過去記事はコチラ)をして、その対抗戦の優勝グループには マーチャーシュ王の胸像にリースを捧げる栄誉を与えられるの。

恒例行事、今年もやってるだろうな〜。
(⌒▽⌒)

 
ヨーロッパランキング