お彼岸みたいな…

ヴァーツ

11月1日は、ハンガリーでは万聖節(Mindenszentek)の祝日です。
万聖節の祝日の頃は、お墓参りをする時期でもあります。

ブダペストには大きい霊園がいくつかあって、フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)の最寄りを通るバスの一つが霊園を通る路線にあって、お墓にお供えするらしきお花を持った人たちをよく見かけたものです。
そのバス路線、ふだんは20分に一本くらいの頻度なんですが、万聖節の時期は増便されるんですよ〜。

ハンガリーではお墓参りでキャンドルをお供えするので、日が暮れるとキャンドルの灯りがたくさん光ってて、バスの中から眺めていても、すっごくキレイだったなぁ…。


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フニャ高での4年間で

卒業式

当ブログで「ハンガリーの高校生」といっているのは、基本的に9年生から12年生までの4学年のことで、日本の学校で中学3年生から高校3年生までの年頃の子供らに当たります。

さらにフニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)では、1学年4クラス中の1クラスだけ 卒業まで5年間かかるカリキュラムになっているため、そのクラスの生徒が卒業する時は 日本の大学1年生にあたる年齢になっています。

で、9年生で入学してくる段階では「ピヨピヨのヒヨコちゃん♡」と呼びたいような見た目の幼い生徒が混ざっていたりするのですが、その一方で、同じ新入生なのに「おじさん・おばさん」な生徒も居るんですよね〜〜。

正直、「ピヨピヨちゃん」と「おじさん・おばさん」が同じ教室で学ぶ姿は、奇妙。^^;

でも、フニャ高で4年間(または5年間)を過ごして卒業する頃には、「ピヨピヨちゃん」も成長して大人になってるし、「おじさん・おばさん」も元々あった大人っぽさが上手いこと馴染んで ふつうに大人に見えるようになり…。

要は、同い年なのに 見た目10歳以上の年の差があるような子供らが、18歳になった頃には同じ年頃の若い子たちになっているんです。

思春期の不安定さは内面だけじゃなく、外見にも表れているなぁ…とか、思ったものです。

 
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ワルツのレッスン日

サラガヴァトー

ハンガリーの高校には『サラガヴァトー』という、その年度に卒業予定の最上級生の男女が黒燕尾と白ドレスでワルツを踊る学校行事があります。

花も盛りの18歳前後の若者たちが黒燕尾と白ドレスでめかしこむ姿は、ホントに輝くばかりに美しいんですけども、普段はTシャツ・ジーンズ・スニーカー、背中にリュックサックがスタンダードスタイルの現代っ子たちなので、素でワルツなんて、踊れるわけがないのです。

だから、ワルツを踊る練習をします。
新学期が始まる9月から、本番まで。

フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)の場合、サラガヴァトーは11月末か、12月初旬の週末なので、約3ヶ月間のワルツのレッスン♪ 毎週金曜日の夕方16時から。
ちゃんとフニャ高外部のダンスの先生が来てくれて、練習します。

レッスンは9月に入ると即開始のはずなので、今日あたりはもう2回目のワルツの練習をしてるはず〜〜♪♪♪

 

 
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新学年度の2日目

始業式

9月になりました。
ハンガリーでは、新学年度の始まりです。

フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)では、初日は始業式とホームルーム、あとは教科書配りなどだけで、昼前に終了しますが、その翌日、2日目からは授業。
7時半開始の1時間目から、しっかり授業が始まります。

ハンガリーの高校の夏休みは、6月16日から8月31日までで、しっかり2ヶ月半。日本の学校の夏休みよりだいぶ長いです。
夏休みの宿題なんてモノはありません。

長く自由な夏休み明けに、朝7時半から教室に座るのは、かなりツライだろうなぁ…。
(^_^;)

 
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追試

始業式前

 

8月末、フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)では「追試」が行われます。

追試……夏休みの初めに受け取った前学年の後期成績の中に赤点があった生徒が受ける試験。新学年を目の前にして、この追試を受け、もし再び赤点を取ってしまった場合、その生徒は落第、前の学年の時と同じ学年をもう一度繰り返すことになります。

追試者は、年によって多かったり少なかったりするのですが、ま、対象者0人で今年は追試ナシ…って事はなく、毎年誰かしら追試を受けている。

たとえ1科目でも落とせば落第。ずいぶん厳しいと思って、他の先生たちに聞いてみたことがあったんですが、 「1科目でも進級する水準に達しなかったってことだから…仕方ないよね」という見解でした。

そりゃそうか。でも厳しい…(;_;)

稀ではあったけれど 2回落第した生徒も居て、その子、同じ学年を3回繰り返したんだよね〜。4年で卒業するはずの高校生活を、6年間かけて卒業。
でも途中で転向したり、止めたりしなかった。あの子はある意味、根性あった。

苦手科目があって同じ学年を3回繰り返したとはいえ、他の得意科目とかの成績がすごく向上したりとかいうこともなくて、卒業するまで劣等生グループを脱することがなかった。それも不思議といえば不思議だったなぁ…。

 
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