難民受け入れに消極的なばかりか、難民に対して非人道的な対応をとっていると 世界のメディアに叩かれまくりの ハンガリーからコンニチハ。
難民…なのか?(1)
難民…なのか?(2)
難民…なのか?(3)
難民…なのか?(4)
難民…なのか?(5)
難民…なのか?(6)
難民…なのか?(7)
難民…なのか?(8)
難民…なのか?(9)
通常通りに生活中
完全に平常通りでないいくつかのコト
今回考えてみるのは、
「出入国管理局は そんなに甘くないと思うケド!」…です。
その言動から想像するに、「ドイツへ行きさえすれば、あとはラグジュアリーなバラ色の暮らしが待っている♪」と信じているらしい『難民』の妄想力ポジティブ思考に一抹の不安を覚えるワタシ。(←詳しくは過去記事のコチラ)
ところで、かく言うワタシは難民ではないことは間違いない。 長期間ハンガリーに住んでいるけれども、ワタシのベースは日本であって、自分がハンガリーに移民してきた…とはあまり思っていない。 でも、ハンガリーという国から見ると、ワタシも外国から来た外国籍のよそ者としてハンガリーに長期滞在しているので、法的にはワタシも「移民」に含まれておるわけです。
各国には 難民であれば「この者は難民である」と認定してもらわなくっちゃならない出入国管理局というお役所があって、そのまさに同じお役所で このワタシも「この外人、ハンガリー国に××年××月××日まで滞在を許可する」というお墨付きをいただいているんでございますのよ。 つまり「難民」も「難民ではナイ外国人」も、外国人ということで 同じ役所(出入国管理局)の管轄下にあるわけだ。
さて、出入国管理局のお仕事は、「難民の認定」とか「長期滞在者への許可証発行」とか、他にも色々あるんでしょうが、それは要するに「胡乱な異人に自国の国境を越えさせない!」 つまり、「怪しいヤツは入ってこようとした段階で追い返す!」「良からぬ外人が入ってきてしまった場合は、速やかに叩き出す!」…と、それが出入国管理局の存在目的。
ですからね、体験上はっきり言えるケド、ワタシみたいな外人が「滞在許可してください」って申請に行っても、出入国管理局では「それはそれは、遠い国からようこそいらっしゃいました♪」…な~んて優しく歓迎してくれることは、絶対に絶対に絶~対にナイ!!
ワタシなんて、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)というハンガリーの公立高校が「この外人は、ウチで働かせますんで!!」…と言っているわけなので、ワタシには 身元も滞在目的にも怪しいトコロなど何処にもナイ!(モチロン、母国日本で犯罪歴等があるわけでもナイ。)税金だって払ってるんだし!(←給料から差っ引かれるので、ズルのしようがナイ。)
だから「つべこべ言わずに、とっとと許可証を発行しやがれ!!」とか何とか 言いたくなるけど、そんなことは口が裂けても言えません。 だって心象悪くして、イジワルされたら困るから。(^^;
入国管理局の窓口に申請に行って、
「順番が来るまで待て」と番号札を渡されて、3時間待ちは当たり前。椅子に座って待てればラッキー☆
その前段階の番号札をゲットするためだけに、1時間待つことだってある。
ちなみに、番号を呼ばれて 入国管理局のお役人様と直におめもじが叶うのは、ほんの10分かそこらですよ。そして、全員がそうとは言わないけど、役人は感じのイイ人ばかりではない…と、一応言っておく。
それでも不法滞在者の烙印を押され 国外退去の憂き目をみるのがイヤなら、滞在許可証をこの手にするまでは、どんな無理でも我慢の子で やり遂げなくっちゃいけないの!!
滞在許可申請を人任せにすることが出来る人は別として、ワタシと同様、自分で申請に行く人は 皆それぞれに苦労している。 ワタシの経験なんて大したことないんですねぇ…という話だって、いくらでもある!!
だからワタシも一応 出入国管理局がそれほど甘いトコロじゃないと 経験上知っていますので、あれだけの数の『難民』を「あの役所」が大歓迎してくれるとは とてもじゃないけど信じられないの。 でも あの『難民』たちが そういったことを理解しているとは、さらに想像しにくいのです。(-_-;)
今回は、『難民』のことというよりも、自分のことでしたね。(^^;
でも、ワタシも難民ではないにせよ、
外人として異国に暮らす身の上なので、『難民』と似た面もあるですよ。