ブログ引越し一ヶ月

国会議事堂
以前のブログ『ハンガリー試行錯誤』から、このブログ『続・ハンガリー試行錯誤』に引越しして、そろそろ一ヶ月になります。(最初にアップしたのが7月27日のフォトギャラリーで、普通のブログ記事をアップしたのは7月30日でした。)

ブログの引越しで当然ブログのアドレスが変わりましたし、画面のデザインも変わりましたケド、それほど大きく変わった感じがしない…という印象なんじゃないでしょうか~? どうでしょう??? (夏休み中に会った姉が、そんな感じのことを言っていたのデス。)

しかし、実を言うとワタシ自身は今までとかなり勝手が違って、戸惑っているというのが実情です。何だか前と違って、筆が進まないヮ~~…という感じなんです、困った困った。
新ブログに戸惑っているのは、今まで使っていたブログサービスと、今度のものが色々と違うから…というのもありますが、一番違うのは、ブログを引越しさせるにあたって、けっこうワタシなりに「こんなブログにしたい!」というヴィジョンがあったわけ。そのヴィジョンとは、以前のブログでは「コレはあくまでもワタシの個人的な日記ブログだから…」ということを言い訳にして、その都度書きたいことをただ書いていたんですが、新ブログに引越しするのを機に『もう少し読む人の役に立つブログにしたい』…と思ったんデス。『役に立つ』っていうのは、たとえば旅行か何かでハンガリーへ来ることになった人とかが、いまどきなら当然ネットで検索して色々と情報集めをしようとするだろうから、そういった人が求める情報満載のブログにしたい!…とか、そういう感じのことを思ったわけ。
そんなことを考えて、わざわざ新しいブログを立ち上げたりまでしたんですが、『役に立つ記事を書く』とか思うと、とたんに筆が止まってしまうぞ、とほほのほ…。結局は『役に立つ記事』ではなく、苦し紛れに以前と変わらぬ日常のつぶやきのような日記ブログを続けている現状(滝涙)。

実際問題として、新しいブログを立ち上げてしまったわけだし、夏休み中はゾンビになって新ブログを設定するために表には見えない苦労をした、その自分自身の労力が惜しいので、『お役立ち記事満載の素敵ブログ』にする野望は残しつつも、当面は最低でも現状維持を目指してがんばる所存ですので、どうぞヨロシク。(来週から新学期が始まるので、現状維持が出来れば御の字かも…。)

 

最後に新ブログ『続・ハンガリー試行錯誤』のヘッダー写真の解説など♪
ヘッダー写真とは、このブログを開くと最初に目に入ってくる、画面上部にある写真のことデス。今のところ、ヘッダー写真は3種類で、ランダムに写真が入れ替わるようになってます。

『白い花とシャインくん』
白い花のヘッダー
春先にウチの近所を散歩していたとき、ウチから一番近い教会のそばで咲いていた白い花の写真。何ていう名前の花か…とかは知らないので、聞かないでください。

『ゼベゲーニのシャインくん』
ヘッダー ゼベゲーニ
ドナウベンド(ドナウ川をブダペストよりちょっと上流に行ったところにある、ドナウ川が大きく曲がっている地帯の総称)の小さな町(村?)、『ゼベゲーニ』の小高い丘へ登ったときの写真です。

『空から見たブダペスト』
ブダペスト 航空写真
2013年7月1日、日本へ帰省するためにブダペストのリスト・フェレンツ空港を離陸。離陸後ちょっとして飛行機がブダペストの中心部を通過したときに撮った写真です。わりと良く撮れたと思って気に入っている写真なんですが、このブログの顔・シャインくんが写っていないのが玉にキズ…。

ヘッダー写真の種類も、もう少し増やしても良いかな…と思っているんですが、いつになることやら…。

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落第しないでくださいね!

トラちゃん

ワタシが担当しているフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の日本語クラスは、正規の科目ではなく、成績がつかない科目です。科目としては課外授業というか、放課後のクラブ活動のような位置付け。学年度の初め、日本語クラスに履修登録をしたら最後、学年末まで通い続けるのだけは決まりですが、いざ日本語クラスに通うことにしたものの、あっという間に学習意欲を失って、学年末にひらがなの「あ」さえ読めるようにならなかった…としても、その生徒は落第させられることはありません。フニャ高の日本語クラスがゆ~るゆるな所以は、その辺のところにあるのかも。

でも、正規の科目の場合はそんな具合にはいきません。

ハンガリーの学校の成績表は、日本の五段階評価と同じで、「5」が一番良くて、「1」がダメ。そして、「1」をとった生徒は落第です。
例えば、10年生のA君が6月の学年末の段階でいずれかの正規科目で「1」を貰ってしまったとします。その生徒A君は9月に新学期が始まる前の8月末に追試を受けなくてはなりません。そして、その追試で最低でも「2」をとることが出来なかったら、
「A君、キミは落第。もう一回10年生~!!」
…となるわけ。
たとえ他の科目がすべて「5」だったとしても!です。(ま、ほぼ全科目「5」をとれる生徒が、何か1つだけ不得意で「1」ってことは、実際にはあまりないと思う。普通で「5」をとれる生徒は不得意科目でも「3」くらいはとれるモンですよねぇ?)

さて、A君が追試の日に来なかったり(その場合は自動的に「1」で落第)、追試を受けてもまた「1」だった場合、フニャ高の中で落第して一学年下のクラスに編入する場合と、他の学校へ転校する場合とがあります。(転校しても10年生からやり直しなのは同じなんだけど、転校先はだいたいフニャ高よりもレベルが低い学校なので、授業についていくのは楽になるハズ…という考え方。)

日本の学校の場合の及第・落第ラインが、実際にどのくらい厳しいものなのか知りませんケド、ワタシの経験上では日本の学校は入試を通過してしまえば、あとは出席さえしていれば落第はしない…というふうに思っていたので、フニャ高で2回落第して10年生を3回やっている生徒がいるのには驚きました。

ハンガリーの学校では、このように落第することはそれほど珍しいことではないようで、小学校でも落第があるらしいです。
だから…というか何というか、新学期が始まってみると、11年生になっているはずの子が10年生のクラスに混ざっていたり、「そういえばあの子、見かけないな~」と思って聞いてみると、落第して転校していた…ということがあるので、9月はちょっとドラマチック…かもしれません。

ワタシの日本語クラス自体は及第・落第に関係ないんですが、日本語クラスの生徒が正規科目で落第して、他の学校へ転校していた…という事は過去にありまして、今年の追試の日(27日だった)に追試を受ける生徒の中に日本語クラスの生徒の顔を見つけた時には焦ったヮ。その生徒の場合、カリキュラムの関係上、フニャ高内で落第することは出来ないために、落第したら自動的に転校しなくちゃならなくなり、そうするとワタシはあてにしていた生徒を失うわけで、成績つかないユル科目の教師でも、全く無関係じゃないんですよ、落第は!! そんなわけで、ワタシにとってもちょっとハラハラだった追試でしたが、ワタシの生徒は無事に追試をクリアしたようです。良かった良かった♡

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知らなかった、飛行機の窓が…

成田

もうハンガリーに着いて10日以上も過ぎたし、仕事も始まっているというのに、まだ半月近く前の成田空港でのハナシをしようという今日のワタシ。何か、スミマセン。

今月15日、成田空港で無事に出国手続きも通過して、空港の長い通路を延々と移動して、途中で『パンダ飛行機』を目撃したりしながら、やっと目指す出発ゲートに着いたとき、ワタシが乗り込むルフトハンザLH711便はすでにゲートで待機中でありました。(↑)

機体にコンテナみたいなものがくっついているのは、「ワタシがさっきカウンターで預けてきた荷物」だとか、「ワタシがこれから飲み食いする食糧」だとかを積み込んでいるところなんだろうな~、ありがたいこっちゃ…などと、感謝のココロに溢れているようで、実はそうとう自己中心的な想像にふけっておりましたらば、飛行機正面の操縦席部分の窓に動きが……

操縦席の窓の一つが内側にスライドして開いたんです!! (↓)
成田2

そして中から人が出てきて、操縦席の窓を拭き拭き… (↓)
成田 操縦席窓

いやぁ~、知らなかった。飛行機の操縦席の窓が開くなんて! そして、あんなふうに車のフロントガラスを拭くみたいに、飛行機の窓を拭き拭きできるなんて!!!

飛行機だって雨の中を飛ぶことがあるんだし、そうすれば窓も汚れるだろうから、お掃除しなくちゃならないだろうってことは想像できなくもなかったけれど、今まで飛行機の窓があんなふうに開いて、ああいうふうに掃除しているなんて考えたことも無かったですよ。それじゃどうやって掃除してると思っていたのかと言われても困るけどサ~。ま、とにかく、こういうふうになっているとは意外だったです。(面白いモノ見た~♡)

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ヘルマン・ホフマンと一緒にエコノミークラス症候群対策する。

ヘルマン・ホフマン
『ヘルマン・ホフマン』と勝手に命名された、ルフトハンザのCGキャラクター (↑)

何回もルフトハンザの安全CGアニメを見せられているうちに、最初は「不気味」だと思っていたCGキャラを、今ではそれなりに気に入ってきて名前までつけてみたりしているワタシです。見慣れてくると、それほど怖くないョ、ヘルマン!!

長距離フライトの成田~フランクフルト間は2階建ての大きな飛行機で、エコノミークラスでも各シートに個別のモニターがついています。(ちなみに、フランクフルト~ブダペスト間は2時間以下の短距離フライトで、飛行機は小さく、個別モニターもありません。) 基本的には寝つきが良くて、何処でも眠れるのがとりえのワタシなんですが、飛行機ではグッスリ眠るということができません。それに本もあまり読む気になれない。だから、長時間に及ぶフライトの間、個別モニターで好きに映画などを観るのがフライト中の楽しみだったりします。過去にはフライト中に、計4本の映画を観たという自己記録もあり。(ただし、4本のうちの1本はボーッとしていて何を観たのか全然思い出せないんですが。)

そんなわけで、フライト中の時間のつぶし方は『映画鑑賞』が基本のワタシですが、時々、観たいと思うような映画(ドラマ等も含む)に恵まれないフライトがあるんですよね~。今月の成田~フランクフルト間のフライトもそれで、残念ながら観たいものが乏しかった…。
だから、退屈しのぎに個別モニターをいじくりまわして何か面白いものが無いかと探していたら、見つけちゃったのよ。安全対策用CGアニメとは別のヘルマン・ホフマン主演のショートアニメを!!

ヘルマン・ホフマンが主演しているくらいなので やはりルフトハンザのオリジナルCGアニメなんですが、飛行機の中にふさわしく、『エコノミークラス症候群にならないための、狭い座席に座ったままで簡単に出来るエクササイズ』のアニメ。記憶が定かではないんですが、『スカイビクス』とか、そんな感じの名前だったと思います。

ヘルマン・ホフマン2
ヘルマンと一緒に『ホラー映画向けな少女』もエクササイズ (↑)

ワタシもヘルマンと一緒にやってみましたよ、エクササイズを…。(退屈だったし…)

座ったまま踵を上げ下げしたり、背中を伸ばしたり、首を左右にねじったり…といった感じで、エコノミークラスのミニマムな座席でもお隣のかたに迷惑をかけずに出来るよう、上手いコト考案されたエクササイズでしたョ!! さすがに航空会社が考えただけのことはあるかも♪ 

見渡してみた感じでは、ワタシ以外にヘルマンと体操をしている乗客は見当たりませんでしたが、ルフトハンザの『スカイビクス(?)』、イイと思います。ルフトハンザに乗るかたには是非オススメです~♪

一緒に体操しているうちに、アナタもヘルマンを好きになってくるかもしれない…♪
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ルフトハンザで会いましょう。

飛行機 成田

ワタシの旅のお伴は、言わずと知れた『可愛いクマのシャインくん』(↑)で、夏休みの帰省で片道24時間(以上)かかる長距離移動の間、基本的にワタシはシャインくん以外の同行者はいない一人旅なのであります。年に一度の帰省のため日本-ブダペスト間を往復で6回、七年目シーズンに備えてブダペストへ来たところなので、日本とブダペストをこれまで6回半行ったり来たりしました。(直行便が無いため日本への直行便がある空港を経由する必要あり)

どこぞの旅行会社か航空会社に勤めているような身内もいないので、帰省の時にはどこの飛行機に乗っても良いんですが、今回の帰省の往復を含めて3回続けてルフトハンザで往復したワタシ。エコノミークラスを年に一回の往復で利用するだけではルフトハンザにとってワタシはお得意様とは言えないでしょうけど、ワタシのほうはある意味でルフトハンザに慣れてきたというか、親しんできたというか…なのです。

ルフトハンザの何に慣れてきたのかというと、飛行機に乗ると不測の事態に備えて見せられる『安全上の注意』(客室乗務員の実演だったり、最近はスクリーンに映し出される場合も多い)に、慣れてきたの。あれって、ちゃんと見ていなくても怒られるわけでもないんですケド、ワタシはわりとマジメに見るほうです。いや、他にすることも無いしね、見ておいて損はないから…。

で、ワタシが三往復したルフトハンザの場合、安全上の注意の時、CGアニメーションが流れるわけなんですが、当然といえば当然だけど、流れるのは同じCGアニメで、登場人物、内容すべて同じなわけ。こんな感じです(↓)
ルフトハンザCG

このCGキャラ(↑)、お堅い職業のビジネスマン風なんですが、顔色が悪くて妙に無表情で、動きもちょっとギクシャクしている感じなのね。不測の事態が起こった時(または不測の事態じゃない時でも)、彼は無事に生き延びられるのだろうか!?…と思わせるような…。
そして一緒に登場する少女がまた何というか、「この子にキャスティングするのは絶対にホラー映画だな…」という感じで(↓)…ちょっと怖いの(>o<)
ルフトハンザCG2
この明るさ皆無の病弱そうな感じがホラー映画にふさわしい。

ルフトハンザに乗って初めてこのCGアニメを観た時、「このキャラクターたちのヒトの心に不安な胸騒ぎをおこさせる感じって、『安全上の注意』として意図的なものなんだろうか…」…などと勘ぐった事も思ったんですが、何だかワタシ、三往復して何回もこのキャラと再会しているうちに、彼らを見慣れてきたみたい。
今月のフライトでは、「あ、またあのアニメが始まった♪♪♪」とかいう感じ。勝手に『ヘルマン・ホフマン』とか命名してみたりして♪(←ルフトハンザなので、ドイツっぽい名前にしてみた。深い意味はありません。)

フライトの回数を重ねるうちに、怖いと思っていたモノが懐かしい人に再会したかのような気分になってくるとは…。人間、繰り返せば何にでも『慣れる』ものなのね。 昔、NHKで『どーもくん』が登場した当初は「何じゃコレは…」と思ったけれど、見慣れてくるうちに「カワイイ♡」と思うようになったことを思い出します。
この症状がさらに進むと、いずれワタシはヘルマン・ホフマンに会いたいがために、ルフトハンザを選ぶまでになるんでしょうかね???

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