プルクルト(pörkölt)…も、シチュー?


 

プルクルト

お料理に詳しいわけでもないくせに、ハンガリー料理の「フーゼレーク(főzelék)」について解説してみたついでに。
「プルクルト (pörkölt)」についても、ちょっと語ってみたいと思う。(^_^;;

ハンガリー料理にそれなりに親しみのある人なら、「プルクルト(pörkölt)」のことはご存知のことと思います。 (フーゼレークは知らなくても、プルクルトは知ってるだろうな…と思う。)

プルクルトは、お肉とパプリカを良く煮込んだモノで、見た目の色合いがグヤーシュ(gulyás)に似ています。 でも、グヤーシュには、ニンジンやジャガイモなど、他の具が色々と入っていて、プルクルトよりも もっとスープらしい。
一方、プルクルトには、肉以外の具はあまり入っていなくて(プルクルトにも野菜が入っているけれど、煮込む過程で姿が見えなくなってしまう)、グヤーシュよりも煮詰められて濃厚な感じです。

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の給食で、この「プルクルト (pörkölt)」がどのように出てくるのかというと、上の写真(↑)のように 茹でたパスタにかけて…パスタのソースのように使われていたり、

または コチラの写真(↓)のように、
フーゼレークをよそったお皿に、フレーバーとしてふりかけるように(?)出てきたりします。
白インゲンのフーゼレークとプルクルト
(白っぽい部分は「白インゲンのフーゼレーク」、茶色い部分が「プルクルト」)

ところで、近場のハンガリー人で英語の出来る人に聞くと、「フーゼレーク」のことも、「プルクルト」のことも、両方とも「シチュー」って言うの。

ちょっと混乱して、
「じゃ、フーゼレークとプルクルトの違いは!?」と追求したら、

ちょっと考え込んだあと、
フーゼレークは野菜の煮込みで、プルクルトは肉の煮込みだ。」
…という答えが帰ってきました。

つまり、そういう違いらしいです。(^_^)

 

お肉大好きなハンガリー人たちが愛着を感じているのは、
やはりプルクルトの方なんだろうな…と思ってみたり。
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ワタシはフーゼレーク、好きですけどね。
ワタシはハンガリー人じゃないからね。