ハンガリー語の『パラディチョム(paradicsom)』という単語には、日本語では『トマト』を意味すると同時に、『楽園(パラダイス)』の意味もあります。 『トマト』と『パラダイス』は、ハンガリー語では両方とも同じ発音、スペリングも同じで『パラディチョム(paradicsom)』。 (前回の記事参照)
これは「トマト」と「パラダイス」では意味する対象がかけ離れていたので、最初はワタシ、
「何か似てるケド、全然別の単語なんだろうなぁ~」…と、思っていたのでした。 …そしたら『同じ』だった(^^ゞ
一方、別の単語なのにもかかわらず 発音が似ている(ように聞こえる)為に、同じかと思っていたら別の言葉だった…というモノもあり…(^^ゞ
例えば、ブダペストの街中を走っている路面電車。 このブログでは『路面電車』とか『トラム』とか書いているんですが、ハンガリー語では『ヴィッラモシュ(villamos)』って言います。
『ヴィッラモシュ(villamos)(路面電車)』とワタシが同じだと勘違いしていたのが『ヴィルモシュ(Vilmos)』(^^ゞ
『ヴィルモシュ(Vilmos)』は男性の名前の一つ。
英語名の『ウィリアム(William)』がハンガリー語になると『ヴィルモシュ(Vilmos)』になるの。 だから、英国王室のウィリアム王子(Prince William)のことを、ハンガリーでは『ヴィルモシュ ヘルツェグ(Vilmos herceg)』って言うのよ。 いや、マジで!! (ヘルツェグ(herceg)というのが プリンス(prince)に相当するハンガリー語)
文字にしてあればスペリングも違うし、良く聞けば発音だって違う『ヴィッラモシュ(villamos)』と『ヴィルモシュ(Vilmos)』。
でも似てるでしょ? 『ヴィッラモシュ』『ヴィルモシュ』と書けばけっこう見た目にも違うかもしれないけれど、耳で聞く場合は促音はそれほどはっきりしなくて『ヴィラモシュ』『ヴィルモシュ』くらいの違いですよ。
日本人なら9割以上の確率で間違えると思うヮ、ワタシ。 (9割っていうのはあくまでも適当だけど?)
コレ(↑)は、特別運行していたところをキャッチした
現役引退したタイプの昔のヴィッラモシュ(路面電車)です(^_^)
昔は一両編成でトコトコ走っていたのね~?
現役ヴィッラモシュにも 新しいのや、ちょっと古そうなの、
いくつかのタイプが走っています。
ヴィッラモシュに共通しているのは車体が黄色いことデス。
ちなみに、ブダペストの公共交通機関では、バスの色は青!