去る者、来る者、戻る者。(その2・来る者)


国会議事堂

前回の記事に続いて。

昨年9月から新しく来て、いつの間にか辞めてしまっていたO先生。 O先生の辞め方は、異例中の異例といっても良いもので、O先生がフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)に来なくなってから 次の先生が来るまでの間に ちょっと時間が空いてしまいました。

でも、そういうのは はっきり言って 学校としては望ましくない。

先生はそれぞれ担当する授業時間を持っているので、先生がいなくなっちゃったら すぐにその授業はどうするの?って話になってくる。 教室には勉強しなくちゃならない生徒が溢れているというのに…。
(先生が休んだりして授業がなくなると 生徒たちは素直に喜ぶけど、本当は授業を受ける機会が減ることで 勉強すべきことをしないままになる可能性もあるし、後で詰め込むことになるなど、自分自身にしわ寄せが来る…ということは、学生時代には なかなか分からないモノ(^^ゞ……)

O先生の場合は例外として、今までフニャ高で学年途中で先生が辞めていった時は 「今月末まで」とか、「2週間後の金曜日まで」というような感じだった。 そうすると、「翌月1日から」または「その週明けの月曜日から」新しい先生が来るわけ。 つまり授業時間にブランクはない。先生が変われば多少のゴタつきはあるだろうけど…。

そんなにすぐに新しい先生が見つかるものなのか?」…と思うんだケド、O先生みたいに いつ辞めたのか分からないような場合でなければ、ブランクを置くことなく 新しい先生がちゃんと来るの。
日本の公立学校みたいに、先生の採用は都道府県単位で 欠員がでたときには 上の方から代用教員がすぐに派遣される仕組み…というわけではないみたいなのョ。 だってフニャ高って 転勤がないじゃない? 教員の採用は各学校単位で行われているはず。 それでも辞めていった先生の『後がま』がすぐに見つかる

聞いたところによると、ハンガリーには職にあぶれた教員が大勢いるのだという。 だから学校側は買い手市場。 誰かが辞めても、すぐに後がまが見つかる…らしい。 教員の給料は とっても低いので、教員希望者が余るほど存在するなんて、個人的にはそのほうが不思議だと思うんだけど~(^^ゞ

 

2週間かそこらしか時間がない時でも
ちゃんと後がまがみつかるなんて、スゴイ早業じゃない~!?
banner(6)
まるで ハンガリーじゃないみたいだ…な~んてっ(^^ゞ
教員人材バンクみたいなモノがあるのかしらね???

 

 


去る者、来る者、戻る者。(その1・去る者)


学校

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)はハンガリーの公立の高校です。

日本の公立高校の先生たちって転勤がありましたよね?
毎年4月には先生たちの移動があって、朝礼で新任の先生の紹介があったりした。

一方、フニャ高の先生には転勤がありません。(フニャ高の先生に転勤がないってことは、ハンガリーの公立学校はどこでも同様に転勤がないと考えて良いと思う。近年ハンガリーでは学校のシステムの大変革を断行しているので、この先どうなるかは分からないけど。) だから、フニャ高には『勤続20年以上!!』…みたいな先生が何人もいたりする。

フニャ高勤務10年以上の先生は かなり多いんじゃないかな? そういうワタシ自身が 何だかんだでいつの間にかフニャ高勤務6年を過ぎて、今が7年目だからね~(^^ゞ ワタシが来た時に 既にいた人は、少なくとも7年以上勤務している人たちなわけだ。

学校は9月から翌年6月までの1学年ごとのサイクルで動いているので、教員の勤務契約も1学年ごとが基本。 だから9月から新たに採用された先生は、翌年の6月の学年終了まではフニャ高に勤めることになる。 学年途中で先生が入れ替わるのは、何かと授業にも支障がありますもんね~。

でも実際には、学年の途中でフニャ高を去っていく先生が 毎年何人かは出てくるもんです。
今学年度になってからも、すでに一人の先生がフニャ高を去っていかれました。 9月にフニャ高へ来たばかりだった人。 仮の名を「O先生」としておきましょうか。

基本的に 先生が学年途中で辞めるのは異例のことなので、辞める事情はともあれ ちょっと遠くへ行くことになったので物理的にフニャ高に通うのは無理だから…ということが多い気がします。 辞めていくまでの期間が かなり急な場合もあるけれど、今までのケースではそれでも少なくとも『2週間後の金曜日まで』とか、そんな感じで、その先生が辞めるって事が 前もって周知のことになっていたわけ。

でも、O先生の場合は、いつの間にか居なくなっていた(・o・;;)…としか言いようがない。

冬休みが明けてからはもう O先生の代わりの先生が来ているので、今はモチロンO先生が辞めたことは周知の事実になっているけれど、O先生がいつ辞めたのかは、たぶん誰も知らないの(^^ゞ 冬休み前にはもう居なくなっていたけれど、いつから居なかったのかよく分からない。 ひょっとすると11月後半頃からすでに姿を見かけなくなっていたのかも???

O先生の席はワタシの席の右側 二人置いて三人目だったので、席は比較的 近かった。 でも、ワタシと違ってハンガリー語が不自由なわけでもないのに、O先生が誰かと雑談しているようなところを見た覚えがないのね~。 もちろん誰とも口をきかなかったわけはないだろうけど、O先生の向かい側の席の先生が「あの人、全然しゃべらないし…(-_-)」って言っていたのを聞いたので、ほとんど職場での会話がなかったんじゃないでしょうか?

そんな感じだったので、ハンガリー語力が不自由なワタシがO先生との会話がそれほどなかったのは当然といえば当然。 それでも、何回かは話したことがあって。

ある時、O先生に
「どうしてハンガリーに来たの?」
って聞かれたので、
「う~ん、特別に『来なくちゃならないような理由』があったわけじゃなくって~。 初めてフニャ高へ来たときは、その前にハンガリーに来たこともなかったし~。 家族や友達がいたわけでもなくって、知ってる人も居なかった。 しかもハンガリー語も全然知らなかったんだよね(^^ゞ」
…と事実をありのままに答えたらば、O先生はものすご~くビックリして、まるで化け物を見るような目でワタシを見ていたのが忘れられない。(ワタシのこの身の上話は、なぜかたいていの人に驚かれるんだが、O先生のは『人間じゃないモノ』を見ているかのような驚き方だった。)

誰も事情を知らないみたいなので想像するしかありませんが、O先生の場合は 半ば通勤拒否状態になって そのまま辞めることになったのかな…と思う。

今になって思えば、あの人、フニャ高に全然馴染んでいなかったよなぁ~。 イメージとしては、「怯えているネズミ」のような感じだったな。 怯える子ネズミちゃんには…フニャ高で先生するのは ただ辛くキツイだけの苦行だったでしょうね(^^ゞ  合わない場所に来てしまって気の毒だった。

O先生、今はフニャ高から解放されて元気にしているかな?

 

長くなりましたので、
今回は記事タイトルの「去る者」の部分だけ。
人気ブログランキング バナー ローズヒップ
次回、「来る者」の話題へ進む予定です。
んでは、また明日~(^_^)/~

 

 


今年のブショー祭りは2月27日から


ブショー祭りの広告

パンを買った紙袋に広告が。(↑)

今年の『ブショー祭り』(Busójárás ブショーヤーラーシュ)は2月27日から 3月4日までだそうです。

『ブショー祭り』はハンガリー南部にあるモハーチという町のお祭り。 世界無形文化遺産に指定されている。 日本のなまはげみたいなお面をかぶった人たちが、大きな音をたてながら練り歩く。(家を廻って 子どもを脅したりはしないらしい

…な~んて、実はワタシはブショー祭りに行ったコトがないのダ。 行ってみたいとは思っているんだけどね~。 だからホントはブショー祭りのことも良く知らない。 ま、テレビでは見たことある…くらい。
興味はあるけれど、お祭りを一人で見に行くのは億劫で…(^^ゞ (車がないから ブダペストから日帰りはちょっとキツそうな場所だし。)

『ブショー祭り』についての詳しい説明はウィキペディアのコチラを見てね。↓
(ウィキペディア)ブショーヤーラーシュ (日本語)
(↑リンク先には写真(ハンガリー版ナマハゲ)も載ってるョ!)

モハーチの『ブショー祭り公式HP』(ハンガリー語)はコチラ。↓
A Mohácsi Busójárás hivatalos oldala, BUSÓJÁRÁS 2014.
このページ(↑)、ちょっと覗いてみたらハンガリー語オンリーみたいョ? 世界遺産のくせにぃ…(^^ゞ

 

あぁ、何か最近 全っ然 旅行してないなぁ(^^ゞ
人気ブログランキング バナー グヤーシュ
何だか どこかへ行きたい気がしてきたぞ。
今年のブショーヤーラーシュには…たぶん行けないと思うけど。

 

 


カモノハシのミルク?


マダールテイ

ハンガリーのスーパーには『マダールテイ(madártej)』なるモノが売っている。
売り場はだいたい コーヒー牛乳とかがある…牛乳飲料の売っている場所ですね。

ハンガリー語で『マダール(madár)』というのは『鳥』のことで、『テイ(tej)』は『ミルク』。 だから『マダールテイ(madártej)』って、つまり『鳥ミルク』!?

おいおい、それはおかしいでしょ。 鳥は哺乳類じゃないもん。ミルク出ないじゃん(^^ゞ
哺乳類なのにカモみたいなクチバシがあるカモノハシのミルクか!?…そう思ったんですが。

かなり前から気にはなっていたんですが、最近やっと、思い切って買って飲んでみましたよ。 やっぱりブログに書く前には やっぱり飲んでおいたほうがイイかと思って。

『マダールテイ(madártej)』ってね、なんだか モノスゴク甘いお砂糖入り牛乳(カスタード・バニラフレーバー付き)…って感じの飲み物でした。 色はクリーム色。薄い黄色のパステルカラー。 タマゴ入りなのかな? だから『鳥ミルク』???

まぁ飲めないシロモノではなかった。 ワタシは『鳥ミルク』より『ココア牛乳』のほうが好きだと思ったケド。…だから、再びワタシが『鳥ミルク』を買うことはないだろうな…と。

 

ハンガリーのスーパーで売っている牛乳飲料は、
コーヒー牛乳よりも ココア牛乳が多い気がします。
人気ブログランキング バナー コーヒー
キャラメル牛乳というのも最近見かけるんだけど、
キャラメル牛乳…も、そうとう甘そうだなぁっ(^^ゞ


『夜景問題』ひとまず解決(^_^)v


2月8日 シャインくん

ワタシのカメラは良いカメラ♪ 20倍ズームで夜景に強い!!
薄暗い場所で撮ってもこの通り(↑)、シャイン君の可愛いお顔がくっきりキレイに写るんであります。 明るい場所で撮ったのと遜色ない写り具合(…と思うのはワタシだけ?)。

 

8月からワタシの愛機になった、
コンパクトカメラのくせに『強力20倍ズーム』のスバラシイ子はコレ↓

ソニー Cyber-shot DSC-WX300(T) ブラウン

でも、このカメラで普通に撮ると 夜景の写真がこうなる。(↓)
2月8日 ドナウ川 未調整
暗いトコロ、ライトアップされた明るいトコロとのコントラストが夜景写真の醍醐味だと思うのに、全体的に赤々と明るい写真になってしまう。 (>_<)
それが不満でした(-“-) (その件についてボヤいた過去記事はコチラ

で、何とかならないかと(ちょっとだけそれなりに)模索していて、ある日 偶然 明るさ調節できるボタンを発見した。(≧∇≦) (その件について書いてある過去記事はコチラ

それで、昨日の記事でアップした2月8日の夕方、ペトゥーフィ橋から撮ったドナウ川の夜景の写真では、明るさ調節ボタンを押し押しして、あまり明るすぎないように画面を調節してみました。
ね? 違うでしょ??(↓)
2月8日 ドナウ川 調整後

とりあえず、明るさ調節のやり方がわかったので、これからは夜景の写真が撮れるな。 でも、近頃は日がのびて 日暮れ時間が遅くなってきたので、意外と夜景の写真なんて撮りに行けないかもしれないんだケド(^^ゞ

 

「夜景問題」が解決したので、今はこの子に文句なし!!

ちょっとボディが大きめだけどね。(←その前のカメラと比較して。)
でも大きいのはズーム性能の良さを考えると仕方がないかな…と思っている。

 

新愛機にはWi-fi機能もあるらしいんですが、使ったコトがないのよね~。
地味にSDカードを抜き差ししてPCにデータを移してる。
banner(5)
機械のハイテク化についていけなくなりつつあるのか、ワタシ!?
…と、一抹の不安…(^^ゞ