「赦された」暴飲暴食デー


 

クリマ

『潔斎』(←法会・写経・神事などの前に、酒肉の飲食その他の行為を慎み、沐浴などして心身を清めること)って、やったことあります???

宗教的なコトとは関係なく「○○断ち」みたいなのだったら、もう少し身近かなぁ? たとえば「お砂糖断ち」とか??

ワタシは特にやったことがナイです。 写経とか座禅とか、興味あるんだけどやったことナイので、そもそも『潔斎』とかをしなくてはならない状況に追い込まれたことがありません。(^^ゞ
ダイエットしたくて「甘いもの断ち」…みたいな経験はあるけど、期間を決めてとか、そういうふうにキチンとやったことは あまりナイなぁ…。 甘いものを我慢しても、いつのまにか止めている…いつもいつも……。(^^ゞ

話は変わって、
キリスト教で クリスマスに並ぶ重要な祭日が『イースター(復活祭)』です。

今年のイースター(←移動祭日なので 毎年日にちが違う)は、4月初頭の4月5日(日)・6日(月)。 イースターの時にハンガリーでは よくハム(肉)を食べてお祝いします。

そう、『イースター(復活祭)』には「肉を食べる」んです。

その『イースター(復活祭)』を迎える前、キリスト教信者の間では「肉を食べない」などの『潔斎』をする期間があります。 まぁ、だいたい40日間くらいの間らしいですが。

さらに話は変わって、
前回の記事でチラッとご紹介した『食いしん坊の木曜日』こと、トルコシュ・チュトゥルトゥク(torkos csütörtök)

トルコシュ・チュトゥルトゥク(torkos csütörtök)では、特別 肉も酒も禁じられることはなく、思うがままに暴飲暴食につとめても良い。むしろ「そうすべきである」と考えられているらしい

コブタ

なぜならば、トルコシュ・チュトゥルトゥク(torkos csütörtök)は潔斎の期間に入る前に「赦された」暴飲暴食の機会だから。(^^ゞ

要は、山での修行期間に入る直前のお坊さんが ふもとの村で思う存分に名残りの酒をかっ喰らうような…??? (←あくまでも想像)

 

ところでイースター前の『潔斎』ですけど、
ワタシの周りには まともにやっている人はほとんどいません。
(まったくいないわけじゃない。そういう人も存在する。たまには!)
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「潔斎しないくせに、その前の暴飲暴食だけは しっかりやるのか」
…などと、イジワルなことを言ってはいけない。
なぜならワタシも同じだから…。(^^ゞ

 

 


それは、そこに果物があるから…


 

サワーチェリーのスープ
(↑)サワーチェリーのスープは濃いピンク色

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の給食に、週に1回、少なくとも2週に1回は出てくるのが、具に何らかの果物を使って 砂糖で甘く味付けをした、ハンガリー名物の「フルーツスープ」

サワーチェリー
(↑)サワーチェリーが入っている。

フルーツスープを「甘酸っぱい」と表現しているのも見かけるけど、酸っぱさは 具に使われたフルーツの酸味で、味付けは砂糖である…とワタシは解釈しています。(←自分で作る気が100%ナイので、材料もホントはよく知らないけど。)

トロピカルフルーツのスープ
(↑)こちらはトロピカルフルーツのスープ

この「甘いフルーツスープ」、誤解のないように念を押しておきますけど、あくまでも「スープ」です。 「甘い飲み物」ではナイ! そして「デザート」でもナイ!! ましてや「お菓子」の類でも全然ナイ!!!
メインディッシュの前の 前菜(スープ)としていただく、れっきとした「スープ」なんです。

世界は広いので ワタシが知らない外国料理も数多いとはいえ、「甘いスープ」を食べるのはハンガリーだけ。

ワタシが知っている限り、日本人以外の非ハンガリー人でも、
「ウチにも甘いスープあるぜぃ~(^_^)v」…と言うヒトに 会ったコトがナイ。
むしろ、「甘いスープにビックリした。」…と言っているヒトは居たが。(←アレはロシア人だったか、ドイツ人だったか記憶は定かではナイ…。)

これをハンガリー人に言うと、一様に
「えぇ~、そうなの!?」…と、『甘いスープがナイなんて信じられな~い』というような反応が返ってくる。

ある人(←フルーツスープ好きで「フルーツスープは甘ければ甘いほど良い」という超ハンガリー人)などは、
「色々な果物がいっぱいあるのに、(目の前にあるその果物を)どうしてスープにしないんだ!?」
…と、不思議そうでした。

そう言われてみると確かにねぇ~。
どうして「ミカンの味噌汁」とか、作ろうと思うヒトが日本にいなかったのかしら?
確かに不思議だわ!?

でも、「ミカンの味噌汁」なんて食べたくない。それだけは言える。(^^ゞ

 

果物の味噌汁がないのは「気持ち悪いから」だと思います!!
…という 我がココロの声。
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しかし、カレーにリンゴを入れる人もいるし、
意外な組み合わせが意外に美味しいことがあるからねぇ…。
あ、でもワタシはカレーに入ったリンゴは好きじゃないケドね~~!!

 

 


スーパーで見つけたニッポン:わさびキャヴィア


 

スーパーで見つけたニッポン、その高級食材編。(^ ^)

キャヴィアです!! わさびキャヴィア』だって!
なんか怪しいケド、キャヴィアなんですから、明らかに高級食材〜♪


…しかし、何なのでしょう この緑色…。(-“-)
いわゆるキャヴィア(←黒色)を超えるインパクト!?
ワサビの色だということでしょうか…。(^^ゞ

あまり美味しそうに見えない…と思うのは ワタシだけ???

 

こういうモノも売ってました。(↓)

『Samurai Sushi(サムライ 寿司)』という名前のお米。

寿司用の米なんだから、一応ハンガリーでは 高級食材の範疇に入れても良いかな?…と。(^^ゞ

しかし、お寿司を作る時の米に『サムライ』…。
日本では、お米のブランド名は「なんとか小町」とか「なんとか錦」とかいう名前が人気だけどね???

…感覚の違い。(^^ゞ

 

 

わさびキャヴィア、サムライ米、
両方とも買ってみたことはないです。
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緑色のキャヴィア…意外と美味しいかもしれないけど、
どうせ大枚はたくなら、ワタシは赤くてツヤツヤのイクラの方がイイな!!
(イクラも売っている時があるんですョ。ワタシは買わないけど。)

 

 


感覚の違い


 

フニャ高玄関

同じ人間同士、どんな人でも泣きもすれば笑いもする、だから日本人だろうと外国人だろうと、感覚的に分かり合える部分があるはず!…と考えています。基本的には。
(たとえ日本人同士だって、理解できない相手もいるしさぁ。)

でも、異国暮らしをしていると、「こういう感覚はよく分からん(-“-)」…と感じるときがあるのね。

例えば、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)のエントランスには マーチャーシュ王(←15世紀頃のハンガリーの有名な王様)の胸像が飾られています。(↑)

この感覚はワタシにも分からぬことはナイ。
公共の建物の敷地内なら、銅像・彫刻のたぐいが飾られているのも分かるのよ。

そういえば、昔々に自分が通っていた小学校の校庭にも「たべいしかぞう先生の胸像」があったものだし…。

しかし、ウチの近所のごくごく普通の一戸建て住宅の庭に
こんなの(↓)があったりする。

(お城のような豪邸というわけではナイ。庭は広めだけど、すごく普通の家。)
一般住宅の彫刻

こんな大きい男性裸像、わざわざ自分の庭に飾りたいと思うようなモノなのだろうか…??? (^^ゞ

この感覚は、ちょっとワタシとは違うゾ…と、思う。

塀越しに「ヤホ~!!」(↓)
彫刻

 

たべいしかぞう先生胸像、
(漢字を間違えると厄介なので、ひらがなで書く。(^^ゞ)
今も我が母校にあるのだろうか…???
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母校にゆかりのある偉人であることは確かだけど、
どんな人だったかとか、特に習った覚えもなかったりする…(^^ゞ

 

 


ハンガリー女子と浴衣


 

しっとり美女

浴衣の着付けは、オシャレに関心の高いハンガリー女子には人気ありあり♪

ハンガリー人って、全体的にあまり背が高くない人が多いんです。

ワタシの場合、身長165センチくらいなので 日本(女性)としてはそれなりに長身なほうだと思います。  日本に帰ると、「わぁ~、皆、小っちゃくてカワイイなぁ!!」とか思うけど、ハンガリーでは 自分がだいたい平均的なくらいか…と感じます。 でも、明らかにワタシよりも小さい人も大勢いる!!(女性・男性ともに)

だから、国民の平均身長を比べれば、日本人よりもハンガリー人のほうが背が高いだろうとは思います。 でも、実際には平均よりも小さい人が大勢いるわけなので、ヨーロッパの中では ハンガリー人って低身長な国民だと言えるのではないでしょうか…???

ところが、それほど身長が高くないハンガリー人女性たちに浴衣を着付けすると、「おはしょり」が出来ないんです。 無理におはしょりをすれば、明らかなツンツルテンになってしまう。

背は高くないのに…… 不思議でしょ?

子ども浴衣
(↑ この二人は子どもが大人の浴衣を着ているのでおはしょりできますがね。)

その理由は「体型」。

ハンガリー女子は身長が低くても、日本人女子に比べると、肩や胸の厚みがある(胸が大きい)のね~。 それに、腰(お尻)もグンと張っている。
だから、ゆかたを着ると全体的にこう…生地が上に持ち上がってしまって、足元に裾がのこらない…ので、おはしょりをする布地の余裕がないんです。

胸がデカくて尻もデカイ!!! それでいて、ウエストはキュゥゥゥゥ~~ッと細かったりするんだ。
洋服の場合なら羨ましい体型なわけだけど 浴衣を着せるには不向きな体型と言わざるを得ない。(^^ゞ

 

体型は着物に向かないかもしれないけど、
皆さん、けっこうお似合いになるんですよね~♪
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この記事に載せた写真の女性(大人のほう)なんて、
ちょっと「しっとりした感じの美人」で 浴衣姿がすごく似合ってましたよ。(^_^)