お別れの時

花

明日は成田空港近くのホテルにお泊りして、明後日15日の夜にはハンガリーに到着予定のワタシ。おそらく次のブログの更新は、ブダペストに到着以降になるでしょう。
新しく引っ越したこのブログでは、メール更新する方法がまだ分からないので、もしかすると道中は昔の『ハンガリー試行錯誤』のほうを更新するかもしれません。空港でのwi-fiの繋がり具合次第ですけどね~。

一か月半以上ある夏休み、そのうちの一か月半の日本への帰省。これを「短い」とか言ったらバチが当たると思うけれども、今年もあっという間でした~。もう終わりだなんて、さみしい、哀しい~~~(;_;)
出国前にはワタシが大変に苦手とする、荷物のパッキングもしなくてはならないので、もうこのところ1週間くらいは少々気分がブルーのワタシです。
やっぱり何だかんだ言っても日本は、そして実家は居心地が良いです。こんなに良いトコロは無い!とか思っちゃうくらいに!! そんなワタシを迎える父母のほうは、上げ膳据え膳でのらくら休みを満喫しながら1か月半も帰ってくるムスメなので、そろそろ「もうハンガリーへ帰れ!」…って感じか!?

ハンガリーへ着いたら また間もなく仕事が始まるわけですが、今回、新学年を前に例年にはなかった不安があったりします。

この新学期、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)では例年よりも多く新しい職員が入ることが予定されています。それはつまり、この6月で例年よりも多くの職員(リタイア世代の人たち)が辞めていったから。その辺の理由をココで詳述するのは避けますが、フニャ高内部で抗争とかがあったわけではなく、ハンガリーの国の方針によるものです。

今はワタシも下手なりにハンガリー語を話したり聞いたりできるようになりましたが、最初、フニャ高へ行った時にはハンガリー語の知識はゼロ。その後、夜間の語学学校へかようなどして少しずつ覚えるようにしてきたけれども、ハンガリー語を話せるようになるまでにはか~な~り~ぃ時間がかかったのよ、謙遜は一切抜きで! いっぽうフニャ高はハンガリーの普通の公立高校なので、ハンガリー語100%の世界。その中で、一人きりハンガリー語が出来ないワタシが混ざっているのは…、ま、楽ではなかったデス。

新学年開始を前にワタシが心配しているのは、6月末で引退することになった職員(先生の他、学校のスタッフを含む)の中には、ワタシがフニャ高で過ごした6年間、ハンガリー語がろくに話せない頃から、色々と話しかけたりして仲良くしてくれていた人が多いからなんです。あの人たちがいてくれたから、言葉の通じない異人種たちのなかに混ざって、一人やってくることが出来たんだと思います。
だから、
あの人たちがいなくなったフニャ高で、やっていけるのかな!?…と少々不安な、出国前のナーバスなワタシ…なんですよね~。
まぁ何とかなるだろけど、今までも何とかなったから、何となく……たぶん……

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ハンガリー建国記念日、国のお誕生日ケーキ

2012年誕生日ケーキ

ハンガリーの人たちは甘いものが大好き!…というわけで(?)、ハンガリーの建国記念日(8月20日)には『今年の国のケーキ』なるもの(コンテストにより選ばれたケーキ)がお披露目されます。

上の写真は昨年、2012年のハンガリー国のお誕生日ケーキがケーキ屋さんで売られているところ。応募されたケーキの中から、毎年建国記念日に栄えあるハンガリー国お誕生日ケーキに選ばれたケーキのレシピは公表され、その後、一般の菓子店などもそのレシピに従って『ハンガリー国のお誕生日ケーキ』を作って売ってイイらしいです♪ でも、同じレシピを元に作っているはずなのに、お店によってだいぶ味が違うモノになるんだとか…。不思議だねぇ。

今年のお誕生日ケーキも、数日前に発表されたみたい。
コチラ↓のリンク先に写真が載っていましたョ♪
Hír24   “Idén ez lesz az ország tortája”
昨今のヘルシーブームを反映してか、国のお誕生日ケーキコンテストには『お砂糖抜き部門』が昨年から増設されたらしく、リンク先の上の方の写真は『お砂糖抜き部門』の優勝作らしいデス。下の方の写真のチョコレートのかかったケーキが今年の『ハンガリー国のお誕生日ケーキ』か……ワタシもそのうちに試してみなくてはなりますまい♪♪♪

ワタシが知る限りの歴代の『ハンガリー国のお誕生日ケーキ』は、
2012年↑、上の写真にあるリンゴとマーク(黒いケシの実)のケーキ

2011年↓
2011年ハンガリーお誕生日ケーキ
アプリコットで有名な、ケチケメートのアプリコットのケーキ

2010年↓
2010年ハンガリー誕生日ケーキ
まるごとのプルーン団子が入っているケーキ…でした。

ワタシは2010年のプルーン団子のケーキが好き♡
これらのケーキ、受賞年を過ぎても売っているケーキ屋さんがチラホラあるみたいですので、もし見かけたら、過去の受賞作も含めて試してみてはいかがでしょうか~~♪♪

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2010年『Mesterségek ünnepe』の戦利品

2010年8月20日 工芸祭り サンダル

前回は8月20日の建国記念日に毎年恒例で行われている『Mesterségek ünnepe(ハンガリー最大の手工芸品フェスティバル♪)』の紹介をしました。…が、実を言うとワタシがMesterségek ünnepeに行ったのは昨年でも一昨年でもなく、その前の2010年でした(^_^;;
だから、前回の記事でアップした写真は2010年に撮った写真ということになります。もう3年前になるのか。早いなぁ…。 何だか情報が古くてスミマセンね。

で、今回はワタシの3年前のMesterségek ünnepeでの戦利品をご紹介♪

一つは上にある本日の写真一枚目↑
革細工屋さんで買ったサンダルです。値段、いくらだったか、思い出せない…。7000フォリントくらいだったような気がしますが、全然違うかも。
実を言うと、ほとんど履いてないんだ、コレ。これを買った次の年の夏、ものすごく履きやすいサンダルを買ったもんで、夏はそればっかり履いているの…(^^;;;  でも、こうやって写真で見ると、このサンダルもけっこうカワイイ♡ もったいないから来週ハンガリーに戻ったらこのサンダルも履こうっと♪

そしてもう一つの戦利品が、この布製バッグ↓
2010年8月20日 工芸祭り バッグ
この布バッグはね~、革でもないのに10,000フォリントくらい(今のレートで4500円位かな?)したんだ~。布製バッグのくせに、けっこうしっかりしたお値段だったので、買うかどうかものすご~く迷ったんだけど買っちゃった。でも、結果的には買って悔いなし! この3年、ほとんど毎日のようにこのバッグを持って歩いていて、しかもいまだに綻びも無しの丈夫さデス。布製だから、時々洗濯もしているんですが、それにも関わらず、デスョ♪
ワタシの場合、重い本や A4サイズの書類なども持ち歩くことが多いので、小さくて可愛いバッグじゃダメなんですよ。このバッグはA4のファイルでも入るところがワタシ好み♡

このバッグを売っていた人は、ブダペスト外のどこかの地方から年に一回だけMesterségek ünnepeに来るんだと言っていて、ふだんはコレ、ブダペストでは買えないと言われたんですよね~。ブダペストの何処かのお店で買えるなら、懐と気持ちに余裕があるときに改めてお店に買いに行こうかと思ったんですケド。 でも、結果としては、その場で即決して買って良かったです。ホント d(^.^)b

ワタシの個人的見解から言うと、Mesterségek ünnepe では、それほどお値段安いわけではなけれど、よく吟味して気に入ったモノを買ったら、結果としては損はしないんじゃないかな~と思いマス♪ それに、買い物しなくても見て回るだけでも楽しいですョ!

…と言いながら、ワタシも3年前に一度行ったきりだけど。翌日から仕事が始まると思うと、建国記念日はウチでダラダラして体力温存していたくなっちゃうんだよナ~。

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8月20日、建国記念日のイベント

2010年8月20日 建国記念日

8月20日はハンガリーの建国記念日(聖イシュトヴァーンの日)です。

建国記念日には毎年色々な行事が行われます。たぶん行事の中でも有名なのは、建国記念日の夜にあるドナウ川の花火。今年も8月20日の夜9時から、恒例の花火がドナウ川で予定されています。20日にブダペストにご滞在の方は是非♪

建国記念日恒例のイベントの一つで、今回ご紹介するのは、『ブダ王宮』で開催される『Mesterségek ünnepe(メシュテーシェーゲク ウンネペ)』です。

『Mesterségek ünnepe』というのは、日本語にすると『工芸祭り』とかいった感じになるでしょうかね~。『ブダ王宮』に大勢の手工芸作家や販売業者が集まり、上の一枚目の写真↑ の手前に写っているようなテントの出店を出す、たぶんハンガリー最大の手工芸品祭りです。ハンガリー国外から参加している手工芸作家さんもいます。出店が出ているのは前庭だけとかではなく、『ブダ王宮』の敷地のありとあらゆるところがイベント会場になっている感じなので、見て回るだけでも運動になると思います。

集まっているのは業者さんだけでなく手工芸作家さん自身も来ているので、作っている作業を見れたりもします♪
こんな感じで↓
2010年8月20日工芸祭り(レース)

鍛冶屋さんとかも↓
2010年8月20日工芸祭り (鍛冶屋)

お客さんにも体験でやらせてくれるトコロ(機織りとか)もありましたョ♪♪♪

それから、こういう人たち↓ にも会えるかも♪
2010年8月20日 工芸祭り 

2010年8月20日 工芸祭り

このような感じで、ただ見に行くだけでも楽しい催しですが、『Mesterségek ünnepe』では多種多様な手工芸品を買うコトもできます。(…というか、それがイベント本来の目的か?)

2010年8月20日工芸祭り 人形
カワイイお人形みたいな小さいモノ↑

2010年8月20日工芸祭り フェルト帽
フェルトの帽子↑ などの、フェルト製品。

2010年8月20日工芸祭り 椅子
キレイな彩色を施した木工製品↑、 革製品とか 民族楽器などのブースもあったなぁ…。
出店のお食事処もあるし、仮設ステージではダンスや音楽も楽しめます。『ブダ王宮』の敷地内が丸ごとイベント会場!
さらに夜には、王宮からドナウ川の花火見物↓もイイと思います♪ (混んでるケド)
2010年8月20日工芸祭り 花火

今年(2013年)の『Mesterségek ünnepe』は、
 ・8月17日(土)~8月20日(火・建国記念日)の4日間
 ・時間は、午前10時~午後11時まで。
  (8月20日のみ、午前10時から午後9時まで)
 ・入場料 大人2,000フォリント
  詳しくは http://mestersegekunnepe.hu/
(8月20日のオープン時間が夜9時までで、花火の開始時間と一緒なのね。
 今年は王宮からは花火が見られないんでしょうかね~~???)

8月20日にブダペスト滞在中で、手工芸が好きな人にはお勧めのイベントです♪
今年がダメでも、たぶん来年もやってますョ!

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建国記念日、それは夏休みの終わりを意味するのだ。

2010年8月20日 くさり橋
(ちょっと昔の写真↑ 2010年8月20日のくさり橋。 建国記念日で歩行者天国になっていた。)

ハンガリーの祝日には、建国記念日のようなハンガリーの国の記念日の祝日と、クリスマスのようなキリスト教由来の祝日とがあります。
もうすぐハンガリーの建国記念日です。

ハンガリーの建国記念日は8月20日。建国記念日の別名は、『聖イシュトヴァーンの日(Szent István ünnepe)』といいます。『聖イシュトヴァーン』とは、ハンガリーの初代国王で西暦1000年12月25日(1001年1月1日という説もあり)にエステルゴムで戴冠し、ハンガリー王国が建国されました。

…と、ここまではマジメなハンガリーについてのトリビアでした。
そして、以下に続くのはワタシのぼやきデス~ (^^;;

ワタシ、建国記念日の8月20日には、いつも何というかなぁ~~淋し~いぃような、物哀し~いぃような気分になってしまうんです。その理由はハッキリしていて、建国記念日が夏休みの終わりでもあるから (T_T)
8月20日は祝日なので、その日までは休みなんですよね。そして例年21日か、遅くても23日には学年度開始の職員会議があって、9月1日の新学期開始を前に、今学年の勤務が始まるんです。これを悲しまずにいられましょうか!?

ここ数年間のワタシの8月は、20日を過ぎるともう仕事が始まるため、遅くとも8月18日までにはハンガリーへ行くのが恒例デス。20日の建国記念日は 国中でお祭りやっててスーパーなどの食料品店もお休み。それゆえ食品などの買い出しは19日のうちに済ませておくのが必須! そうすると、19日、または20日にハンガリーへ戻るのは色々と不都合が多いんですよ。その頃は、日本のお盆とも重なるので道路も空港も混んでるんですけどね~。暑い最中なのにね~~。 でも選択の余地がないのだ。

…というわけで、今年は8月15日にフランクフルト経由でブダペストへ行く予定です。

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