学年末の掟

 

「魔女の宅急便」鑑賞中

今、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)は…というより、ハンガリーの学校は全国的に学年末であ~る!

フニャ高の場合、授業は今週金曜日で終了。 来週月曜日からは 高校卒業試験の面接試験が始まるので 学校へ来るのは卒業生たちだけになります。

学年末なので、ワタシの授業では今 アニメを観ています。

もちろん日本のアニメですョ。 そこのところは外していない。(^^ゞ

フニャ高日本語クラスで 生徒たちがまず初めに鑑賞することになっているアニメは『となりのトトロ』です。 そして その後も、ほぼジブリのアニメが順々に上映されることになる。

生徒たちは日本アニメのファンが多いので、すでにどこかで観たコトがある場合もあるけれど、そういう生徒から苦情がでたことはありません。 みんな喜んで観ています。

真面目な日本語の先生の中には、生徒が喜ぶからといって 安易にアニメや映像を見せることに難色を示す方々がいます。  アニメ鑑賞は普通に授業をする時よりも だいぶ準備も楽だから、「手抜きだ!」と言われたら、ちょっと否定しづらいしね。
それに、アニメを見せるのに対して否定的でなくても、授業カリキュラムがキッチリ決まっていて アニメなんか観ている余裕がない場合もあるでしょうね、たぶん。

でもフニャ高の日本語クラスでは 学年末はアニメ鑑賞です! もうコレは決まりです!!(←ワタシが決めた。)

教室

今のフニャ高生徒って、1990年代末期の生まれなのね。
そうすると、『となりのトトロ』が日本で公開(1988年)されてから10年以上後に生まれた子供たちなんですよ。
自分が生まれるよりも前に作られた映画って、そりゃもう立派な「オールドムービー」でない!?

しかし、『トトロ』といえば 日本では今も人気の国民的キャラクター。  だから「日本語を勉強したい」とか、「いつかは日本へ行ってみたい」とか言っている我が生徒たちなら、トトロくらいは知っておいたほうがイイんじゃない~!?」…と、思う。個人的に。

ま、ワタシが見せなくても 自分でチェックしている子はチェックしているんだけど、やっぱ生徒たちは若いので 知らない子は知らないんですよね。

だから学年末はアニメです。授業の準備が楽でイイです。(←堂々!!)
ありがとう、日本の名作アニメ! ありがとう、ジブリ!!

 

ちなみに
フニャ高の日本語は成績がつかないクラブ活動みたいなものなので、
授業時間にワタシが生徒にアニメをみせていたとしても、特にお咎めはないです。
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それに学年末は暑くなるし、皆たるんでくるので
正規科目の先生たちも 結構映画見せてたりするのよね~。(^^ゞ