恒例行事が中止になった

 

掲示板
フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の生徒向け掲示板。(↑)

この左下隅にしばらく前から貼り出されていたのが、『ウィーンのクリスマスマーケットツアーの参加者募集ポスター』でした。
(↓字が細かいので読めないと思うケド)
ツアー参加募集!

このウィーン・クリスマスマーケットツアーは、フニャ高でバス1台貸切り、日帰り行ってくる、今の時期(だいたい11月最後の金曜日辺り)の恒例行事です。

フニャ高でこの手のバスツアーは他にもありますが、どのツアーも基本的に希望者だけが参加します。 (日本の高校の修学旅行みたいに、ほぼ全員が強制的に参加しなくちゃならないような旅行ってナイんですよね~。)

だからこのバスツアーは、フニャ高の学校全体の行事というわけではないんですが、
今年は中止になりました。(←予定通りに行なわれていれば、今日がそのツアーの日だったの。)

中止の理由は 勘のイイ人にはもう分かったかもしれませんが、ウィーンもテロのターゲットとされる可能性が高いと言われているからです。

ブダペストからウィーンまでは、車(高速道路利用)で片道3~4時間くらいで行くコトができます。 だから今年行けなかったからと言って、一生行けなくなったわけではないでしょう…とは思うが、友達同士で嬉しそうに申し込みをしていた生徒などを見ていただけに、残念だよねぇ…と思う。

テレビのニュースによると、ウィーンの市庁舎前のクリスマスマーケットは、テロの脅威の影響で 今年は大きく客足が遠のいているとのこと。

何だかなぁ…。
今どきの子供らが生きている世界って、ワタシが子供だった頃よりも、複雑で分かりにくくて、先の見通しがきかなくて、そして何よりも身近なところに危険がいっぱいの不安を抱えて生きなくちゃならなくなっている気がする…。

 

ワタシは昭和の子なので、「核戦争の恐怖」…とか、
深刻な不安がないわけではありませんでしたけどね。
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しかし、最近起こっている無差別テロの恐怖と核戦争の恐怖とでは、
恐怖の身近さの度合いが だいぶ違うと思う。(-“-)

「キレイですね」と言われたかったが…

掲示板

先週は 毎朝7時半にはキモノ姿で出勤していたワタクシ。

その前の週、あるクラスの授業で『褒める練習』をしていたんですよね。
家族の写真を見ながら、「カッコいいですね~!」とか、「カワイイですね~!」「お若いですね~!」「キレイですね~!」とか、写真に写っている相手の家族を褒めるわけ。

「オマエ、授業で そんな練習をしているのか!?(-“-)」と、思われるかもしれませんが、「ハイ、していたんです。(^^;;)」

そして、生徒に命令しておいた。
「来週はワタシ、キモノですから、廊下で会ったら ちゃんと褒めてくださいね!!」

ワタシが褒められたいのではない、実践での練習、コレは生徒たちのためなのです!!(^^ゞ
…と言って、一体何人の人が信じるだろうか。ワタシ自身も信じない。

その結果。
「カワイイですね。」と、上手に(適切に)褒めてくれた生徒がいましたが、どうしてもなかなか褒め言葉が出てこない生徒もいた。

彼が必死に「う~ん、う~ん…」と思い悩んだ結果、発したセリフは
「カッコいいですね。」
「スゴイですね。」
「エライですね。」
……褒めてくれてはいたのだが、キモノ姿の時に 誰かから言ってもらいたいセリフとは ちょっと違うような…???(^^;;;

ワタシは、
「almakkiiさん、おキレイですね~♡」と言われて、ちょいとイイ気分に浸りたかったんですが…。(-“-)

 

実際にキレイではなかったので
そういう褒め言葉が貰えなかったという可能性もあるが…。(-“-)
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でも、ハンガリー人にだって社交辞令ってモンがあるでしょう。
将来、日本人のお嬢さんを口説くことができるようになるには、
もうちょっと頑張ってもらわなくっちゃねぇ~。(^^ゞ

腹をつつかれた(>_<)

 

民族衣装
8月のブダ王宮フォークアートフェスティバルで見た「超毛皮な衣装のオジサマ」(↑)

先週は訳あって、毎日キモノ姿で出勤。疲れました。(o´Д`)=з
ワタシにとってキモノは日常着ではないので、着るだけで時間がかかるし、着ていることが楽ではナイ。 キモノ姿で 朝7時半に出勤するツラさ……察してクダサイ。(^^ゞ

ワタシが時々キモノを着るため、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の同僚は それなりにキモノを見慣れているはずですが、見慣れていても内心、色々と疑問に思っていることがあるようです。

例えば、何人かに言われたコトがあるのが、
「背中にくっついている ソレは枕?」とか…。

『枕』呼ばわりされているのは、『お太鼓に締めている帯のこと』デス。(^^ゞ

「誰が背中に枕を背負って歩き回りますか!?」っての!( ̄□ ̄#)

 

先週のある日、キモノ姿の時に同僚と会話中、ワタシ、いきなり腹を突付かれました。(>_<)
何かと思ったら、帯の中(内側)に何か堅いものが入っているのかどうかが気になったらしい…。
入っていますとも。「帯板」というモノがね!!

ハンガリー人って 誰かがキレイな格好をしていたりすると、けっこうストレートに褒める人が多いんです。 だからワタシもキモノ姿の時には皆が褒めてくれてイイ気分でもあるんですが、いきなり腹を突付かれたり、お袖を掴まれたりするのは あまりありがたくナイ…。(-“-)

 

ま、ワタシも上の写真のような人がいたら、
写真撮ったり、チャンスがあれば触りもするかも。
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「仮装」している者の宿命なのか。
いや、ワタシのキモノは仮装なんかじゃ…(^^ゞ

 

 

イジメか シゴキか…これも仕事…(^^ゞ

 

フニャ高

今週のフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)はオープンスクールウィーク。 そのためワタシは 仕事がとっても忙しい。(-“-)

それに加えて、週末も土曜日は仕事です。 この夏(7月初頭に)行ってきたアルザスでの研修で学んできたことを、ハンガリーの日本語の先生たちに発表するんです。(←アルザス研修は研修費がタダ! ただし、研修内容を自国の日本語教師にシェアしなくてはならないという事後義務があるのデス。)

土曜日の発表が終わったら、少しはホッとできると思うんだけど…。

しかし、次の週末も学校行事があって休めないし、その次の週(平日だけど)にはスゴイ仕事が待っている。

そのスゴイ仕事とは、「テスト監督」です。

テストの監督だから、ワタシ自身がテストを受けるわけではない。 書類に試験を受ける生徒の名前や、自分の名前、それと時間を記入するくらいで、あとはテストを受けている生徒たちと一緒に部屋の中にいればイイだけ。 「ちゃんと部屋にいれば、何をしていてもイイ」と、言われています。

だから、そんなに大変じゃないんだけどねぇ~
でも、大変なの。

だって、時間が14時開始で、終了は19時だっていうのよ!! マジ!?
試験時間 5時間だって!!!

5時間 ホントに頑張る生徒は居ないからダイジョブだ!!」…と言われたけど、そんなの分かんないじゃん。ホントに5時間頑張る子が居たら、ワタシはその間 トイレにも行けないわけ?

そんなのってヒドイ…。(>_<)

他の人が監督するテストは せいぜい3時間くらいなのに、いや、3時間だって充分長いのに、何故5時間…。 何なんだコレは、ワタシへのイジメか、それともシゴキか…と、ちょっと思う。(^^ゞ

 

ちなみに5時間テストの科目は「数学」だそうだ。
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ワタシが数学に5時間も取り組んだりしたら ホントに死ぬかも…(^^ゞ

 

10年B組、T.ヴィヴィエンのお母様へ

 

10月29日黄葉

ワタシはフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の職員室で、外線電話を受けるのが大嫌い。別に内線なら好きだというわけではナイが…。(前回の記事参照

秋休み明け早々の月曜日、お昼過ぎ頃の授業時間帯中、フニャ高の職員室にいたワタシ。 授業中なので、職員室にいたのはワタシの他は二人だけ。

職員室の電話が鳴った。

あとの二人は自分の席で座って仕事中だった一方、ワタシは電話のすぐ目の前で掲示物を読んでいたんですよ。 だからその時の立ち位置から考えて、ワタシが電話を受けるのが一番自然。 なので、イヤだけどワタシが電話に出たんです。

しかし運悪く、それは外線電話だった。(>_<)

それは10年B組の担任のK先生あての電話で、K先生は職員室には居なかったため、ちょっと待ってもらって時間表を確認。
「Kは今 授業中です。」とワタシ。
さらに続けて「あと5分ほどで授業が終わりますんで、10分後くらいに電話をかけなおしていただけませんか?」と、言いたかったが、ハンガリー語での受け答えゆえ、不覚にもワタシは遅れをとった。(>_<)

先方「あ、それでは言伝をお願いいたします。ワタクシ、10年B組のT・ヴィヴィエンの母ですが、娘は明日は登校するとK先生にお伝えください。あ、ウチの娘、今日はお腹の具合が悪くて学校をお休みさせていただいているんですけれども、お医者にかかりまして、もうだいぶ良くなりましたので、明日は登校いたします。と、K先生に。」

…とかナントカ、全部はよく聞き取れなかったんだけれども、だいたいこんなようなコトを言っていたんだろう…と思う。

しかし念のため、確認はしておかなくてはなるまいて。(-“-)
「ヴィヴィエンは~、明日~、学校に来る!……でしゅかぁ?」と、ワタシ。

日本語で書いてもあの時のニュアンスは完全には伝わらないであろう。
しかし、このひと言(言い回しとか発音とか色々)で、電話を受けたのが まっとうなハンガリーを話せる普通の先生ではないのは明らかになった。 たぶん先方(←10年B組 T・ヴィヴィエンの母)が内心「大丈夫かいな、コイツ?」…と気づいた時。

たぶんあと二言、三言言葉を交わしたであろうか…。ワタシが言ったのは「分っかりました。 オッケー!」…とか、ビジネスハンガリー語レベルとしては不合格だったと思うけども、先方が了解してくれれば それでイイ。 そしてようやく電話を切るコトができて、ドッと疲れが…。(^^ゞ

後ろで聞き耳を立てていたらしい同僚二人に、たどたどしいながらも必死の受け答えが愛らしかった(←オモロかったの同義語)と褒められ『そうやって聞いてるくらいなら、途中で電話を変わってくれれば良いのに!(-“-)』…と、思わないでもなかったのだった。

何はともあれ10年B組 T・ヴィヴィエンのお母様、
その後の休み時間にK先生に伝言、伝えておきましたので!!v(^_^)v ご安心を。

 

実を言うと、伝言する時には間違えてT・ユリアンナって言ってたワタシ。
K先生、「T・ユリアンナなんてウチにはいないけど?」と。
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ものすごく焦ったけど、K先生のほうが
「Tはヴィヴィアンて子がいる。でもヴィヴィアンは今日休んでるけど。」
「そう、それ! その子だ!!!!!」…と。(^^ゞ
伝言するのも そう単純ではなかったのダ…。(>_<)