お祭り流行りの九月(その理由を3つ考えてみた)


ネムゼティ・ヴァーグタ 表彰式

9月・・・それはハンガリーでお祭りが大流行するとき・・・。

「お祭りが大流行」ってのも変な言い方ですが、9月にお祭りなどのイベントが多いのは確か。 毎週末(場合によっては週日中でも)、あちらこちらで大小様々な催し物がが開催されていました。 大きいイベントとしては、ブダ王宮の「ワインフェスティバル」とか、英雄広場の『ネムゼティ・ヴァーグタ』など。 昨日の記事で紹介したワタシの地元の祭り、一応ブダペストの市内の『Kertvárosi vigasságok』もあったし、ハンガリー中のいたるところで9月から10月にかけて、数えたらきりがないほど祭りが行われているんですね~(^_^)v

9月は学年初めの時期でもあって、仕事のほうも色々と忙しい時です。 だから、どこかで『なんとかフェスティバル』があると知っていても、なかなか見に行く時間が取れなかったりするんですよね。 時間があったとしても、同日に複数のイベントが重なっているので全部を網羅するのは不可能・・・。 どうせなら日にちが重ならないように、出来るならこんなに同時期に集中しないで開催してくれれば良いのにぃ・・・と、思わないでもありません。

例えば本日の画像(↑)は、今年の『ネムゼティ・ヴァーグタ』(ブダペストの観光名所『英雄広場』で開催される大きなイベント)のフィナーレ、ヴァーグタの表彰式のテレビ中継画面を撮影したもの。 テレビ中継を見た・・・つまりその時(9月22日の午後6時頃)ワタシは自宅にいたわけで、ヴァーグタのあった週末はワタシは他の用事があって英雄広場へは足を運べなかったんでした。 (無理すればちょっとくらいなら行けないことはなかったけれど、見に行っていたりしたら、逆に表彰式をこんなベストアングルで見ることなんて出来なかったと思う。その場にいても人波にのまれて今何をしているのかも分からない(>_<)・・・とか。)

『ネムゼティ・ヴァーグタ』を見に行けなかった悔しさを胸に、ただでさえ忙しい9月(から10月にかけて)、どうして各地でお祭りやイベントを集中して行うのか、その理由を(勝手に)考えてみました。

 

それが伝統だから

9月から10月というと、時季的に秋ですので伝統的に『収穫祭』が行なわれていた時期なんだと思います。 ハンガリーはワインの産地でもあるせいか、収穫祭というと「ブドウが実った嬉しいな(^o^)/♪」・・・のお祭りである所が多いらしい。(これが日本だとやっぱ米か?) ドイツではオクトーバー・フェストとかいうビール祭りがあるらしいけど、そういうのもやはり収穫祭の一つの形なんじゃないかなぁ?
とにかくこの時期には、あちらこちらで『おらが村のお祭り(収穫祭)』があるのが伝統だったのではないか・・・と思う。

 

空にお日さまがあるから

 ヨーロッパでは、4月から10月までの間は夏時間です。 ヨーロッパは全体的にもともと緯度が高いため、日本よりも夏と冬との日照時間の差が大きいの。(夏は明るい時間が長~く、冬は逆に暗い時間が長~~い) 夏の間は夜、暗くなってくる時間が遅くて、午後の時間が長~~いんですよ。  10月になった今では、ブダペストでは淋しくなるほど暗くなるのが早くなったなぁ・・・と感じますが、それでもまだ冬に較べればねぇ? ・・・と、そういうわけで、9月ならまだ日も長いので野外で祭りを催すには最適!ということなのではないかと思います。

 

これから暗く暗く暗く・・・なるから・・・ (;_;)

ブダペストの冬は暗いです。 もちろん日が短いってこともあるんだけど、昼間でもなんだか薄暗いような空模様の日が多くて、寒さ以上に暗さが身に堪えます・・・。 これはワタシが日本で空っ風が吹きすさぶ「冬は寒くも基本的に晴れ!」の上州で生まれ育ったせいで特に強く感じるのかもしれませんが、やはり冬の寒さと暗さがイヤなのは地元の人たちだって同じだと思うのよ。

だから暗い季節が来る前の明るくて寒くないこの時期のうちに、
「同じ日にたとえ隣の村でも祭りをやってようが、そんな事には構うことなくウチでも祭りをやろうぜ! だってブドウが獲れたんだし、外で思いっきり飲んで踊っていられるのも今のうちだからな~♪」
・・・という理由で、たとえ新年度で忙しかろうと、他とスケジュールがバッティングしようと、9月はお祭りの季節♪なんじゃないかと思います。

 

今回の記事の中に出てきた『ネムゼティ・ヴァーグタ』
banner(6)
何のことやら分からないかたが多いことと思いますので、
次回は『ネムゼティ・ヴァーグタ』について。
お楽しみに~~\(≧∇≦)/