修学旅行ではありません。


ブダ王宮夕景

前回は、イタリア土産にもらったチョコレート(略してイタチョコ?)の話題でした。 ソレは9月末から10月にかけての約一週間、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)から生徒教員合わせて数十名でイタリア(主に北部地方を中心に)へ行って来た時のお土産。

ハンガリーは海の無い国で周りじゅうの隣国とは地つづきであるコト、またEU加盟国同士の協定でパスポートのチェック(出入国手続き)なしで行き来ができる国が多いコトなどもあって、国外へ出るとなったら必ず飛行機か船に乗らねばならず、出入国検査も通過しなくてはならない日本に比べると、『国外へ出る』ということはそれほど難しいことではありません。 フニャ高の旅行でも、交通手段はバス(貸切の観光バス)だしね。 イギリスへ行くのもバスだもんね。(^^ゞ

余談になりますが、イギリスはさすがに遠いので飛行機で行ったほうが簡単なんじゃないかと思うんですが、飛行機は高いからバスで行くんですよ。 フニャ高では毎年恒例でドイツの姉妹校との行き来があるんですが、ドイツの姉妹校ご一行様は飛行機で来るんだけど、フニャ高のほうはバスで。 「ドイツはさすがにお金持ちだなぁ」・・・と思う(^^ゞ こっちはビンボーだけど・・・(T_T)

話は元にもどり、バスで、しかもパスポートのチェックもなしで外国へ行くコトができる、日本に比べると外国への敷居が信じられないほど低いハンガリーですが、フニャ高の外国バス旅行は全員参加の行事ではありません。 オスタイ・キランドゥラーシュとは違って、複数のクラスと学年から希望者を募り、観光バス一台を仕立てて行く、そういう旅行です。 学年・クラスに関係なく行きたい生徒が行く・・・というか、現実的にいうと、「金がある生徒だけが行くコトができる」んです。 要は親に泊りがけの外国旅行へ送り出すだけの財力がある生徒が行く旅行なので、いずれか特定の1クラスだけではバス1台借りられるほどの人数は集まらないんでしょうね。 中には毎年ドイツの姉妹校へ行くツアーに名前が入っていて、しかもその他の外国旅行の時にも名を連ねている生徒も居て、そういう生徒はきっと親が裕福なんだわ・・・とか思う。

今は日本の学校も色々と変化したと聞くのでどうなっているか分かりませんが、ワタシが子供のころは、よほどの理由がない限りクラスの旅行や修学旅行に参加しない子なんて居なかったので、『お金を払える生徒だけが行く方式』のフニャ高の外国旅行には、最初はけっこう驚いてしまったんでした(・o・; 今は慣れたのでもう驚かないケド(^^ゞ

 

 

外国への敷居が低くても、お金がなければ国境は越えられない。
だから「国外へ出たことは一度もない」という生徒も居ます。
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今日は10月23日『ハンガリー動乱』の記念日の祝日です。
その時代は今と違ってハンガリー国内でも一般人は立ち入り禁止の区域が
あちこちにあったらしいですが・・・。