助走ナシ、長い道のり。

 

フニャ高職員室のツリー

冬休み明けのフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)。
朝7時半開始の一時間目から、通常通りの始動。

フニャ高は前期・後期制です。
今年の冬休み明け最初の日は1月3日(火)ですが、「冬休み明け = 新学期」ではありませんので、始業式はおろか、朝礼みたいなものさえありません。

助走もナシで、いきなり朝7時半から授業開始です。
…キツイ。(´;ω;`)
(↑ハンガリー人の多くは、大晦日の夜から元旦の明け方にかけて 夜通しでどんちゃん騒ぎをして 盛んに飲み食いしていた人が多いはずなので、余計に。(^^;;)

さて、
冬休み明け早々からナンですけど、次にくる長期休暇は春休みデス。

ハンガリーの高校の春休みはイースター(←移動祭日)休暇を兼ねているので、毎年違う日になります。
今年の春休みは、イースターの4月16日・17日をはさんだ 4月13日から18日までの6日間。(←春休みは意外と短いのだ。T^T)

今年はイースターが遅めなせいで春休みが来るのが遅い。
つまり、冬休み明けの今日から 次の春休みまで3か月半、まとまった休みなしで乗り切らなくてはなりません。(←その間にある祝日は、3月15日(水)の革命記念日の祝日のみ!)
フニャ高の1年の中で、一番 長くて、暗くて、寒くて、くたびれる時期と言ってもイイ。

春は遠い!! (´;ω;`)

 

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イブのメインは魚のフライ

クリスマスツリー

さて、それほど厳格なきまりではないけれど、
「クリスマスには肉食を避ける」のがハンガリー風。

だから、『ハラースレー(←魚のスープ)』をいただいた後の、メインディッシュも魚料理が望ましい。

…というわけで、メインディッシュは『魚(鯉やナマズなど)のフライ』(↓)
魚のフライ
付け合わせは『ジャガイモ』で。v(⌒∇⌒)v
ジャガイモの味付けは、マヨネーズ味と、マリネ―の二種。

仕上げのデザートには『マーク(黒いケシの実)のスポンジケーキ』(↓)
マーク入りケーキ
コレ(↑)は特別クリスマスらしいお菓子ではないけれど、黒いケシの実入りなところがハンガリーらしい。(^^)

『ハラースレー』『魚のフライ』『デザート』で、
以上、伝統的なハンガリー風クリスマス・イブのディナーでした♪

12月24日の午後、近所に住んでいる同僚のお宅へお邪魔してご馳走になってきました~♡
(*´∀`*)
「料理するのは好きでない!!<(`^´)>」…と公言しているワタシが、ハラースレーやら魚のフライやらを調理するわけがナイのだ。(^^;

一枚目の写真(↑)のツリーの飾りつけもしたんだョ~♪

食後のひと時。(↓)
ムキとシャインくん

ハンガリーのクリスマスは 家族で一緒に過ごす祭日なので、「ひとりぼっち」はとても哀しいことらしい。でも「家族の祭日」なので、基本的に身内だけで過ごすもの。だからワタシみたいな余所者を クリスマス・イブに呼んでくれるのは、とてもありがたいことなのです。

ワタシって同僚に恵まれてる~‼
いいでしょぉ~~♡(*^-^*)♡

 

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『ハラースレー』はクリスマスのスープ

 

ハラースレー

ハンガリーの人たちはお肉が大好き!!
だからハンガリー人にとって「御馳走」といえば肉料理ですわ。普通はね。

しかし、クリスマスの時にはハンガリーの伝統で「肉を食べない」ことになっているらしいんですね。

「肉を食べない」ことになっているけれど、クリスマスは祝い事なのでご馳走を食べる。…というわけで、普段は魚を食べないハンガリー人でも魚料理を食べる。
それがクリスマスです。

もっとも クリスマスに肉を食べないルールは、それほど厳格なものではないので、魚がキライな人は 普通に肉料理を食べます。ハンガリーの人が祝い事の時によく食べる『ハンガリー風ロールキャベツ』など、クリスマスにも食べるらしいですが、ロールキャベツは肉料理だし。(^^;

さて、
ハンガリーの代表的な魚料理といえば、『ハラースレー』という魚のスープ。(↑)
別にクリスマス限定メニューというわけではありませんが、普段は肉ばかり食べている人でも「クリスマスだけは『ハラースレー』だ」というご家庭も多いらしい。

鍋いっぱいのハラースレー。(↓)
鍋ハラースレー
真っ赤で「辛そう!”(-”-)”」と思うかもしれませんが、この赤色はハンガリー人が料理に多用するパプリカの粉の色で、それほど辛くありません。

辛い粉パプリカもあるので、最初からそれを使えば辛いスープにもなるんでしょうが、スープを作る時には辛くない粉パプリカを使い、辛いほうが好きな人のみが 食べるときに自分の皿で辛みを加えるのが一般的。

ハラースレーはスープなので 温かいときは汁状なんですが、冷めるとゼリー状になります。コラーゲンが豊富なんでしょうかね?(*^-^*)

 

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オウチにクリスマスツリーある?

 

職員室のツリー

クリスマスシーズンをハンガリーで過ごしていて、けっこうよく聞かれる質問がコレ。

ワタシのウチに、クリスマスツリーがあるのかどうか!?

この質問には たぶん2つの側面がある。

一つは、キリスト教徒ではない日本人(←ワタシ)も、クリスマスツリーを飾るのかどうか…という、純粋な興味。

そしてもう一つは、クリスマスを家族のもとへ帰ることもなく一人ぼっちで過ごして、その上、クリスマスツリーも飾らないなんて、お淋しすぎるんじゃないこと!?…という同情。(^^ゞ

実際、ハンガリーでは クリスマス前になるとクリスマスツリー用のモミの木(←本物の木)を売る市がたちます。 そしてハンガリー人のご家庭では たとえシーズンが過ぎたときにそのツリーがただの邪魔物に成り果てようと、本物のモミの木を買ってきて飾り付けをする、イヤ、しなくてはならないものらしい。

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)でだって、職員室にクリスマスツリーを飾り付けるだけじゃないの。(↑)

フニャ高では、職員室に飾り付けるよりも前に、玄関ホールにもツリーが。(↓)
玄関ホールのツリー

玄関ホールのツリー2

それから、フニャ高ではクラスごとに自分らの教室をクリスマスに飾り付けをするのが慣わしになっているんですが、あるクラスへ行ったら、こんなに立派なツリーが!!(↓)
208教室のツリー
このツリー(↑)は、本物のモミの木ではなく、作り物の木なんですけど、たかが教室の飾り付けにしては、力が入りすぎていると思っちゃいませんかぁ~?

スゴイよ、そのクリスマスツリーに傾ける情熱!!
本物のモミの木なんて、けっこう値が張るものらしいのに…。

最後にワタシが我が家でクリスマスツリーを飾るのかどうかについて告白しておくと、ハンガリーへ来て3年目くらいの頃、どうしても自分もクリスマスツリーを飾りたくなってきて、小さいニセモノツリーを買ったの。

それから2~3年くらいは、自分でせっせと飾り付けして喜んでいたんだけど、その後、そういうのが面倒くさくなってきて、ツリーを仕舞いこんだままになり、はや数年が経ちました。(-“-)

やはりクリスマスツリーへの情熱って、子供のころからの習慣として、ミッチリ根付かせておかないと身につかないみたいョ~。(^^ゞ

 

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明日は「サンタの日」

 

サンタの手紙

明日、12月6日は「サンタクロースの日」です♪

ハンガリー語でサンタは「ミクラーシュ(Mikulás)」というので、ハンガリー人はサンタクロースとは言わないんですケドね。(^^ゞ

日本ではあまり馴染みのない「サンタの日」ですが、このブログでは過去記事に何度もサンタの日のことが登場しているので、説明は簡単に。

ハンガリーではサンタクロースはクリスマスではなく、12月6日のサンタの日に来ます。
 
良い子にはお菓子(チョコレート)を持ってきてくれて、悪い子にはヴィルガーチ(←竹箒の先っぽみたいな、何の役にもたちそうにないモノ)を持ってきます。
 
良い子は12月5日の夜、自分のブーツをキレイに磨いて窓辺に置いておかなくちゃいけません。すると、サンタの日の朝、キレイなブーツの良い子のところにはサンタのプレゼント(お菓子)が届いている…というわけです。

サンタの日、サンタはフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)にもやって来る予定☆

上の写真(↑)は、先週半ばにフニャ高職員室の掲示板に貼り出された「サンタさんからのお手紙」で~す♡(#^.^#)♡

親愛なる友人達!
12月6日 火曜日、またみなさんに会いに行きます。
その日だけは 再会の喜びに水をさす「テスト」などは ナシでお願いしますよ!!
ミクラーシュ(サンタクロース)より

職員室だから「先生用の文面」だぁ…。
「サンタの日」には、サンタが授業中に各クラスをまわることになっているので、確かにサンタが来た時に『テスト中』だったりしたら 困るモンね。(^^ゞ

サンタさんが来てくれるように、
良い子のみんなは、今日の夜、ブーツを磨いてから寝よう~♪

 

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