プルクルト(pörkölt)…も、シチュー?


 

プルクルト

お料理に詳しいわけでもないくせに、ハンガリー料理の「フーゼレーク(főzelék)」について解説してみたついでに。
「プルクルト (pörkölt)」についても、ちょっと語ってみたいと思う。(^_^;;

ハンガリー料理にそれなりに親しみのある人なら、「プルクルト(pörkölt)」のことはご存知のことと思います。 (フーゼレークは知らなくても、プルクルトは知ってるだろうな…と思う。)

プルクルトは、お肉とパプリカを良く煮込んだモノで、見た目の色合いがグヤーシュ(gulyás)に似ています。 でも、グヤーシュには、ニンジンやジャガイモなど、他の具が色々と入っていて、プルクルトよりも もっとスープらしい。
一方、プルクルトには、肉以外の具はあまり入っていなくて(プルクルトにも野菜が入っているけれど、煮込む過程で姿が見えなくなってしまう)、グヤーシュよりも煮詰められて濃厚な感じです。

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の給食で、この「プルクルト (pörkölt)」がどのように出てくるのかというと、上の写真(↑)のように 茹でたパスタにかけて…パスタのソースのように使われていたり、

または コチラの写真(↓)のように、
フーゼレークをよそったお皿に、フレーバーとしてふりかけるように(?)出てきたりします。
白インゲンのフーゼレークとプルクルト
(白っぽい部分は「白インゲンのフーゼレーク」、茶色い部分が「プルクルト」)

ところで、近場のハンガリー人で英語の出来る人に聞くと、「フーゼレーク」のことも、「プルクルト」のことも、両方とも「シチュー」って言うの。

ちょっと混乱して、
「じゃ、フーゼレークとプルクルトの違いは!?」と追求したら、

ちょっと考え込んだあと、
フーゼレークは野菜の煮込みで、プルクルトは肉の煮込みだ。」
…という答えが帰ってきました。

つまり、そういう違いらしいです。(^_^)

 

お肉大好きなハンガリー人たちが愛着を感じているのは、
やはりプルクルトの方なんだろうな…と思ってみたり。
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ワタシはフーゼレーク、好きですけどね。
ワタシはハンガリー人じゃないからね。

 

 


フーゼレーク(főzelék)とは?


 

グリーンピースのフーゼレーク

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の給食には 一週間に一回以上の頻度で出てくると言っても過言ではない「フーゼレーク(főzelék)」という食べ物。

例えば、上の写真(↑)は 9月12日の給食に出てきた「グリーンピースのフーゼレーク」で、

そしてコチラ(↓)は、9月18日の給食の「レンズマメのフーゼレーク」でございま~す。
レンズマメのフーゼレーク

ちなみに、「グリーンピースのフーゼレーク」には「ヴァグダルト(メンチカツに似ている)」が、「レンズマメのフーゼレーク」には「豚肉のロースト」が浮かんでいますが、これらはフーゼレークの範疇には含まれません。 

フニャ高給食のフーゼレークには、こういった『お肉モノ』の何かが付けられていることが多いの。 でも、それらの『お肉モノ』は 「フーゼレークという食べ物と一緒に食べるモノ(付け合せの一品)」であって、「フーゼレークではない」。 お分かりか? (←偉そう???)

で、「フーゼレーク」とは何かというと、『何らかの野菜(グリーンピースとか、レンズマメ、その他キャベツ、カリフラワーなど色々)を煮込んだ とろみのあるシチュー状の食べ物』で、メインとしていただく料理です。

ワタシのイメージでは「シチュー」って、どちらかというとメイン料理ではなく、前菜のスープの範疇に入るんじゃないかという気がするんですが、「フーゼレーク」はあくまでもメインディッシュ。 スープではありません。

ハンガリー料理で「フーゼレーク」と言ったら、それは『メイン料理として食べる 野菜の煮込みシチュー』と考えればよろしいかな…と。(^_^)

 

そういう決まりがあるのかどうか知りませんが、
フーゼレークの中で2つ以上の野菜が存在を主張しあっていることはありません。
レンズマメならレンズマメ、キャベツならキャベツのフーゼレークって感じ。
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そう考えると、ニンジン・ジャガイモ・玉ネギなど、
色々な野菜が入っている日本のクリームシチューは、
たとえ肉が入ってなくても フーゼレークとは言わないかもしれない。

 

 


給食も始まりました(^_^)


 

9月8日(月) 給食
9月8日(月)の給食(↑)

例年通り 9月の第2週目、9月8日(月)から、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の給食が始まりました。

始業式とホームルームだけで終わる9月1日はともかく、普通に授業が始まる9月2日(当然ながら授業は午後まである)から どうして給食が始まらないのか!?

その理由は、フニャ高の給食は希望者のみ注文・一か月分前払い制のため、学校で給食を食べたい生徒(および職員)は、新学期が始まった9月の1週目に注文と給食費の支払いをするからデス。

10月以降は 前月のうちに給食費の支払日があるので月初めの1日から給食が食べられるけれど、9月の前月は8月で夏休み中なので給食費支払日が設定できない。 新入生も居ますしね。 だからフニャ高の給食は、9月の第2週目から始まるんです。 お金払わない子は食べられないので2週目からなんですョ~~!! (^^ゞ

そして、記念すべき今年度フニャ高最初の給食が上の写真☆(↑)
 ● 桃のスープ
 ● 豚肉のリゾット
 ● サラダ

スープは いきなり初回から、ハンガリー名物の(甘い)フルーツスープですよ。(ワタシはフルーツスープはそれほど好物ではナイ…(^^ゞ) しかも、しっかり温めてあった。(←フルーツスープは、普通は夏場に冷たくしたものをいただきます。)

メインのリゾットも、何というか水分量が少なめで、リゾットというよりも炊き込みご飯くらいな感じがしたけれども……ハンガリーではそういうのをリゾットって言うのかも???

 

ハンガリー語ですけど、9月第2週目のメニューはコチラ(↓)です。
9月第2週目 給食メニュー

 

このブログ、
給食の写真を見るのが好きだとおっしゃってくださる方が
けっこう多いんですよね~。
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ワタシとしては、
「こんなの見てオモシロイ???」と思う時がありますが…。
今回のメニューなんて、見た目もそれほど美味しそうじゃないしね!?

 

 


Zsázsa、始めました♪


 

ジャージャ 種まき後

ワタシの趣味と実益を兼ねた趣味、スプラウト栽培♪♪♪
…と言っても、今のところ『Zsázsa(ジャージャ)』というスプラウト野菜を育てて(食べて)いるだけですが。(^^ゞ

ワタシが初めてジャージャを育てた時の日記はコチラ 

悲しいことに、ワタシはどうも植物を育てる才能に乏しく、植物を育てようとしてダメにしてしまった前科は数知れず…なんですが、芽吹いた直後には刈り取って食ってしまう(←文章にしてみるとスゴク残酷(>_<))ジャージャの栽培だけは、結構上手くいっているのでゴザイマス。(^_^)V

夏休み 日本へ帰っている間は、ジャージャ栽培を一時中断していましたが、ハンガリーへ戻ってきてから、早速 ジャージャ栽培を再開♪

濡れているキッチンペーパーに ジャージャの種をまいて… (↑)
二日半くらい経った時がコレ。(↓)
ジャージャ 二日半

夏だし、けっこう成長が早かったです。

二日半 アップ
この写真(↑)の翌日くらいに、フタバが開き始めたものから食べ始めました。(^_^)♪

 

ジャージャが成長するとどんな野菜になるのか いまだに分かりません。
(ブロッコリ・スプラウトは成長するとブロッコリになるんでしょ?)
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正体は謎でも、ジャージャ、スプラウト栽培初心者にオススメです。
ハンガリーではBIOショップなどで”Zsázsa”って名前の種が売ってます。

 

 


リスト・フェレンツ空港プライス


 

リスト・フェレンツ空港

ハンガリーの空の玄関口、リスト・フェレンツ空港。

こちらの空港で売っているモノは、市価の3~4倍くらいお高いと聞いています。(>_<)  何年前だったか忘れたけど、ブダペストの街中では100Ft.(フォリント)くらいで買えるペットボトルの水が、空港では400Ft.で売っていた…のを見たような気がするので、本当にそのくらいに「リスト・フェレンツ空港ぼったくりプライス」がまかり通っているのかもしれない。
(今年は未確認なので確信はないが…。)

だからワタシは空港のショップで飲食・買い物など、したことはナ~イ!<(`^´)>
買い物する気がないので、あまりショップに近づくこともナイ
(↑「客かと思ったら、冷やかしかョ!?(怒)」…とか、ショップの人に思われるのが怖くて近寄れない。(^^ゞ)

今回、ブダペストで飛行機が遅延のため、出発ゲートがなかなか表示されなくて手持ち無沙汰になった。…ので、ハンガリー土産をたくさん扱っていそうなショップに近づいてみました。(↓)
フンガリクム

店先の目立つところにUNICUMの陳列棚が。

ウニクム

UNICUM(ウニクム)というのは、色々な身体に良いハーブ類が色々と入っていて健康に良い…と言われているハンガリーの有名なお酒の一つ。 ワタシのイメージでは「ハンガリー版養命酒」って感じ。 でも、養命酒を飲んだことがないので、味が似ているかどうかは知りません。(^^
丸っこい形のボトルが特徴的で ちょっと可愛いので、世界的にどのくらい有名かは知らないケド、「ハンガリーっぽい」ことは間違いないから、ハンガリー土産にイイかもしれないデス。

UNICUMのボトルは、写真(↑)の右隅に並んでいるようなサイズか、それよりもちょっと大きめのサイズが多いんですが、空港ショップでは カゴに入っているような小瓶のUNICUMがありました。

ミニサイズUNICUM…お土産にイイかもしれない…♡

でも、お値段1,590Ft.
この値段は、ブダペストのスーパーでは右の普通サイズの瓶のUNICUMを買うことが出来る価格だと思います。

空港プライス、凄すぎる…!! (>_<)
市価の3~4倍って本当かもしれない。

 

小瓶のウニクムの値段に仰天してしまって、
その他の商品の値段はチェックしませんでした。
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今になって思うと、空港へ行くのは年に一度なんだから、
ちゃんと市場調査してくるべきだった!!