夫婦でほぼ同姓同名の実際

2020年1月19日ドナウ川

前回ブログで、「伝統的なハンガリーの習慣では、夫婦同姓どころか、夫婦はほぼ同姓同名だった!!」ということを書きました。(←コレが分からない人は過去記事から読んでね♡)

で、実際のところはどうなの?ってコトを今回は書いてみようかな…と。

まず、夫の姓名の後ろにネー(né)をくっつけた ほぼ夫と同姓同名を正式名としている女性が、今の世の中に存在しているのか!?

それはズバリ、存在しています。
しかも、けっこうな数の女性が 「ほぼ夫と同姓同名」です。
ワタシの職場、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)にも何人か居ますョ!

ただ実のところ、そういう女性は それなりにお年を召した方々だったりする。

ワタシの見たところ、今現在で60歳以上くらいになっている世代の女性たちが、「夫の姓名+ネー」の人たち。
50歳代以下世代の人たちになると、また違ったタイプの方法で、結婚後の姓名変更をしていらっしゃいます。

だから若い世代の女性には、夫とほぼ同姓同名の人は ほぼほぼ居ないです。
なんか、田舎の伝統を重んじる土地なんかだと、今もそれにプライドを持って 夫の姓名+ネーを名乗っている若い人がいるって聞いたことあるケドね~。だから、完全に『コレは昔のハナシ』とは言い切れないんだわ。(^ ^;;

で、職場に「夫の姓名+ネー」の人がいる場合、普段はその人のこと、「結婚前の姓名の名前のほう」で呼んでます。…というか、元の姓名の名前しか使ってない。

つまり旧姓が「コヴァーチ・アンナ」で、結婚後には「ナジ・ペーテルネー」になった同僚がいるとしたら、みんなその人のこと、結婚改名後も「アンナ」と呼んでいるわけ。当然のように。

ただ、職員の氏名リストが回覧されたりしたときとかに、みんなのアンナは 実は「ナジ・ペーテルネー」なので、リストにもそう書いてある。
すると、
「この『ナジ・ペーテルネー』って誰のこと!?」…という少々ややこしいコトになるわけです。

あとはフェイスブックで友達申請された時に、「誰や、オマエ???」…なんてこともあったね~。(^ ^;;

ポジティブに考えれば、同僚の一度も会ったことがナイ旦那さんのフルネームが分かるという利点もあるがな。
ま、ややこしいと思う時の方が多いよナ。(^ ^;;

 

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驚きのハンガリー、夫婦同姓同名!?

日暮れ時

なんか日本で最近、夫婦別姓についてとかが議論されているみたいなので、結婚後の女性の名前変更にまつわるハンガリーの驚きの伝統についてご紹介してみたいと思います。!(^^)!

まず初めに。
この記事に書くことは事実ですが、近頃ではあまり一般的ではありませんので、ま、「昔のハンガリーでは、そんなんだったんだ…。( ;∀;)」…とでも思っていただければ幸い。(^ ^;;
…昔っつっても、せいぜい30~40年前くらい前までのハンガリーでは それが普通だったと思われるのですが…。

日本では法律上、結婚すると夫婦どちらかの姓に統一し、一方は姓を変更しなくちゃならないことになってますよね。
一方のハンガリーの場合、結婚した時に名前が変わるのは女性のみ。男性は結婚後も姓名を変えることはありません。

驚いちゃうのは、伝統的なハンガリーの女性の結婚後の名前は、
夫の姓名にné(ネー)をくっつけただけ!!!
…だったんです。(゚Д゚;)

分かりやすく説明すると、
コヴァーチ(姓)・アンナ(名)(Kovács Anna) っていう名前の女性が、
ナジ(姓)・ペーテル(名)(Nagy Péter) という名前のと結婚したとします。

すると、結婚後のコヴァーチ・アンナさんの名前は、夫の姓名 ナジ・ペーテルの後にネー(né)をくっつけて、ナジ・ペーテルネー(Nagy Péterné)となる。

日本風に考えて言うなら、「ナジ・ペーテル夫人」って感じ?
でも、それが敬称とかいうのでなく、役場の公式書類なんかに書かれる正式名なの。
つまりパスポートとかに書かれる名前も「ナジ・ペーテル夫人」!

元の姓のコヴァーチはおろか、名前のアンナまで、消えちゃうんです。
ビックリだよね??(゚Д゚;)

厳密にはネー(né)がついているから、完全に夫と同姓同名ってわけじゃナイですけど、ほとんど同姓同名に近い。( ;∀;)
伝統的なハンガリーは、
「夫婦同姓なんて甘い。夫婦は同姓同名!」だったのです。
m( ゚Д゚)m

 

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飾り付けずにいられない

アドベント・リース

あら、まぁ、可愛らしいアドベント・リース♡ (↑)
右奥には、いち早く届いたクリスマスカードも♪
白いサンタさんがラヴリィ~♡♡♡♡♡♡♡
ヾ(  ̄▽)ゞ

でも、このリースが飾られているのはこんなトコロ。(↓)
掲示板前

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)職員室の掲示板前。(↑)
はっきり言って、乱雑極まりない。(^ ^;;

可愛いクリスマス・カード(↑)も、実はフニャ高が所在するブダペスト16区の区長さんたち(お役所のエライ人たち)からのもの。 心もこもってるかもしれないケド、かなり儀礼的なカードっス。(^ ^;;

でもアドベント・リースのほうは、フニャ高職員室でも女子力高い先生が自主的に持ってきて飾ってくれているもの。何かしら心もこもってると思う。

ハンガリーに住んでいて思うことは、ハンガリー人って老若男女問わず、12月ともなるとクリスマスの飾りつけを何かしらしてしまうものらしい。 クリスマスには何か飾り付けなくっちゃ駄目なものらしい。

「職場になんて必要ないじゃん?」…とかいうのは通用しないようなのです。(^ ^;;

 

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続く初雪・初積雪、2019年12月2日。

2019年12月2日(月)校庭

2019年12月2日(月)のフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)校庭。(↑)
初雪です!!
…てゆか、初雪と同時の初積雪。(^ ^;;

12月1日(日)に初霜が降りたばかりで、その翌朝には初積雪。
ブダペストに一挙に冬が来た感じです。m( ゚Д゚)m

雪や霜とは直接の関係がないコトながら、ハンガリー人には
「9月から11月までは秋、12月から2月までが冬!!」と、
くっきり3か月で季節を区切る人が多くてですねぇ~~、

そういう人に、
「でも、11月でも霜や雪で すごく寒い日があるじゃん。そういう11月でも、11月のうちは秋なわけ!?」
…と反論すると、

「そだ!! 何があっても11月のうちは秋だ!!!」…と返されます。(^ ^;;

そんな時、内心ワタシは
「何なの、その『キッチリ3か月区切り』?
テキトーなハンガリー人のくせに……

…などと思うわけですが、

今年ばかりは、大いなる自然が ハンガリー人の「秋冬キッチリ3か月区切り説」を認証しているかのようであります。(^ ^;;

 

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しょっちゅう変わる

ルービックキューブ

世界的にも有名な玩具、ルービックキューブ。
ルービックキューブはハンガリー人のルビクさんが考案した立体パズルだそうです。
ご存知でした~?

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の図書室にも、ルービックキューブが1つあります。(↑)

先週のフニャ高は オープンスクールウィークで、進学先の高校を検討中の小学校8年生や、その父兄が大勢訪れました。 5日間で1500人とか、たぶんそのくらい。

オープンスクールの5日間、午前中のほとんどをワタシはフニャ高図書室で過ごさなくてはならず、1時間おきに5分~10分ほどの休憩。 その休憩時に急いで職員室へ戻って、水を飲んだり、トイレに行ったりして、またすぐに図書室へ出動☆
そんな5日間でした。( ;∀;)

でね、図書室でのワタシの定位置が、ルービックキューブの見える場所だったの。
5日間の間、休憩から戻ってくると、ルービックキューブの色が変わっていることが頻繁にあったですよ~。

休憩から戻ったら、ばらけていたキューブの色がキッチリ出来上がっていたり、その逆だったり。

図書室

ルービックキューブを見ると いじらずにはいられない人が、この世の中になんと多いコトか!!
(^ ^;;

 

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