いつも唐突

 
避難訓練中

2019年9月23日(月)のフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)、3時間目の授業が始まってしばらく経った頃。

突然、警報が鳴り響きました!!
(゚Д゚;)

……「いつもの避難訓練」だったんですけどね。(^ ^;;

フニャ高の避難訓練って、いつも唐突にあるんですよ。
その日に避難訓練が行われるってことは、一般職員にも前もって知らされることはナイ。だから、授業中の先生たちにも不意打ちなの。
(フニャ高でそうだということは、ハンガリーのどこの学校でも同様に行われていると思われ……)

ま、そういう不意打ちなのが、避難訓練の趣旨に合っていると言えるかもしれませんケド~~。(^ ^;;

とにかく警報が鳴って、避難指示の放送があった時は、授業も何も放り出して 校内の全員がフニャ高の正門を出て、フニャ高前の広場まで直ちに 避難しなくてはなりません。 ただし、そんな時に真面目に小走りになって避難しようとしたりしないのがハンガリーです(!?) (上写真参照↑)

で、全員が広場に出たことが確認されたら、また直ちに教室へ戻り、授業再開。

防災に関する体験指導とかは全然ナイ。
授業の途中に校門外まで行って、その後はまた教室へ戻るだけ。

避難訓練、そんなんでイイのか⁉…と思わないでもない。(^ ^;;

教室へ戻る
訓練後 直ちに部屋へ戻ったら、後ろの方のグループは まだ玄関までたどり着いていなかった…。(↑)

避難訓練、生徒たちは授業が潰れるので、けっこう喜んでるみたいです。
(^ ^;;

 

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今年も「ファンニさん」が。

 
聖イシュトヴァーン大聖堂

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の2019-2020学年度が9月2日(月)に始まってから2週が過ぎ、今学年度の日本語クラスの生徒全員と無事に顔合わせをすることができました。

唐突ですけど、今年の新入りさんの中にも「ファンニさん」が居たわ~。(^ ^;;

日本の子どもの名づけにも流行りすたりがあるケド、ハンガリーにも名づけの流行りってのがあるみたいなんですよ。 で、5~6年くらい前から「ファンニ」っていう名前の女の子が入ってくるようになりましてね。

どうやら今から20年くらい前ごろから、ハンガリーでは女の子に「ファンニ」と名付けるのがトレンドだったらしい。

ワタシの日本語クラスなんて希望する生徒だけしか来ないんだから人数なんて少ないのに、ここ数年、新入りに必ず一人以上「ファンニ」がいる!
たぶんフニャ高では、各クラスに1人以上の「ファンニ」が居ると思うョ。
そのくらい「ファンニちゃん」、多いです。大人気!!

ちなみに「ファンニさんという名前のおばあさん」には会ったことがありません!
…というか、おばさん以上の世代には「ファンニ」って人は居ないと思う。

逆にいうと「エリザベート皇妃」で日本でも有名な「エリザベート」(←ハンガリーでは「エルジェーベト」ね。)。
「エルジェーベト」ってクラシックな感じで良い名前だと思うんだけど、高校生世代の女の子の中に「エルジェーベト」って子は ほとんど居ません。

日本感覚で考えると、「エルジェーベト」は「米子」とか「麦子」みたいな感じなのかもしれないですねぇ~。(^ ^;;

 

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ハンガリー人のお名前

マロシ・アーダム

日本ではマイナー競技ながら、ハンガリーは地味にそこそこ強かったりする陸上近代五種競技。別名を「キング・オブ・スポーツ」という。
その近代五種(男子個人)で、ロンドンオリンピックの銅メダリストだったのがマロシ・アーダム選手(↑中央のキリッとした若い衆)なのでアル。
(写真はマロシ・アーダム選手がフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)を訪れた2014年に撮影)

ところで、彼の名は「マロシ・アーダム(Marosi Ádám)」。
「マロシ(Marosi)」が姓で、「アーダム(Ádám)」が名前

ハンガリーってば、ヨーロッパのほぼ中央部に位置する国なのにもかかわらず、姓・名の順番で名乗るんです。日本みたいでしょ。

日本では外国の人の名前をたいてい「名・姓」の順で呼ぶから、その方式でいうと「アーダム・マロシ選手」となる。でもハンガリー式は「姓・名」の順だから、「マロシ・アーダム」のほうがオリジナル。

ハンガリーのスポーツ選手では、競泳のカティンカ・ホッスー選手あたりは日本でもそれなりに有名だと思いますが、あの人の名前は「ホッスー・カティンカ(Hosszú Katinka)」のほうがホントなんだョ~~。

 

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誰の仕業か、分かっているんだゾ!

 
落書き

ワタシのフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)職員室で愛用している卓上カレンダーに、何者かが落書きを! (↑)

でも、誰の仕業なのかはスグに分かりました。(^ ^;;

ハンガリーのカレンダーには、1年365日、日付や曜日に加えて「名前(ファーストネーム)」が書いてあります。 ワタシが日ごろから愛用している「日の出・日没時間」が書いてないカレンダーはあるけど、ハンガリーのカレンダーに「名前」が書いてないということはあり得ない!

ハンガリー人には「名前の日」というものを祝う習慣があって、たとえばカレンダーによると、6月23日はゾルターン(Zoltán)(←男性名)、エードゥア(Édua)(←女性名)の「名前の日」…ということなんです。

「名前の日」は「誕生日」ではなくて、理論上は「名前の日」と「誕生日」が同じ日ということも可能だけれど、普通、ハンガリー人は自分が生まれた日の「誕生日」と、この「名前の日」を別々に持っています。
そして「名前の日」も 「誕生日」と同等、または「誕生日」以上に、家族でお祝いしたりして 重要視しているんザンス。

で、ワタシのカレンダーに落書きをしたのは、「エードゥアの母」、すなわちワタシの隣の席の同僚に間違いない!
彼女、子供が3人いるんだけど、末っ子の名前が「エードゥア」なの。

だから下手人はアイツだ…(^ ^;;

 

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小さなカバンのその中味

 

小さいカバン

早いもので今年の卒業式(2019年5月3日)から1か月以上が過ぎてしまいました。
でも今回も卒業式関連の話題で~す。

ハンガリーの高校の卒業式では、卒業生たちは片手に花束、もう片方の手は一緒に過ごしてきたクラスメイトの肩に置いて高校生活ゆかりの場所を行進するのが慣わし。

その時、卒業生たちは小さいカバン(ポシェット)(↑)を肩掛けにして身に着けています。(↓)
行進

この小さいカバンには、いったい何が入っているのでしょう?

答えは、「ポガーチャと塩」。(↓)
ポギと塩

「ポガーチャ」とは、ハンガリー人なら知らぬものはいない…というか、ハンガリー人ならポガーチャの自家製レシピの一つや二つは持ってるでしょ…というくらいの焼き菓子。(←甘いもの好きのハンガリー人だが、ポガーチャは甘くない焼き菓子である。)
ハンガリー人でポガーチャを食ったことナイなんて人がいたら、日本人でおにぎり食ったことナイって人と出会ったくらいにビックリです。(^ ^;;

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の場合、卒業式の小さいカバンには超ミニサイズのポガーチャと、塩入り小袋、そしてフニャ高校舎を背景に写したマーチャーシュ王様の像のカードが入っていました。

でも、何でポガーチャと塩なのかね?
旅立ちの時に最低限必要なモノってことなのかなぁ…???

 

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