卒業試験休暇

卒業式

前回更新の当ブログにも書いたとおり(参照過去記事)、今週、ハンガリーの高校は卒業試験(筆記)の真っ最中。 特に今週は、必修科目が集中的に行われるため、今年高校を卒業した生徒のほとんどが試験を受けていたはず。

フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)の場合、国語(ハンガリー語)の試験が行われる月曜日から、英語の試験がある木曜日までの4日間、卒業試験を受けない在校生たちはお休みになります。

高校卒業試験は、ハンガリーの高校で行われる試験の中では最も重要な試験と言っても過言ではありません。

試験時間も、1科目あたり3時間とかかかって、長いんです。 朝、学校に来て、試験が終わるのは昼ごろになります。 だから1日に1科目ずつ。
また、自分の生徒に良い点を獲らせるために答えを教える…といった不正を防止するため、国語の試験のときの試験監督は別科目の先生じゃないとダメ…とかの決まりもあります。

だから受験者の多い今週は、卒業試験のほうに人手と教室をとられてしまうので、必然的に在校生たちの普通授業と両立させる余裕は無いんですよね〜。 来週以降に行われる受験者が少ない科目の卒業試験は校舎のエリアを区切って、普通授業を並行して行われますけれど。

ま、在校生たちは1週間ほどお休みできて 嬉しいだろうから、特に問題はナイと思いますが〜〜。
(゚∀゚)

 
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火曜日は数学の日

廊下

ハンガリーでは今週、高校卒業試験の必修科目の筆記試験が集中的に行われています。今日は火曜日なので、数学の筆記試験の日です。

ハンガリーでは、高校に通って単位を取得・卒業しただけでは高校卒業の資格をとったことにはなりません。高校卒業して、高校卒業試験の筆記・面接試験を合格して、それで正式に高卒資格取得です。

高校卒業試験の科目は多岐にわたり、いわゆる理系・文系科目の他に、体育とか芸術系などの科目もあって、どんな試験なのか知らんけど、「インフォメーション」っていう科目もあります。 フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)でも受験できるので、フニャ高ではインフォメーションの卒業試験を受ける生徒がかなり多いです。

高卒資格をとるためには、最低5科目で合格点をとっていなくちゃいけません。

必修科目は国語(ハンガリー語)・数学・歴史の3科目に加えて、何らかの外国語を1科目。 以上の4科目に加えて、自由選択の1科目を合格できれば、高校卒業資格を取得できます。

外国語は、英語で受験する人が大半で、ドイツ語の受験者も少なくない。
日本語の高校卒業試験は、時々廃止が検討されちゃうくらいの受験者数だけど、今のところは「あります」。^^;

月曜日は国語(ハンガリー語)、今日は火曜日なので数学の日。明日は水曜日だから歴史、木曜日は英語、金曜日はドイツ語の筆記試験。 その他のほとんどの科目の筆記試験は、来週以降、5月中に行われます。

頑張れ、受験生〜!

 
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卒業式の日程

玄関

本日 2024年5月3日(金)は、フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)の今年の卒業式の日です。

フニャ高の場合、毎年 卒業式は、高校卒業試験のハンガリー語の筆記試験がある5月の第1月曜日の前の週の最後の平日、午後17時開始。シンプルに言うと、卒業試験が始まる前週最後の平日が卒業式なわけで、今年は今日が卒業式です。

日本の感覚だと、17時始まりの学校行事なんて、ずいぶん遅いように思われるかもしれません。 でも、この時期のブダペストではもう日没時間が20時頃なので、17時に卒業式の行進が始まり、校舎前の野外での式典を終えるのが19時を回ったくらいなので、まだ十分に日が高いうちに卒業式を終えられるんです。

新緑が美しい季節なので夕暮れ前の野外の式典は、とてもイイ雰囲気なんですよね〜〜♪

ま、野外なので、雨が降らなければ…なんですケド、意外とワタシが在籍していた14年間、卒業式の式典中に雨が降ってたことは1度も無かったです。 ポツポツくらいの雨粒が…ってことはありましたけれども。
比較的 気候の良い時期とはいえ、全く雨が降らないというわけではないので、フニャ高卒業式、かなりの強運に恵まれてるよね。
v(⌒▽⌒)v

 
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卒業式が近づいて

写真パネル

気がつけば4月ももう終わり近く。早いもんですねぇ…。
(゚∀゚)

ハンガリーの高校の年間カレンダーで言うと、4月の終わりは卒業シーズン。
5月初旬にある高校卒業試験(筆記)の前に 高校では卒業式が行われるため、4月後半は卒業式を前にした準備等が色々とあって、なんとなくあわただしい時期です。

ハンガリーの高校に行くと、校舎の廊下に隙間なくずらりと掛かっている大きい写真パネルの数々を見ることになります。この写真パネルは、歴代の卒業生たちの顔写真がクラスごとにパネル化されたものです。

最近のものは、大きな1枚の紙にキレイに紙焼きされたのが額縁に入っているのですが、40〜50年くらい昔のだと、卒業生一人ひとりのポートレイトをパネルに貼り付けて、名前も上手に手書きされてたりしていて手作り感がある。時代の流れを感じさせてくれるんですよね〜。

卒業式が近づく4月後半にもなるとフニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)の職員室に、今年の卒業クラスの真新しいパネルが届いて(↑)、先生たちのミニ品評会が起こったります。

卒業式の時にはもう廊下の壁に貼り出されていることになるので、パネルが職員室にあるのは今だけの光景なの。

 
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クラス替えが無い世界

教室

4月。
日本は年度初めで、学校も今週から始まったところが多かったことでしょう。

今日のニュースによると、滋賀県の中学校で異例の「クラス分けやり直し」をしたんだそうです。どういうことかと言うと、人間関係に問題がある生徒同士が同じクラスになってしまっていたため、クラス分けをやり直しして、新たに新学期を開始した…ということらしい。

この件は、クラス分けのやり直しで今後が上手くいくならイイんじゃないか…と思うのですが、こういう事態はハンガリーの高校では起こり得ないとも思うのです。

だってハンガリーの高校には、クラス替えが無いから〜〜。
入学してから卒業するまでの4年間、基本同じメンツで、担任の先生も同じ人だから〜〜〜。

ハンガリーの小学校のことは あまり良く知らないけど、たぶん小学校もクラス替えが無いと思う。なぜなら、ワタシの生徒の中に出身小学校が一緒でクラスも一緒だったため、フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)での5年間(←その子たちはフニャ高に5年通うクラスだったから)と合わせて13年間同じクラスだったという子たちが居たから。

フニャ高の場合、1学年に4クラスあるけど、クラスごとに特色があって科目ごとの授業数が違ったりもするので、クラス替えで人間シャッフルするわけにはいかないですし。

そんなわけで、ハンガリーの高校では、新学期にクラス替えでリセット…というのはありません。

 
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