ヒヤシンス


 

ヒヤシンス
先週末の発見・その2(↑)
(ちなみに 先週末の発見・その1はコチラ

ウチの目の前にある枯れ葉が山積みになった花壇から、ヒヤシンスが芽を出しました。\(≧∇≦)/

写真を撮るために そばまで近づいてみたら、ちゃんと花芽も準備中♡ (↓)
ヒヤシンスの花芽
楽しみだぁ~~♪♪♪ 早く咲いて♡

「ヒヤシンス」は、ハンガリー語では「ヤーツィン(jácint)」といいます。

ちょっと聞いた感じでは同じ花のことだとは思えなかったですが、「ヒヤシンス」の「ヤシン」の部分の音が近いみたい。 きっと語源は一緒なんだ。

ハンガリー語のお花の名前には、音はちょっと違うけど日本語と一緒かな?…と思う名前がけっこうあります。
「トゥリパーン(tulipán)」とか、「プリムラ(purimula)」とか。 何だか分かる?

「トゥリパーン(tulipán)」はチューリップ。
「プリムラ(purimula)」は……日本でもプリムラでしょ?

「ロージャ(rózsa)」はバラ、「ナルツィシュ(narcis)」はスイセン。 これらは「ローズ(rose)」「ナーシサス(narcissus)」から なんとなく想像がつく。(^_^)

我らが日本の花「サクラ」のハンガリー語「チェレスニェヴィラーグ(cseresznyevirág)」から、「チェリーブロッサム(cherry blossom)」につなげるのは…ちょっと難しいかもだけど。

 

他には「アカシア」が「アカーツ(akác)」とかね。
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「ライラック」は「オルゴナ(orgona)」。
う~ん、これは想像がつかない。(^^ゞ

 

 


レゲーニィフォゴー・スープ、その意味は?


 

レゲーニィフォゴー・スープ
コチラ(↑)は、11月17日のフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)給食に出てきた『レゲーニィフォゴー レヴェシュ(legényfogó leves)』
(レヴェシュ(leves)は ハンガリー語で「スープ」のことデス。)

写真では何が入っているか全然分からなくてスミマセンですが、鶏肉やキノコ、野菜が色々入っていて、生クリームなども使われている美味しいスープです。

このスープのネーミングが なかなか興味深いの。(^ー^)

ハンガリー語の「レゲーニィ(legény)」とは、「若い男性」 つまり「若者」のコト。 特に独身の若者」を意味することもあったりする。

「フォゴー(fogó)」というと、普通は「ペンチ(工具の挟むヤツ)」のことを指すんだけれども、この場合は「フォグ(fog)」という動詞(意味は「掴む、捕まえる」)を名詞化した形で、日本語で考えて「捕まえるもの、道具や人。キャッチャー」などを意味しています。

ここまで説明すれば 勘のいい人にはもう判ったと思うけど、『レゲーニィフォゴー レヴェシュ(legényfogó leves)』の名前の由来は、
若い嫁入り前の娘がいる家に 独身の若者(legény)がお客に来る。 そんな時、この美味しいスープを娘に作らせて若者のハートを虜にし、娘と結婚したくなるようにしてしまえ!!…という意味のスープなのです。

「男のハートは胃袋とつながっている」…とか何とか、言いますもんね。(^^ゞ

 

『レゲーニィフォゴー レヴェシュ(legényfogó leves)』を日本語にするには
何ていうのが良いんだろう~?
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「婿さん捉まえスープ」? 「婿取りスープ」?「男心掴み取りスープ」???
…どれもイマイチしっくりこない…(^^ゞ

 

 


ハンガリーでは「英語できます!」と言いなさい。


 

ドナウ川

日本人は「謙遜すること」が身に染み付いていますよね。

実は英語ペラペーラのくせに、
「いえいえ、私なんて 英語もろくに出来ませんので…。」
…とか言う(人がいる)。

だから日本人が相手の場合、本当の本当に絶望的に出来なくって「英語できません」と言っているのか、本当は出来るけど日本人としてのエチケットだから「英語できません」と言っているのか、判別するのはなかなか難しい。

日本人同士の場合は あまり出来るぶって見せるよりも、ちょっと謙遜している位のほうがちょうどイイのかもしれません。 でも、それがハンガリー人相手だった場合、「出来ない」なんて、言ってはいけない。(-“-) 

日本人が相手なら
「英語ダメ」なんてご謙遜(^_^)。ホントはできるくせに♡
…と思ってもらえても、
それがハンガリー人が相手の場合は、本当の本当に絶望的に出来ない!…と思われちゃいます。

どのくらい出来ないと思われるかというと、
「ハロー!」も分からないくらいに出来ない…と、思われる可能性がある。
だから、英語で自己紹介ができて、トイレの場所を聞いて、分かるくらいのことができるなら、自信をもって
「英語できます☆」と言いましょう。

日本人にとって、「英語できます」と自信をもって言える英語レベルって、かなり…相当、高いんだと思います。(←それこそネイティブ並でないと「出来る」とは言わないくらいに。)
一方、ワタシの見たところ、ハンガリー人が「英語できます」って言っている英語レベルは、それほど…たいしたことがなくっても、けっこう堂々と「英語はOK!」みたいに言っていたりする。

だから、ハンガリー人に「英語できません」なんて言ってしまうと、
どうしよう、この人、日本人でしょ。当然ハンガリー語もダメだよね。日本人が英語できなかったら、何語なら分かるわけ!? 知り合いに日本語の出来るヒト、居たかしら……???
…とか思われちゃって、相手もパニックに陥る可能性が大です。

だから、悪いことは言わない。「英語できます!」って言っとけ、ハンガリー人相手なら!!(^^ゞ

 

ワタシなど、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)では
日本語・英語・ハンガリー語と三ヶ国語が話せるヒト…ということになっています。
日本語以外は「かなり相当に不自由」ではあるけれど。
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謙遜して「できません」とか言うと、逆に厄介なので、
三ヶ国語OKってことで生きてます。(^^ゞ
イイのョ、それで!!!

 

 


トイレの救世主☆


 

フニャ高廊下

「トイレの救世主☆」…ソレは、このワタシのこと!!!??

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)には ドイツに姉妹校があります。 年に一回ずつ、ドイツからフニャ高へ、そしてフニャ高のほうからもドイツへ、それぞれ一週間くらいの期間でお互いの高校を訪れる交流をしているの。(モチロン全校参加ではなく、一回当たりの一行の人数は10~20人程度かと。)

今年は姉妹校になって25周年目だとかで、ちょっと特別な式典などもあったりする。
そのため今週、フニャ高にはドイツの姉妹校の御一行様がいらしているんです。

ま、それはさておき。

上の写真(↑)は、フニャ高の廊下。 手前の扉は「男子トイレ」、奥の扉は「女子トイレ」です。 授業時間中には、廊下に人の気配はありません。

今週の月曜日、ワタシが授業時間中に偶然 廊下を通りかかったら、トイレの前で姉妹校のドイツ人生徒に遭遇。 トイレは目の前にあるのに、トイレが分からなくて困っていた。

何故ならば!?

コチラ(↓)、男子トイレ。(Férfi WC)
男子トイレ

そしてコチラ(↓)は、女子トイレ(Női WC)なの。
女子トイレ
(写真、手ぶれで スミマセン。)

WCって書いてあるので、そこがトイレだということは 彼らも分かっていたんだけど、どっちのトイレに入れば良いのかが判らなかったわけ。 気の毒に…。

ドイツ人生徒たち、金髪の素性の良さそうな男子二人でありました。

ワタシが廊下を通りかかる前、二人で、
 「オイ、どっちがどっちなんだよ。」
 「知らねぇよ! オマエ、ちょっと開けてみろよ!!」
 「イヤだよ、中に女がいたら どうすんダョ!!!!!
…とか、言ってたんじゃないかな~と思うと…(#^.^#)

長らくハンガリー語標示には辛酸を舐めてきているワタシ。 同病相哀れむと言えないこともないので、モチロン、親切に教えてあげましたともさ。(^^ゞ

 

今週は、姉妹校提携25周年の行事があったり、その他にも
姉妹校とは 全く関係ない手間のかかる仕事がたてこんでいて、
もう大変!!!デス。
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頑張れ、負けるな、ワタシ!!! (^_^;)

 

 


日本のマンガ本にはない特別な解説ページ


 

ハンガリー語版『ヘタリア』裏表紙
(↑)『ヘタリア』(ハンガリー語翻訳版)の裏表紙。
(『ヘタリア』(ハンガリー語翻訳版)の表紙の写真はコチラの記事に。)

当ったり前ですけど、日本のマンガのハンガリー語翻訳版では、セリフはハンガリー語で書いてあります。

写植文字ではない部分(絵の部分と同化している描き文字部分)は 日本語のままの場合もあります(↓こんな感じ)が、基本的にセリフは完全にハンガリー語。
ヘタリア・ハンガリー語

 

ハンガリー語は英語と同様の 横書きです。
ハンガリー語の本は、英語の本と同様、左上隅から読み始めて 右下隅で終わる。 本全体の造りもそのようになっています。

日本のマンガとですネ?

そのため、ハンガリー語翻訳された日本のマンガには、このような説明のページが付いていたりするの。(↓)
読み順解説

コレ(↑)、裏表紙の内側、本文の一番最後のページです。(ハンガリーの普通の本では、ココが1ページ目にあたる。)

「ココが本の最後のページだよ! お話は向こう側の方から始まるョ!!」
…というようなコトが書いてあって、日本のマンガのコマを読む順番についても説明しているんです。

この説明ページがないと、ハンガリーの子どもは一番最後のページから読み始めちゃうもんねぇ~~。(^^ゞ

 

ハンガリーの子たちにとって
日本のマンガの読み順は異質だと思うんですが、
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慣れてしまえば平気みたいですョ♡
良かったですね~♪