新年の…使い回し?


 

2014年新年国歌 M1

前回まで2回続けて『シャーロック♡』の話題でした。その1その2

シャーロックを観ている間は 雑念を払って画面に集中しつつ セリフを聞き取らなくてはなりませぬゆえ、テレビの写真など撮っている余裕はありません! だから、前2回分のブログに載せた写真は、今年の正月に撮ったテレビの写真です。 だから『シャーロック♡』とは何の関係もない…。 今回は、ハンガリーのテレビつながりで、ちょっと季節外れの ハンガリーでの新年の話題。

ハンガリーでは、日本ほどお正月(新年)は重要ではない。…とはいえ、1月1日は祝日です。 (1月2日からは完全に普通の日)

ハンガリーのテレビウォッチャー(チャンネル・ザッパー)のワタクシが観察してみたところ、ハンガリーには『ゆく年くる年』みたいな番組はないみたい。 (ひょっとするとあるかもしれませんけど、ワタシはみつけられなかった。)

ハンガリー人(少なくともテレビ)には 新年が明けることに 日本人ほどの思い入れがないのか、年が明けたその瞬間 1月1日の午前零時、大晦日の夜から放送中の映画が 日付(年)が切り替わったことなどお構いなしで そのまま放送を続けていたりするチャンネルがあったりします。
日本のテレビだと、「ゆく年くる年」じゃなくっても 午前零時になったところで どこのチャンネルでも「明けましておめでとう」の ひと言くらいはありそうだけどね。

しかし、もちろんハンガリーのテレビでも 新年が明けたことを知らせるチャンネルがあります。

そういうチャンネルが 1月1日 午前零時に どのように新年の訪れを知らせるのかというと、
ハンガリー国歌を流す。

1月1日 午前零時に 国歌を流すチャンネルは いくつかあって、流れる映像はそれぞれ別のものだし、音源も別だけど、流れてくる曲は同じ。(←国歌なので)

このブログの写真に使ったのは、M1というハンガリーのチャンネルで、2014年1月1日 午前零時に流れた国家の背景に映っていた映像のものデス。

2014年新年国歌 M1

厳かに始まる国歌の前奏をバックに画面に映し出される子どもたち。
「どこか」へと急ぎ、階段を駆け下りていく。
(↓)
M1

国歌を斉唱する子供たちで埋め尽くされている場所は…(↓)
くさり橋 M1

ブダ王宮を背後にした『くさり橋』だ! (↓)
2014年新年の国歌 M1

『くさり橋』を埋め尽くすほどの大勢の子どもたちが歌う国歌とともに迎える新年。
何とも美しく厳かで、しかも新年の希望に満ちている…☆☆☆
なかなか良く出来た『国歌映像』なのだ。

でも この映像、ワタシ 2013年の正月にも観たと思う。 1年前のことなので確信はないけど、でも去年の『国歌』も同じ映像だったよ。

新年なのに、使い回し…。
いったいアレに映っている子どもたちは「いつの子どもたち」なんだろう? あの映像、何年もず~っと使われているのかなぁ…???

そんなことが気になってしまった 2014年の幕開け(^^ゞ

 

これが日本のテレビだったら、
ほとんど内容同じのモノでも新しく撮影したのを流すと思わない?
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しかし、くさり橋を埋め尽くすほどの子どもを集めるのは大変だと思うので、
(通行止めにもしなくちゃならないし)
毎年、コレを撮影するのは大変か…というか、・・・余裕がないのか?

 

 


ワタシの『シャーロック♡』はハンガリー語を話す。


 

2014年1月1日0時M1

近頃は海外に住んでいても、日本と同じように日本のテレビを観る方法があります。 実際、ハンガリー在住邦人のお宅では そういうテレビを観ていらっしゃるかたも多いらしい。

ウチにもテレビはありますが、日本語のチャンネルは一つもありません。 ハンガリーの普通のテレビです。  一局だけ、TV5MONDEっていうフランスのチャンネルが何故か見れるんだけど、フランス語の分からないワタシには無用の長物。(-“-) だから、我が家のテレビは『100%ハンガリー』と言ってもイイ。

ウチのテレビ、『100%ハンガリー』なのは間違いないんですが、放送されている番組のほうは『メイド・イン・ハンガリー』とは限りません。 毎日のニュースや天気予報なんかはもちろんハンガリーのものだし、ドラマや映画、ドキュメンタリーやお料理番組などなど…にも、ハンガリーで製作されたものだってあります。

でも、ハンガリーのテレビって『吹き替えモノ』の放送ががモノスゴ~ク多いのね。(^^ゞ

『吹き替えモノ』…つまり、ハンガリー以外の国で作製された 映画やドラマ、またはリアリティー・ショーとかその他色々…の、ハンガリー語に吹き替え版ってこと。 いわゆる『海外ドラマ』ってやつが非常に多い。

実際の比率がどの程度なのかは分からないけれど、ワタクシの日頃のTVザッピングから受ける印象で言うと、『ハンガリー製番組 対 吹き替え(外国製)番組』の比率は、『1:12』くらいかしら?
『1:2』ではなく、『1:12』ですから!  また、『12:1』の間違いでもありませんからね!!
まぁ、とにかく新旧ひっくるめて ハンガリー国外製のドラマの放送が多いです!!

ワタシが昨年の夏 日本に帰省した時、久しぶりに観た日本のテレビで気に入ったのが BBC制作の『シャーロック』の第1シリーズ、第2シリーズ。(←ワタシの帰省中、BSで再放送していた。)
当然、日本語吹き替え版です。(日本語で観られるのに、わざわざ英語で観る必要はない。 オリジナルが どんな声してるのか…とかには興味あるけど。)

この番組を知らない人(←例えばワタシの両親)のために補足しておくと、このドラマは有名な名探偵『シャーロック・ホームズ』が主役のストーリーなんですが、その舞台はヴィクトリア朝時代のロンドンではなく、現代のロンドン。 シャーロックは スマホやネットを駆使する現代人という設定。

この 現代人『シャーロック1・2』も、ハンガリーで放送されました。 やっぱりというか、当然ながら、ハンガリーのテレビでは『シャーロック』は流暢なハンガリー語を操っていた。
「ま、いいさ。 日本語で観たことがあるからストーリーは分かるし。」と、ハンガリー語の勉強のつもりで ハンガリー語版『シャーロック』をガン見(^^ゞ

でも、やっぱり日本語のほうが良く分かってイイな~。 オリジナルの英語版はもっとイイかもしれないけどね。 しかし、ハンガリー語を喋っていても シャーロックはカッコ良かったデス(#^.^#)

 

この『シャーロック』シリーズでは
「ホームズ」「ワトソン」ではなく、「シャーロック」「ジョン」と呼び合う。
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本人がいくら否定しても
「あの二人はゲイのカップル」と信じ込んでいる人が絶えないところも現代的か?

 

 


真央ちゃんが見られて良かったわぁ(#^.^#)


去年の雪景色
(↑コレは去年の冬の写真。今年のブダペストは こんなに雪が降っていません。)

ワタシはそれほど熱心なスポーツファンではない…。 オリンピックとか、ワールドカップとか、そういった大きい大会の時のみに燃える『にわかファン』である。
『スポーツファン』っていうより、『オリンピックファン』なのよね~(^_^;;)

そんなワタシにとって、前回バンクーバーの冬季オリンピックは、完全なる敗北の大会でありました。(もちろんアスリートとしてではなく、『五輪ウォッチャー』として。)

ハンガリーでは はっきり言って冬季オリンピックの人気は全~然で、テレビ中継もほとんど無い(-“-) 今もそうだけど、4年前も やはりそうだった。 今以上にハンガリー語がダメだった影響も大きかったと思うけれど、ワタシが4年前に見つけるコトができたオリンピックの中継(と言っても録画だったと思うが)は、女子バイアスロンと、あと何か…ボブスレーか何か …だけだった。

…バイアスロンやボブスレーに人生賭けてる皆さんには申し訳ないが、にわかオリンピックファンにとって、それらはさほど重要性のある種目ではない。(←「申し訳ない」とか言っていても、失礼極まりない発言)
やはり日本人として冬の五輪で最大注目競技っていったら、やっぱり女子フィギュアスケートでしょ!! だから見たかったのは 浅田真央ちゃん♡だ~!!

しかし、4年前、結局ワタシは浅田真央ちゃんの演技はモチロンのこと、演技以外の姿も 一切見ることが出来なかったのでした。(真央ちゃんが どんな衣装だったかとかも知らん。)

「テレビ中継がなくても インターネットで観れば?」…と言われるでしょうが、インターネットでシミジミじっくりオリンピック観戦する余裕なんて無かったもん。 余裕あったとしても、ワタシのネット環境は常にイマイチだし(-“-)

ま、とにかく4年前、バンクーバーの時は五輪ウォッチャーとしては散々だったの!!! (>_<)

しかし、今回のソチ大会では、フィギュアスケートの放送をする時間を探り当てることが出来た~~\(≧∇≦)/ (←コレには、ワタシのハンガリー語力の向上がそれなりに影響している)

で、浅田真央ちゃんを観るコトができたd(≧∇≦)b

ショートプログラムでは ちょうど真央ちゃんの演技の時に、テレビの前を離れていたので 演技中の姿は観られんかったんですが…。(←アホか、ワタシ!!!)
でも、演技直後の悲しそうな顔をしている真央ちゃんの姿は観るコトができたわ。
それに翌日のフリーの演技のほうはバッチリ観られた(^_^)v (モチロン ハンガリーなので録画放送だったんだけど。)

メダルを獲れる実力がありながら獲れなかったことで、真央ちゃん本人は、ものすごく不本意で残念だっただろうと思うけれど、ワタシは真央ちゃんの(動いている)姿が観られただけでも 満足だったわぁ(#^.^#) バンクーバーでの借りは返した!! (^_^)v

 

トリノで冬季オリンピックが終わったとき、
「次のバンクーバーは日本から近いんじゃん? 行ってみたいかも♪」
…とか思った覚えがある。…が、しかし!!!
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実際バンクーバーでオリンピックがあった時には
ワタシはハンガリーでTV中継もろくに観られぬ憂き目をみていたのであった。
人生、何が起こるかわからぬものよ…(^^ゞ

あぁ、それにしても勝負の世界は厳しいね。

 

 


ソチは遠い……


ドナウ川

 

『ソチ』でオリンピックが始まりましたね。

前回の冬季オリンピックで、「次は『ソチ』で会いましょう!!」…みたいなコトを言っていたので、それで初めて『ソチ』という地名を知ったワタシです(^^ゞ
当然 場所も知らない。また あえて調べてみたりもしなかった。 だから、オリンピックが始まった後にソチの場所を知りました。

ソチって黒海沿い…ということは、トルコの近くなんだね。 日本に近いウラジオストクとかのほうじゃなくって。(ロシアは広~い!!) だから日本に比べたら ハンガリーのほうが ずっとずぅ~っとソチに近いんだわ。 ブダペストを流れるこのドナウ川(↑)を下って行ったら黒海にたどりつくんだもんね?

しかし、たとえ物理的な距離は近くても、ハンガリーにいるワタシにとって ソチは限りなく遠いです。日本にいる時以上に!!

夏のオリンピックの北京、ロンドンの時は 両方とも日本に帰省中だったので、ワタシは日本でオリンピック三昧でした(#^.^#)
だからハンガリー人たちが夏季オリンピックのときに どれほど燃えるものなのか、ワタシは知らないのです。 しかし夏のオリンピックの時は、水球・ハンドボールのようなハンガリーが強い競技があるので、それなりに燃えてるんじゃないのかな? たぶんね?(^^ゞ

ロンドンオリンピックのときは、ハンガリーの選手の成績がかなり良く、メダリストが大勢輩出されたらしいんですよ。 それで、帰省が終わってハンガリーに戻ってきた頃に、そのメダリストたちを集めての祝賀イベントみたいなものを 何処かの競技場で盛大に行なっているのをテレビで見た覚えがあります。

でも、冬季オリンピックは全然盛り上がってないの(>_<);;
ま、バンクーバーの時も全然だったから、覚悟はしていたけどサ。

ハンガリーって、冬季オリンピックにある競技には あまり盛んな種目がないみたいです。 メダル候補になるような有力選手もいないみたい。 だから皆、ほとんど関心がない? 職場でも話題にものぼらないの。

放送権の関係で…なのかもしれないけれど、テレビでもほとんど放送されていないです。 日本だったら、オリンピックの期間中は24時間ずっと どこかのチャンネルでオリンピックやってると言ってもいいくらいなのに…。 全然 放送してないわけではないんですけどね~、日本と違って圧倒的に少ないし、あってもワタシがテレビを観られる時間じゃなかったりする。

それに、ワタシとしては どうせなら日本人選手の活躍するところを見たいわけで、その点、ハンガリーのテレビって 全然ダメ(-“-)(←当たり前?) 解説も日本語じゃないから良く分からないことが多いし…(>_<)

やっぱり『オリンピックの時だけの にわかスポーツファン』としては、日本のテレビの丁寧な実況解説付きじゃないと!!!!

「日本にいる時よりも、ソチは遠い…(T_T)」と感じております。

 

ハンガリーには高い山がないので、
アルペン競技とか、自国内では練習する場所もないわけで。
それじゃ競技人口増えないし、強くもならないよねぇ?
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ハンガリー在住でも日本のテレビが見られるお宅では
こっちでもオリンピック三昧なんだろうな~。いいなぁ~♡


おはなし版カラオケ(?) „Mesélj nekem!”


おはなしして!

最近、同僚に勧められたテレビ番組 „Mesélj nekem!” が、イイ!

モチロン„Mesélj nekem!”というのはハンガリー語で、日本語に訳すと『おはなしして!』…って感じかと。(以降『おはなしして!』で統一します。)  この日本語訳で想像つくかもしれませんが、ハンガリーの「M2」というチャンネルで放送している子ども番組です。(「M2」は ほぼ一日中子供向け番組を放送しているチャンネルで、日本の「Eテレ」に近い感じかな?…と。)

今どきの動きの早くて緻密なアニメーションではなく、紙芝居っぽい画面に 童話の朗読が合わせて流れる10分間くらいの短い番組。 朗読のスクリプトが画面下に字幕で流れるので、おはなしを聴きながら 読むこともできます。 また、朗読のスピードに合わせて字幕の色が変わるので、今 どこを読んでいるのかが 分かる仕組み。 (おそらく読む練習をしているくらいの幼児にたいする配慮。) 『おはなし版のカラオケ』って感じ。

このカラオケみたいな字幕がついているところが、ワタシのようなオトナだけど ハンガリー語力は幼児並み…か、それ以下!な人間には とてもありがたい(#^.^#)
外国語を勉強している人には分かってもらえると思うけど、ただ読むだけよりも 音声を聞いたほうが分かりが早い、でも 音を聴いているだけでは、なかなか聴きとりが難しい…。 だから耳で音声を聞きながら 目でも文字を追う作業は、内容を理解しやくなるし、曖昧にしか聴き取れなかった単語を目で確認したりもできて好都合。

聴覚障害者向け(と思われる)字幕放送付きの番組もあることはあるんですが、そういうのは映画の字幕と同様で 聞こえてくる音声と 字幕に書いてある言葉に 多少の違いがあるんです。 そして、困ったことに 音声と字幕の出てくるタイミングが 何故かおそろしくズレているコトが多い(-“-)

その点、『おはなしして!』の字幕は、朗読者が語っている朗読内容と字幕が同じで、今読んでいる部分も色で分かるから、すごくイイの♡  普通のハンガリー人の子供向けの番組だから、朗読のスピードはかなり速くて 字幕を目で追うのも大変なくらいだけどね。 でもま、1回観ただけで全部を憶えようとか思わなければ平気。 まずは内容がだいたい理解できればOK♪

そんなわけで、M2の『おはなしして!』を最近 なるべく観るようにしています。

ただ、問題もあります。 放送時間が平日の午前10時頃から、午後は6時頃からなんですよ。 平日の午前なんて テレビを観ていられるわけがないし、平日の午後6時…に毎日ウチでテレビの前にいられるかというと やはりそれも……(>_<)  レコーダーを持っていないので録画するわけにもいかないし、逆に録画してしまったりすると いつでも観られる気になるので 結局見なくなるんじゃないかと思う…(-“-)

そんなわけで、「観られるときだけ観る」…というユルイ感じで、『おはなしして! (Mesélj nekem!)』を楽しみにしている今日この頃です。

 

Mesélj nekem!みたいな『おはなし版カラオケ』番組って
日本の幼児番組にもあるのかな? ありそうな気がするケド……???
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もしあったら、日本語学習者にオススメだと思うのよね。
どなたか、ご存知?