フニャ高での4年間で

卒業式

当ブログで「ハンガリーの高校生」といっているのは、基本的に9年生から12年生までの4学年のことで、日本の学校で中学3年生から高校3年生までの年頃の子供らに当たります。

さらにフニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)では、1学年4クラス中の1クラスだけ 卒業まで5年間かかるカリキュラムになっているため、そのクラスの生徒が卒業する時は 日本の大学1年生にあたる年齢になっています。

で、9年生で入学してくる段階では「ピヨピヨのヒヨコちゃん♡」と呼びたいような見た目の幼い生徒が混ざっていたりするのですが、その一方で、同じ新入生なのに「おじさん・おばさん」な生徒も居るんですよね〜〜。

正直、「ピヨピヨちゃん」と「おじさん・おばさん」が同じ教室で学ぶ姿は、奇妙。^^;

でも、フニャ高で4年間(または5年間)を過ごして卒業する頃には、「ピヨピヨちゃん」も成長して大人になってるし、「おじさん・おばさん」も元々あった大人っぽさが上手いこと馴染んで ふつうに大人に見えるようになり…。

要は、同い年なのに 見た目10歳以上の年の差があるような子供らが、18歳になった頃には同じ年頃の若い子たちになっているんです。

思春期の不安定さは内面だけじゃなく、外見にも表れているなぁ…とか、思ったものです。

 
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馴染むひと月

始業式

9月初旬のフニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)職員室では、新入生のクラスでの初授業を終えて戻った先生からの、
「今のクラスにさぁ、すっごく小っちゃくてカワイイ幼子がいたの〜♡」
「知ってる! 小学生みたいな子。廊下で見た!」
…といった会話が弾むことが…。

フニャ高の新入生は、日本の学校でいうと中学3年生にあたる学年なので、フニャ高入学時の年齢は14歳。 女子生徒には そこまで幼い生徒はめったにいないのですが、男子生徒の中には たまにフニャ高に似つかわしくない可愛らしい幼い子供がちょろっと混ざっていたりするんです。

しかし同じ学年の男子でも すでにヒゲを生やしているような生徒もいますから、フニャ高の生徒たちの中に小学生みたいな子がいると目立つんです。
それが新学期が始まったばかりの9月初旬。

でも入学からひと月近く経った9月の終わり頃になると、そういう幼い子供も それほどは目立たなくなってくるんですよね〜。

1ヶ月やそこらで それほど成長するわけがナイんですが、不思議とそれほど違和感がなくなってくるの。
新入生たちがフニャ高をいう新しい環境に、馴染んできたって事だったんですかね?

怒涛の9月のひと月で、新入生も高校生になっていく。

 
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ドナウ川冠水

ブダ城

ワタシがハンガリーで住んでいたのは、ブダペストの16区という所。
ブダペストに土地勘のある人なら分かると思いますが、観光地であるドナウ川とその周辺地区からはそれなりに離れた所です。ドナウ川まで歩いて行けないことはないでしょうケド、徒歩で行くなら片道数時間はかかるんだろうな…という場所でした。

だからハンガリー在住当時は、「ちょっと歩いたくらいでドナウ川に着くような辺りに住んでみたい!!」と、ず〜っと思ってました。

まぁ、それは憧れのまま、叶うこともなく終わってしまったですが。
(T ^ T)

今、ドナウ川が増水して、久々に沿岸が一部冠水してるらしいので、過去の叶わなかった夢を思い出しちゃったんですよね〜〜。


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クラス遠足

遠足

フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)では、9月半ばを過ぎた頃の金曜日に、全校一斉でクラス遠足をする慣わしでした。
全校一斉だけど、行動はクラス単位です。

クラスの担任・副担任の先生は、よほどの理由でもない限り引率で一緒に遠足に行くわけですが、それ以外の先生も いずれかのクラスの同行することを推奨されています。
クラス遠足の引率だと、たいてい博物館などでは入館料タダで入れてもらえるので、お得なんだよね〜。^^;

クラスごとに行き先が違うので、遠足が近づく頃の授業では、遠足でどこへ行くのか、よく聞いたものでした。

たいていはメジャーな観光地へ行くクラスが多かったけど、変わり種としては何やらサバイバルゲームができる施設へ行くという生徒がいたなぁ…。
ちょっと楽しそうだったな…。

 
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4番教室はどこですか?

玄関

ハンガリーの建物の階の数え方は、イギリス方式と同じです。

日本で1階にあたる階が「グラウンドフロア」で、その上の階、日本の2階は「ファーストフロア(1階)」、日本の3階は「セカンドフロア(2階)」となる。
ややこしい…(*_*)

だからフニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)の校舎は3階建てで、各教室には番号が当てられているんですが、日本でいう2階にある教室の番号が、順番に101・102・103・104…となっています。(百の位に階の数字があてられている)

日本風でいう1階にあるフニャ高の教室は、階番号ナシで1・2・3番教室と、教室が3つ並んであるのですが、全然違う場所に「4番教室」というものが存在するんです。

4番教室の場所は、反則級にイレギュラーなところにあって、案内なしで見つけることはまず無理です!

お行儀の良い人なら絶対に勝手に開けたりしないであろう雰囲気の、校舎の外側にある大扉を開けて入り、「こんな階段、勝手に上っちゃっていいのかな???」って感じの階段を上ったところにあるのが、フニャ高の4番教室。
秘密の隠し部屋みたいな感じなの。(^_^;)

とはいえ、授業は4番教室でも行われているので、フニャ高の人はみんな4番教室の場所は知ってるんですけど。

ただ新学期の9月には、新入生や、新入りの先生とかが4番教室の場所が分からなくて放浪しているのに出くわすことが、毎年あったなぁ…。
懐かしいね。(⌒▽⌒)

 
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