TOSHIBA 愛


 

Toshiba

コレ(↑)は、ブダペストの地下鉄で見かけた パソコン屋さんの広告。
今のところハンガリーでパソコンを買おうという気がない予定がないものですから、パソコン屋のポスターとか 日頃はろくに見ないのですが、「愛」の字が目についたの。

TOSHIBAのパソコンの宣伝なのね。 だから漢字なんか使ってみちゃっているわけか。(漢字はあくまでもファッション(^^ゞ ハンガリーだから。)

中央部分に赤地白抜き文字で  ”SZERETETTEL JAPÁNBÓL” とあるのは、日本語にすると「日本より愛を込めて♡」…ということ。 日本製パソコン(たぶん日本国外生産だろうと思うけど?)であることを、広告で あえて強調しているわけですね。

こういう広告を見ると、いつも思う。 海外で・・・ 少なくともココ ハンガリーでは、『日本』または『日本製品』にたいする ブランドイメージは かなり良いんだなぁ…と。

たとえば、『スズキ』(←ハンガリーにも現地工場があり、ハンガリーの庶民に人気の 日本自動車メーカーの『スズキ』ね。 ハンガリーでのシェアは 『世界のトヨタ』を軽く超える。 その理由は高品質・低価格で、ハンガリーでは『トヨタ』は ちょっと高級車なイメージ。)なんかも、CMなどでよく『日本』をアピールする形で広告展開をしている。

『日本』や『日本製品』にたいするイメージが最悪だったりしたら、広告であえてそれをチラつかせる必要はなく、むしろ隠しておこうとするはず。 逆にそれらを強調しているというのは、「この製品はニッポンなんですョ!!」と言われて、「日本製か。…ならイイんじゃない?」と、つい買う気になってしまう人がいるってコトですよね。

このような『日本製品』や『日本』に対する信頼感とか、何となく良いイメージっていうのは、昨日や今日に出来たものではなく、敗戦後の日本の企業人たちが 誇張ではなく本当に「血を吐きながら」働いてきて、
「日本製なんて全~然ダメ!」というイメージから、
「日本製なら安心なんじゃない?」というイメージになるまで 何十年かかけて作り上げてきた
『日本』のブランドイメージなんだ。
・・・ということは、『プロジェクトX』とかを観るとよく分かる。(^_^)

この「よく分からないけど、何となくイイ」という日本のブランドイメージは、ワタシ個人にとっても すごく重要です。

今、ワタシはハンガリーという異国で 日本語を教えることで生活をしているけれど、コレは日本語習いたいという生徒がいるから成り立つこと。 フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)では日本語は必修科目じゃないから、生徒のほうが自主的に「日本語やります!」って言わなければ、生徒が0(ゼロ)で ワタシは即、用無し!!になってしまう。
細々とでも、毎年自主的に「日本語やりたい!」という生徒がいるから ワタシの首はつながっているのす。

これは、はっきり言ってワタシ自身の努力…なんてものでは全~然無くて、元をただせば日本製品や日本のアニメなど等、『日本』のブランドイメージが高いおかげなんですよね。

だからワタシって、先人が作り上げてきたブランドイメージのおこぼれに与っている身なの。 他人様にキレイに敷いてもらった羽根布団に 気持ちよく寝そべっているようなものね。 イイご身分だわぁ、ワタシ。(^m^)♡

 

偶然だけど、
ワタシの愛機ピロシカちゃん(←パソコンの愛称)もTOSHIBA製。
ワタシのピロシカちゃんは、日本で買ったダイナブックだけど。
人気ブログランキング バナー ピンク花
ハンガリーでの日本のイメージは、製品に対する信頼性の他に、
地理的に遠いせいもあって 「何となく未知のエキゾチックな国」…というのもあるかも~。

 

 


白いフワフワの正体


 

シャインくん

緑の多いウチの近辺では、春、空中を白いモノがフワフワフワフワと漂っている。 ちょっと鬱陶しいほど…ということを、過去記事のコチラで書きました。

コレね。(↓)
白フワ
コレは、飛んできたフワフワが地面に「フワ溜まり」になっているところ。

この白いフワフワの出処を、その後、地元ハンガリー人に聞いてみたんですが、
「まぁ、何か、色々…」というような、はっきりしない答えをもらいました。(-“-)
何だかよく分からないけれど、このような白フワを発生させる植物が何種類かある…らしいです。 (ひょっとすると、「タンポポの綿毛」もそのうちの一つか。)

地元民の答えはあまり当てにならなかったんですが、 道を歩いていて偶然、白フワの発生源を発見!!

コレが犯人だ~!! (↓)
白フワのアップ
発生源の植物は この木以外にもあるのかもしれないけれど、コレは絶対に発生源の一つに間違いない。

このように けっこう背の高い木なので、今まで目に付くコトがなかったらしい。(↓)
白フワの木

ズームで撮影。(↓)
白フワ

白フワフワ

空中を綿みたいなモノがフワフワしている時は 目鼻口に入ってきそうで、鬱陶しいことこの上ないんですが、こうして見ると、けっこうキレイかも…???

 

やたらと種は飛んでくるし、秋は枯葉も多いけれど、
ウチの周辺は緑が多くて、いい環境だと思います。
人気ブログランキング バナー ローズヒップ
ワタシ自身は植物を育てる才能がないけど、
この環境のおかげで 緑に囲まれていられるもん…(^_^)

 

 


春休み明け


 

シャインくんと黄色い花

さて、春休みが終わり、またお仕事の日々に復帰です。
やっぱり春休み6日間は短いですね。 あっという間だぁ~。(>_<)

ハンガリーの学校の学年は9月始まりですので、日本の学校と違い、春休み明けは新学年の初めではないし、学期の区切り目でもありません。 だから、春休み明けの初日から、いきなり普通に授業開始です。(始業式はおろか、朝礼もなく、普通通りに7時半から授業開始サ~(^^ゞ)

春休み明けの初日は水曜日で、今週は土曜日まで出勤日です。 4月26日(土)が出勤なのは、5月2日(金)の代わり。 ハンガリーは5月1日が『メーデー』で祝日。 今年は5月3日、4日が週末なので、5月2日(金)も 休みにしてしまえば四連休になる…というわけで、4月26日(土)が勤務日になりました。 つまり、春休み明けの週末は1日しか休めないけれど、その翌週には四連休が待っている。…そういうことなら、つべこべ言わずに働きますよ、えぇ。(^^ゞ

ハンガリーの高校は、4月末から5月初旬にかけてが 卒業式シーズンです。 これは、エーレッチェーギという全国一斉で行われる高校卒業試験が毎年5月の第1月曜日から始まるためで、卒業試験の前に 卒業式を済ませてしまうのがハンガリー風。
フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名) の卒業式は、4月30日にあります。

そして 5月5日(月)から 5月9日(金)までが、上記のエーレッチェーギ(高校卒業試験)の筆記試験。(その後 6月の面接試験まで完全には試験は終わらないので、エーレッチェーギは長丁場なんです。) この5月初めのエーレッチェーギの週には、フニャ高では卒業生が試験を受けているため、下級生たちは休みで 通常の授業はありません。

つまり4月30日の卒業式、5月1日~4日は四連休、5月5日~9日はエーレッチェーギ、5月10日、11日は通常通りの週末…で、フニャ高在校生たちには合計12日間 授業がありません。    在校生も卒業式の日には登校しなくちゃならないけど、その後の5月1日から11日までは 事実上のお休みです。 はっきり言って、春休み(6日間)よりも長い!!

でも、休めるのは在校生たちだけで、(四連休と週末を除いて)学校そのものは休みじゃありません。 だからワタシも働きます。 春休みが明けちゃいましたしね~(>_<;)

 

ハンガリーにいると、つい忘れてしまいがちな日本の祝日。
そういえば、日本もゴールデンウィークの時期じゃないですか!!
人気ブログランキング バナー ピンク花
カレンダーを見た感じからすると、今年のゴールデンウィークは
カレンダー通りに飛び石で休みの会社が多いのかな?

 

 


祥子さま、宇宙飛行士になる。


 

祥子さま 宇宙飛行士姿

近頃 ブダペストの街中で良く見る『オペラ座』のポスター。 その中で、日本人のバレリーナ中村祥子さまが宇宙飛行士に♪
右下にしっかり ”Shoko Nakamura / balerina” と、名前入りです。(#^.^#)

(ワタシが祥子さまの色香にノックアウトされた時の話は、過去記事のココ)

『白鳥の湖』とか『ジゼル』とか…そういった特定の公演を宣伝するためのポスターではなく、『オペラ座』そのものの宣伝ポスターみたい。 (Bérletが何とかと書いてあるので、オペラ座の「年間パス」みたいなものがあって、それの売り出しのためのポスターかもしれない。)
„Ahol kinyílik a világ” という共通コピーのもと、祥子さま以外の人々が登場(シチュエーションもそれぞれ別)している 別ヴァージョンのポスターもあります。

„Ahol kinyílik a világ”の意味は、「世界が開かれる場所」って感じ。
 ―『オペラ座』には別世界が広がっているよ。だから来てね♡ …という意味か。

行きたいなぁ、オペラ座…。 祥子さまを拝みに…♡
しかしワタシには 高嶺の花の場所だ。 オペラは…(T_T)

上記のとおり、このポスターには 祥子さま以外の別ヴァージョンもいくつかあります。
たぶん このポスターに登場しているのは、ダンサーとかオペラ歌手とかで、ブダペストの『オペラ座』の舞台で主役をはっているスターたちなんですよ。 カーテンコールで前列の中心に立って、一番の拍手喝采を浴びる人たち。 (そういうスター以外は、このポスターには登場できない。)
その辺を考えると、バレエのことを良く知らない人(ワタシも)にも中村祥子さまのスゴさが ちょっとは分かっていただけるのではないかな~と思いマス。(^_^)

 

バレエのファンの人たちにとっては 以前から祥子さまは有名人だったでしょうから、
ワタシごときが「祥子さまスゴい!」とか言うのは、「今さら…」でしょうが。
人気ブログランキング バナー ピンク花
祥子さまが『オペラ』にいる間に、もう1回くらいは拝めると良いなぁ。
(それほど長く『オペラ』に所属しているとは思えないし~???)

 

 


イースター・エッグの作り方(伝統編)


 

ブランカのトヤーシュファ

ハンガリーのイースター(復活祭)伝統の飾り、『トヤーシュファ(タマゴの木)』に飾るイースター・エッグは ゆで卵ではなく、中身を抜いて絵付けをした後にリボンを付けたものです。

タマゴの上下に小さい穴を開けて… (↓)
タマゴに穴を開ける

タマゴを吹いて、中味を出す!! (↓)
タマゴを吹く
コレ(↑)、結構重労働です。

さらに、空になった卵に水を少量入れてカラの中を洗う。 そうすれば、ゆで卵と違って中味が腐る心配が要らないので、キレイに絵付けをしたあとは何年でも飾ることができます♪ (←割れたりしなければね(^^ゞ)

それから、前回「Tojásfesték」というタマゴを染めるための染料があることを紹介しましたが、玉ねぎの皮を煮だして作った染料を使って卵を染めることもできます。 (←きっと このほうが伝統的。) 玉ねぎの皮が染料になるということは、草木染に使うような染料はタマゴを染めるのにも使えるということかも。
玉ねぎの皮

 

それから最後に、この写真(↓)にあるようなイースター・エッグの絵付け技法について。
イースター・エッグ13

これは、前回紹介した技法とは手順が逆になり、
  ①  タマゴに蜜蠟(?)で絵を描く。
  ②  タマゴを染める。
  ③  蜜蠟(?)をふき取る。
以上の手順で作ります。

蜜蠟が(?)付きなのは、実を言うと 正確には何なのかよく分からないから。 たぶん蜜蠟だと思うんですが、ひょっとすると違うかもしれないので…(^^ゞ  熱を加えると液状化して、かつ、染料が浸み込むのを遮る素材です。

その道具はこのようなモノ。(↓)
ロウを融かす
上のカップみたいなところに、融かした蜜蠟(?)が入っていて…
この写真(↓)にある道具で絵を描きます。
ロウ描き用のペン

この手法も体験させてもらった事があるんですが、筆で絵を描くよりさらに難しかった(>_<)  蜜蠟(?)が あっという間に固まってしまって、なかなか描けないの。
しかし、こちらの蜜蠟(?)で絵を描いて、玉ねぎの皮か何かで作った染料でタマゴを染める手法が、前回の記事で紹介した手法よりも、もっと伝統的でポピュラーな手法だったんじゃないかなぁ~と想像しています(^_^)

 

美しいイースター・エッグを見ると、
つい 自分でも作ってみたいとか思っちゃうんですが…
人気ブログランキング バナー 国会議事堂
イースター・エッグは誰でも作れるけれど、
キレイに作れるかどうかは全く別だ…と、悟ったワタシ(^^ゞ