クリスマスとは別! サンタさんの日(#^.^#)


雪だるまチョコ

日本でも12月25日のクリスマスは有名。 (クリスマスイブの24日のほうが、なぜかクリスマス的には盛り上がるけど…?) でも、『サンタクロースの日』は日本にはありませんよね?…というわけで、今回は『サンタクロースの日(Mikulás nap)』の話題デス。

 

■ 12月6日はミクラーシュ(Mikulás)の日!!

ハンガリーでは、サンタクロースのことをミクラーシュ(Mikulás)といいます。 12月6日はサンタクロースのモデルである聖ニコラオスの祭日。 ミクラーシュはクリスマス(12月25日)ではなく、聖ニコラウスの祭日である12月6日に良い子のところへプレゼントを持ってきてくれるのです。

ハンガリーでは、サンタさんは『サンタの日』に来てプレゼントをくれるので、クリスマスにはサンタさんは来ません。 だからクリスマスにはサンタさんからのプレゼントはなく、家族や親しい人の間でプレゼントを交換し合うもののようです。

ミクラーシュ
(ハンガリーではクリスマス当日はミクラーシュもお休みで、おウチで家族と過ごせるのかなぁ???)

 

 

■ サンタさんのプレゼントは?

『サンタの日』にサンタさんが持って来てくれるプレゼントはお菓子。 一番人気はやはりハンガリー人が大好きなチョコレートかな。 スーパーで既に10月後半頃から始まっているクリスマスのチョコレート商戦は、クリスマスよりも前の このサンタの日で大量に消化されるのデス(^^ゞ

サンタチョコ売り場
(サンタチョコの売り場は広すぎて、画面に入りきりません(^^ゞ )

サンタクロースをかたどったチョコレートも定番ですが、ハンガリーのクリスマスに欠かせないのは『サロンツコール』というお菓子。 ゼリーやマジパン、ココナッツなど色々がチョコレートでコーティングされ、カラフルでキラキラした包装紙でキャンディ包みにしてあるお菓子です。
サンタさんはサロンツコールがいっぱい入った袋を持っていて、良い子にはサロンツコールを大盤振る舞いしてくれるの(#^.^#)

サロンツコール
(このキラキラの包み紙がサロンツコール。中味は色々。色々なメーカーのモノが出ていて、包み紙が赤いのはゼリー、青はココナッツ・・・などの法則があるようですが、たくさんありすぎて分からん(^^ゞ )

一方、悪い子にはお菓子ではなく『ヴィルガーチ(virgács)』を持ってきます。 『ヴィルガーチ』は竹ぼうきの箒部分を少量とってきて束にしたような形で、…特にキレイでもなければ何かの役に立つわけでもない、美味しいお菓子の代わりにコレを貰ってしまったらスゴク残念(T_T)……そういうモノです。 でも実際に誰かがヴィルガーチを貰っているところなんて見たことないヮ。 クリスマスとサンタの日の前の子供はみんなイイ子だから?

 

■ ブーツを磨いてサンタに来てもらおう!

12月5日の夜、ハンガリーの子どもは自分のブーツをキレイに磨いて窓辺に置くんだそうです。 すると翌12月6日の朝、サンタさんからのご褒美のお菓子が入っている♡ 子供は大喜び!!…でしょうね~~(#^.^#)

クリスマスのブーツ
(ワタシは去年、このクリスマスブーツを窓に吊るしてみた(^^) 今年は本当にブーツを磨いて置いてみようかなぁ??♪)

しかし、サンタの日は子どものためだけのイベントではなく、大人たちもサンタの日を楽しみにしています。 ハンガリー人はお菓子が大好きですからね~。 職場でも、チョコ・サンタやサロンツコールを仲の良い同僚にあげたりもらったり、サンタのプレゼントでハッピーに過ごす♪

12月6日、サンタクロースの日は そういう日です♪♪♪

 

ハンガリーへ来る前は、『サンタの日』の存在も知らなかったワタシ。
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でも、今はワタシも『サンタの日』を楽しみにしている一人です♪
だって『サンタの日』には本当にサンタが来るんだョ~~!!!
・・・というわけで、『サンタの日』話は まだまだ続く(^^ゞ

 

 


今日から冬休みまで


秋のフニャ高

今日は秋休みが明けて最初の出勤日です。

「休み明けから次の休みの話か!?」…と言われてしまいそうですが、次の休みは冬休み。 ハンガリーの学校の冬休みはクリスマス休暇なので今年は12月22日(日)から。 (……ということは、21日は土曜日だけど出勤日らしい(>_<)……) 

ハンガリーの場合、公的なクリスマスの祝日は12月25日と26日の二日間。 ですが、24日のクリスマス・イブは多くの商店は昼まででどんどん店を閉めてしまうし、ブダペストの公共交通機関は午後3時ころから終電・終バスが運行してその後は運休。(ただし、25日祝日には公共交通は復活します。) ワタシのように自力の移動手段は徒歩だけ…の人は、イブはうかつに外出するとウチまで帰ってこられなくなっちゃう(T_T)
1月1日はハンガリーでも祝日でお休みですが、日本ほど『正月』に重要性がないようで、1月2日はもう普通の日です。

秋休み後 冬休みまでの間の1か月半とちょっと。 一年で一番夜が長い時期に向かいながら、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)ではいくつか行事もあって忙しくなります。

秋休み中たくさん眠ったので、元気で頑張りたいと思いますd(^_^)b

 

今日の写真(↑)は10月半ばのフニャ高前。
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11月になった今はずいぶん木々の葉っぱも落ちてしまいました。
でも今年はまだそれほど寒くないんです(^_^)v

 

 


祝日前の戦争とハンガリー人の忍耐


10月22日レジ前行列

ハンガリーでは10月23日は1956年ハンガリー動乱の記念日の祝日、そして昨日、11月1日は万聖節の祝日でお休みでした。

通常の週末の日曜日だと、ハンガリーではスーパーマーケットのような食料日用品を扱うお店は営業しています。 しかし、祝日は全面的に閉店休業 観光客向けのおみやげ屋さんなどは営業していますが、レストランはお休みしている所も多いかも。 (ちなみに日本では普通の24時間営業のコンビニはあまり…というか、たぶんほとんど無い。)

簡単に言ってしまうと、ハンガリーでは祝日に食べ物は買えない。 だから祝日の前日には大勢がスーパーでの食糧買い出しへと走るわけです。

当然スーパーは買い出し客で大混雑。
上の写真は10月23日の前日、22日のスーパーで。(↑)

レジの前の長い長~~い列。 列が長すぎてレジが遥かかなた……レジが……見えない(^^ゞ
ブログネタにするためにわざと長い列を選んだわけではなく、これでも列が短いところを選んだつもり…。

 

並び始めて20分、やっとレジが近づいてきたトコロ(↓)
10月22日レジ前

結局、列に並び始めてからお金を払ってレジを通過するまで、27分間かかりました。(~_~;)
30分超えを予想していたので、思ったより速かった(^_^)? まぁ、ほんのチョットだけ…。

クリスマス前の混雑期とか、ま、こういうことは年に度々あるわけで。

こんな時、ワタシが常々「大したものだナ」…と思うこと。 それは、このようにウンザリする長い行列で、周りのハンガリー人たちはただ黙々と大人しく行列している…ということ。

もちろんこの行列ですから見回せば皆、ウンザリしていて早く進まないかと思っているのは見て取れるわけですが、横入りしようとしたり、店の人に文句をつけたり、またはケンカを始めたりする人を、ワタシは一度も見たことがありません。 「早くぅ~~(-“-)」…とは思っていても、みんな大人しく待っているんです。 ハンガリー人のそういうとこ、スゴイと思わない!?

 

 

正直、ワタシは20分以上もただ待たされたらイラついてきちゃうので…(^^ゞ
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上の写真を撮った日は、本を読みながら待っていました。
だから退屈しないで(イラつきもしないで)待っていられた。
今度からこの手でいこうd(^_^)b

 

 


お祭り流行りの九月(その理由を3つ考えてみた)


ネムゼティ・ヴァーグタ 表彰式

9月・・・それはハンガリーでお祭りが大流行するとき・・・。

「お祭りが大流行」ってのも変な言い方ですが、9月にお祭りなどのイベントが多いのは確か。 毎週末(場合によっては週日中でも)、あちらこちらで大小様々な催し物がが開催されていました。 大きいイベントとしては、ブダ王宮の「ワインフェスティバル」とか、英雄広場の『ネムゼティ・ヴァーグタ』など。 昨日の記事で紹介したワタシの地元の祭り、一応ブダペストの市内の『Kertvárosi vigasságok』もあったし、ハンガリー中のいたるところで9月から10月にかけて、数えたらきりがないほど祭りが行われているんですね~(^_^)v

9月は学年初めの時期でもあって、仕事のほうも色々と忙しい時です。 だから、どこかで『なんとかフェスティバル』があると知っていても、なかなか見に行く時間が取れなかったりするんですよね。 時間があったとしても、同日に複数のイベントが重なっているので全部を網羅するのは不可能・・・。 どうせなら日にちが重ならないように、出来るならこんなに同時期に集中しないで開催してくれれば良いのにぃ・・・と、思わないでもありません。

例えば本日の画像(↑)は、今年の『ネムゼティ・ヴァーグタ』(ブダペストの観光名所『英雄広場』で開催される大きなイベント)のフィナーレ、ヴァーグタの表彰式のテレビ中継画面を撮影したもの。 テレビ中継を見た・・・つまりその時(9月22日の午後6時頃)ワタシは自宅にいたわけで、ヴァーグタのあった週末はワタシは他の用事があって英雄広場へは足を運べなかったんでした。 (無理すればちょっとくらいなら行けないことはなかったけれど、見に行っていたりしたら、逆に表彰式をこんなベストアングルで見ることなんて出来なかったと思う。その場にいても人波にのまれて今何をしているのかも分からない(>_<)・・・とか。)

『ネムゼティ・ヴァーグタ』を見に行けなかった悔しさを胸に、ただでさえ忙しい9月(から10月にかけて)、どうして各地でお祭りやイベントを集中して行うのか、その理由を(勝手に)考えてみました。

 

それが伝統だから

9月から10月というと、時季的に秋ですので伝統的に『収穫祭』が行なわれていた時期なんだと思います。 ハンガリーはワインの産地でもあるせいか、収穫祭というと「ブドウが実った嬉しいな(^o^)/♪」・・・のお祭りである所が多いらしい。(これが日本だとやっぱ米か?) ドイツではオクトーバー・フェストとかいうビール祭りがあるらしいけど、そういうのもやはり収穫祭の一つの形なんじゃないかなぁ?
とにかくこの時期には、あちらこちらで『おらが村のお祭り(収穫祭)』があるのが伝統だったのではないか・・・と思う。

 

空にお日さまがあるから

 ヨーロッパでは、4月から10月までの間は夏時間です。 ヨーロッパは全体的にもともと緯度が高いため、日本よりも夏と冬との日照時間の差が大きいの。(夏は明るい時間が長~く、冬は逆に暗い時間が長~~い) 夏の間は夜、暗くなってくる時間が遅くて、午後の時間が長~~いんですよ。  10月になった今では、ブダペストでは淋しくなるほど暗くなるのが早くなったなぁ・・・と感じますが、それでもまだ冬に較べればねぇ? ・・・と、そういうわけで、9月ならまだ日も長いので野外で祭りを催すには最適!ということなのではないかと思います。

 

これから暗く暗く暗く・・・なるから・・・ (;_;)

ブダペストの冬は暗いです。 もちろん日が短いってこともあるんだけど、昼間でもなんだか薄暗いような空模様の日が多くて、寒さ以上に暗さが身に堪えます・・・。 これはワタシが日本で空っ風が吹きすさぶ「冬は寒くも基本的に晴れ!」の上州で生まれ育ったせいで特に強く感じるのかもしれませんが、やはり冬の寒さと暗さがイヤなのは地元の人たちだって同じだと思うのよ。

だから暗い季節が来る前の明るくて寒くないこの時期のうちに、
「同じ日にたとえ隣の村でも祭りをやってようが、そんな事には構うことなくウチでも祭りをやろうぜ! だってブドウが獲れたんだし、外で思いっきり飲んで踊っていられるのも今のうちだからな~♪」
・・・という理由で、たとえ新年度で忙しかろうと、他とスケジュールがバッティングしようと、9月はお祭りの季節♪なんじゃないかと思います。

 

今回の記事の中に出てきた『ネムゼティ・ヴァーグタ』
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何のことやら分からないかたが多いことと思いますので、
次回は『ネムゼティ・ヴァーグタ』について。
お楽しみに~~\(≧∇≦)/


『ケルトヴァーロシュ(Kertváros)』って???


9月27日並木道

前回に引き続いて今回も一枚目の写真(↑)は、9月27日の並木道デス。(でもコレは一応昨日アップした写真とは別のショットですョ♪)
この並木道はウチのすぐそば。 車両は並木道の端っこのほうまでしか入れないようになっていて、周囲には集合住宅もあり、日頃からそれなりに人通りもある・・・近隣住民の憩いの場みたいなトコロです。(車がないので子供が自由に走り回ったりもできるし。) だからふだんから人の気配が全然ないということは滅多に無い場所なんですが、上の写真(↑)を撮った9月27日の夕方はいつもより少し人の姿が多かったです。 (写真ではそれほど人が多いようには見えないかもしれませんけど、並木道の奥のほうはもっと人が多かったんです~。)

人が多かった理由、それは、翌日9月28日(土)、29日(日)には、この並木道で『Kertvárosi Vigasságok』というお祭りがあったから。 (↓)
kertvarosi vigassagok

日本人が観光でブダペストを訪れた場合に行くような、ブダペストの中心部辺りのことを「ベルヴァーロシュ(belváros)」と呼ぶコトがあるんですが、「ケルトヴァーロシュ(Kertváros)」とはベルヴァーロシュに対する言葉で、「行政区画としてはれっきとしたブダペストの中にあるけれども、ベルヴァーロシュの外側に位置するブダペスト内の区の総称」です。 要するに都会からちょっと外れたトコロってことだ。

さて、この「ケルトヴァーロシュ(Kertváros)」を日本語ではなんと言うのか!?
「東京郊外」というと山手線の外側を指す説や、多摩などの23区外を指す説があったりするみたいだし、Tokyoはメガロポリスなので神奈川・埼玉辺りも大きいくくりでは『郊外』と言えそうな気もするので、「ケルトヴァーロシュ」を『ブダペスト郊外』と呼ぶのが適切なのかどうか迷うところです。 『ブダペスト郊外』っていうと、なんとなく『ブダペストの外』みたいな感じもするでしょ? どうかな???

以前、ウチの近くへ ブダ・マダム(←ブダの高級住宅街にお住まいの日本人駐在員の奥様がたのことを、個人的にこう呼ばせていただいている)に、
「あら、ココはもうブダペストじゃないでしょう~?(つまり市外ってコト)
・・・とマジメに(モチロン悪気があるわけでもなく)言われたことがあるんだよなぁ・・・(^^ゞ まだブダペストの中なんですケド~?

「ケルト(Kert)」というのは「庭」で、「ヴァーロシュ(város)」は「街、町」のことなので、直訳すると『庭町』? それとも『街の庭園』とか? どちらにしても意味が分かりにくいよね。 コレなら『ブダペスト郊外』のほうがマシな気がする・・・。

何はともあれ、「ケルトヴァーロシュ(Kertváros)」と言われているブダペストの中心部から外れた我が家の近所の並木道で、先週末、お祭り(Kertvárosi Vigasságok)があったんですョ。・・・ということなんです(^^ゞ

 

だから、上の写真の翌日、お祭りの日当日はこんなふう(↓)に賑わっていたんデスョ~(^_^)v
賑わう並木道
『いつもの並木道』とはちょっと違うでございましょう~??

 

「ケルトヴァーロシュ」みたいな固有名詞って、
ブログでどう扱ったものか、いつも迷います(-“-)
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「ケルトヴァーロシュ(Kertváros)」の日本語訳、
ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。m(_ _)m