昔のタブロー

廊下

タブローの話題、アゲイン。(^ ^;;
(「タブローとは何だ?」という方は、当ブログの過去記事この辺)を読むべし)

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の廊下に、ズラズラズラリと並ぶタブローの数々。(↑)

少なくともワタシがフニャ高に居た14年間、フニャ高はずっと一学年が4クラスある体制だったので、毎年4クラスが卒業。その卒業するクラスそれぞれが1枚のタブローを作って毎年卒業していく。
すなわちフニャ高では毎年、新しいタブローが4枚ずつ増えていくという計算になります。

廊下の壁面にも限りがあるので、新しいタブローを飾るため、時々は古いタブローとの交換がされているんだそう。とはいえ、フニャ高の廊下壁面には古い時代のタブローもけっこうな数が飾られていて、それがまた興味深い!(⌒∇⌒)

近年のタブローは、タブローの大きいことにも関わらず、1枚の紙焼き写真で仕上げられているんですが、古い時代のタブローは、個人個人に撮った個人の紙焼き写真をタブローに貼り付けてあったりするの。
タブロー

しかも、文字が印刷のタイプじゃなくって、キレイな手書きだったりするんです。
タブロー2

写真がモノクロだったり、(↓)
モノクロタブロー

カラー写真でも、妙に古めかしい雰囲気だったりもする。(↓)
カラータブロー
(^ ^;;

手作り感がハンパないフニャ高のタブローNo.1はコレ(↓)だと思う。
手作り感

フニャ高に歴史あり…( ̄▽ ̄)

 


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タブロー写真とは?

廊下

ハンガリーの高校の校舎の廊下には、『タブロー』という大きな写真パネルが飾られています。 その高校に在校していた生徒が、卒業するときにクラスごとに作る写真パネルです。
むろんフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の廊下にも、タブローがズラリ並んでます。(↑)(↓)

タブロー

一枚ごとのタブローは、こんな感じ。(↓)
12.b

そのクラス全員の写真と、校長・教頭・担任 および、そのクラスに関わった教科担当の先生たちの顔が並んでおります。
教科担当教師全員はスペースに入りきらないので関わったうちの一部なんですケドね。

毎年卒業式の前の4月頃になると、タブローが出来上がってきて まず職員室に届きます。(↓)
届いたタブロー
タブローが届くと、そこに居合わせた先生たちの間で「タブロー品評会」が始まるのが恒例~♪ ( ̄▽ ̄)

o.adam

b.k.j

タブローの背景とか写真の配置の仕方とかは、クラスごとに色々です。 卒業生本人は、タブローのA4サイズくらいに縮小した紙焼き写真を各自がもらいます。(←…というか、買うんですね。(^ ^;;)

タブローは、簡略化された卒業アルバムみたいなものです。

 


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そういや終業式が無かった…な?

2021年6月25日朝

ハンガリーの高校の一学年は、9月始まり。 毎年、9月1日に始まり、翌年の6月15日に終わります。(← この日程はハンガリーの小学校でも同じ。)

6月15日が学年最後の日だとすると、日本の学校なら 6月15日に終業式があるんだよね? でもフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)では、学年末その当日には終業式をしません。

年によって日にちは違うんだけど、6月15日に学年末終了して、その1週間後くらいに「成績表をもらうための登校日」が一日だけあるんです。
今年のその登校日は、2021年6月25日(金)でした。

…というわけで、午前9時に各教室で始まる予定のホームルームを前に、6月25日(金)の朝は、8時半過ぎた頃から生徒たちの姿が…。(↑)(↓)
校庭

広場

その日、学校全体で行う終業式はありませんでした!

いえ、一昨年までは学校全体の終業式があって、校長先生の話とか、成績優秀者の発表とかあったんだけど、今年は無かったです。
そういえば、昨年も全体の終業式は無かったな。

卒業式とかと違って地味なので忘れてたケド、コロナ禍のためにフニャ高から消えたモノの中に「終業式」もあったのね~。
(´;ω;`)

 


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少~し短縮

お見送り

ハンガリーの高校の卒業式は、お花で美しく飾り付けした校舎の中を、卒業生たちが一列になって行進して回るのが伝統スタイル。
在校生はそれぞれの持ち場で待ち構え、卒業生の行列が来たら 立ってお見送りします。(↑)

今年のフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の卒業式は ほぼ例年通りの手順で、無事に執り行われました。卒業生の行進も、伝統通り。

でも、今回はコロナ禍が起きて以降、初めての卒業式。
行進もほぼ例年通りではありましたが、ちょっとだけルート短縮されてました。

例年通りに17時に開始された卒業式の行進。
ワタシの持ち場は職員室(↓)です。
職員室
例年だと、行進が職員室に来るまでにけっこう時間かかるんですよ。
でも、今年はA組の行進が開始後すぐに来ちゃったので、かえって焦った~!!
(^ ^;;

きっと例年だと職員室まで来る前に回ってくるはずだった教室が、今回は省かれたんだと思います。

廊下

角

職員室で卒業4クラスをお見送りした後、ワタシは例年通りに行進の追っかけをして写真を撮ったんですが、職員室と同じ階のルートは例年通りで、階段を下りて1階。
例年は図書室の中も行進するんですが、今年は図書室内の行進はありませんでした。

階段

でも、多少の変更はあっても 学年が終わってしまう前に卒業式ができて良かったよ。( ;∀;)
今年の卒業生は、サラガヴァトー(←冬に行われる卒業学年の最大イベント)が中心になっちゃったからね~~。(´;ω;`)

 


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伝統と、ソーシャルディスタンスと。

伝統スタイル

日本の高校にあって、ハンガリーの高校にはナイもの。
ま、そういうのは実際色々ありますケドね~~。

例えば、ハンガリーの高校には「クラス替え」がありません。

日本の高校には、学年初めにクラス替えという、容赦のない人間シャッフルがあるでしょ。ハンガリーの高校にはソレがナイ。 だから基本、入学したら卒業するまでの4年間、同じ顔ぶれです。(← 落第、転校、転入などにより、数名の入れ替えはありえます)

先日行われたフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の卒業式卒業式の前半にある「行進」部分は、クラス別で、各々が片手に花束を抱え、もう片方の手は前を歩いている旧友の肩に置いて、一列になってしずしずと進む…のが、伝統の形。(↑)

でも、今年はコロナ禍が起こってから初めての卒業式(←昨年は卒業式が中止になった)で、「ソーシャルディスタンス」も考えなくてはならなくなりました。

…そんなわけで、前の人の肩に手を置かないでソーシャルディスタンスを守るスタイルの行進も。(↓)
ソーシャルディスタンス

今回の卒業式の行進は、伝統スタイルと、ソーシャルディスタント遵守スタイルとが混在してましたね~~。

伝統

ソーシャルディスタンス

コロナ禍だから ソーシャルディスタンスは守らなくちゃとは思うけど、やっぱり伝統スタイルのほうが、見ていても ジンとくるよな~~。
( ;∀;)

 


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