実用的「そり」活用と ノせられかけたワタシ


 

2009年12月

自分がイイと思うモノは、他人にもオススメしたくなるのが人情。

そんな人情に駆られた(←のか?)ハンガリー人同僚たちに、
「そりを買って そり遊びをしろ!!」
…との鬱陶しいオススメも、今冬のように雪が降らなきゃ言われることもないわけで。(←詳しくはコチラ)
そんな今年は 清々するような、淋しいような…。(^^ゞ

でも、実はワタシ、以前…「そり、買ってみようかな~?」なんて血迷ったことを、チラッと思ったコトがあったりするんですわ。

いやいやいや、暗闇の中の一人そり遊びに心惹かれたわけではなくてですね、ワタシにとってなじみの薄かった「そり」という乗り物が、意外と実用的なんじゃないか!?と思ったことがあったわけ。

上にあるのは 今を遡ること約5年。2009年12月の写真。(↑)
この年の冬は12月からこんな感じ(↑)で雪が多かったんですね~。

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の前を、そりを引いて歩いていく人が。(↓)
そりを引く人1

そりを引く人2

雪が分厚く積もっているようになると、近所へのお買い物などには このように そりを引いて行き、買い物荷物をそりに載せて 引っ張って帰るらしい。
ワタシが知らなかった、意外な そりの実用的活用法!!

または、そりに子どもを座らせて(↓)
そりに子どもを乗せて

引っ張っていく人…とか。(↓)
引っ張っていく

これは賢い。 幼児に雪道を歩かせるよりもイイんじゃない? 子どもも楽しいだろうしさ?

ワタシ、実用的なお道具類って好きなもんで、こういった そりの実用的な使い道を見ているうちに、ちょっとそりが欲しくなってきた。(^^ゞ

でも、買うのを躊躇しているうちに冬は終わり、昨冬、今冬と 二年続けて ろくに雪が積もらず…。

今、冷静に考えると、あの時 うっかり買わなくって良かったな…と思う。

 

そもそも子どもがいないんだから必要ないじゃん!?
買い物にそりを引っ張っていくのは、見たところお年寄りばかりだったしさぁ…。(^^ゞ
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どう考えても、
「そういう使い道もある」ということを知っているだけで十分だった。
冷静にならなきゃいかん。

 

 


ハンガリーで人気のウィンタースポーツ


 

2009年の雪

ハンガリー人に一番人気のある冬のスポーツは、「そり遊び」だと思う。

それ、スポーツじゃないでしょ~?」…と、ツッコミが入るかもしれん。(^^ゞ
ま、確かにスポーツというほど スポーツじゃないかも!? でも、それなりに身体を動かすコトなんだから、一応スポーツってことで!!

ウィンタースポーツといえば、 まず「スキー」と「スケート」だと思うけど、ココは冬季オリンピックが超~盛り上がらないハンガリー。 ハンガリーの人は、スケートはともかく、スキーは やる人はやるけど、やらない人は たぶん一生やらない…んじゃないかと思う。

ハンガリーには高い山がないので、マトモにスキーをするには国外まで行かなきゃならないですからね。

そんな「スキーに縁遠い」ハンガリーの人たちですが、例年通りなら雪がそれなりに降るので、『そり遊び』はするらしいんですね、雪が降ればね。 そりならば スキーよりも場所を選ばずに、わずかな斜面があればできる……お手軽さが原因かと?

今冬は雪が積もらないので言われてないけど、雪が多かった年には 複数の同僚から
冬だからってウチに籠もってばかりじゃ良くない! 外でそり遊びでもしろ! そりで遊べ!!」と何度言われたことか…。

「でも、『そり』持ってないも~ん。」 というと、「買えばいいじゃないか!!」…と。……確かに そうだけどねぇ~。(-“-)

でも、仕事が終わった後の もう暗くなった夕方とかで、近くの公園で一人でそり遊び…。 何だか それはもう 想像しただけで淋し~い!! 寒すぎる~!!!!(>△<;;)!!!!

子供のころから「そり遊び」を楽しんできたハンガリー人なら、一人ぼっちでも そり遊びを楽しめるんだろうか…???

 

今年はそり遊びができるほど雪が降らないので、
「そりで遊べ!」とは言われていません。
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考えてみると、日本でもワタシ、
そりで遊んだことってナイかも?…なんだけど。

 

 


それは、そこに果物があるから…


 

サワーチェリーのスープ
(↑)サワーチェリーのスープは濃いピンク色

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の給食に、週に1回、少なくとも2週に1回は出てくるのが、具に何らかの果物を使って 砂糖で甘く味付けをした、ハンガリー名物の「フルーツスープ」

サワーチェリー
(↑)サワーチェリーが入っている。

フルーツスープを「甘酸っぱい」と表現しているのも見かけるけど、酸っぱさは 具に使われたフルーツの酸味で、味付けは砂糖である…とワタシは解釈しています。(←自分で作る気が100%ナイので、材料もホントはよく知らないけど。)

トロピカルフルーツのスープ
(↑)こちらはトロピカルフルーツのスープ

この「甘いフルーツスープ」、誤解のないように念を押しておきますけど、あくまでも「スープ」です。 「甘い飲み物」ではナイ! そして「デザート」でもナイ!! ましてや「お菓子」の類でも全然ナイ!!!
メインディッシュの前の 前菜(スープ)としていただく、れっきとした「スープ」なんです。

世界は広いので ワタシが知らない外国料理も数多いとはいえ、「甘いスープ」を食べるのはハンガリーだけ。

ワタシが知っている限り、日本人以外の非ハンガリー人でも、
「ウチにも甘いスープあるぜぃ~(^_^)v」…と言うヒトに 会ったコトがナイ。
むしろ、「甘いスープにビックリした。」…と言っているヒトは居たが。(←アレはロシア人だったか、ドイツ人だったか記憶は定かではナイ…。)

これをハンガリー人に言うと、一様に
「えぇ~、そうなの!?」…と、『甘いスープがナイなんて信じられな~い』というような反応が返ってくる。

ある人(←フルーツスープ好きで「フルーツスープは甘ければ甘いほど良い」という超ハンガリー人)などは、
「色々な果物がいっぱいあるのに、(目の前にあるその果物を)どうしてスープにしないんだ!?」
…と、不思議そうでした。

そう言われてみると確かにねぇ~。
どうして「ミカンの味噌汁」とか、作ろうと思うヒトが日本にいなかったのかしら?
確かに不思議だわ!?

でも、「ミカンの味噌汁」なんて食べたくない。それだけは言える。(^^ゞ

 

果物の味噌汁がないのは「気持ち悪いから」だと思います!!
…という 我がココロの声。
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しかし、カレーにリンゴを入れる人もいるし、
意外な組み合わせが意外に美味しいことがあるからねぇ…。
あ、でもワタシはカレーに入ったリンゴは好きじゃないケドね~~!!

 

 


ハンガリー女子と浴衣


 

しっとり美女

浴衣の着付けは、オシャレに関心の高いハンガリー女子には人気ありあり♪

ハンガリー人って、全体的にあまり背が高くない人が多いんです。

ワタシの場合、身長165センチくらいなので 日本(女性)としてはそれなりに長身なほうだと思います。  日本に帰ると、「わぁ~、皆、小っちゃくてカワイイなぁ!!」とか思うけど、ハンガリーでは 自分がだいたい平均的なくらいか…と感じます。 でも、明らかにワタシよりも小さい人も大勢いる!!(女性・男性ともに)

だから、国民の平均身長を比べれば、日本人よりもハンガリー人のほうが背が高いだろうとは思います。 でも、実際には平均よりも小さい人が大勢いるわけなので、ヨーロッパの中では ハンガリー人って低身長な国民だと言えるのではないでしょうか…???

ところが、それほど身長が高くないハンガリー人女性たちに浴衣を着付けすると、「おはしょり」が出来ないんです。 無理におはしょりをすれば、明らかなツンツルテンになってしまう。

背は高くないのに…… 不思議でしょ?

子ども浴衣
(↑ この二人は子どもが大人の浴衣を着ているのでおはしょりできますがね。)

その理由は「体型」。

ハンガリー女子は身長が低くても、日本人女子に比べると、肩や胸の厚みがある(胸が大きい)のね~。 それに、腰(お尻)もグンと張っている。
だから、ゆかたを着ると全体的にこう…生地が上に持ち上がってしまって、足元に裾がのこらない…ので、おはしょりをする布地の余裕がないんです。

胸がデカくて尻もデカイ!!! それでいて、ウエストはキュゥゥゥゥ~~ッと細かったりするんだ。
洋服の場合なら羨ましい体型なわけだけど 浴衣を着せるには不向きな体型と言わざるを得ない。(^^ゞ

 

体型は着物に向かないかもしれないけど、
皆さん、けっこうお似合いになるんですよね~♪
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この記事に載せた写真の女性(大人のほう)なんて、
ちょっと「しっとりした感じの美人」で 浴衣姿がすごく似合ってましたよ。(^_^)

 

上も下も分からない(-“-)


 

フニャ高職員室

我ら日本人は、漢字・ひらがな・カタカナの三種の文字を操る民族。
ラテン由来のアルファベットも普通に使うことを考えると、日本人は四種の文字を操ると言ってもいいかも。

ハンガリーで使われている文字は、基本はABC…のアルファベットなので 文字はほぼ英語で使われているものと同じです。 英語のアルファベットに加えて、Á, É, Í, Ö, Ő, Ú, Ü, Ű などがあり、 cs, ly, zs などといった 二文字が別々ではなく一つの音を持つ文字とされているものなどがあります。 でも、ABCを知っていれば 文字そのものは 日本人にとって それほど目新しいものではナイ。

このような、数が限られている文字を使うハンガリー人にとって、日本人が使っている日本の文字は未知の世界☆
文字として認識できていないとでも言うのか、上下逆さまになっていようが、裏表が逆の鏡文字になっていようが、ひっくり返って横向きだろうが……全~然、全く!!分からないみたいです。

…というわけで、上の写真。(↑)

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の職員室では夏休みの間に、床の張替え・窓の取替え、さらに壁の塗り替え作業が行なわれたんですが、

夏休み後に出勤してみたら 「学」の字が逆さまに(@△@;)!!!
(↓)
逆さま学

この「学」、数年前(たぶん6年くらい前だった)にブダペスト在住だった書道家の先生が、帰国する前に一回だけフニャ高へ来て 書道のワークショップをしてくださった時、その記念に学校に贈ってくださったものなのよ!

れっきとした書家の作品なんだから、売ったらお金になるくらいの作品だというのに、上下逆さまにするなんて~~!!!(>_<)

 

この時の書家の先生は、
日本へ帰国後の今も仲良くお付き合いしてくれています。(#^.^#)
実は このブログも時々読んでくれているのだが……
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作品が逆さまに飾られたとか、セコイ額に入れられていることとか…
申し訳ないと思ってます。
だから怒らないでぇ~!!! m(_ _)m