この週末


ドナウ川

この週末は『中東欧日本語教育研修会』に参加します。

ハンガリー国内だけでなく、中東欧圏の国々から日本語教師の先生方が大勢ブダペストに集まってくるという年に一度の研修会です。 日本から偉い先生も来て基調講演があったりもする、毎年2月にある 週末の土日2日間の大研修会(^_^)……だからこの週末は休めないぃ~(^^ゞ

週末2日間続けての研修は けっこうキツイですが、ハンガリー以外の国から来る先生がたくさんいるので、よそのお国事情なども聞くことができる貴重な機会。 だから いつも楽しみなのだ~~(#^.^#)

どういうわけか 例年、この研修がある時期は、本来のフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の仕事の方でも何か特別な予定が組まれていたりすることが多い。 今年も 今月は月末近くまで色々予定が詰まっている。 さぁ、どうしましょ?

今までもどうにかなってきたから、今月も何とかなるでしょぉ~\(≧∇≦;)/

 

今年は1月もけっこう色々あった気がするから、
それが2月まで続くだけだと思えば何とか……(^^ゞ
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最近すっかり夜更かしができない身体になってしまったので、
睡眠時間だけは しっかり確保したいものです。
それさえ出来れば何とかなるサ~ヽ(^。^)ノ (←ホントか?)

 

 


スペリングの正しさって…。


ルイボス ティー

職場の給湯室に置いてあった 誰かのルイボス・ティー(↑)

「Rooibos Teeって書いてある。 「Tea」じゃなくて、「Tee」

たぶんこのお茶のパッケージはドイツ語だと思うんですが、どうでしょう? ドイツ語かどうかはともかく、お茶のことを「Tee」と綴るのが正しい言語があるってことよね。

英語ではお茶のことを「Tea」と綴り「ティー」と発音する。
ハンガリー語では、同じく「Tea」と綴りますが、発音は「テア」です。

クリスティナという女性の名前、英語のスペリングでは「Christina」と綴りますが、ハンガリー語では「Krisztina」と綴ります。 発音は…厳密には違いがあるかもしれませんが、ほぼ同じです。 でも、綴りはだいぶ違うよね?

ワタシは一般的な日本人として まず始めに勉強した外国語は英語でした。 だから最初は「Christina(クリスティナ)」とか「Christmas(クリスマス)」とか「Christopher(クリストファー)」とかいう綴りかたが正しいと習ったわけで、最初の「ク」の発音部分を「K」の字で綴ってしまうのは間違いだったわけです。 でもハンガリー語での綴りは「K」だョ!?

言語が違えば 綴りも違う…というわけで、どちらが正しいとか、どちらが良いとか悪いとか言うつもりはありません。 違うトコロあるけれど、両方とも正しい。 それでOK (^_^)b

 

個人的には ハンガリー語の綴りのほうが
アルファベットの発音に忠実な気がしますが…。
例えば、「Tea」の発音とか?
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TEA の読み方は テア のほうが素直な気がする。
TEA を ティー と読ませるほうが イレギュラーなんじゃない?

 

 


似ているけれど、全然違った…話(^^ゞ


2番トラム

ハンガリー語の『パラディチョム(paradicsom)』という単語には、日本語では『トマト』を意味すると同時に、『楽園(パラダイス)』の意味もあります。 『トマト』と『パラダイス』は、ハンガリー語では両方とも同じ発音、スペリングも同じで『パラディチョム(paradicsom)』 (前回の記事参照

これは「トマト」と「パラダイス」では意味する対象がかけ離れていたので、最初はワタシ、
「何か似てるケド、全然別の単語なんだろうなぁ~」…と、思っていたのでした。   …そしたら『同じ』だった(^^ゞ

一方、別の単語なのにもかかわらず 発音が似ている(ように聞こえる)為に、同じかと思っていたら別の言葉だった…というモノもあり…(^^ゞ

例えば、ブダペストの街中を走っている路面電車。 このブログでは『路面電車』とか『トラム』とか書いているんですが、ハンガリー語では『ヴィッラモシュ(villamos)』って言います。

『ヴィッラモシュ(villamos)(路面電車)』とワタシが同じだと勘違いしていたのが『ヴィルモシュ(Vilmos)』(^^ゞ

『ヴィルモシュ(Vilmos)』は男性の名前の一つ。
英語名の『ウィリアム(William)』がハンガリー語になると『ヴィルモシュ(Vilmos)』になるの。 だから、英国王室のウィリアム王子(Prince William)のことを、ハンガリーでは『ヴィルモシュ ヘルツェグ(Vilmos herceg)』って言うのよ。 いや、マジで!!  (ヘルツェグ(herceg)というのが プリンス(prince)に相当するハンガリー語)

文字にしてあればスペリングも違うし、良く聞けば発音だって違う『ヴィッラモシュ(villamos)』と『ヴィルモシュ(Vilmos)』。
でも似てるでしょ? 『ヴィッラモシュ』『ヴィルモシュ』と書けばけっこう見た目にも違うかもしれないけれど、耳で聞く場合は促音はそれほどはっきりしなくて『ヴィラモシュ』『ヴィルモシュ』くらいの違いですよ。

日本人なら9割以上の確率で間違えると思うヮ、ワタシ。 (9割っていうのはあくまでも適当だけど?)

ノスタルジア ヴィッラモシュ
コレ(↑)は、特別運行していたところをキャッチした
現役引退したタイプの昔のヴィッラモシュ(路面電車)です(^_^)
昔は一両編成でトコトコ走っていたのね~?

 

現役ヴィッラモシュにも 新しいのや、ちょっと古そうなの、
いくつかのタイプが走っています。
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ヴィッラモシュに共通しているのは車体が黄色いことデス。
ちなみに、ブダペストの公共交通機関では、バスの色は青!

 

 


外線電話の恐怖(ToT)


犬

日本語で話す場合はともかく 不自由な外国語で会話する時には、ジェスチャーや表情でのコミュニケーションが効かない電話で会話するのは難しい。 だからフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)職員室で内線電話はOKでも、話す相手と内容の予想がつかない外線電話に出るのはイヤだ…(>_<)……というのが前回までのハナシ。(前回記事へのリンクはコチラ)

 

今年10月の初め頃だったと思うんですが、ワタシ、お昼過ぎ頃の時間に職員室の電話が鳴ったので出たんですね。 そうしたらソレ、外線電話だった
『あぁぁぁぁ、失敗した!!! 電話に出るんじゃなかった(ToT)』…と思っても後の祭りよ。
電話の相手はコッチがハンガリー語の不自由な外人だとは気付かずに普通に喋ってくる。

それでも、ま、電話をかけてきたのはP先生あてだということくらいは分かったので、P先生がその場にいれば「Pさん、電話だよ(^_^)」…で済んだんですが、運の悪いコトにその日はP先生、もう家へ帰ってしまった後だった。

しかしその場では、P先生がその日帰っていくところを見たような気がするな~ってくらいで、確信はなかったので、
「P先生はココ(職員室)にはいません。 たぶん今日はもう帰ったと思いマス。」と答えた。
内心、『だから今日のところはもう諦めてくれ!!』…と思いつつ(^^ゞ

しかし、電話の相手は諦めてくれる気配がなかった(>_<)

しょーがないので、 「時間表を確かめてくるので、ちょっと待ってください。」って言って、時間表を見に行った。
その日、P先生の時間表は3時間目までしかなかったので、やっぱり帰ってしまった後なのはほぼ確実。

「すみませんが、今日は授業が3時間目で終わっているので、P先生はもう帰りました。」
『だからもう諦めろ。頼む!!』(←ワタシの内心の叫び)

それでも相手はまだあきらめてくれない気配…。

「あのぉ~、急ぎですか?」とワタシ。
(「急ぎだ!」って言われても、だからどうするという当てもナイけど、一応聞いてみた。時間稼ぎ。)
「えっ、何!?」
(ワタシの発音がよろしくないので分からなかったらしい。すまんのう(^^ゞ)
「え~~、とっても急ぎでしょぉ~か~?」
たぶんこの辺で、向こうもワタシが粘っても埒があかない相手だと分かったんだと思うのね。 ワタシの話し方から、電話にでたのがフニャ高のハンガリー語が良く話せない日本人だと気が付いたかもしれない。

 

結局、向こうが折れて、
「P先生に、『(人の名前)の件』で、明日の10時頃にまた連絡する、と伝えておいてくれ。」
「かしこまりましたでござる。」

内心『勝ったd(≧∇≦)b』…と思った瞬間だった。 いや、本当は全然勝ってないけど…(^^ゞ

でもさ、伝言をあずかったということは、この一件をP先生にメモで残しておかないといけないわけで。 当然P先生への伝言はハンガリー語で書かないといけないわけで…(>_<)

スペルに自信のない単語を辞書で確かめながらメモを書き、さらにその場にいた他の先生に
「今、コレコレこういう電話があったんだけど、このメモでPに伝わると思う?」
…と添削を受け(-“-)、P先生の机にメモを残しておいたのであった…。

だから外線電話はイヤなんだ~!!! (ToT)

 

日本語でだったら、
「Pと連絡をとり、折り返しお電話させます。お電話番号をいただけますか?」
…とでも言って、対応するところだったであろう。
…んが!
ワタシ、P先生の電話番号なんて知らないし。
P先生に連絡とって、電話してもらうまでの果てしない道のりを考えると、
そんなコトは面倒くさくて 言うことが出来ても言えなかった…(^^ゞ
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流暢に言う自信はないので、
言ってたとしたら理解してもらうのに苦労したと思うし?

 

 


三ヶ国語ティー

フルーツティー
昨日アップした記事につけた写真の『緑茶』と同じメーカーの別のティーバッグのパッケージです。(↑)
今日のの写真にあるお茶は、ローズヒップとハイビスカスのお茶に、アップル・フレーバーを加えてあるもの。 ローズヒップ&ハイビスカスってけっこう酸っぱいですけど、リンゴのフレーバーのおかげか、それほど酸っぱい感じはしなくて飲みやすかったです。
フルーツティー2

ところで昨日の『緑茶』もでしたが、今日の写真(↑)にあるお茶の場合も、『三か国語仕様』なんですね。 パッケージの中に黄緑色のリボンみたいな部分があって、そこに上から『Jablko』『Alma ízű』『Jablko』ってあるでしょ。 コレはどうやら上がチェコ語、真ん中がハンガリー語、下がスロバキア語らしい。 意味はハンガリー語から想像して、三つともリンゴ味、アップル・フレーバーであることを示していると思われます。 そして、コレ以外の部分でも全体的にこの三つの言語が同等の比率の扱いで並べて書かれているようです。

ざっと見てみた感じでは、チェコ語とスロバキア語って似てるんですね~。 (上に挙げた単語の場合は、少なくとも綴りは全く同じ。発音は分からない。 そういえばチェコとスロバキアってちょっと昔は『チェコ・スロバキア』っていう一つの国だった。 そう考えると言葉が似ているのは当然か?) ハンガリー語だけがスゴク違う感じ。 ワタシはハンガリー語しか読めないけど(^^ゞ

ハンガリーで売っている製品は、食べ物に限らず、成分表示だとか使用上の注意とかが、ハンガリー語以外の言語でも書かれていて、それこそ10か国語以上が成分表示の欄にミッシリと書いてあったりすることも珍しくありません。 ワタシの想像では、ヨーロッパでは広範囲に多言語の人が入り混じって住んでいるため、ハンガリーでは基本ハンガリー語だけどハンガリーに住んでいてもハンガリー語の分からない人のために多言語表示が必要・・・という理由と、ヨーロッパでも中東欧辺りの国々は小さな国が多いので、ただ一つの国をターゲットにして商品を作っても、市場としては小さすぎる。だから小国をいくつか合わせて大きい単位のマーケットとして商品を作って売り出すようにしている・・・という理由も大きいんじゃないかと思います。 例えばハンガリーの場合、今はハンガリーの総人口が、東京の総人口よりもちょっと少ないくらいじゃないかな。 小さいでしょ?

しかし、このお茶のパッケージみたいに真正面から複数の言語が同等の比率で並んでいるのはちょっと珍しいかな?・・・と思います。 (何かメインの言語があって、さらに他の言語も部分的に添えてあるような表示の仕方はスゴク多い。)  このお茶、発売当初からチェコ、ハンガリー、スロバキアの三国で販売予定だったので、このように三か国語仕様のパッケージなんでしょうね~。

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