日本に帰省中の一か月ほどのあいだ、アルザス研修に行った時のことをブログにアップしてきましたけど、肝心の研修のことを、ワタシは何にも書いていない! 食べたモノのコトとか、見てきた美しい景色とか、そんなんばっかりで‼
でも、研修の内容をブログに書いても日本語教師の人以外には 全然面白くないだろうしぃ~? ねぇ?
どんな研修だったのか、かいつまんで言うと、ヨーロッパ中の現役日本語教師(ヨーロッパで3年以上日本語を教えた経験があって、今後も継続予定の人であることも条件。研修終了後、クニ(←ワタシの場合はハンガリー)に帰ってその国の先生たちに研修の成果をシェアすることが課せられている。)が、20人アルザスの研修所に集められて、5日間の研修を受けるというもの。
ワタシが応募した時の募集要項に書いてあったのはコレです。(↓)
国際交流基金パリ日本文化会館(MCJP)では、アルザス・欧州日本学研究所(CEEJA)との共催で、ヨーロッパの日本語教師の日本語教授力と教師間ネットワークの向上を目的とする研修会を行っています。2015年のテーマは「『まるごと』で考える! 初級(A2)の課題遂行と異文化理解」です。国際交流基金が開発した新しい日本語教材『まるごと 日本のことばと文化』(http://marugoto.org/)を使って、初級(A2)での課題遂行と異文化理解に重点を置いた教育を実際の教育現場(授業)でどのように行っていくかを考えます。
つまり、『まるごと』という新しいタイプの日本語教科書がありまして、『まるごと』の著者の先生を始めとするそうそうたる講師陣から、この本がどういった特色があるのかから、どう授業を進めていくか…等々、5日間かけてミッチリ教えこんでもらうという研修だったのですよ。
『まるごと』は各レベルごとに「かつどう編」「りかい編」の二分冊になってるの。(↓)
この「初級1」レベル(↑)が 今回の研修の主役‼でした。
でも新学年度のフニャ高では、「初級1」よりも下のレベルの『まるごと・入門(別名、まるごとピンク)』(↓)
…で、授業をしていこうと思っているところサ~♪
色々な理由があって、ハンガリーでは『まるごと』がほとんど普及していないんですよね~。
(たぶん学校で『まるごと』を使うのは、ハンガリーでワタシが最初になるんじゃないか?)
でも、アルザスでは『まるごと』ですでに1年以上授業をしている先生も研修を受けていて、
色々教えてもらえて良かったなぁ~♪