八重桜見物

大使館の八重桜

ハンガリー語の「チェレスニェ(cseresznye)」は、「サクランボ」や「サクランボの実がなる木」を指します。 だから、ハンガリーではサクランボの実がなる木こそが 桜の木ということになるんだと思う。

サクランボの桜の木は真っ白の花が咲き誇り、とても美しいです。
でもソレは、日本人のワタシが思う「桜」ではないんです。

ハンガリーへ行って初めての春に、当時の生徒が、
「日本の桜を見に行きましょう」と誘ってくれて、ブダペストのとある植物園へ連れて行ってくれました。

彼女たちが見せてくれた「日本の桜」は、とても美しい「八重桜」でした。
当時のワタシは正直、「キレイだけど、日本の桜って言ったら、八重じゃなくて一重のソメイヨシノじゃない?」…って思ったんですよね〜。

もっともハンガリーで数年過ごしているうちに、「八重でも桜は桜!」と思うようになっていきましたケドさ〜。(^_^;)

今になって思い出すのは、「日本の桜」が八重か、一重か…ってことよりも、八重桜見物に連れて行ってくれた生徒たち(ワタシの初めての生徒たち)は、本当に親切な子たちだったなぁ…って事だったりします。

 
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入学式なんてナイ!

新学期

4月、入学式のシーズンです。
最近のニュースでみたのですが、どこかの学校で、先生方の準備等の負担を減らすために新学期の始業式と入学式を別日に行うことにしたそうです。

そういえばワタシが学生の頃も、始業式は午前中(朝から)にあって、同じ日の午後に入学式だったな…。

ワタシが勤めていたハンガリーにある学校では 新学期は4月ではなく、9月始まり。だからハンガリーでは学年の始まりの始業式があるのも9月1日です。

でも、入学式は9月1日にはありません。
ってゆーか、そもそも入学式というモノが無かったりする。

ワタシが勤めていたフニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)の場合、9月1日の朝の始業式の時に、新入生のクラスの担任の先生が 新入生の名前を一人ずつ読み上げていって、呼ばれた順に新入生は自分のクラスの列に並んでいきます。

入学式(っぽいモノ)、以上!
その流れで、あとは上級生といっしょの始業式開始です。

父兄の参列とかはありません。でも、始業式は校舎前の野外で行われるので、校門の外から父兄らしき人々がが見ていることはありますけども。

なんかワタシは フニャ高式に慣れちゃったので、始業式と入学式なんて別日でイイじゃん。なんなら入学式なんて、無くても特に問題ない。…とか、思ってしまうようになりました。
(^_^;)

 
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聖金曜日

春

本日 2024年3月29日(金)は、ハンガリーでは聖金曜日の祝日でお休みです。

聖金曜日とは、イースターの日曜日・月曜日(今年は3月31日(日)と4月1日(月))の前の金曜日がそれにあたります。
ハンガリーでは聖金曜日・イースターの日曜・月曜が祝日で休みになるので、仕事が土曜日に休める人であれば自動的に四連休になるんです。

フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)では毎年、その四連休を挟んで前後に1日ずつを足した木曜日から翌週火曜日までの6日間が春休みでした。

ワタシがハンガリーへ行った当初は、聖金曜日はまだ祝日に制定されていなかったので、学校勤めのワタシは春休みだったけど、一般には休みじゃありませんでした。

で、2010年代のある年、聖金曜日が祝日に制定されてて、それを知らなかった春休み中のワタシは聖金曜日にスーパーに買い出しに行ったらばスーパー閉まってて無駄足…ということがあった。
(T ^ T)

ま、そーゆー失敗談も、今となってはイイ思い出だよな〜。
(⌒▽⌒)


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2月も終わり…

ネコヤナギ

今年ももう、早くも2月が終わっちゃいそうです。
なんと時が経つのは早いのでしょう…。
(T ^ T)

今年は2月の半ば頃には早くも春が来たかのような暖かさの日もありましたが、月末になって、やっぱり2月はまだ冬だよな…という寒さが戻ってきました。
でも最近、すっかり夕方の日が長くなったのと、晴れの日の日差しの強さは、もう春が近づきつつあるんだな…と、感じさせてくれます。

ハンガリーでは、日差しが明るく眩しく感じられるような時に、まだ寒いのに「今日は春みたいだね〜〜」と言う人がよく居たものでした。

ワタシは肌感覚として暖かいと感じられないと あまり春らしいとは思えなかったりしたのですが、ハンガリー人にとっての「春」は、気温よりも光の強さに感じられるものなのかもですね〜。


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2月の行事

マーチャーシュ・ヴェテールケドゥー

ワタシが2007年から2021年までの14年間勤めていたフニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)では、「サラガヴァトー」とか「卒業式」のような、ハンガリーの高校ならどこの高校でもやっている学校行事はモチロンありましたが、フニャ高オリジナルの行事もありました。

フニャ高オリジナルの学校行事というと、例えば2月の今頃の時期に行われる『マーチャーシュ・ヴェテールケドゥー(Mátyás vetélkedő)』。

9年生が4人一組でチームを作って、ハンガリーのルネッサンス期の有名な王様・マーチャーシュ王に関する歴史クイズや、その他のお題を解いていく…というチーム対抗戦でした。
4人一組で、1クラスから参加できるのは2チームまでなので、全員参加の行事ではありません。

フニャ高では恒例の学校行事とはいえ、全員参加ではない…みたいな行事が、けっこう多くて、学校の行事といえば全員参加が普通だった日本の学校しか知らなかったワタシにはカルチャーショックだったなぁ…。

 

 

 


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