最後の年の卒業式

卒業式

今からちょうど3年前、2021年6月11日(金)はフニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)の卒業式の日でした。(↑)

例年通りならハンガリーの高校の卒業式は、高校卒業試験の筆記試験の前、たいていは4月の終わりに行われます。でも、この年はコロナ禍で、授業日程のほとんどがリモート授業だった年で、卒業式も6月半ばというイレギュラーになったのでした。

ちなみにこの時の卒業生たちは、高校卒業学年前期の大イベント、サラガヴァトーが中止になってしまった学年。
だからコロナが下火のタイミングで、せめて卒業式はやって送り出そう…って事だったのかな。

その前の年に卒業した学年は、サラガヴァトーの時はまだコロナ前だったので良かったけど、卒業式の時はコロナ禍だったので、卒業式が中止になってしまったんだよね〜。

学校行事って、ちゃんとあっても、その日に風邪をひいたりして参加できないって事は誰にでもあり得ることなので、行事が無かったことをむやみに悲しむことはないとは思うけど、やっぱり最初から行えないのは寂しいよな…と思ったものでした。

 
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お外サイコーな季節

校庭

ブダペストに住んでいた頃、ハンガリーの建物って、寒く暗く長く厳しい冬に耐えられるように作ってあるんだろうな〜〜と感じていました。

例えばフニャ高の校舎(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)。壁が分厚く頑丈。窓は小さめで、二重窓。あまり日当たりとかは重要視してなさそうな作りが多いように思う。
冬の暖房効率を良くする作りなんだろな〜〜って感じ。

夏休みが目前の今ごろのブダペストは、お外の気候が最高なので、窓が北向きの教室では窓の外の明るさとのコントラストも相まって、室内がものすごく暗く鬱陶しく感じられてしまうのでした。

外は外で暑いので、日向はキツく、木陰が最高なんですが…。
フニャ高は、素敵な木陰には恵まれていますしね。

一度、「外に出た〜い! ちゃんと外で勉強するからぁ〜〜!!」という生徒の声に押し切られて、テキストを持って校庭にでたことがありました。

全然 勉強にならなかったです。
(゚∀゚)

 
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学年末のフニャ高

アニメ鑑賞

フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)時代、学年末のワタシの日本語クラスは『ジブリアニメの上映会』と決まっていました。

梅雨のある日本とは違い、ハンガリーの6月は気候が良く、爽やかな好天であることが多いです。 日没が遅いので、学校の時間帯はずっと日が高いですし。また、夏休み目前で、生徒たちの学習意欲は高くない…というか、ダダ下がり…。^^;
「教室に籠もるより、外に出ようぜ!」って感じの季節なんです。

それならせめて、「日本のアニメ好きを自称するなら、この辺のアニメは抑えとけ!」的なジブリアニメを鑑賞させるのは、教育的指導というものですョ!?

それに、学年末に映画鑑賞してたのはワタシだけではありませんでした。 6月初旬はともかく、夏休み直前の6月半ば近くには 授業中の廊下を歩いていると、正規科目の授業でも映画鑑賞をしているらしき音が漏れ聞こえてきたものです。 職員室でDVDを貸し合ってる先生たちも見かけたなぁ…。

成績つける課題とかテストが終われば、正規科目のほうがさらに生徒らのやる気は残ってないだろうからね〜〜。
(^_^;)

 

 
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