『ハラースレー』はクリスマスのスープ

 

ハラースレー

ハンガリーの人たちはお肉が大好き!!
だからハンガリー人にとって「御馳走」といえば肉料理ですわ。普通はね。

しかし、クリスマスの時にはハンガリーの伝統で「肉を食べない」ことになっているらしいんですね。

「肉を食べない」ことになっているけれど、クリスマスは祝い事なのでご馳走を食べる。…というわけで、普段は魚を食べないハンガリー人でも魚料理を食べる。
それがクリスマスです。

もっとも クリスマスに肉を食べないルールは、それほど厳格なものではないので、魚がキライな人は 普通に肉料理を食べます。ハンガリーの人が祝い事の時によく食べる『ハンガリー風ロールキャベツ』など、クリスマスにも食べるらしいですが、ロールキャベツは肉料理だし。(^^;

さて、
ハンガリーの代表的な魚料理といえば、『ハラースレー』という魚のスープ。(↑)
別にクリスマス限定メニューというわけではありませんが、普段は肉ばかり食べている人でも「クリスマスだけは『ハラースレー』だ」というご家庭も多いらしい。

鍋いっぱいのハラースレー。(↓)
鍋ハラースレー
真っ赤で「辛そう!”(-”-)”」と思うかもしれませんが、この赤色はハンガリー人が料理に多用するパプリカの粉の色で、それほど辛くありません。

辛い粉パプリカもあるので、最初からそれを使えば辛いスープにもなるんでしょうが、スープを作る時には辛くない粉パプリカを使い、辛いほうが好きな人のみが 食べるときに自分の皿で辛みを加えるのが一般的。

ハラースレーはスープなので 温かいときは汁状なんですが、冷めるとゼリー状になります。コラーゲンが豊富なんでしょうかね?(*^-^*)

 

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オウチにクリスマスツリーある?

 

職員室のツリー

クリスマスシーズンをハンガリーで過ごしていて、けっこうよく聞かれる質問がコレ。

ワタシのウチに、クリスマスツリーがあるのかどうか!?

この質問には たぶん2つの側面がある。

一つは、キリスト教徒ではない日本人(←ワタシ)も、クリスマスツリーを飾るのかどうか…という、純粋な興味。

そしてもう一つは、クリスマスを家族のもとへ帰ることもなく一人ぼっちで過ごして、その上、クリスマスツリーも飾らないなんて、お淋しすぎるんじゃないこと!?…という同情。(^^ゞ

実際、ハンガリーでは クリスマス前になるとクリスマスツリー用のモミの木(←本物の木)を売る市がたちます。 そしてハンガリー人のご家庭では たとえシーズンが過ぎたときにそのツリーがただの邪魔物に成り果てようと、本物のモミの木を買ってきて飾り付けをする、イヤ、しなくてはならないものらしい。

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)でだって、職員室にクリスマスツリーを飾り付けるだけじゃないの。(↑)

フニャ高では、職員室に飾り付けるよりも前に、玄関ホールにもツリーが。(↓)
玄関ホールのツリー

玄関ホールのツリー2

それから、フニャ高ではクラスごとに自分らの教室をクリスマスに飾り付けをするのが慣わしになっているんですが、あるクラスへ行ったら、こんなに立派なツリーが!!(↓)
208教室のツリー
このツリー(↑)は、本物のモミの木ではなく、作り物の木なんですけど、たかが教室の飾り付けにしては、力が入りすぎていると思っちゃいませんかぁ~?

スゴイよ、そのクリスマスツリーに傾ける情熱!!
本物のモミの木なんて、けっこう値が張るものらしいのに…。

最後にワタシが我が家でクリスマスツリーを飾るのかどうかについて告白しておくと、ハンガリーへ来て3年目くらいの頃、どうしても自分もクリスマスツリーを飾りたくなってきて、小さいニセモノツリーを買ったの。

それから2~3年くらいは、自分でせっせと飾り付けして喜んでいたんだけど、その後、そういうのが面倒くさくなってきて、ツリーを仕舞いこんだままになり、はや数年が経ちました。(-“-)

やはりクリスマスツリーへの情熱って、子供のころからの習慣として、ミッチリ根付かせておかないと身につかないみたいョ~。(^^ゞ

 

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明日は「サンタの日」

 

サンタの手紙

明日、12月6日は「サンタクロースの日」です♪

ハンガリー語でサンタは「ミクラーシュ(Mikulás)」というので、ハンガリー人はサンタクロースとは言わないんですケドね。(^^ゞ

日本ではあまり馴染みのない「サンタの日」ですが、このブログでは過去記事に何度もサンタの日のことが登場しているので、説明は簡単に。

ハンガリーではサンタクロースはクリスマスではなく、12月6日のサンタの日に来ます。
 
良い子にはお菓子(チョコレート)を持ってきてくれて、悪い子にはヴィルガーチ(←竹箒の先っぽみたいな、何の役にもたちそうにないモノ)を持ってきます。
 
良い子は12月5日の夜、自分のブーツをキレイに磨いて窓辺に置いておかなくちゃいけません。すると、サンタの日の朝、キレイなブーツの良い子のところにはサンタのプレゼント(お菓子)が届いている…というわけです。

サンタの日、サンタはフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)にもやって来る予定☆

上の写真(↑)は、先週半ばにフニャ高職員室の掲示板に貼り出された「サンタさんからのお手紙」で~す♡(#^.^#)♡

親愛なる友人達!
12月6日 火曜日、またみなさんに会いに行きます。
その日だけは 再会の喜びに水をさす「テスト」などは ナシでお願いしますよ!!
ミクラーシュ(サンタクロース)より

職員室だから「先生用の文面」だぁ…。
「サンタの日」には、サンタが授業中に各クラスをまわることになっているので、確かにサンタが来た時に『テスト中』だったりしたら 困るモンね。(^^ゞ

サンタさんが来てくれるように、
良い子のみんなは、今日の夜、ブーツを磨いてから寝よう~♪

 

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山の日

 

たんげ川

8月11日が「山の日」だなんて いつからなのかと思ったら、今年から新しくできた祝日だったんですね~。

2016年の8月11日は木曜日の祝日。 翌日の12日が金曜日は平日で、その翌日の13、14日が週末。だから、いわゆる飛び石連休ってヤツ。

きのこ

ハンガリーの場合、このように祝日と週末の間に普通日があって 連休が飛び石になってしまう時は、12日の金曜日を臨時の休日にして、四連休にしてしまいます。
12日(金)を休日にする代わりに 別の週の土曜日が勤務日になるので、勤務日数が減るわけではないのは残念なんですケドね~。(^^;

日本は別の週の土曜日を振り替え勤務日にして、連休を長くすることはナイですよね。 でも、8月11日はお盆の前だから ひょっとするとお盆休みと11日の「山の日」が合体して、連休が長くなる会社が多いのかもしれない。
さらにひょっとしてひょっとすると、「山の日」が8月11日になったのは お盆休みを長くするためなのかも!?

やっぱり休みは長くまとまっていたほうがイイですもんね!! (^^)

ちなみにワタシのお休みはもうすぐ終わり。日本にいられる時間が残り僅かになってきて、気が焦っておりますぅ~。(^^;

 

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「ペンテコステ」って?

 

虹

この週末、ハンガリーは土・日・月の三連休。v(^_^)v
14日の土曜日は普通の週末のお休みですが、15日(日)と 16日(月)は「ペンテコステ」の祭日により祝日…の、三連休。

ま、日曜日が祝日というのは いつもどおりの休みの日が祝日だというだけなので、特に得した気分でもありません…が。(^^ゞ

「ペンテコステ」… ハンガリーでは「プンクシュトゥ(pünkösd)」といって、クリスマスやイースターと同様、キリスト教の祭日由来の祝日です。
日本語では、「五旬節」「五旬祭」または「聖霊降臨祭」といったりもするらしい。

ペンテコステは、イースターから数えて50日目だとのこと。
イースターが移動祝日なので、ペンテコステも移動祝日です。 ハンガリーではイースターから1ヵ月半後の日・月曜日がペンテコステの祝日。

「クリスマス」は日本でも日本風にお祝いをするし、日本で生まれ育ったワタシも「イースター」は知識として知ってはいたけれど、「ペンテコステ」のことは ハンガリーに来てから初めて知りました。

しかし、いまだに何をする日なのか、全然分からない。
祝日なので 仕事が休みになって店も閉まっているということ以外は、全然。(^^ゞ

キリスト教の教会では、ペンテコステなので特別なミサがあったりするんでしょうけどね。 「ペンテコステだから○○をする。」とか、「△△を食べる。」とか、そういうコト、聞いたことがナイ。

ペンテコステ…謎の祭日なのです。

ペンテコステについて、もっと詳しく知りたい方は、ウィキペディアのコチラをどうぞ。

 

ま、何するか分からなくっても 休みだから それでいいんですよ。
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お休み万歳!!なのですよ。(^^ゞ