ハンガリーの初中等教育(ちょっと複雑編)

 


フニャ高 マーチャーシュ対抗戦

ハンガリーの初中等教育は、小学校8年間・高校4年間の合わせて12年間が基本。(詳しくはコチラ) それで終わればハナシは簡単なんだけど、そうは問屋がおろさない…というわけで、今回は「ちょっと複雑」編。

 

■ フニャ高には13年生もいる!

しつこいですが、ハンガリーの初中等教育は、8・4の12年間が基本です。 だから高校であるフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)には 9年生から12年生までのクラスがある。 しかし実際には、13年生のクラスもフニャ高にはあるんです。

ハンガリーの学校には「0(ゼロ)年生」というものがあります。
「0年生」とは何ぞや?

ハンガリーの高校は、4年間(学年では12年生)で卒業が基本。 でも卒業する段階で 普通の12年生までに履修しなければならない内容よりも さらに難しいレベルに到達するため、高校に入学した時点で「高校生活5年間」を予定しているクラスがあるんです。 そして、初年度の「0年生」の年次では、「難しいレベルに達する」ための基礎固めをし、高校入学後2年目から通常の4年間の高校のカリキュラムを受けるわけ。

具体的にいうと、
フニャ高の今年の新入生4クラスのうちの1クラスは、卒業の時点までに他の3クラスよりも 高い英語力をつけて卒業するつもり。 だから、入学して1年目は英語のレベルアップを目指して 集中的に英語の授業を受け、英語力の底上げをする。(英語の授業時間数が多い) 入学2年目から、4年で卒業する他クラスが1年目にやっていた勉強を始めるので、そのために高校を卒業するまでに5年かかる、というもの。 この1年目の「英語特訓年」のことを ハンガリーでは一般的に「0年生」というのです。

フニャ高では「0年生」という呼び方はせず、他の3クラス同様に「9年生」と言っています。 でも他クラスと一緒に12年生では卒業しないので、その結果としてフニャ高には『13年生』がいることになる。(「落第しちゃって13年生」という不名誉なものではナイ。) それに、0年生クラスでも、1年間ただ英語の授業だけを受けてるわけではなく、体育とか 他の科目の授業もあるみたい。でも、英語の授業がいっぱいあるぶん 自動的に学年あたりの他科目の時間数は少なくなるので、0年生があったクラスは卒業まで5年かかるわけ。

つまり、ハンガリーの初中等教育は8・4の12年制だけど、そうではなく、8・5の13年の場合もあったりする…ということデス。

 

■ 実は4・4・4制か?

ハンガリーでは小学校が8年間(1年生から8年生まで)ですが、1年生(6歳のピヨピヨちゃんたち)と 8年生(日本でいえば中2生だ)では大きな違いがありますよね。 だから…なのかどうか知らないけど、小学校の中では 1年生から4年生までの下半分の学年と、5年生から8年生までの上半分の学年と おおざっぱに別けているんだそうです。

たとえば 4年生までは 授業も担任の先生に全科目を教わるんだけど、5年生以降は 科目ごとに別の先生が教える…など、小さい小学生と 大きい小学生とでは違いがあるらしい。

そう考えると、ハンガリーの初中等教育は、4・4・4の12年制に近いといえるかもしれません。

 

■ さらに複雑な学校も?

フニャ高の近所にある小学校、そこは小学校なんですが、その一部は高校でもあるらしい。 (私立の一環校というわけではナイ) 大半の児童は8年生で卒業していくんでしょうけど、高校までそこに12年通う生徒とか、9年生からその学校へ通う生徒…と、色々なパターンがあるんでしょうね~。

それから、高校なんだけど 一部には7年生が居るような学校もあったりするらしい。

そういうわけで、日本の学校制度の中で普通に育ったワタシの目からみると、『フニャ高の13年生』もかなりイレギュラーだと思うんですが、ハンガリーにはさらにイレギュラーな学校がいっぱいありそう。 ハンガリーの学校には、まだまだワタシの知らない領域が……(^^ゞ

 

最近 知ったことだけど、
大人が通っている夜間の高校(定時制?)もあるらしいョ。
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フニャ高以外の学校の事は、すべて
「……らしい」の知識でしかありませんが(^^ゞ

 

 


ハンガリーの初中等教育(基本編)


フニャ高 図書室

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)に勤めて6年半。 フニャ高はブダペストにある 地元ハンガリー人の子弟が通う ごく普通の高校です。 (つまり、ワタシは日本人だけど、日本人学校とか 日本人がいる学校に勤めているわけではない。)

このブログではワタシの職場…つまり学校のことを たびたび話題にするので、今回はちょっとハンガリーの初中等教育制度について説明してみたいと思いマス。 (日本のソレとはだいぶ違うところがあるので。)

■ 年度

まず、学年開始は9月からの1年間。4月始まりではありません。
日本ではそろそろ卒業式シーズンですが、こちらハンガリーの卒業式シーズンはまだ もうちょっと先です。(←でも 8月ではない。)

 

■ ハンガリーには「中学校」が無い!?

次に 日本とは大きく違う点は、ハンガリーには小学校と高校しかなく、中学校はありません。 ただし、コレには もう少し詳しい説明が必要。

ハンガリーの初中等教育は 日本のもの(6・3・3制の12年間)とはちょっと違い、小学校が8年・高校が4年の12年間なんです。
そして、学年は小学校の1年生から高校まで学年を通年で数えます。 だから1年生から8年生までは小学生(8年間)、高校に通うのは9年生から12年生(4年間)まで。

このブログでフニャ高の生徒のことを、いつも「高校生」って言っていますが、実は年齢・学年で言うと、ハンガリーの高校生って 日本の中学3年生(14~15歳)から高校3年生(17~18歳)にあたるわけ。
中三から高三までをまとめて ひと言で言う単語が 日本語にはないので、「高校」って言っちゃってますけどね(^^ゞ 日本の「高校」とはちょっと違うんです。

以上が、ハンガリーの基本の初中等教育制度。

テストには出ないけど、我がブログ『続・ハンガリー試行錯誤』を読むときには無駄にならない知識ですので、おぼえておくとイイかも♡ (他で役立つ場所は ほとんど無いだろうケドね~(^^ゞ)

 

ハンガリーの初中等教育制度、基本は以上なんですが、
実はもうちょっと知っておいたほうが良いことがある。
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社会では何の役にも立たない
『続・ハンガリー試行錯誤』読むためだけに必要な基礎知識。
続きは次回!!


違いが分からないオンナ


職場の供

ワタシは食べ物の好き嫌いがほとんどありません。 好きなもの、あまり好きでないものはあるけれど、基本的に何でも食べるし、食べられる。 わりとお腹も丈夫なほうだと思う。

コレ(↑)は長期にわたる海外生活には けっこうな強みだと思うわけ。

まずお腹が弱い人は、異国の得体の知れない食べ物にはなかなか手を出しにくかったりするだろうし、好き嫌いが多い人は食べられる物も限られるよね? その点、ワタシは「何処の国へ行っても、現地でワタシが食べられる物が何かしら見つかるだろう。」…と思っている。

しかし一方、ワタシは自分があまりデリケートな味覚の持ち主ではないという自覚もある。

甘い、カライ、しょっぱい…というような区別がつかないほどではないけれど、似たように美味しいモノ同士の微妙な差の区別がつくほど味覚が繊細ではないのよ。 分かりやすく言うと、自然に近い環境で大切に育てられた上質のニワトリの卵と、閉鎖されたタマゴ工場みたいなところのニワトリの卵、どっちが美味しいか?…といえば、たぶんワタシにとっても前者が美味しいと感じられる(と思う、思いたい!)けれど、はっきりその違いを認識できるか?…と言われたら、全然自信ない。 …だって、両方ともタマゴでしょ? …という感じさぁ~(^^ゞ

そんなワタシの考えているコトなので、
そんな事の区別もつかないのか。どうしようもないな。日本人の恥さらし!!
…と思われそうで、書くのが躊躇われるんですが、敢えて質問です。

最近、お茶ガラの出ない粉末状の緑茶があるじゃない?
アレって、茶道で使う お抹茶と何が違うの???

普通のお茶っ葉の煎茶が お抹茶と違うのはワタシの目にも明らか。 煎茶は淹れた時の色も透き通っているし。 でも粉末緑茶の場合、両方とも見た目は「緑色の粉」なんだよね。 これらの違いが良く分からないワタシは、粉末緑茶を
「お薄でございます♡」
…って出しても、分かりゃしないんじゃないかと思ったりする(^^ゞ
ま、ワタシに分からなくても、分かる人には分かるのかもしれないと思っているので、実際に試してみたことはないけど?

 

今日の写真(↑)は、ワタシが職場に置いているお茶各種。
右側の4つは日本から持ってきた粉末茶。(玄米茶・緑茶・ほうじ茶・黒豆茶)
お茶ガラが出ないのが職場では重宝なの♡
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左側のは過去記事にも登場したSagaというメーカーのもので、
種類は『フォレスト フルーツ(erdei gyümölcs)』
コレ、味は普通だけど、スゴク香りがイイょ~♪


「数学な人」の頭の中


数学本

ワタシは高校時代、数学が全然ダメでした(T_T)
どのくらいダメだったかは、あえてココには書きませんョ? 深く追求しないでください。

ハンガリーの制度では、高校の卒業資格試験の科目の一つに数学が含まれています。 つまり数学は必須! 数学の点数が足りなきゃ高校卒業資格がもらえない。 その辺は厳しいもんです(^^ゞ
そんなわけで、ワタシの職場フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)にも数学の授業があり、先生だって何人もいる。

フニャ高の職員室は 大きな部屋に先生たちが雑居している感じ。 ワタシの隣の席には、初年度は数学の先生、2年目は国語の先生だったんだけど、3年目以降には再び 初年度とは別の数学の先生が座るようになって今に至ります。
つまりワタシ自身は数学がダメだけど、自分の席の隣には「数学な人」が座っている期間が長かったわけですよ。

そうすると、「数学な人」の ワタシには理解しがたい一面を垣間見ることになる。

数学の先生ってさ、会議の時なんかに「何だかよく分からん数式」だとか「放物線」とか書いてたりするのよ。 何やってるんだ、アレは!?  放物線なんてワタシ、高校卒業して数学から解放されてからこのかた、一回も書いたコトがないヮ!!

会議の時、川柳の一句でもひねる…というなら、ワタシにも理解可能なんだけどね。

 

たかが計算機だって、ワタシのモノと数学の先生たちのモノは全然違う。

ワタシの計算機はコレ(↓)
ワタシの計算機
+、-、×、÷ さえ使えればOKのシンプルなソーラー計算機。 たぶん20年以上愛用。 その性能に不満を憶えたことはない。

数学の先生たちが持っている計算機(↓)
数学な人の計算機
何なの、このボタンの多さ。 何するんだ、コレで!? コレでも計算機なのか(-“-)
(何するのかを聞いてもワタシには理解できないと思うので、何するのか本気で知りたいわけではありません。分かる人がいてもわざわざ教えてくれなくてイイですから! (^^ゞ )

つきあってみれば数学の先生たちに特に変わったところがあるわけでもないのに、数学な人たちの頭の中味の一部は明らかにワタシとは違うな…と思う。 面白~い(^_^)

 

上の一枚目の写真は、数学の先生たちの机によく置いてある数学の問題集。
装丁が古風なので、ハンガリーでは昔からある定番本と思われます。
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中は見たコトがないけどね。
見る気もないけどね。 興味ないからね(^^ゞ

 

 


スペリングの正しさって…。


ルイボス ティー

職場の給湯室に置いてあった 誰かのルイボス・ティー(↑)

「Rooibos Teeって書いてある。 「Tea」じゃなくて、「Tee」

たぶんこのお茶のパッケージはドイツ語だと思うんですが、どうでしょう? ドイツ語かどうかはともかく、お茶のことを「Tee」と綴るのが正しい言語があるってことよね。

英語ではお茶のことを「Tea」と綴り「ティー」と発音する。
ハンガリー語では、同じく「Tea」と綴りますが、発音は「テア」です。

クリスティナという女性の名前、英語のスペリングでは「Christina」と綴りますが、ハンガリー語では「Krisztina」と綴ります。 発音は…厳密には違いがあるかもしれませんが、ほぼ同じです。 でも、綴りはだいぶ違うよね?

ワタシは一般的な日本人として まず始めに勉強した外国語は英語でした。 だから最初は「Christina(クリスティナ)」とか「Christmas(クリスマス)」とか「Christopher(クリストファー)」とかいう綴りかたが正しいと習ったわけで、最初の「ク」の発音部分を「K」の字で綴ってしまうのは間違いだったわけです。 でもハンガリー語での綴りは「K」だョ!?

言語が違えば 綴りも違う…というわけで、どちらが正しいとか、どちらが良いとか悪いとか言うつもりはありません。 違うトコロあるけれど、両方とも正しい。 それでOK (^_^)b

 

個人的には ハンガリー語の綴りのほうが
アルファベットの発音に忠実な気がしますが…。
例えば、「Tea」の発音とか?
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TEA の読み方は テア のほうが素直な気がする。
TEA を ティー と読ませるほうが イレギュラーなんじゃない?