カメラもイイかもしれないけどね!?…自尊心が損なわれる その一言


マーチャーシュ ヴェテールケドゥー

ワタシはフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)のカメラマン☆…というわけではないけれど、学校で何か行事があるときは積極的に参加して、自主的に写真撮影に勤しみます。

コレ(↑)は 結構 稀有なことなんです。

こういっちゃ何ですが、フニャ高では生徒も先生も、自分に関わりのない行事には参加しないのが普通。(←コレはフニャ高に限らず、ハンガリーでは他の高校でも似たようなものらしい。)

学校の(授業時間をつぶして行うような)公式の行事の時には、生徒はモチロン強制参加だし、その行事の当たった時間に受け持ちの授業がある先生も参加しますし、そこが空き時間になっている場合でも学校に居る限りは参加しますョ? でも、その日に受け持ち授業がないのに その行事のために わざわざ出勤して来たりはしない。

午後(特に授業終了後)の強制ではない行事の場合、その行事に関係する先生は参加します。 (例えば 9年生の行事の場合のクラス担任の先生とか、歴史に関連する行事なら歴史の先生たち…とか。) でも、その行事に出なくてもイイ先生は来ない…のが普通。

だから、上の画像(↑)にある行事(毎年2月の午後、9年生が行うクラス対抗戦の一場面)の時も、審査員や担任の先生など 行事に関係のある人以外であの場に居たのは、ワタシの他に1人いたかどうか?…って感じだった。

皆、自分のこと以外には関心ないんですよね。(^^ゞ

そういう状況なので、行事に関係してないのにワタシが見に行っている…というだけでも稀有。 さらにワタシは 特別頼まれたわけでもないのに写真を撮りまくる。(ワタシ以外で他に写真を撮っているのは、学校のカメラをあてがわれた撮るのにそれほど積極的ではない写真係の生徒だけだったりする。ワタシみたいに自主的に写真を撮る人は ほとんどいない。) そして、基本的にワタシは 学校の行事の写真を撮ったときには いつも、快く撮った写真のデータを学校に献上しています。

学校の行事って、記録という側面から考えても写真って必要でしょ? 学校のホームページだってあるしサ???
そういう意味で、ワタシは学校に貢献していると思うんですよね!! <(`^´)>

頼まれなくても ワタシがいつも勝手に写真を撮るせいなのか、行事の前にあらかじめ 写真を撮ってくれと頼まれることは ほとんどありません。(行事のときや 行事の後に捕まって、「撮った写真を見せろ」とか、「後でデータをくれ」とか言われる。)

しかし、先生の中に一人、私のクラスの生徒の写真を撮ってね~♡ なるべくたくさんたくさんねぇ~♪」と言ってくる人がいて。
ご要望にお答えして写真を撮り、後でデータを渡すと、いつも ものすごく喜んでくれる。
好きなことをして、さらに感謝までされて、ワタシとしても嬉しい(#^.^#)

…が、気になるコトが一つ

その先生、ワタシの撮った写真の出来栄えを いつも褒めちぎってくれて 面映いくらいなんですが、その時に頻繁に言うのが、
カメラがイイヮ~♡ 良いカメラだわぁ~~~♡♡♡」
…とワタシのカメラを褒める

カメラもイイかもしれないけれど、ワタシの腕褒めて欲しいぃ~~~(^^ゞ

 

こう言っちゃ何だが『写真を撮るのがヘタな人』っているじゃん!?
絵の上手下手ほどハッキリしてないけど、写真にも上手下手ってあると思う。
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ま、ワタシも百発百中でイイ写真が撮れるわけじゃないけれど、
ヒットの打率は高い方だと思うんだけどなぁ…(^_^;;)

 

 


違いの分かるオンナ


マーチャーシュ ヴェテールケドゥー

そんな機会が それほど頻繁にあるコトじゃないけど、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の生徒の写真を 日本人に見せると、
「わぁ~、大人っぽいね!!」…と、 よく言われる。

日本人の目から見ると、欧米系のティーンエイジャーは大人っぽく見えるもんね~。

滅多にいないけれども たまに入学したばかりの9年生のくせに、妙~に落ち着きはらっていて ご立派な髭まで生やかしている少年がいたりするから、確かに大人っぽい子もいるのよね。 でも逆に、9年生の中には「本当にこの子、小学校 卒業して来たん?」って感じの、幼く見える子がいないわけじゃないのョ。

フニャ高には9年生(日本の中三にあたる)から 13年生までいるから、年齢でいうと14歳から19歳くらいまでの生徒がいます。(ハンガリーでは 18歳から成年)

ワタシもフニャ高勤めが6年半になったので、日常的にそのくらいの年頃の少年少女たちを見ているわけで、それなりに「見慣れてきた」気がするんですヮ。

例えば、 同い年でも 大人っぽい子と子どもっぽい子がいる…とはいえ、集団として見ると、やっぱり9年生は子どもだな~、と思う。 それから、11年生や12年生を見ると、やはり9年生よりは落ち着いているし、個々の顔ぶれを見ても、9年生の頃と比べると大人になってきているのが分かるのね~。面白いヮ~~(^_^)

フニャ高に来たばかりの頃は、ワタシも 誰が何年生かなんて 全~然分からなくて、皆が大人に見えたケドね(^^ゞ 今ではワタシも「小さい高校生」と「大きい高校生」の違いも見分けられるようになりつつあるのかも。

最近では、学校外の街中で若い子を見ても、
「あの子は背が高いけど、たぶん小学生。」とか、「あれは高校生だろうな~。」
…とか、想像がつくようになってきましたのョ。

 

「見分けがつくようになったから 何だ!?」…と問われれば、
「何にもなりましぇ~ん(>_<)」と答えるしかないケド?
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ハンガリーの初中等教育は日本とちょっと違うので、
詳しくは過去記事の ココ や ココ を読んでね♡

 

 


ハンガリーの初中等教育(ちょっと複雑編)

 


フニャ高 マーチャーシュ対抗戦

ハンガリーの初中等教育は、小学校8年間・高校4年間の合わせて12年間が基本。(詳しくはコチラ) それで終わればハナシは簡単なんだけど、そうは問屋がおろさない…というわけで、今回は「ちょっと複雑」編。

 

■ フニャ高には13年生もいる!

しつこいですが、ハンガリーの初中等教育は、8・4の12年間が基本です。 だから高校であるフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)には 9年生から12年生までのクラスがある。 しかし実際には、13年生のクラスもフニャ高にはあるんです。

ハンガリーの学校には「0(ゼロ)年生」というものがあります。
「0年生」とは何ぞや?

ハンガリーの高校は、4年間(学年では12年生)で卒業が基本。 でも卒業する段階で 普通の12年生までに履修しなければならない内容よりも さらに難しいレベルに到達するため、高校に入学した時点で「高校生活5年間」を予定しているクラスがあるんです。 そして、初年度の「0年生」の年次では、「難しいレベルに達する」ための基礎固めをし、高校入学後2年目から通常の4年間の高校のカリキュラムを受けるわけ。

具体的にいうと、
フニャ高の今年の新入生4クラスのうちの1クラスは、卒業の時点までに他の3クラスよりも 高い英語力をつけて卒業するつもり。 だから、入学して1年目は英語のレベルアップを目指して 集中的に英語の授業を受け、英語力の底上げをする。(英語の授業時間数が多い) 入学2年目から、4年で卒業する他クラスが1年目にやっていた勉強を始めるので、そのために高校を卒業するまでに5年かかる、というもの。 この1年目の「英語特訓年」のことを ハンガリーでは一般的に「0年生」というのです。

フニャ高では「0年生」という呼び方はせず、他の3クラス同様に「9年生」と言っています。 でも他クラスと一緒に12年生では卒業しないので、その結果としてフニャ高には『13年生』がいることになる。(「落第しちゃって13年生」という不名誉なものではナイ。) それに、0年生クラスでも、1年間ただ英語の授業だけを受けてるわけではなく、体育とか 他の科目の授業もあるみたい。でも、英語の授業がいっぱいあるぶん 自動的に学年あたりの他科目の時間数は少なくなるので、0年生があったクラスは卒業まで5年かかるわけ。

つまり、ハンガリーの初中等教育は8・4の12年制だけど、そうではなく、8・5の13年の場合もあったりする…ということデス。

 

■ 実は4・4・4制か?

ハンガリーでは小学校が8年間(1年生から8年生まで)ですが、1年生(6歳のピヨピヨちゃんたち)と 8年生(日本でいえば中2生だ)では大きな違いがありますよね。 だから…なのかどうか知らないけど、小学校の中では 1年生から4年生までの下半分の学年と、5年生から8年生までの上半分の学年と おおざっぱに別けているんだそうです。

たとえば 4年生までは 授業も担任の先生に全科目を教わるんだけど、5年生以降は 科目ごとに別の先生が教える…など、小さい小学生と 大きい小学生とでは違いがあるらしい。

そう考えると、ハンガリーの初中等教育は、4・4・4の12年制に近いといえるかもしれません。

 

■ さらに複雑な学校も?

フニャ高の近所にある小学校、そこは小学校なんですが、その一部は高校でもあるらしい。 (私立の一環校というわけではナイ) 大半の児童は8年生で卒業していくんでしょうけど、高校までそこに12年通う生徒とか、9年生からその学校へ通う生徒…と、色々なパターンがあるんでしょうね~。

それから、高校なんだけど 一部には7年生が居るような学校もあったりするらしい。

そういうわけで、日本の学校制度の中で普通に育ったワタシの目からみると、『フニャ高の13年生』もかなりイレギュラーだと思うんですが、ハンガリーにはさらにイレギュラーな学校がいっぱいありそう。 ハンガリーの学校には、まだまだワタシの知らない領域が……(^^ゞ

 

最近 知ったことだけど、
大人が通っている夜間の高校(定時制?)もあるらしいョ。
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フニャ高以外の学校の事は、すべて
「……らしい」の知識でしかありませんが(^^ゞ

 

 


ハンガリーの初中等教育(基本編)


フニャ高 図書室

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)に勤めて6年半。 フニャ高はブダペストにある 地元ハンガリー人の子弟が通う ごく普通の高校です。 (つまり、ワタシは日本人だけど、日本人学校とか 日本人がいる学校に勤めているわけではない。)

このブログではワタシの職場…つまり学校のことを たびたび話題にするので、今回はちょっとハンガリーの初中等教育制度について説明してみたいと思いマス。 (日本のソレとはだいぶ違うところがあるので。)

■ 年度

まず、学年開始は9月からの1年間。4月始まりではありません。
日本ではそろそろ卒業式シーズンですが、こちらハンガリーの卒業式シーズンはまだ もうちょっと先です。(←でも 8月ではない。)

 

■ ハンガリーには「中学校」が無い!?

次に 日本とは大きく違う点は、ハンガリーには小学校と高校しかなく、中学校はありません。 ただし、コレには もう少し詳しい説明が必要。

ハンガリーの初中等教育は 日本のもの(6・3・3制の12年間)とはちょっと違い、小学校が8年・高校が4年の12年間なんです。
そして、学年は小学校の1年生から高校まで学年を通年で数えます。 だから1年生から8年生までは小学生(8年間)、高校に通うのは9年生から12年生(4年間)まで。

このブログでフニャ高の生徒のことを、いつも「高校生」って言っていますが、実は年齢・学年で言うと、ハンガリーの高校生って 日本の中学3年生(14~15歳)から高校3年生(17~18歳)にあたるわけ。
中三から高三までをまとめて ひと言で言う単語が 日本語にはないので、「高校」って言っちゃってますけどね(^^ゞ 日本の「高校」とはちょっと違うんです。

以上が、ハンガリーの基本の初中等教育制度。

テストには出ないけど、我がブログ『続・ハンガリー試行錯誤』を読むときには無駄にならない知識ですので、おぼえておくとイイかも♡ (他で役立つ場所は ほとんど無いだろうケドね~(^^ゞ)

 

ハンガリーの初中等教育制度、基本は以上なんですが、
実はもうちょっと知っておいたほうが良いことがある。
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社会では何の役にも立たない
『続・ハンガリー試行錯誤』読むためだけに必要な基礎知識。
続きは次回!!


フニャ高に『不審者』侵入か


教室

(↑)ワタシの教室に「ヘンな人」が!!! (*△*;
ぎゃ~ぁぁ~~!! みんな 逃げてぇぇぇ!!! \(゜ロ\) (/ロ゜)/

不審者?

……などという非常事態なわけではなく、
コレ(↓)も生徒です。
マスク
どこから見ても、『薄っ気味の悪い不審者』にしか見えないけれど、このスケベマスクの向こうには 下級生の女の子たちに「きゃぁカッコいい #^m^#」…とか言われちゃうような キレイなお顔があったりする。(←本当) この写真では『変質者』だけど。

しかし この生徒、「こんなお面」をカバンに入れて登校してきたというのに、日本語の授業の時に絶対に使うはずのプリントは持ってこなかったのである(-“-) このグループは近々ある発表を控えて練習中。 それに必要なプリントを持ってこなくてどうする!!(しかも持ってこないのは2回目)

全部 暗唱できるほどになっているなら構わない。 でも実際にはプリント見ながらでも つっかえつっかえな位 ダメダメダメダメのくせに!!!
センセーは怒ってるんですからね!  (#`Д´) // 

 

ワタシの生徒は平気で忘れ物をする子供が多くて困る。
どうもワタシは あまり睨みのきくタイプではないらしい。(>_<)
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ま、ブログのネタにもしたので今回は(…というより「今回も」)許してやるか。
でも次も忘れたら 発表メンバーから外してやるんだからね。
本気だからね!!!