招待状をもらって卒業式に出席!


 

卒業式 招待

光陰矢の如し。 気がつけばもう、5月も後半じゃないですか!
卒業式(←4月30日だった)のことを書こうと思いながら書かずにいるうちに、もうすぐ一ヶ月過ぎてしまいそうです。 …というわけで、今回はフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)卒業式の話。

卒業式。 ハンガリーの高校で卒業式にあたる行事を『バッラガーシュ(Ballagás)』といいます。 今年のフニャ高の『バッラガーシュ(Ballagás)』は、ある事が起こって、ちょっと大変だった。(←いや、ホント。 でも、その話はあとで!)

フニャ高のバッラガーシュ(卒業式)では、日本の高校の卒業式には必ずある『卒業証書の授与』場面がありません。 その他にも日本の卒業式とは違うところが色々とあります。

日本の高校の卒業式にはなくて、ハンガリーのバッラガーシュ(卒業式)にはあるモノの一つが『招待状』

招待状

バッラガーシュ(卒業式)の数日前、休み時間の職員室に職員全員が集められ、卒業生のクラス代表数人が 先生やスタッフに『バッラガーシュ(卒業式)の招待状』を手渡しします。(写真↑ ↓)

卒業式招待状、手渡し

招待状は、クラス別にしっかりと印刷された立派なモノ。(↓)
卒業式・招待状

ちゃんとクラス全員の名前や、そのクラスを担当した主だった先生がたの名前などが印刷された招待状なの。 (デザインなども、クラスごとに違う。)
13.c招待状

招待状なんて いちいち貰わなくっても、仕事なんだから出席しますけどね、こんな招待状を頂いてしまったら、出席しないわけにはいきませんヮねぇ~。(^^ゞ

バッラガーシュ(卒業式)の当日に この招待状の提示を求められたことはないし、招待状がなくても何の問題もないんじゃないかと思う…けど、この招待状が省略されることはないんだよねぇ…。
また、きちんと「我々の卒業式に、皆さん出席してください。」という形をとる。
それが「伝統」ということか。

 

たぶん学校内のスタッフのみならず、
卒業生のご両親とか身内の方々にも配るんだろうな。
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高校の卒業式っていうのは大切な儀式なんだねぇ~~。

 

 


5月の渋滞解消


 

詩人の日

5月になって、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の休み時間の渋滞が解消されました。v(^_^)v

渋滞が解消された理由は、4月末日に卒業式があったから。 5月になって、一学年・4クラス分の人数(フニャ高は1クラスがだいたい30名前後なので、およそ120名)が卒業し、その分のスペースが空いたわけです。 最近、廊下がなんとなく広々した感じがするのは、たぶん物理的に人数が減ったせい。(^^ゞ

ちなみにフニャ高では、休み時間になると先生は生徒たちを全員教室の外に追い出して、鍵を閉めることになっています。 (つまり、基本的に生徒たちが教室の中にいられるのは、誰か先生がその教室にいる時のみ。)

だからフニャ高の休み時間の廊下はいつも生徒たちであふれ返っている。 (校庭へ出る生徒たちもいるけど、全員が校庭に出るわけではないから。)
それは5月になった今も同じなんですが、「120人が減った分、やっぱり空いてるな…」って感じがするんです。

日本の学校は4月始まりなので、5月の今はちょうど軌道に乗ってくる時期で、まだまだ終わりはずっと先って感じ?…なんじゃないかと思います。

一方、こちらハンガリーでは、4月末に卒業式があって最上級生たちが卒業していき、5月半ばになった今では、残された在校生のほうもそろそろ学年末。 生徒たちはもう、あと一ヶ月で夏休み~d(≧∇≦)b…という頃なのです。

 

学年末は6月15日ですが、今年は6月15日が日曜日なので、
今学年最後の授業日は6月13日(金)。
(終業式はその翌週にあって、生徒はその日に成績表をもらう。)
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今年も終わりが見えてきたなぁ…。
あ、でも生徒は夏休みになっても
職員はまだ6月末まで勤務は続くんですョ!! (^^ゞ

 

 


フニャ高の国際婦人デー


2014年のお花とカード

先日 このブログで、
ハンガリーには『ひなまつり』はないけれど、習慣として『国際婦人デー』は定着している
…と書きました。(過去記事はコチラ

その記事にも書いたとおり、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)では毎年3月8日には女性職員全員がお花をもらえます。 しかし今年の国際婦人デーは土曜日だったので、今年は「花なし」かと思っていたんですが、やはり恒例行事ですので、前日の7日に 今年も女性職員全員がお花をいただきました。(#^.^#)

今年のお花♡ (↓)
国際婦人デーのお花
花の種類は去年と同じでした。
このお花、後から新しい花が咲いてくるので けっこう長い期間楽しめるのョ~♡

フニャ高の女性の日のお花は 恒例で「カード付き」です。
カードにはいつも女性を讃える詩と、男性職員たちのサインが書いてある。(^_^)

フニャ高の場合 国際婦人デーには、休み時間(今年は2時間目と3時間目の間の休み時間だった)職員室に職員全員が集められます。 そして、女性職員のみ お花とカードをもらい、歌が得意な先生の歌がプレゼントされる。(↓)
歌手

これが毎年恒例、フニャ高の国際婦人デー (#^.^#)

 

国際婦人デーの当日、3月8日は
街中のあちこちで お花が売っているところを見かけました。
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「今日は婦人デーだから…」と、
お母さんや奥さんに お花を買ってく人がいるんでしょうね~。
羨ましい…(-“-)

 

 


カメラもイイかもしれないけどね!?…自尊心が損なわれる その一言


マーチャーシュ ヴェテールケドゥー

ワタシはフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)のカメラマン☆…というわけではないけれど、学校で何か行事があるときは積極的に参加して、自主的に写真撮影に勤しみます。

コレ(↑)は 結構 稀有なことなんです。

こういっちゃ何ですが、フニャ高では生徒も先生も、自分に関わりのない行事には参加しないのが普通。(←コレはフニャ高に限らず、ハンガリーでは他の高校でも似たようなものらしい。)

学校の(授業時間をつぶして行うような)公式の行事の時には、生徒はモチロン強制参加だし、その行事の当たった時間に受け持ちの授業がある先生も参加しますし、そこが空き時間になっている場合でも学校に居る限りは参加しますョ? でも、その日に受け持ち授業がないのに その行事のために わざわざ出勤して来たりはしない。

午後(特に授業終了後)の強制ではない行事の場合、その行事に関係する先生は参加します。 (例えば 9年生の行事の場合のクラス担任の先生とか、歴史に関連する行事なら歴史の先生たち…とか。) でも、その行事に出なくてもイイ先生は来ない…のが普通。

だから、上の画像(↑)にある行事(毎年2月の午後、9年生が行うクラス対抗戦の一場面)の時も、審査員や担任の先生など 行事に関係のある人以外であの場に居たのは、ワタシの他に1人いたかどうか?…って感じだった。

皆、自分のこと以外には関心ないんですよね。(^^ゞ

そういう状況なので、行事に関係してないのにワタシが見に行っている…というだけでも稀有。 さらにワタシは 特別頼まれたわけでもないのに写真を撮りまくる。(ワタシ以外で他に写真を撮っているのは、学校のカメラをあてがわれた撮るのにそれほど積極的ではない写真係の生徒だけだったりする。ワタシみたいに自主的に写真を撮る人は ほとんどいない。) そして、基本的にワタシは 学校の行事の写真を撮ったときには いつも、快く撮った写真のデータを学校に献上しています。

学校の行事って、記録という側面から考えても写真って必要でしょ? 学校のホームページだってあるしサ???
そういう意味で、ワタシは学校に貢献していると思うんですよね!! <(`^´)>

頼まれなくても ワタシがいつも勝手に写真を撮るせいなのか、行事の前にあらかじめ 写真を撮ってくれと頼まれることは ほとんどありません。(行事のときや 行事の後に捕まって、「撮った写真を見せろ」とか、「後でデータをくれ」とか言われる。)

しかし、先生の中に一人、私のクラスの生徒の写真を撮ってね~♡ なるべくたくさんたくさんねぇ~♪」と言ってくる人がいて。
ご要望にお答えして写真を撮り、後でデータを渡すと、いつも ものすごく喜んでくれる。
好きなことをして、さらに感謝までされて、ワタシとしても嬉しい(#^.^#)

…が、気になるコトが一つ

その先生、ワタシの撮った写真の出来栄えを いつも褒めちぎってくれて 面映いくらいなんですが、その時に頻繁に言うのが、
カメラがイイヮ~♡ 良いカメラだわぁ~~~♡♡♡」
…とワタシのカメラを褒める

カメラもイイかもしれないけれど、ワタシの腕褒めて欲しいぃ~~~(^^ゞ

 

こう言っちゃ何だが『写真を撮るのがヘタな人』っているじゃん!?
絵の上手下手ほどハッキリしてないけど、写真にも上手下手ってあると思う。
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ま、ワタシも百発百中でイイ写真が撮れるわけじゃないけれど、
ヒットの打率は高い方だと思うんだけどなぁ…(^_^;;)

 

 


違いの分かるオンナ


マーチャーシュ ヴェテールケドゥー

そんな機会が それほど頻繁にあるコトじゃないけど、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の生徒の写真を 日本人に見せると、
「わぁ~、大人っぽいね!!」…と、 よく言われる。

日本人の目から見ると、欧米系のティーンエイジャーは大人っぽく見えるもんね~。

滅多にいないけれども たまに入学したばかりの9年生のくせに、妙~に落ち着きはらっていて ご立派な髭まで生やかしている少年がいたりするから、確かに大人っぽい子もいるのよね。 でも逆に、9年生の中には「本当にこの子、小学校 卒業して来たん?」って感じの、幼く見える子がいないわけじゃないのョ。

フニャ高には9年生(日本の中三にあたる)から 13年生までいるから、年齢でいうと14歳から19歳くらいまでの生徒がいます。(ハンガリーでは 18歳から成年)

ワタシもフニャ高勤めが6年半になったので、日常的にそのくらいの年頃の少年少女たちを見ているわけで、それなりに「見慣れてきた」気がするんですヮ。

例えば、 同い年でも 大人っぽい子と子どもっぽい子がいる…とはいえ、集団として見ると、やっぱり9年生は子どもだな~、と思う。 それから、11年生や12年生を見ると、やはり9年生よりは落ち着いているし、個々の顔ぶれを見ても、9年生の頃と比べると大人になってきているのが分かるのね~。面白いヮ~~(^_^)

フニャ高に来たばかりの頃は、ワタシも 誰が何年生かなんて 全~然分からなくて、皆が大人に見えたケドね(^^ゞ 今ではワタシも「小さい高校生」と「大きい高校生」の違いも見分けられるようになりつつあるのかも。

最近では、学校外の街中で若い子を見ても、
「あの子は背が高いけど、たぶん小学生。」とか、「あれは高校生だろうな~。」
…とか、想像がつくようになってきましたのョ。

 

「見分けがつくようになったから 何だ!?」…と問われれば、
「何にもなりましぇ~ん(>_<)」と答えるしかないケド?
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ハンガリーの初中等教育は日本とちょっと違うので、
詳しくは過去記事の ココ や ココ を読んでね♡