春休み明け


 

シャインくんと黄色い花

さて、春休みが終わり、またお仕事の日々に復帰です。
やっぱり春休み6日間は短いですね。 あっという間だぁ~。(>_<)

ハンガリーの学校の学年は9月始まりですので、日本の学校と違い、春休み明けは新学年の初めではないし、学期の区切り目でもありません。 だから、春休み明けの初日から、いきなり普通に授業開始です。(始業式はおろか、朝礼もなく、普通通りに7時半から授業開始サ~(^^ゞ)

春休み明けの初日は水曜日で、今週は土曜日まで出勤日です。 4月26日(土)が出勤なのは、5月2日(金)の代わり。 ハンガリーは5月1日が『メーデー』で祝日。 今年は5月3日、4日が週末なので、5月2日(金)も 休みにしてしまえば四連休になる…というわけで、4月26日(土)が勤務日になりました。 つまり、春休み明けの週末は1日しか休めないけれど、その翌週には四連休が待っている。…そういうことなら、つべこべ言わずに働きますよ、えぇ。(^^ゞ

ハンガリーの高校は、4月末から5月初旬にかけてが 卒業式シーズンです。 これは、エーレッチェーギという全国一斉で行われる高校卒業試験が毎年5月の第1月曜日から始まるためで、卒業試験の前に 卒業式を済ませてしまうのがハンガリー風。
フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名) の卒業式は、4月30日にあります。

そして 5月5日(月)から 5月9日(金)までが、上記のエーレッチェーギ(高校卒業試験)の筆記試験。(その後 6月の面接試験まで完全には試験は終わらないので、エーレッチェーギは長丁場なんです。) この5月初めのエーレッチェーギの週には、フニャ高では卒業生が試験を受けているため、下級生たちは休みで 通常の授業はありません。

つまり4月30日の卒業式、5月1日~4日は四連休、5月5日~9日はエーレッチェーギ、5月10日、11日は通常通りの週末…で、フニャ高在校生たちには合計12日間 授業がありません。    在校生も卒業式の日には登校しなくちゃならないけど、その後の5月1日から11日までは 事実上のお休みです。 はっきり言って、春休み(6日間)よりも長い!!

でも、休めるのは在校生たちだけで、(四連休と週末を除いて)学校そのものは休みじゃありません。 だからワタシも働きます。 春休みが明けちゃいましたしね~(>_<;)

 

ハンガリーにいると、つい忘れてしまいがちな日本の祝日。
そういえば、日本もゴールデンウィークの時期じゃないですか!!
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カレンダーを見た感じからすると、今年のゴールデンウィークは
カレンダー通りに飛び石で休みの会社が多いのかな?

 

 


フニャ高の国際婦人デー


2014年のお花とカード

先日 このブログで、
ハンガリーには『ひなまつり』はないけれど、習慣として『国際婦人デー』は定着している
…と書きました。(過去記事はコチラ

その記事にも書いたとおり、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)では毎年3月8日には女性職員全員がお花をもらえます。 しかし今年の国際婦人デーは土曜日だったので、今年は「花なし」かと思っていたんですが、やはり恒例行事ですので、前日の7日に 今年も女性職員全員がお花をいただきました。(#^.^#)

今年のお花♡ (↓)
国際婦人デーのお花
花の種類は去年と同じでした。
このお花、後から新しい花が咲いてくるので けっこう長い期間楽しめるのョ~♡

フニャ高の女性の日のお花は 恒例で「カード付き」です。
カードにはいつも女性を讃える詩と、男性職員たちのサインが書いてある。(^_^)

フニャ高の場合 国際婦人デーには、休み時間(今年は2時間目と3時間目の間の休み時間だった)職員室に職員全員が集められます。 そして、女性職員のみ お花とカードをもらい、歌が得意な先生の歌がプレゼントされる。(↓)
歌手

これが毎年恒例、フニャ高の国際婦人デー (#^.^#)

 

国際婦人デーの当日、3月8日は
街中のあちこちで お花が売っているところを見かけました。
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「今日は婦人デーだから…」と、
お母さんや奥さんに お花を買ってく人がいるんでしょうね~。
羨ましい…(-“-)

 

 


カメラもイイかもしれないけどね!?…自尊心が損なわれる その一言


マーチャーシュ ヴェテールケドゥー

ワタシはフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)のカメラマン☆…というわけではないけれど、学校で何か行事があるときは積極的に参加して、自主的に写真撮影に勤しみます。

コレ(↑)は 結構 稀有なことなんです。

こういっちゃ何ですが、フニャ高では生徒も先生も、自分に関わりのない行事には参加しないのが普通。(←コレはフニャ高に限らず、ハンガリーでは他の高校でも似たようなものらしい。)

学校の(授業時間をつぶして行うような)公式の行事の時には、生徒はモチロン強制参加だし、その行事の当たった時間に受け持ちの授業がある先生も参加しますし、そこが空き時間になっている場合でも学校に居る限りは参加しますョ? でも、その日に受け持ち授業がないのに その行事のために わざわざ出勤して来たりはしない。

午後(特に授業終了後)の強制ではない行事の場合、その行事に関係する先生は参加します。 (例えば 9年生の行事の場合のクラス担任の先生とか、歴史に関連する行事なら歴史の先生たち…とか。) でも、その行事に出なくてもイイ先生は来ない…のが普通。

だから、上の画像(↑)にある行事(毎年2月の午後、9年生が行うクラス対抗戦の一場面)の時も、審査員や担任の先生など 行事に関係のある人以外であの場に居たのは、ワタシの他に1人いたかどうか?…って感じだった。

皆、自分のこと以外には関心ないんですよね。(^^ゞ

そういう状況なので、行事に関係してないのにワタシが見に行っている…というだけでも稀有。 さらにワタシは 特別頼まれたわけでもないのに写真を撮りまくる。(ワタシ以外で他に写真を撮っているのは、学校のカメラをあてがわれた撮るのにそれほど積極的ではない写真係の生徒だけだったりする。ワタシみたいに自主的に写真を撮る人は ほとんどいない。) そして、基本的にワタシは 学校の行事の写真を撮ったときには いつも、快く撮った写真のデータを学校に献上しています。

学校の行事って、記録という側面から考えても写真って必要でしょ? 学校のホームページだってあるしサ???
そういう意味で、ワタシは学校に貢献していると思うんですよね!! <(`^´)>

頼まれなくても ワタシがいつも勝手に写真を撮るせいなのか、行事の前にあらかじめ 写真を撮ってくれと頼まれることは ほとんどありません。(行事のときや 行事の後に捕まって、「撮った写真を見せろ」とか、「後でデータをくれ」とか言われる。)

しかし、先生の中に一人、私のクラスの生徒の写真を撮ってね~♡ なるべくたくさんたくさんねぇ~♪」と言ってくる人がいて。
ご要望にお答えして写真を撮り、後でデータを渡すと、いつも ものすごく喜んでくれる。
好きなことをして、さらに感謝までされて、ワタシとしても嬉しい(#^.^#)

…が、気になるコトが一つ

その先生、ワタシの撮った写真の出来栄えを いつも褒めちぎってくれて 面映いくらいなんですが、その時に頻繁に言うのが、
カメラがイイヮ~♡ 良いカメラだわぁ~~~♡♡♡」
…とワタシのカメラを褒める

カメラもイイかもしれないけれど、ワタシの腕褒めて欲しいぃ~~~(^^ゞ

 

こう言っちゃ何だが『写真を撮るのがヘタな人』っているじゃん!?
絵の上手下手ほどハッキリしてないけど、写真にも上手下手ってあると思う。
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ま、ワタシも百発百中でイイ写真が撮れるわけじゃないけれど、
ヒットの打率は高い方だと思うんだけどなぁ…(^_^;;)

 

 


違いの分かるオンナ


マーチャーシュ ヴェテールケドゥー

そんな機会が それほど頻繁にあるコトじゃないけど、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の生徒の写真を 日本人に見せると、
「わぁ~、大人っぽいね!!」…と、 よく言われる。

日本人の目から見ると、欧米系のティーンエイジャーは大人っぽく見えるもんね~。

滅多にいないけれども たまに入学したばかりの9年生のくせに、妙~に落ち着きはらっていて ご立派な髭まで生やかしている少年がいたりするから、確かに大人っぽい子もいるのよね。 でも逆に、9年生の中には「本当にこの子、小学校 卒業して来たん?」って感じの、幼く見える子がいないわけじゃないのョ。

フニャ高には9年生(日本の中三にあたる)から 13年生までいるから、年齢でいうと14歳から19歳くらいまでの生徒がいます。(ハンガリーでは 18歳から成年)

ワタシもフニャ高勤めが6年半になったので、日常的にそのくらいの年頃の少年少女たちを見ているわけで、それなりに「見慣れてきた」気がするんですヮ。

例えば、 同い年でも 大人っぽい子と子どもっぽい子がいる…とはいえ、集団として見ると、やっぱり9年生は子どもだな~、と思う。 それから、11年生や12年生を見ると、やはり9年生よりは落ち着いているし、個々の顔ぶれを見ても、9年生の頃と比べると大人になってきているのが分かるのね~。面白いヮ~~(^_^)

フニャ高に来たばかりの頃は、ワタシも 誰が何年生かなんて 全~然分からなくて、皆が大人に見えたケドね(^^ゞ 今ではワタシも「小さい高校生」と「大きい高校生」の違いも見分けられるようになりつつあるのかも。

最近では、学校外の街中で若い子を見ても、
「あの子は背が高いけど、たぶん小学生。」とか、「あれは高校生だろうな~。」
…とか、想像がつくようになってきましたのョ。

 

「見分けがつくようになったから 何だ!?」…と問われれば、
「何にもなりましぇ~ん(>_<)」と答えるしかないケド?
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ハンガリーの初中等教育は日本とちょっと違うので、
詳しくは過去記事の ココ や ココ を読んでね♡

 

 


ハンガリーの初中等教育(ちょっと複雑編)

 


フニャ高 マーチャーシュ対抗戦

ハンガリーの初中等教育は、小学校8年間・高校4年間の合わせて12年間が基本。(詳しくはコチラ) それで終わればハナシは簡単なんだけど、そうは問屋がおろさない…というわけで、今回は「ちょっと複雑」編。

 

■ フニャ高には13年生もいる!

しつこいですが、ハンガリーの初中等教育は、8・4の12年間が基本です。 だから高校であるフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)には 9年生から12年生までのクラスがある。 しかし実際には、13年生のクラスもフニャ高にはあるんです。

ハンガリーの学校には「0(ゼロ)年生」というものがあります。
「0年生」とは何ぞや?

ハンガリーの高校は、4年間(学年では12年生)で卒業が基本。 でも卒業する段階で 普通の12年生までに履修しなければならない内容よりも さらに難しいレベルに到達するため、高校に入学した時点で「高校生活5年間」を予定しているクラスがあるんです。 そして、初年度の「0年生」の年次では、「難しいレベルに達する」ための基礎固めをし、高校入学後2年目から通常の4年間の高校のカリキュラムを受けるわけ。

具体的にいうと、
フニャ高の今年の新入生4クラスのうちの1クラスは、卒業の時点までに他の3クラスよりも 高い英語力をつけて卒業するつもり。 だから、入学して1年目は英語のレベルアップを目指して 集中的に英語の授業を受け、英語力の底上げをする。(英語の授業時間数が多い) 入学2年目から、4年で卒業する他クラスが1年目にやっていた勉強を始めるので、そのために高校を卒業するまでに5年かかる、というもの。 この1年目の「英語特訓年」のことを ハンガリーでは一般的に「0年生」というのです。

フニャ高では「0年生」という呼び方はせず、他の3クラス同様に「9年生」と言っています。 でも他クラスと一緒に12年生では卒業しないので、その結果としてフニャ高には『13年生』がいることになる。(「落第しちゃって13年生」という不名誉なものではナイ。) それに、0年生クラスでも、1年間ただ英語の授業だけを受けてるわけではなく、体育とか 他の科目の授業もあるみたい。でも、英語の授業がいっぱいあるぶん 自動的に学年あたりの他科目の時間数は少なくなるので、0年生があったクラスは卒業まで5年かかるわけ。

つまり、ハンガリーの初中等教育は8・4の12年制だけど、そうではなく、8・5の13年の場合もあったりする…ということデス。

 

■ 実は4・4・4制か?

ハンガリーでは小学校が8年間(1年生から8年生まで)ですが、1年生(6歳のピヨピヨちゃんたち)と 8年生(日本でいえば中2生だ)では大きな違いがありますよね。 だから…なのかどうか知らないけど、小学校の中では 1年生から4年生までの下半分の学年と、5年生から8年生までの上半分の学年と おおざっぱに別けているんだそうです。

たとえば 4年生までは 授業も担任の先生に全科目を教わるんだけど、5年生以降は 科目ごとに別の先生が教える…など、小さい小学生と 大きい小学生とでは違いがあるらしい。

そう考えると、ハンガリーの初中等教育は、4・4・4の12年制に近いといえるかもしれません。

 

■ さらに複雑な学校も?

フニャ高の近所にある小学校、そこは小学校なんですが、その一部は高校でもあるらしい。 (私立の一環校というわけではナイ) 大半の児童は8年生で卒業していくんでしょうけど、高校までそこに12年通う生徒とか、9年生からその学校へ通う生徒…と、色々なパターンがあるんでしょうね~。

それから、高校なんだけど 一部には7年生が居るような学校もあったりするらしい。

そういうわけで、日本の学校制度の中で普通に育ったワタシの目からみると、『フニャ高の13年生』もかなりイレギュラーだと思うんですが、ハンガリーにはさらにイレギュラーな学校がいっぱいありそう。 ハンガリーの学校には、まだまだワタシの知らない領域が……(^^ゞ

 

最近 知ったことだけど、
大人が通っている夜間の高校(定時制?)もあるらしいョ。
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フニャ高以外の学校の事は、すべて
「……らしい」の知識でしかありませんが(^^ゞ