バミ高、伝統の龍踊

 

龍踊1

6月は色々なイベントごとが重なる時期です。

たぶん6月って、ハンガリーでは比較的天候が安定している時期(←今年はそれほど安定しているとは言えないケド)であるのに加え、6月後半ともなれば学校は夏休みに入るということで、イベントを企画するにはイイ時期なんでしょうね。

ワタシの今月の週末イベント第2弾は、6月11日(土)、バミ高の『日本の日』でした。
(第1弾は日本人学校の青空ブックフェアー(^_^)v)

バミ高とは、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)なんぞ足元にも及ばない日本語教育に優れた高校の仮の校名。在ブダペスト。 バミ高の生徒さんたちの日本語レベルはスゴイぞ!!

この日、ワタシは浴衣の着付けのお手伝いで参加したため、ほとんど持ち場をはなれることができず、写真もほとんど撮らなかった。
このワタクシとしたことが!! 信じられない!!!(←でも本当)

龍踊2

この記事でアップしたのは、バミ高伝統の『龍踊』の写真です。
(↑ワタシ、本物の龍踊、見たことがないんですが、バミ高の龍踊は3回以上見た覚えがあるので、『伝統』でしょう。たぶん。)

龍の頭も立派だ。(↓)
龍踊3

なんとなく頭が以前よりグレードアップしているような気がする。

そう思って、二年前のバミ高の日本の日で撮った写真を掘り起こしてみたら、やはり龍の頭、グレードアップしてました。
二年前の龍。(↓)
龍の頭
スゴイなぁ、バミ高は…。

GIFアニメも作ってみました。(↓)
龍踊Gif
写真が大きいサイズのままだとファイルが大きくなりすぎちゃうので、GIFは小さくなっちゃいました。雰囲気だけでも伝われば…。

 

バミ高の日本の日は本当に盛大でスゴイと、しみじみ思う。
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この規模の日本の日は、
大学でもなかな出来ないんじゃないかな。たぶん。

目撃情報:中央市場でゲイシャ(?)を見た(○ _ ○;)


中央市場 日本の日

再び、中央市場の『日本の日』の話題。

ハンガリーの人たちは、なぜか芸者が好きらしい。 本屋へ行けばタイトルに『Gésa(←芸者をハンガリー語で綴るとこうなる。発音は『ゲーシャ』で、『ゲ』音が少し高めでアクセントがつく)』とつく本をいつでも見つけるコトができるし、ハンガリー人に芸者の話題を振られて困惑させられることも一度や二度や三度ではなく、さすがに「いつも」というほどではないが、けっこう度々あることだったりして。
ワタシはハンガリーに住んでいるのでハンガリーのことはそこそこ知っていても、それ以外の国のことは良く知らないわけです。 しかし、たぶん欧米系の国々は 似たような感じなんじゃないか?・・・と想像しています。

ワタシは日本で生まれて育ったけれど、芸者さんに会ったコトがありません。 会ったコトがないので もちろん話したこともない。 たぶん生では見たこともないんじゃないかな。 テレビや映画で見るくらいですね。 だから本当のところは良く知らない。 「武士(サムライ)と違って芸者は現代日本にも実在する」という知識はあるけどね。 日本人の多くはそんな感じじゃないですか?

 

中央市場の『日本の日』の話のはずなのに、なぜ『ゲイシャ』のハナシが始まったのかというと、ワタシが中央市場に到着したとき、仮設舞台に居たのが上の写真(↑)の人だったから。

この人デス(↓)
ゲイシャ?
直接この目で見てきたワタシが言うのも何だけど、この人、何なのかしら~???

振袖姿で白塗り化粧に日本髪、でも日本人じゃなくてハンガリー人。
別にハンガリー人が着物を着ていたってイイのよ、日本髪(←たぶんカツラだと思うが)を結うのもイイでしょう。 でも白塗り化粧なのはなぜ? 振袖は未婚女性が着る…とはいえ、たとえ未婚でもワタシみたいな年寄りの未婚女には「お歳を考えてくださいネ?」…な、振袖に花かんざし、履物は普通の草履ではなく『ぽっくり下駄』。 強烈にニセモノ臭がするんだけれど、このオバサン、たぶん本人は大真面目にゲイシャスタイルに装っているつもりなのではないか?…と(^^ゞ お見かけしたところ、お孫さんがいらしてもおかしくないくらいのお歳でいらっしゃるのに、まるで10代のうら若き娘のような装いなのがイタイ(>_<)

このオバハン、こんな格好をして何をしていたのでしょう?

ワタシが中央市場に着いた時、彼女はまさに『芸者について』語っていた。 だから、日本のことを何も知らない人が、「まぁ~キレイだゎ~~♡ ワタシも着てみたいわぁ♡♡」と思って、振袖・白塗り化粧を体験してみた…というわけではないのは確かです。 聴衆を前に芸者について語るなんて、むしろ『日本専門家』でいらっしゃるのでは!? …それなのに、この場に漂うこのマガイモノ感は何なんだ(^^ゞ

言っていたことを要約すると、「ゲイシャとは、これこれこのように美しく装い(…と着物や履物についてを説明)、歌舞音曲に才長けており、詩を書くなど、芸術に秀でている…」といったことを言っていたみたい。

それは確かに間違いではないわね。 間違いではないけれど、物事の一面だけをクローズアップして伝えている感じがしたけどね。
彼女の話を聞いていると、ゲイシャっていうのは『完全無欠の淑女そのもの』って感じだな~と思ったヮ。 欧米人の妙なゲイシャ好きは、この辺から来るものなのか…???

 

その後、さらに話は短歌・俳句へと及び、オバハンは身振り手振りを加えながらの熱演を始めたのだった。 何だろう、この人、女優さんか???
ゲイシャ? 2

『日本専門家』だとしても、学者さんには見えません…(^^ゞ

ゲイシャ? 3

それにね、正岡子規のことをはっきりと『女性』だと言っていたんですよね。 話していること、けっこういい加減だったんだよなぁ…(*_*)

せっかく中央市場に来たのに怪しいゲイシャの話を延々と聞くのは勿体なかったので、適当にその場を離れました(^^ゞ

人前で日本のことを話すくらい日本通の人なので、たぶん日本人の友達も大勢いるような人なんだろうと思います。 彼女の友達の日本人の皆さんには、「正岡子規は女じゃない!」と教えてあげて欲しいと思います。 そのほうがイイって、絶対!!

 

(おまけの写真↓)
和傘か?
小道具として傘が置いてあったりして…(↑)
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でも、何かが違う…。
日本人が関わっていたらこの傘は選ばない…という感じの傘じゃないですか???

 

 


中央市場(Nagy Vásárcsarnok)で和太鼓演奏を聴く。


中央市場 和太鼓1

先週末の土曜日、『日本の日』開催中だという中央市場へ行ってきました。
中央市場へ出かけることにした最初の目的は、ハンガリー人の和太鼓グループの演奏があると聞いたから。 今回は、その和太鼓の演奏をレポート♪

中央市場 和太鼓2
出演は ハンガリー人のみの和太鼓グループ
演奏の最後に、リーダーらしき男の人が観客にむかって「和太鼓に興味を持った人がいたら、ウチのグループのホームページからアクセスしてください! 一緒に楽しく練習しましょう~っ♪」って言っていたので、来る者拒まずの同好会のようなグループなのかな、と想像。
でも、(プロではなく)同好会といっても、しっかり練習していると見えて、上手でしたョ~♡

ハンガリーには時々ですが、日本から和太鼓グループが来てけっこう大きい観客数の入る場所でコンサートをしていたりしているようです。 そして、『ハンガリー人による和太鼓グループ』が他にもいくつかあるようで、和太鼓はそれなりに知名度もあり、人気があるみたい。 (和太鼓グループが『プロ活動』をするほどのニーズはないだろうけど(^^ゞ )

中央市場 和太鼓3
本当のところを言うと、準備の為に和太鼓をセッティングし始めたところを見て、太鼓の革を鋲で留めてあるタイプの和太鼓ではなかったので、ちょっとガッカリ。 やはり「和太鼓」と聞いて思い浮かべるのはそっちのタイプだと思うし、個人的には写真(↑ ↓)にあるグループで使っているタイプよりも そっちのほうがキレイだと思うから。
でも、ハンガリーで和太鼓を調達するのはかなり難しいことだと思うんですよ。 だから、それなりにまとまった数の太鼓を持っているというだけでもたいしたもの。 和太鼓への情熱が感じられます(^_^)v

何よりも良かったのは、演奏する人たちが和太鼓が大好きで 心から楽しんで演奏しているのが伝わってくることでした。 退屈だったら途中で帰ればイイし~・・・とか思っていたけれど、最初から最後までしっかり聴いてしまった(^^ゞ (演奏は30分間くらい)
「和太鼓では『シンバル』は使わない」とか、「(洋)小太鼓も使っているので本物じゃない」とかいう批評をすることも出来るかもしれません。 でも、ハンガリー人だけのグループに、正統派の純和風を求めるのは むしろ行き過ぎなんじゃないかと思うし、聴衆を退屈させずに聴かせるだけの演奏をして(それだけの練習を積んでいる証拠)いるんだから、あとは和の素材を活かして彼らなりの世界を作っているのは すごくイイ事なんじゃないかな?(←なんだか偉そうなコト言ってるっぽいけど(^^ゞ)

中央市場 和太鼓4
とにかく楽しそう♪ 太鼓が大好きなんだね~♡

中央市場 和太鼓5

中央市場のメインの通路の途中に仕立てられた小さいステージで、観客は全員立ち見だったのに、観客の数は減るどころか、だんだん増えていったみたいでした。 (ワタシは前の方の良い場所を確保してたので、定かではなかったけど。)

中央市場 和太鼓6
この写真(↑)の右端と下のほうにちょっとだけ写っている後姿の子たちは、後ろのほうでは良く見えなかったので、少しでも前の方へ行きたくてワタシの横へ入って来たの。 だから前に入れてあげた(^^) とても真剣に見入っていたので、関係者でもないのにワタシもなんだか嬉しくなっちゃったなぁ~(=^・^=)

 

・・・と、中央市場の日本の日、和太鼓演奏は大好評でした。
良かった良かった♪
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和太鼓の演奏って体力使いそう・・・。
『和太鼓エクササイズ』なんて考案してみたらどうかしら~!?

 

 


中央市場(Nagy Vásárcsarnok)の『日本の日』


中央市場 正面

先週末 久しぶりに中央市場(Nagy Vásárcsarnok)へ行ったのは、中央市場で『日本の日』を開催していて、その中のイベントの一つとして『和太鼓の演奏』があると聞きつけたからでした♪
それに、中央市場の『日本の日』なんて、どんなことやってるのか興味わくじゃな~い??(^^)
今回はその 中央市場の『日本の日』イベントについて、ざっと振り返ってみます。

中央市場の前へ着くと、正面入り口(↑)にコレが!!(↓)
中央市場 日本の日

さて、建物の中へ入ると中央メインの吹き抜け天井に
中央市場

浴衣が吊るされていました。(↓)
中央市場 浴衣
「いくら浴衣とはいえ、ずいぶん薄っぺらくて何だか安物っぽいわネ~(-“-) それにちょっと薄汚れているような気もする~」…とか、意地悪な目で見ちゃったけど、ハンガリーの人たちにとってはエキゾチックで素敵なディスプレイなんだわ!? きっとそうなんだヮ!!

 

『日本の日』といえば 定番の『折り紙』(↓)
日本の日 折り紙
「ニッポン大好き♡」って感じのハチマキ締めたハンガリー人の人が教えていた。

 

もう一つの定番、『書道』もやってました。(↓)
日本の日 書道
こちらもハンガリー人が先生。 普通のハンガリー人は筆を持たせても全然書けない人が多いけど、ちゃんとお稽古して上手に書を書く人たちも大勢いるのョ~♪

日本の日 書道2

 

 

盆栽(↓)
日本の日 盆栽
こちらは売り物としての出品。 写真は撮らなかったけれど、包丁とかも売っていたなぁ。 それから和風小物とかも。

 

それから 『レイキ(霊気)』のコーナーがありました。(↓)
日本の日 レイキ
実のところ、ワタシ自身は『レイキ』と言われても、一瞬なんのことだか分からなかったりするんですが、ハンガリーの人にレイキのことを質問されたことがあるので、それなりに知られていて、興味を持っている人がいるんでしょうね~。
日本の日 レイキ2
頭に手を当てたり、向かい合って合掌したりしていました。
日本の日 レイキ3

何か、ストレス解消とか、リラックス効果はありそうな・・・(^^)

中央市場の『日本の日』は、興味を持って見に来ている日本人はいましたが、イベントを主催している側(スタッフ)はハンガリーの人たちで、日本人は参加していなかったみたい。 あえて日本人が係わっていなくても、ニッポン大好き♡・・・なハンガリー人とか、日本はともかく、盆栽が好き♡・・・といった方々がハンガリーにはそれなりにまとまった数でいるということですね~♪ 嬉しいことデス(#^.^#)

 

中央市場の『日本の日』レポート、まだ続く予定♪
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実を言うと、
『日本の日』に行ったら日本人の知人とも会えるかと思っていたんだけど、
イベントのお知らせを回してくれた人、一人きりしか会わなかったヮ。
ワタシの交友範囲って狭いから・・・(^^ゞ