ネムゼティ・ヴァーグタ、テレビで観戦


ネムゼティ・ヴァーグタ2013 決勝

前回の記事(「ネムゼティ・ヴァーグタ」ってどんなお祭り?)では、『ネムゼティ・ヴァーグタ』ってこんなお祭り♪・・・といったことを書きましたケド、先週にも書いた通りワタシは今年のヴァーグタの会場へは見に行くことができず、三日間の『ネムゼティ・ヴァーグタ』の最終日の最後、決勝戦が行われるところをテレビで観戦しただけだったのでした (^^ゞ
(今年は行かなかったけど過去には祭り会場へ見物に行ったことがありますので、昨日の記事はその記憶を元に書いた。だからインチキではありません。悪しからず。)

『ネムゼティ・ヴァーグタ』の会場には、桟敷席とでもいった感じの有料の観客席があり、そういった席から観戦すればレースの様子もよく見ることができるんだと思います。 が、実際のところ、お金を払わずに見ている人(ワタシもその一人だったんだが)が観戦できる場所は当然のごとく人がいっぱいだし、今現在どんなレースをしているのか・・・などは、会場ではかえってよく分からないんじゃないかと思うんですよね~。
オリンピックやワールドカップ等々と同じで、会場の生の盛り上がりを見てみたいような気はするけれど、ガッツリ試合の様子を見るならテレビのほうが良いんじゃないの!?・・・みたいな感じで。

スポーツ(ヴァーグタの場合は競馬)は生観戦派かテレビ観戦派かで意見は分かれるところでしょうが、ワタシの場合、テレビ観戦だったからこそ・・・
今年の『ネムゼティ・ヴァーグタ』の優勝馬はこの子ョ!! (↓)
ネムゼティ・ヴァーグタ2013 優勝馬
・・・な~んてコトをご紹介することもできるわけデス。(テレビの画面を写したヤツだからあまりキレイな写真じゃないけど)

 

そして、今年の『ネムゼティ・ヴァーグタ』の栄誉ある頂点に輝いた騎手は この小さいオジサンだ!! (↓画面左の男性)
ネムゼティ・ヴァーグタ2013 優勝者
いえね、騎手の人たちって、みんな小柄なんですョ~~(^^ゞ

 

ところで、テレビでヴァーグタ決勝戦を見ていてシミジミ思ったんですけど、競争馬ってヤツらはアレだネ、すっごく気が荒いのネ~!?

前回の記事にも書いた通り、ヴァーグタの騎手は昔のハンガリーの騎馬兵フサール風の衣装(簡略版)を着ているんですが、レース場へ馬の手綱を引いてくる人たちも衣装をつけているんですね。 その衣装がどういう衣装なのか分からないんですが、農民風というか、それともフサールの下僕とかの衣装なのか・・・、とにかくあまりパッとしない感じの衣装なんです。 もし着ている人がたとえ王子のようなイイ男でも、その衣装をつけている限りは下男にしか見えまい・・・という…(-_-;)
(こういう服↓)
ネムゼティ・ヴァーグタ 馬と下男

ネムゼティ・ヴァーグタ出走前
決勝レースには騎手たちは騎乗した状態、下男たちが馬の手綱を引いてスタート地点まで連れて行くんですが、決勝戦の出場馬たちが皆、揃いもそろって言う事を聞かない暴れ馬なことったら・・・(@_@;)

すでに走る気マンマンなのに綱で引かれるのが気に入らないのか、それとも『下男風情に』手綱を持たれることに馬エリートのプライドが許さず抵抗しているのか・・・。

ワタシが最近見た馬というと、地元のお祭り(Kertvárosi vigasságok)で子どもを乗せてゆっくりゆっくり歩く馬(↓)

子供を乗せる馬

このような撫でまわされても文句も言わない大人し~~いお馬さんだったんですが、レースに出る馬は全然違~う。 荒っぽいコトこの上ない。怖い怖い~(~_~;)

来年もし『ネムゼティ・ヴァーグタ』を直接見に行くチャンスがあったとしても、レース馬の傍には近寄らないようにしよう。 運悪く遭遇してしまった時には絶対にヤツラに背中は見せない・・・とか思ったワタシ(^^ゞ

 

…とか言っているけれど、ちょっと『乗馬』には憧れているのダ。
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去年、ホルトバージでチラッと馬に乗せてもらったら、
鐙に足が届かなかったけどな(-„-)
もしホントに乗馬をやるとしたら短足用の鐙を付けてもらわないと…(T_T)


「ネムゼティ・ヴァーグタ」ってどんなお祭り?


ヴァーグタの英雄広場

『ネムゼティ・ヴァーグタ(Nemzeti vágta)』とは、ブダペストの名所『英雄広場(Hősök tere)』を舞台に繰り広げられる競馬です。
英語では『National gallop』。 ハンガリー国内でその年、一番速い騎手(と馬)の座をかけて、ハンガリー中から腕(?)自慢の騎手が英雄広場に集まり競い合う、年に一度のお祭りなのです。

騎手と馬は各地区の予選を勝ち抜いて、地区の代表の座を獲得したツワモノたち。 自分自身の名誉のみならず、地区代表の名誉をかけて戦います。 馬が主役の競技ですので、騎手の性別は関係ありません。 今年の優勝者は男性でしたが、過去の優勝者の中には女性(若くて美人!)もいました。

 

『ネムゼティ・ヴァーグタ』 目玉はその舞台!

『ネムゼティ・ヴァーグタ』がユニークなのは、舞台がブダペストの観光名所『英雄広場』だということ。
『英雄広場』は世界遺産として指定されている地区の一部で、ブダペストを観光するには外せない場所でもあります。 そして、モチロン『英雄広場』は競馬場・・・ではありません!

日頃は広い英雄広場の中にはいつも観光客がいて、広場の周囲は車道なので車がビュンビュン走っている・・・そういう場所。
(ヴァーグタでない日の写真をご参照ください。↓)

英雄広場
(去年のオスタイキランドゥラーシュの時の写真↑ ↓)

 

英雄広場、アンドラーシ通り
(手前が『英雄広場』。奥に写っている並木のある通りが『アンドラーシ通り』↑)

この英雄広場の周囲に、何か特別の砂代わりのものを敷いて、馬が思いっきり走れる即席の競馬場を、ヴァーグタのために年に一度作るわけです。 そして世界遺産の壮麗な舞台を背景に馬が疾走!!・・・するさまを、かなりの間近で見るコトが出来るのですョ。(人混みがスゴイですけどぉ)  なかなか見ごたえのありそうなイベントだと思いませんか♪

 

もう一つの目玉は衣装

18~19世紀頃、ハンガリーには勇猛果敢にして高潔なことでも有名な騎馬兵たちがいました。 その名称はフサール(Huszár)。 (ウィキペディアをみたら「ユサール」って書いてあったけど、ハンガリーの人たちは「フッサー」って感じに言っているので、このブログでは『フサール』を採用します。ヨロシク) 個人的意見ですけどフサールの衣装はカッコいいです。 金モールをふんだんにあしらった衣装で、19世紀後半以降の風俗にはない、時代がかった美しさがあると思う。

『ネムゼティ・ヴァーグタ』は、ハンガリーの過去の栄光・フサールと馬を全面に押し出した盛大なお祭り。 豪華なフサールの衣装に身を包んだ人(しかも集団!)を見られるチャンスです。

ワタシが以前ヴァーグタを見に行った時は、時代祭り風に、フサール以前の時代の装束も含めて色々な衣装の人々がパレードしていましたので、コスチューム物がお好きなかたにはオススメ!

ちなみに競馬の騎手の人たちもフサールの格好をしています。 でも、騎手の人たちの衣装は『フサール風に見える』ように作られた簡略版みたい。 きっと本物のフサールの衣装は豪華だから重たくって、馬に負担がかかっちゃうんだろうナ~(^^ゞ

 

その他の『ネムゼティ・ヴァーグタ』のお楽しみ

『ネムゼティ・ヴァーグタ』の会場では、競馬部門の他に主にあと2つのお楽しみがあります。

一つは屋台。 お祭りですのでお祭りには付き物の屋台がたくさん出ます。 脂っこくて肉肉したモノが多いかな、ハンガリーらしく・・・(^^ゞ ワインやパーリンカ(ハンガリーの蒸留酒、アルコール度数高し!)もあるし、甘いものの屋台もありますョ♪

二つ目は、ハンガリー各地の名物一覧。 ヴァーグタの騎手たちはハンガリー国内各地の代表です。 それと同時に、ハンガリーの各地区がそれぞれの自慢を持ってきた見本市みたいなコーナーがあります。 ワタシが見た時は、全然ヤル気のなさそうなブースもあったけれど、ハンガリーの色々な地方のものを見て廻ることができるので、面白いんじゃないかな?

・・・と、『ネムゼティ・ヴァーグタ』とは以上のようなお祭りです。
興味が湧いてきたかたは、是非来年の『ネムゼティ・ヴァーグタ』へ!!!

 

数年前はヴァーグタって5月頃にやってたのよね。
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いつの間にか9月開催になって数年経つので、
たぶん次回も9月半ば頃なんじゃないかなぁ・・・???


お祭り流行りの九月(その理由を3つ考えてみた)


ネムゼティ・ヴァーグタ 表彰式

9月・・・それはハンガリーでお祭りが大流行するとき・・・。

「お祭りが大流行」ってのも変な言い方ですが、9月にお祭りなどのイベントが多いのは確か。 毎週末(場合によっては週日中でも)、あちらこちらで大小様々な催し物がが開催されていました。 大きいイベントとしては、ブダ王宮の「ワインフェスティバル」とか、英雄広場の『ネムゼティ・ヴァーグタ』など。 昨日の記事で紹介したワタシの地元の祭り、一応ブダペストの市内の『Kertvárosi vigasságok』もあったし、ハンガリー中のいたるところで9月から10月にかけて、数えたらきりがないほど祭りが行われているんですね~(^_^)v

9月は学年初めの時期でもあって、仕事のほうも色々と忙しい時です。 だから、どこかで『なんとかフェスティバル』があると知っていても、なかなか見に行く時間が取れなかったりするんですよね。 時間があったとしても、同日に複数のイベントが重なっているので全部を網羅するのは不可能・・・。 どうせなら日にちが重ならないように、出来るならこんなに同時期に集中しないで開催してくれれば良いのにぃ・・・と、思わないでもありません。

例えば本日の画像(↑)は、今年の『ネムゼティ・ヴァーグタ』(ブダペストの観光名所『英雄広場』で開催される大きなイベント)のフィナーレ、ヴァーグタの表彰式のテレビ中継画面を撮影したもの。 テレビ中継を見た・・・つまりその時(9月22日の午後6時頃)ワタシは自宅にいたわけで、ヴァーグタのあった週末はワタシは他の用事があって英雄広場へは足を運べなかったんでした。 (無理すればちょっとくらいなら行けないことはなかったけれど、見に行っていたりしたら、逆に表彰式をこんなベストアングルで見ることなんて出来なかったと思う。その場にいても人波にのまれて今何をしているのかも分からない(>_<)・・・とか。)

『ネムゼティ・ヴァーグタ』を見に行けなかった悔しさを胸に、ただでさえ忙しい9月(から10月にかけて)、どうして各地でお祭りやイベントを集中して行うのか、その理由を(勝手に)考えてみました。

 

それが伝統だから

9月から10月というと、時季的に秋ですので伝統的に『収穫祭』が行なわれていた時期なんだと思います。 ハンガリーはワインの産地でもあるせいか、収穫祭というと「ブドウが実った嬉しいな(^o^)/♪」・・・のお祭りである所が多いらしい。(これが日本だとやっぱ米か?) ドイツではオクトーバー・フェストとかいうビール祭りがあるらしいけど、そういうのもやはり収穫祭の一つの形なんじゃないかなぁ?
とにかくこの時期には、あちらこちらで『おらが村のお祭り(収穫祭)』があるのが伝統だったのではないか・・・と思う。

 

空にお日さまがあるから

 ヨーロッパでは、4月から10月までの間は夏時間です。 ヨーロッパは全体的にもともと緯度が高いため、日本よりも夏と冬との日照時間の差が大きいの。(夏は明るい時間が長~く、冬は逆に暗い時間が長~~い) 夏の間は夜、暗くなってくる時間が遅くて、午後の時間が長~~いんですよ。  10月になった今では、ブダペストでは淋しくなるほど暗くなるのが早くなったなぁ・・・と感じますが、それでもまだ冬に較べればねぇ? ・・・と、そういうわけで、9月ならまだ日も長いので野外で祭りを催すには最適!ということなのではないかと思います。

 

これから暗く暗く暗く・・・なるから・・・ (;_;)

ブダペストの冬は暗いです。 もちろん日が短いってこともあるんだけど、昼間でもなんだか薄暗いような空模様の日が多くて、寒さ以上に暗さが身に堪えます・・・。 これはワタシが日本で空っ風が吹きすさぶ「冬は寒くも基本的に晴れ!」の上州で生まれ育ったせいで特に強く感じるのかもしれませんが、やはり冬の寒さと暗さがイヤなのは地元の人たちだって同じだと思うのよ。

だから暗い季節が来る前の明るくて寒くないこの時期のうちに、
「同じ日にたとえ隣の村でも祭りをやってようが、そんな事には構うことなくウチでも祭りをやろうぜ! だってブドウが獲れたんだし、外で思いっきり飲んで踊っていられるのも今のうちだからな~♪」
・・・という理由で、たとえ新年度で忙しかろうと、他とスケジュールがバッティングしようと、9月はお祭りの季節♪なんじゃないかと思います。

 

今回の記事の中に出てきた『ネムゼティ・ヴァーグタ』
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何のことやら分からないかたが多いことと思いますので、
次回は『ネムゼティ・ヴァーグタ』について。
お楽しみに~~\(≧∇≦)/


地元のお祭り(期待ハズレでゴメン!)


仮設ステージ

コンニチハ。 ブダペストのケルトヴァーロシュ在住日本人almakkiiデス。
(「ケルトヴァーロシュ(Kertváros)」の意味が分からない人は、昨日の記事を読もう!)

9月最後の週末に近所の並木道で行なわれたお祭り『Kertvárosi Vigasságok』♪
この並木道では例年春から秋にかけて何回かこのようなお祭りが行なわれていて、『Kertvárosi Vigasságok』もその一つ。

一応それぞれのお祭りごとの特色はあるみたいなんだけれども、お祭りには付き物の出店とかは何回か通ってみるといつもほとんど同じだったりするのョ。 食べ物屋さんとか、2~3ヶ月前のお祭りの時と同じお店が出店していたりするわけです。 だから正直なところ、この地元の祭りはワタシにとってもはやそれほど珍しくも面白くもなかったりする(^^ゞ  加えて、今回の『Kertvárosi Vigasságok』は、気のせいか、そういった出店の数がいつもより少なかったような気が・・・。 客足も時間によって多かったり少なかったりするはずなので一概には言えないですが、お客が少ないわけではないが、かといって多くもない・・・といった、ちょっと残念な感じのする賑わいかたで。(^^ゞ だから、こう言っては何だが盛り上がりに欠けていた。

祭りが湿気ていた(←ヒドイ言い様)のでワタシ自身の気分もあまり盛り上がらず、後で気が付いたらワタクシとしたことがあまり写真も撮っていなかったという・・・(^^ゞ そんな理由で、観光客などはまず来るコトがない地元民の祭りをレポートするチャンスだったというのに、ロクな写真が無いわ・・・というお粗末さです。
慣れるのも良し悪し・・・(-“-)

かなり期待ハズレなものとは思いますが、我が地元のお祭り『Kertvárosi Vigasságok』をご紹介します。

 

仮設ステージで

ハンガリーの野外フェスティバルでは、仮設の野外ステージが建てられて音楽やダンスが披露されます。 上の写真は、ジプシー音楽のバンド(↑)

このバンド、趣味のアマチュアバンドというわけじゃなさそうだったのに、歌手の人が歌詞を見ながら歌ってたわ~。(↓) 仮設ステージ2
プロじゃないのか・・・???

仮設ステージではダンスの披露もお約束(コチラはプロじゃなく、地元のアマチュアダンスグループとかのお披露目会)で、下の写真(↓)は女の人が車椅子の男性とペアで踊っていたもの♪
ダンス

子供のダンスグループが自分達の出番を待っているところ(↓)
子供ダンサー
ウチの地元祭りでは、いつもこういった子供のダンスグループがステージで踊って、それを親を始めとする身内が熱心に鑑賞する・・・という感じ。

 

隅の劇場(?)

なんだかあまり目立たなそうなところに小さい舞台(↓)が作られていて・・・
隅の劇場

小さい役者さんたちが熱演してました。(↓)
役者

 

移動遊園地

お祭りのときは移動遊園地も来ます。 毎回同じ業者が来ているらしく、遊具も同じだけどね。
有料遊技場

ワタシが見に行ったときは全然流行ってなかった・・・(^^ゞ
移動遊園地

 

無料でも遊べます?

上の移動遊園地は有料だけど、主に木製の素朴な感じの遊具コーナーもあり。 コチラは無料!
無料の遊び場

魔女のほうき(↓)
魔女のほうき

コレ、裏が鏡になっています。 鏡に地面が映り込むので、うまくほうきに跨ることができると宙に浮いているように見える!・・・という仕組み。 上手く出来てるよね?
魔女のほうき
ワタシが乗ったら台ごと倒れそうなので試すのは止めておいたの・・・(^^ゞ

 

ブランコに座ってグルグル廻るやつ。(↓)
木製ブランコ
これもメリーゴーラウンドっていうんでしょうかね? 名前が分からない。
同じのが移動遊園地のほうにもあったけど、こっちのほうが木製でステキ~(=^・^=)

岩登り体験!(↓)
岩登り
これはひょっとすると有料だったかも?

スキー体験!(↓)
スキー?
これも有料だったかもしれない・・・???

 

その他

鍛冶屋さん(↓)
鍛冶屋さん

ハンガリーの野外フェスティバルでは、鍛冶屋さんもよく見かけます。
クリスマス・マーケットにも鍛冶屋さんがいるョ♪

鍛冶屋さん

 

一周廻ってなんぼの子供用乗馬(↓)
乗馬

馬、カワイイ♪
馬

テント(↓)
テント
コレ、なんだったのかよく分からなかったけど、昔々、ハンガリー人が遊牧の民だったころの道具かなぁ???

・・・と以上で盛り上がりに欠けた地元のお祭り『Kertvárosi Vigasságok』の報告を終わります(^^ゞ

 
食べ物の屋台の写真が無かったでしょ。
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目新しいものがなかったので写真1枚も撮らなかったの。
ブログ的に考えたら食べ物の屋台をこそ撮るべきだった。
ブロガーとして一生の不覚!?


『ケルトヴァーロシュ(Kertváros)』って???


9月27日並木道

前回に引き続いて今回も一枚目の写真(↑)は、9月27日の並木道デス。(でもコレは一応昨日アップした写真とは別のショットですョ♪)
この並木道はウチのすぐそば。 車両は並木道の端っこのほうまでしか入れないようになっていて、周囲には集合住宅もあり、日頃からそれなりに人通りもある・・・近隣住民の憩いの場みたいなトコロです。(車がないので子供が自由に走り回ったりもできるし。) だからふだんから人の気配が全然ないということは滅多に無い場所なんですが、上の写真(↑)を撮った9月27日の夕方はいつもより少し人の姿が多かったです。 (写真ではそれほど人が多いようには見えないかもしれませんけど、並木道の奥のほうはもっと人が多かったんです~。)

人が多かった理由、それは、翌日9月28日(土)、29日(日)には、この並木道で『Kertvárosi Vigasságok』というお祭りがあったから。 (↓)
kertvarosi vigassagok

日本人が観光でブダペストを訪れた場合に行くような、ブダペストの中心部辺りのことを「ベルヴァーロシュ(belváros)」と呼ぶコトがあるんですが、「ケルトヴァーロシュ(Kertváros)」とはベルヴァーロシュに対する言葉で、「行政区画としてはれっきとしたブダペストの中にあるけれども、ベルヴァーロシュの外側に位置するブダペスト内の区の総称」です。 要するに都会からちょっと外れたトコロってことだ。

さて、この「ケルトヴァーロシュ(Kertváros)」を日本語ではなんと言うのか!?
「東京郊外」というと山手線の外側を指す説や、多摩などの23区外を指す説があったりするみたいだし、Tokyoはメガロポリスなので神奈川・埼玉辺りも大きいくくりでは『郊外』と言えそうな気もするので、「ケルトヴァーロシュ」を『ブダペスト郊外』と呼ぶのが適切なのかどうか迷うところです。 『ブダペスト郊外』っていうと、なんとなく『ブダペストの外』みたいな感じもするでしょ? どうかな???

以前、ウチの近くへ ブダ・マダム(←ブダの高級住宅街にお住まいの日本人駐在員の奥様がたのことを、個人的にこう呼ばせていただいている)に、
「あら、ココはもうブダペストじゃないでしょう~?(つまり市外ってコト)
・・・とマジメに(モチロン悪気があるわけでもなく)言われたことがあるんだよなぁ・・・(^^ゞ まだブダペストの中なんですケド~?

「ケルト(Kert)」というのは「庭」で、「ヴァーロシュ(város)」は「街、町」のことなので、直訳すると『庭町』? それとも『街の庭園』とか? どちらにしても意味が分かりにくいよね。 コレなら『ブダペスト郊外』のほうがマシな気がする・・・。

何はともあれ、「ケルトヴァーロシュ(Kertváros)」と言われているブダペストの中心部から外れた我が家の近所の並木道で、先週末、お祭り(Kertvárosi Vigasságok)があったんですョ。・・・ということなんです(^^ゞ

 

だから、上の写真の翌日、お祭りの日当日はこんなふう(↓)に賑わっていたんデスョ~(^_^)v
賑わう並木道
『いつもの並木道』とはちょっと違うでございましょう~??

 

「ケルトヴァーロシュ」みたいな固有名詞って、
ブログでどう扱ったものか、いつも迷います(-“-)
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「ケルトヴァーロシュ(Kertváros)」の日本語訳、
ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。m(_ _)m