馴染むひと月

始業式

9月初旬のフニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)職員室では、新入生のクラスでの初授業を終えて戻った先生からの、
「今のクラスにさぁ、すっごく小っちゃくてカワイイ幼子がいたの〜♡」
「知ってる! 小学生みたいな子。廊下で見た!」
…といった会話が弾むことが…。

フニャ高の新入生は、日本の学校でいうと中学3年生にあたる学年なので、フニャ高入学時の年齢は14歳。 女子生徒には そこまで幼い生徒はめったにいないのですが、男子生徒の中には たまにフニャ高に似つかわしくない可愛らしい幼い子供がちょろっと混ざっていたりするんです。

しかし同じ学年の男子でも すでにヒゲを生やしているような生徒もいますから、フニャ高の生徒たちの中に小学生みたいな子がいると目立つんです。
それが新学期が始まったばかりの9月初旬。

でも入学からひと月近く経った9月の終わり頃になると、そういう幼い子供も それほどは目立たなくなってくるんですよね〜。

1ヶ月やそこらで それほど成長するわけがナイんですが、不思議とそれほど違和感がなくなってくるの。
新入生たちがフニャ高をいう新しい環境に、馴染んできたって事だったんですかね?

怒涛の9月のひと月で、新入生も高校生になっていく。

 
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クラス遠足

遠足

フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)では、9月半ばを過ぎた頃の金曜日に、全校一斉でクラス遠足をする慣わしでした。
全校一斉だけど、行動はクラス単位です。

クラスの担任・副担任の先生は、よほどの理由でもない限り引率で一緒に遠足に行くわけですが、それ以外の先生も いずれかのクラスの同行することを推奨されています。
クラス遠足の引率だと、たいてい博物館などでは入館料タダで入れてもらえるので、お得なんだよね〜。^^;

クラスごとに行き先が違うので、遠足が近づく頃の授業では、遠足でどこへ行くのか、よく聞いたものでした。

たいていはメジャーな観光地へ行くクラスが多かったけど、変わり種としては何やらサバイバルゲームができる施設へ行くという生徒がいたなぁ…。
ちょっと楽しそうだったな…。

 
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4番教室はどこですか?

玄関

ハンガリーの建物の階の数え方は、イギリス方式と同じです。

日本で1階にあたる階が「グラウンドフロア」で、その上の階、日本の2階は「ファーストフロア(1階)」、日本の3階は「セカンドフロア(2階)」となる。
ややこしい…(*_*)

だからフニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)の校舎は3階建てで、各教室には番号が当てられているんですが、日本でいう2階にある教室の番号が、順番に101・102・103・104…となっています。(百の位に階の数字があてられている)

日本風でいう1階にあるフニャ高の教室は、階番号ナシで1・2・3番教室と、教室が3つ並んであるのですが、全然違う場所に「4番教室」というものが存在するんです。

4番教室の場所は、反則級にイレギュラーなところにあって、案内なしで見つけることはまず無理です!

お行儀の良い人なら絶対に勝手に開けたりしないであろう雰囲気の、校舎の外側にある大扉を開けて入り、「こんな階段、勝手に上っちゃっていいのかな???」って感じの階段を上ったところにあるのが、フニャ高の4番教室。
秘密の隠し部屋みたいな感じなの。(^_^;)

とはいえ、授業は4番教室でも行われているので、フニャ高の人はみんな4番教室の場所は知ってるんですけど。

ただ新学期の9月には、新入生や、新入りの先生とかが4番教室の場所が分からなくて放浪しているのに出くわすことが、毎年あったなぁ…。
懐かしいね。(⌒▽⌒)

 
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ワルツのレッスン日

サラガヴァトー

ハンガリーの高校には『サラガヴァトー』という、その年度に卒業予定の最上級生の男女が黒燕尾と白ドレスでワルツを踊る学校行事があります。

花も盛りの18歳前後の若者たちが黒燕尾と白ドレスでめかしこむ姿は、ホントに輝くばかりに美しいんですけども、普段はTシャツ・ジーンズ・スニーカー、背中にリュックサックがスタンダードスタイルの現代っ子たちなので、素でワルツなんて、踊れるわけがないのです。

だから、ワルツを踊る練習をします。
新学期が始まる9月から、本番まで。

フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)の場合、サラガヴァトーは11月末か、12月初旬の週末なので、約3ヶ月間のワルツのレッスン♪ 毎週金曜日の夕方16時から。
ちゃんとフニャ高外部のダンスの先生が来てくれて、練習します。

レッスンは9月に入ると即開始のはずなので、今日あたりはもう2回目のワルツの練習をしてるはず〜〜♪♪♪

 

 
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新学期ならではの緊張

名札

フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)の場合、夏休み明け9月の初日は始業式。 日を置くことなく2日目からは授業開始です。

ちなみに、秋・冬・春にそれぞれ1週間前後の長期休暇がありますが、それらの長期休暇明けには 特に始業式的なモノはなく、いきなり初日の1時間目から普通に授業が始まっちゃいます。

長期休暇明けの授業にのぞむ時は、また新たに気合い入れ直さねば〜って感じの緊張感はあったりしたものですが、9月の新学期、夏休み明けの授業にのぞむ時は、他にはない緊張感がありました。

それは、新9年生のクラスの初顔合わせ。

夏休み明け最初の授業でも前年度から継続の生徒たちとのクラスは、緊張感がありつつも、旧知の人たちと再会する楽しみみたいなものがあったけれど、新9年生とはそういうのがないし…。

正直、毎年毎年、直前に逃げ出したくなるくらいに緊張した〜〜。
(゚∀゚;)

基本、初回の授業でやることは、毎年ほぼ決まっているんですけど、不思議なことに、毎回、同じようには進まないんですよね。
「授業は生き物だ」って、そういうことなのかな…。

 
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