ボーダーライン37.8℃

10月1日の朝

ハンガリーの学校では、10月1日から学校登校時の検温が義務化されました。
その体温測定のボーダーラインは、37.8℃です。

むっちゃ高いと思うでしょ?
でも、けっこう妥当な線なのかも…。
ワタシ、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の朝の登校ラッシュ時の検温作業をしてみて、そう思うようになりました。(←まだたったの2日間だけど!)

検温に使う体温計は、額に向けて『ピッ』すると ほんの数秒で体温が測れるヤツです。
このタイプの体温計って、体温、あまり正確には出ないみたいデスよ。 ま、どっちかというとかなり体温低めに出るっぽいんですケド?

フニャ高で実際に体温測定やってみて分かったわ。
10月1日、ピッ体温計でワタシが体温測定した中に、37℃に達している人「ゼロ」でしたもん。実際は36℃前後がほとんど。 なかには体温低すぎて(?)エラーになっちゃう場合も。
体温測定は朝の登校時にするわけだから、それに外気に晒されて冷え冷えになった額に体温計当てて測ってもねぇ…正確な体温が測れるのか疑問???
そういえば、ニット帽でおでこが隠れていた生徒の熱は36.5℃くらいだったような…。

それから実際、新学期開始以降、今年のフニャ高は けっこー欠席率高いんですよ。 でもコロナ陽性が判明した人数は少ないから、感染予防のためにも ちょっと具合悪ければ 無理せずさっさと休むって感じか?

元々ハンガリーの家庭は、子供が具合悪い時にはけっこうすぐに学校を休ませるんですよね。(←日本人の目から見た感想。)
だから高熱あるのに登校してくる生徒なんて、もともと居ないの!!

ボーダーラインが37.8℃って そうとう高く思えるケド、そのくらいに設定しておいたら、少なくともまさに危険水準の体温に達している人間は 検温の網にひっかかってくる…。 そういう事なんでしょう。 たぶんね。

 


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日本の文字を探せ!!

インスタント食品売り場

ワタシはフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)で、あまり宿題を出しません。

フニャ高の日本語コースはクラブ活動扱いの授業で、成績もつけず、単位もつかないので、あまり生徒の負担にならないようにこれでも気を使ってるんです。 非正規科目ゆえ、生徒の負担を重くし過ぎると日本語の勉強そのものを投げ出しかねないですから。( ;∀;)

でも、ちょっとは宿題をだすこともある。

例えば新入生たちに出す恒例の宿題。
「自分の周囲(町の看板など)から、日本語を探して写真を撮ってこよう~!!」

ブダペスト周辺の街中で日本語を探す。
多くはナイけど、無くはナイ。ラーメン屋さんの看板とか、日本語がちょっとは書いてあったりするもんです。

でも、ひらがなの勉強を始めたばかりの生徒たちには、なかなか見つけるのが難しいようです。
「見つかりませんでした!!」…で、終わる生徒も多い。

しかし、ハンガリーの普通の日常の中でも、ちゃんと見れば見つかるんです。
例えば上写真(↑)は、ワタシがよく行くスーパーの「ハンガリー日清」の商品が売っている辺り。

その中に…「TERIYAKI照り焼き」(↓)の文字が!!
照り焼き
その他、「チリ」とか「クラシック」等などがありました。ヾ(  ̄▽)ゞ

ビール売り場にだって…(↓)
ビール売り場

ほらね、「辛口」とか「スーパードライ」(↓)とかの文字があるじゃ~ありませんか!!!
缶アサヒ

瓶アサヒ

ま、コレを生徒たちに見つけて来いってのは、ムチャが過ぎるかしらね。(^ ^;;

 


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最前線に送られる。(´;ω;`)

消毒

コロナ第二波が猛威を振るっている今、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)校舎、玄関を入ったトコロでは、手を消毒しなくっちゃいけません。
この写真(↑)は、夏休みのカルタの練習日に撮ったものですケド、今も状況は同じです。…てゆか、今はもっと厳しい。(^ ^;;

そして2020年10月1日(木)からは、学校の校舎に入ってきた時、すべての人が体温を測ることに!!
(ホントは9月半ばにはそうなるはずだったけれど、実施が遅れたらしい。)
わきの下に体温計入れて測るヤツじゃなくって、額に体温計を向けて「ピッ」ってやるヤツね。

ワタシ、フニャ高の朝の登校集中時に、その「ピッ」体温測定役として働かなくちゃならないことになりました~~。
フニャ高の1時間目は7時半開始。
だから、明日からワタシ、朝7時出勤(無期限で)です。
(T^T)

ワタシの授業は午後で、学校中のどの先生よりも授業の終わる時間が遅いので、毎日、朝8時に出勤していれば、週の勤務時間数は軽くクリアできる計算なの。

だから朝7時出勤が始まったら、早朝から残業しているような計算になっちゃうんですけど、当然、それに対してのお手当などはありません。
超過勤務については、
「朝の体温測定が終わったら、昼間、ウチへ帰っててもイイから!!」
…と、説得されたけど、出勤した後、毎日いちいちウチへ帰りますかっての!!”(-”-)”

それに、生徒・職員が登校してきたところを待ち構えている役目だから、いわば「コロナ最前線」だよね。
感染リスクも高まるヮ~~。( ゚Д゚)

でも、この役目もフニャ高の中の誰かがやらなくちゃならないわけで…。
ワタシ一人がやるわけでもないしね。

もしワタシが感染しても、学校としての実害は少ないですからね。(←課外授業扱いの日本語のクラスだけを休講にしてしまえば、補講などもナシで済むから。) そういう人選なんだろうな、コレは…。

そんな非情な決定により、ワタシ、明日から無期限で朝7時に出勤します。
助けてぇ~~( ;∀;)!!


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フニャ高将棋部の危機

将棋

ワタシのフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の日本語クラスの生徒たちは、例外なく「かるた取り」が大好き!!

ゆえにもはや、
「フニャ高にカルタ部あり!!」
そう言ってしまっても宜しかろう。<( ̄^ ̄)>

ま、こーゆーのは言ったモン勝ちだしな!!
ヾ(  ̄▽)ゞ

でも、「将棋部」のほうは微妙だわ~~。( ;∀;)

昨年度は、普通に将棋を指せる生徒が2人居たんだけど、1人卒業しちゃったから、今、フニャ高の将棋指しは1人だけ。ワタシを含めても2人。(←でも、ワタシは部員じゃないもん。顧問だも~ん!!ヾ(  ̄▽)ゞ)

フニャ高将棋部、廃部の危機ザンス。(T^T)

でもでもワタシは諦めが悪いので、将棋部、何とか生き延びさせたいです。

「カルタが好きだけど、将棋もちょっとならやってみてもイイかも」などと言ったら最後、ワタシが将棋の道へと引きずり込む~~。
((↓)…と、無理やり将棋体験をさせられる子たち)
体験中

さて今年、何人の生徒がワタシの仕掛けた将棋罠にひっかかってくれることやら…。
(^ ^;;

 


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フニャ高で4人

写真撮影日

コロナ第2波が猛威を振るっちゃってる感じのハンガリーからコンニチハ!
( ;∀;)

先週、ついにフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)にも コロナウィルスの陽性患者が4人みつかりました。

3人は生徒で、それぞれが別のクラス。
各々の陽性が判明した生徒の周りの席の生徒も自宅待機になりました。

そして、あとの1人はフニャ高の副校長。
副校長は、自分の担任のクラスの授業しか持っていなくて、授業数も少なく、生徒たちとの接触は比較的少なかったのは不幸中の幸いで、その先生の担任クラスの生徒全員だけが水曜日の朝、すぐに自宅へ返されて、クラス全体がそのまま自宅待機になりました。
(そしてそれ以外の生徒・職員はこれまで通りの学校生活を続行。)

……ついに来たか、フニャ高にも。
(´;ω;`)

9月初頭、新学期開始の段階では、「校舎の中ではなるべくマスクをしましょう」って感じなくらいでしたが、ハンガリーの陽性患者の増加とともに、フニャ高内でのマスク着用ルールも徐々に厳しくなっていって、校内で陽性患者が見つかった先週半ばからは、
「廊下などの公共スペースのみならず、教室の中でも、授業中でもマスク着用が基本」ってことになりました。( ;∀;)

一日中、いつでもマスク!
コレ、けっこーツライもんですね。(^ ^;;

それでもワタシ、先週から授業のときは必ずマスク着用でやってます。
だってワタシが陽性だった場合、ワタシの教室に来ていた生徒が全員自宅待機になっちゃうって事でしょ。

ワタシの唾から生徒を守ってあげなくてはなりませんものねぇ~。ヾ(  ̄▽)ゞ

 


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