アウトプットの工夫(フニャ高の場合)

 

ピカチュウスタンプ

外国語を学習中。
インプットした外国語を、なるべく多くアウトプットすることで、自分のモノにしたい!! 

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の日本語クラスの生徒は、どこかでワタシと出くわした時には元気に挨拶をしてくれることになっています。
会うのはほとんど学校でですから、使う挨拶は「こんにちは」か「おはようございます」、または「さようなら」のいずれかですね。
残念ながら「こんばんは」を使う機会は、学校ではなかなかありません。

コレ、ワタシはアウトプットの機会を増やすためだと思ってやっています。生徒たちはそんなふうに思っていないでしょうケド。(^^;

初学年の9年生のクラスのみですが、授業の時以外に ワタシに挨拶してくれた子には、次の授業の時に挨拶した回数分のピカチュウスタンプ(↑)を贈呈☆
(↑2年目以上の生徒には、もうピカチュウスタンプはナイけれど、それでも挨拶を続けてくれる子が多いです。ワタシの思うツボ!!(*^^)v)

高校生相手に そんな子供っぽいことを?と思う人もいるでしょうが、生徒たちはコレを喜ぶんですよ!! ピカチュウはハンガリー人にも人気だし。

もちろん中には完全にしらけていて、廊下でワタシと会っても素通りの子もいます。
「バッカみたい。ケッ!!!<(`^´)>」って感じ。(^^;

でも、こんなことを9年生相手に数年 繰り返しているうちに分かってきたんですが、やはり、ワタシを廊下で見かけると嬉々として近寄ってきて挨拶してくれる子たちは、ちゃんと挨拶ができるようになります。

「こんにちは」は簡単で、たいして練習を重ねなくても皆が出来るようになりますが、「おはようございます」は難しいんです。 日本語の授業は午後なので、授業ではアウトプットの機会がありませんしね。

だから、ワタシとあいさつしない子は、日本語の授業に1年出席していても、「おはようございます」が定着しないんです。

一方、ワタシとあいさつをしてくれる子たちは、朝「こんにちは」と言ってきたときに、すかさず「おはようございます!」と返す。そうすると、『そうだ、朝は朝の挨拶があったんだった。』と思い出して、そんなことを数回繰り返すうちに自然と「おはようございます」と言ってくれるようになるんです。

だからワタシ、今度の9月に入ってくる新9年生たちにも しっかり挨拶してもらうわョ~!! ご褒美はピカチュウスタンプだ☆

 

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アウトプットの機会を増やす・2

 

子どもテント

外国語が出来るようになりたい!!
そのためには、学んだ(インプット)したことを、自分のモノにできるまで使う(アウトプット)すること!! 

前回記事では 仮のアウトプット目標回数は100回としていました。(←あくまでも仮の数です。)

ただ、前回記事にも書いた通り、現実の場面でアウトプットを100回実行するのは そう簡単ではナイと思われます。(>_<)

でも大丈夫。
アウトプットの方法は、他にもあります。

例えば「リピーティング」とか、「シャドーイング」など。「書く」こともアウトプット方法の一つになりますよね。

でもさ~、授業で音声データを再生したり、自分がお手本になって発音したのを生徒たちにリピートさせたり…。 そういうのはワタシにとっては日常的なことなんですが、まぁ、2~3回目くらいなら素直に(けっこー嬉しそうに)リピートしている子どもらも、同じフレーズを4回、5回…と繰り返させると
「またですかぁ?”(-”-)”」
…という感じになってくるんです。間違いなく!

人にとって、単調なリピーティングってのは退屈なモノなんですよ。(-”-)
リピーティングが退屈じゃないのなら、とにかく地道にリピーティングで アウトプットの回数目標100回達成も それほど難しくはないのにね~。(^^;

「同じことを100回書き取り」とかも…たとえそれで記憶できるようになったとしても、作業そのものを想像しただけでも苦痛だよね。
フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の生徒は基本的に「楽しみのために」日本語のクラスに来ている子たちなので、そういう「苦行」は課せられないワ~。

アウトプットの数を増やすための現実的な問題解決法としては、一つのアウトプット方法だけに頼らず、多様なアウトプット方法を組み合わせて記憶の定着を図るのが良いと思われます。

学習者本人は繰り返していると意識せずに いつの間にか繰り返している。
繰り返すという その作業そのものが楽しい♪
だからいつの間にか覚えてる~!\(^▽^)/

そんな感じが、理想なわけですが…?

 

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アウトプットの機会を増やす・1

 

子ども

過去記事で「どんな人にでも有効な外国語学習法とは?」ということを書きました。 今回は「その続き」ですので、そちらを読んでいないかたは よろしかったらコチラを読んでから 戻ってきてください。m(_ _)m

では。

外国語が出来るようになるには、出来るようになるまで繰り返せばイイ!!

日本語で「こんにちは。」とあいさつが出来るようになりたかったら、
「こんにちは。」と言えるようになるまで
10回でも、20回でも、100回でも1000回でも!! 繰り返せばいい。

世の中には、1回聞いたことは絶対に忘れないような天才もいれば、ワタシのように何回も繰り返しても覚えられず苦労するタイプもいるわけなので、ここでは仮に、「誰でも100回繰り返せば記憶できる。ゆえに目標繰り返し回数は100回!」と仮定しておきましょう。

問題は、どうやって100回繰り返すか…なんですよね。(^^;

身につけるための「繰り返し」の方法は、やはり理想的なのは「実際の場面で使用
すること」、つまり、実際に誰かを相手に「こんにちは。」とあいさつすることだと思われます。

しかし、外国語の学習者には インプットしたことを「実際の場面で」アウトプットする機会があるとは限らない。

ワタシがフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)で教えている生徒たちの場合、彼らの日常生活上、ワタシが唯一の日本語スピーカー。 ワタシと確実に会う機会は、週に1回の日本語の時間のみ

一学年の間(約10か月間)で日本語の授業の回数は30回前後なので、日本語の授業の時でのみ「こんにちは。」をアウトプットするのだとしたら、1年かけても30回にしかなりません。
…かといって、日本語を勉強しているわけでもない周囲のハンガリー人を相手に「こんにちは。」なんて、言うわけがないですし…。

また、覚えたいのが「こんにちは。」の場合ならともかく、
「わたしの家族は3人です。 父と、母と、私です。」だった場合。
または、もっともっと複雑な日本語だったりした場合。……(-“-)

理想のアウトプット方法は「実際の場面で使うコト」だとしても、それを実行するのは それほど簡単なことじゃない…ですよねぇ。(^^;

(続く)

 

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万人に効く外国語学習方法

赤ちゃん

「誰にでも有効な外国語の学習方法」って…あると思います?
つまり、「この方法を実践すれば、誰でも外国語ができるようになる。しかも頭の善し悪しにかかわらず誰にでも!」、そういう方法があるのかどうか、ということです。

はっきり言って、そういう方法は「アルといえばアル」と言える。ホントです。
ただし、「ちゃんと実践すれば(できれば)ね!!」の但し書きは付く。
世の中 そんなに甘くないのだ。(^^;

ではでは、万人に有効な外国語の学習方法とは?

それは、
勉強したコトを使ってみる!
できるだけ多く!!
それだけ!!!
超シンプル!!!!

付け加えるなら、使ってみる場面は 現実か、現実の場面に近い形で使うことができるなら、なお望ましい。

具体例を挙げてみましょう。

日本語を勉強し始めたAくんが、日本語では「こんにちは」とあいさつすることを学びました。(インプット)

マジメなAくんは、「こんにちは」を自分のモノにして、使えるようになりたい。

そのため、
なるべく多くの回数、多くの場面で「こんにちは」と言う。(アウトプット)

「こんにちは」なんて、器用な人なら わざわざ日本語のレッスンになんて通わなくても言えるようになっちゃうので、イメージがわきにくいかと思いますが、もっと複雑なフレーズでも同じことです。

覚えたこと(インプット)を、使って(アウトプット)、使って(アウトプット)、使う(アウトプット)。 本当に覚えて自分のモノになるまで使う(アウトプット)んです。そうすれば 出来るようになるんですよ。

たとえ「こんにちは」でも、1回や2回言ってみただけでは 本当には身についていないのは普通。 でも、どんなに記憶力が悪くっても、「こんにちは」とあいさつする機会を100回繰り返すことができれば、覚えられると思いませんか?

つまり、物覚えが良くも悪くも
覚えられるまで繰り返せば、誰だっていずれは覚えられるんですよ。

言い換えると、外国語がどうしても出来るようにならないと言っている人は、身につく前に止めちゃうから 出来るようにならないの!  あと一歩、我慢して続けていたら、出来るようになっていたかもしれないのにぃ…。

9年前にハンガリーへ行って、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)で日本語を教えながら、その一方、一からハンガリー語を勉強してきた…、学ぶと教えるの両方の立場が身に染みているワタシ、は、そう断言するのでア~ル!! <(`^´)>

 

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