ハンガリーの高校生たちには、『必読図書(kötelező olvasmány)』というモノがある。 詳しいことはよく知らないけど、「コレは教養として高校生までの間に読んでおくのだョ!!」という、そういう本ですネ。(たぶん小学生にもあるんだろうナ~。)
フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の生徒たちが、律儀に必読図書を読んでいるのかどうかも知らないケド、ま、それほどきちんとは読んでないんじゃないかな?…と思う。たぶん(^^ゞ(すすんで「文学」を読みたがる年頃とは思われないので。)
ワタシが オペラ座の超イイお席のチケットを譲っていただいて観に行ってきた 中村祥子サマの舞台、『オネーギン』は、ロシアの小説家プーシキンの書いた小説『エフゲニー・オネーギン』を基にした3幕6場のバレエです。
ワタシは今朝、国語(ハンガリー語)の先生の机の上に『オネーギン』が置いてあるのをみたばかり。 『オネーギン』はハンガリーの高校10年生の必読図書らしいです。(10年生は日本の高校1年生に相当)
でもワタシは『オネーギン』、読んだコトがナイです。ダメですね~。 バレエのあらすじは知ってたけどね。 原作とどれだけ違うのか分からない。
以下は、バレエ『オネーギン』の かなり雑なあらすじ。(↓)
主要な登場人物は、ラーリン家の令嬢タチアナ(↑祥子サマ)と、妹のオルガ(↑画面右側のサーモンピンクの衣装の女性)。 オルガの婚約者のレンスキー(↑オルガの向こう側に写っている背の高い男性)。 オネーギン(↑祥子サマの影にいる黒い服のヒゲの男性)はレンスキーの友人で、社交界で今をときめく美青年。 オネーギンにフラれた後に タチアナが結婚するグレーミン侯爵(↑画面左隅に写っている軍服みたいな衣装の男性)の5人。
ストーリーは、
まだ子どもっぽさが残ると言ってもいい可憐な令嬢タチアナは、妹オルガの婚約者レンスキーと一緒にやってきたオネーギンに一目ぼれ。 若い(幼い)情熱で熱烈なラブレターを書いて オネーギンに渡すが、オネーギンはタチアナの目の前で冷たく破り捨てる。 さらにタチアナに当てつけるように、妹のオルガを誘って仲良く踊り始め、オルガの婚約者レンスキーを怒らせてしまう。 怒りにかられてオネーギンに決闘を申し込んだレンスキーは その決闘で死んでしまう。(←ここまでが二幕)
その数年後、グレーミン侯爵と結婚して侯爵夫人となり、大人になって、夫と仲睦まじく暮らしているタチアナ。 侯爵家でひらかれたパーティーに オネーギンが現れ、二人は再会。 タチアナの態度は冷たかったが、オネーギンは自分がタチアナを愛していたことに気づき、タチアナにラブレターを送る。 侯爵が出かけた隙に タチアナを訪れたオネーギンは愛を告白し、タチアナの心は揺れるが、オネーギンの手紙を破り捨てて拒絶。 傷心のオネーギンは去り、残されたタチアナも悲しみに暮れる。
…という おはなし。
こういう作品をハンガリーの高校生は読め!と推奨されているのであります。 何かワタシ、読んでなくってスミマセン。 でも、ワタシはハンガリーの学校出たわけじゃないから~。(^^ゞ
日本の高校生にとってもプーシキンって必読図書かしら?
ワタシはあまりロシア文学を読むように言われた覚えがないケド…。
でもワタシは漫画ばっかり読んでるおバカな子だったから、
覚えてないだけかもしれない…。(-“-)