追試

始業式前

 

8月末、フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)では「追試」が行われます。

追試……夏休みの初めに受け取った前学年の後期成績の中に赤点があった生徒が受ける試験。新学年を目の前にして、この追試を受け、もし再び赤点を取ってしまった場合、その生徒は落第、前の学年の時と同じ学年をもう一度繰り返すことになります。

追試者は、年によって多かったり少なかったりするのですが、ま、対象者0人で今年は追試ナシ…って事はなく、毎年誰かしら追試を受けている。

たとえ1科目でも落とせば落第。ずいぶん厳しいと思って、他の先生たちに聞いてみたことがあったんですが、 「1科目でも進級する水準に達しなかったってことだから…仕方ないよね」という見解でした。

そりゃそうか。でも厳しい…(;_;)

稀ではあったけれど 2回落第した生徒も居て、その子、同じ学年を3回繰り返したんだよね〜。4年で卒業するはずの高校生活を、6年間かけて卒業。
でも途中で転向したり、止めたりしなかった。あの子はある意味、根性あった。

苦手科目があって同じ学年を3回繰り返したとはいえ、他の得意科目とかの成績がすごく向上したりとかいうこともなくて、卒業するまで劣等生グループを脱することがなかった。それも不思議といえば不思議だったなぁ…。

 
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お外サイコーな季節

校庭

ブダペストに住んでいた頃、ハンガリーの建物って、寒く暗く長く厳しい冬に耐えられるように作ってあるんだろうな〜〜と感じていました。

例えばフニャ高の校舎(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)。壁が分厚く頑丈。窓は小さめで、二重窓。あまり日当たりとかは重要視してなさそうな作りが多いように思う。
冬の暖房効率を良くする作りなんだろな〜〜って感じ。

夏休みが目前の今ごろのブダペストは、お外の気候が最高なので、窓が北向きの教室では窓の外の明るさとのコントラストも相まって、室内がものすごく暗く鬱陶しく感じられてしまうのでした。

外は外で暑いので、日向はキツく、木陰が最高なんですが…。
フニャ高は、素敵な木陰には恵まれていますしね。

一度、「外に出た〜い! ちゃんと外で勉強するからぁ〜〜!!」という生徒の声に押し切られて、テキストを持って校庭にでたことがありました。

全然 勉強にならなかったです。
(゚∀゚)

 
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3月初旬

マーチャーシュ王広場

今日から 3月。
なんか肌感覚としては、先週くらいに年が明けたって感じがしてるんですけど、すでに二ヶ月経ってるって、どゆこと!?
(T ^ T)

日本では今ごろ、高校入試の合格発表があったり、卒業式のシーズンだったりしますね〜。

ハンガリーの高校では今ごろ、各高校ごとに入試の2次試験をやっている頃かな。

フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)の場合、入試の判定基準の比率は 1月に行われる全国共通高校入試(筆記テスト)の結果が50%、小学校での成績・その他の評価が25%、で、3月初めにフニャ高で行われる面接入試の評価で25%、以上の合計結果…ってことで決められていました。

ワタシがフニャ高に居た頃と変わっていなければ、面接入試は来週にはあるはず…。


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学年末の歴史課題

歴史の課題作品

今年の5月もすでに後半。
ハンガリーの高校は学年末の最後の1か月に入った頃。

ワタシの元・職場のフニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)では、学年末には 9年d組の生徒が提出する歴史課題が職員室の掲示板前に展示されるのが恒例でした。
歴史の課題が並べられ始めると、「あ~、今年(学年)ももうすぐ終わりなんだな~~」と思ったりしたもんです。

提出された課題作品の時代背景等は 本当に多岐に渡っていておもしろかったです。
やはり「ハンガリーの王冠」のようなハンガリーの歴史的遺物を選んだ作品にはかなりの力作が多かった印象。(「聖イシュトヴァーンの右手」は冗談っぽかったが。^_^;)

エジプト・メソポタミア・ギリシア辺りの古い時代が人気のテーマで、それ以降の時代でも中世くらいまで。近代もののテーマを選んだ作品はほとんどなかったなぁ…。

ワタシが高校生の頃とか、歴史は近代のほうは授業時間が足りなくなって あまりしっかり勉強しなかった覚えが…。^_^;
フニャ高の歴史の授業も、そんな感じだったのだろうか…???

 
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あとひと月

校庭

ハンガリーの高校では今週あたり、高校卒業試験(筆記)の必須科目のテスト日が過ぎ、卒業した学年を除く在校生だけでの普通の日々が再開。 最上級の1学年が減っただけなんですが、それでも休み時間の廊下の混み具合がちょっと空いてる感じがする頃です。

日本の学校は4月始まりなので、5月なんてまだ1年の始まりの頃。1学期から考えてもまだ先は長い・・・という時期かもしれません。 でもハンガリーの高校は 6月15日でお終いになるので、学年も残すところあと1ヶ月なんですよね~~。

・・・というわけで、フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)には日本の高校のような定期試験期間っていうのはありませんが、5月も後半になると学年の終いに向けて各科目でテストがあったりしますし、はたまた初夏の美しい気候に誘われて外で過ごしたくなったり・・・と、生徒らに落ち着きがなくなる時期でもあります。
それが学年末・・・。

かれこれ10年ほども前のこと、初夏の美しい午後、浮ついた生徒の「お外で授業がしたい♡」という強い希望に負けて外に出てみたら、案の定、全然授業にならなかった・・・・・・。
これも今となってはイイ思い出だよ。(^^ゞ

 
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