ハンガリーのケーキ屋さんは「お持ち帰り」だと、紙皿にケーキを並べて、それを包装紙で包んでくれるだけです。 つまり、このように。(↑)
この盛り上がった包み紙(↑)の中にケーキが入っているわけ。
お持ち帰り注意…というか、注意して持たないと おウチに帰るまでの間にケーキが潰れちゃう。(>_<)
日本だと「絶対にケーキが崩れることなどないように」しっかりガードした箱に入れてくださるものだけどね~。(^^ゞ
でも、ハンガリー式に慣れてくると、日本のケーキ屋さんの包装が『過剰包装』のように思えてきたりして。(←あくまでも「ちょっとくらい型崩れしても、腹に入れてしまえば同じ」とか考えるワタシの場合。)
ケーキの場合は それでも紙皿に乗せて「上下が分かるようにして」包んでくれるけれど、焼き菓子とか、小さめのお菓子などの場合は、ただ袋に入れてくれるだけ。
その結果……(↓)
あぁ、カワイイ雪だるまちゃんの目が取れてしまったっっ!!!
うぅ~ん、それでもお腹に入ってしまえば同じなんだけどさぁ……(>_<)
ところで、1枚目の写真の盛り上がった包装紙の中に鎮座していたのは、このケーキたち。(↓)
ドドドーン!!
右側のシュークリーム、クリームの盛り方がタダゴトじゃない!!
ココのお店のケーキは全体的に大きめなんですが、大きめなはずの左側のケーキが小さく見える。(^^ゞ
ホラ!
ホラホラ!!!
(後ろのほうに生活感が滲み出てますが、目をつぶってちょうだい!)
この「シュークリーム」(?)は、「ケープヴィシェルーファーンク(képviselőfánk)」という名前。
「ケープヴィシェルー(képviselő)」とは、「代表」を意味する言葉。 例えば高校では、生徒会長のことを そう言ったりする。(ディアークケープヴィシェルー(diákképviselő)、「学生の代表」という意味で。)
そして、日本では「ドーナッツ」にあたるもののことを、ハンガリーでは「ファーンク(fánk)」って言います。 (だから『ミスタードーナツ』がハンガリーに来たら、『ドーナツ屋』じゃなくて『ファーンク屋』になるのね?)
写真のお店のケープヴィシェルーファーンクは、特にクリームがモリモリ盛ってあって大きいんですが、他のお店の場合でも やっぱりクリームはモリモリで大きいです。 ハンガリーで見るシュークリームはこんな感じ。 日本風に小ぶりなシュークリームは、こちらでは見たコトがありません。
果たして「ケープヴィシェルーファーンク(képviselőfánk)」を「シュークリーム」と呼べるのかどうか…迷うところデス。(^^ゞ
学生の頃にバイトしてたケーキ屋さんでは、
シュークリームじゃなくって、シュー・ア・ラ・クレームって
小ジャレた名前で言っていたなぁ…。
ワタシの遠い遠い記憶も呼び覚ますケープヴィシェルーファーンク(^^ゞ
お味は 日本のシュークリームのほうが美味しいと思うな、ワタシは!!