本番に強い人々

 

国旗のある風景

ワタシ、ハンガリー人は「本番に強い人たち」だと思っているんです。
ハンガリー人といっても色々なタイプの人がいるので、モチロン簡単にひとくくりには出来ませんけれど。

ただ、
いつも練習のときはそこそこ適当にやっているくせに、本番の試合では気持ちよ~くプレイして、日頃の120%の結果を出してしまう。
そういう羨ましいタイプの人が多い気がするんです、ハンガリー人には!!

日本人は どちらかというと、
ものすごくものすごくものすごく真面目に練習して、プレ大会みたいな試合では結果がだせるのに、いざ本大会となると緊張しすぎて失敗しちゃう。(>_<)
…みたいなタイプが多いと思うんで、ワタシが言うような「ハンガリー人タイプ」って、ムカつくことこのうえないと思いますケド。(^^ゞ

でも、そういうムカつくタイプのヤツが多いの、ハンガリー人って!!!

ワタシのフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の生徒たちっていうのはハンガリー人なわけです。
ワタシはそのハンガリー人たちを、年に一度の『日本語スピーチコンテスト』で、日本に関連したパフォーマンスを披露するコーナーに出場させているんですね。

こんなコトは言いたかないが、ヤツラ、練習では本当~にテキトーなんだ!! (-“-)
「もうちょっとマジメに、もうちょっとヤル気を見せてくれてもイイんじゃない~???」…と、言いたくなるくらい程度ににしか練習しない!!(怒)
だから日本人のワタシは本当に不安。(>_<;;

ところが本番のステージでは、ヤツら、それなりに「ヤッて見せる」んですわ。

元が元なんで完成度は「それなりに…」なんですケドね。
とはいえ、ワタシの経験上、あいつらは 練習のときよりも いつも本番の出来のほうがイイと断言できる。 練習の時には失敗しないで出来たことなんて一度もナイくせに、本番ではちゃんと出来ちゃったりするの!!

何の魔法なの!?(>▽<;;

最近ではだいぶ そういうハンガリー人の子供らに慣れてきたので、練習で出来てなくても 鷹揚に見ていることができるようになりました。(^^ゞ

 

大会に出場できただけで御の字だったEURO2016で、
奇跡の快進撃、予選グループ1位通過!!

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…のハンガリー代表チームを見ていて、
「この人たち、典型的なハンガリー人」…と思うワタシなのであった。

「謙虚だな…」と思ったら……(^^;;

 

国会議事堂

(サッカーに興味がない人には知ったこっちゃない話題ですが、)
UEFA EURO 2016(サッカー欧州選手権)、ただいまフランスにて開催中~!

ま、ワタシも それほど興味ないデス。
だって、欧州選手権には日本が出ていませんから。(^^ゞ

ただし、UEFA EURO 2016は、ハンガリーが30年ぶりの悲願叶って出場できた記念すべき大会ということで、近頃ブダペストの商店では サッカー応援グッズをセール中。(^_^)

30年ぶり…。(←40年ぶりという説もある。門外漢なので、どっちが正しいのかワカラナイ。)
ハンガリーのサッカーは、50年前くらいに「向かうところ敵無し!」くらいにスゴイ黄金期があったらしいんだが、その後、長い長い低迷期が続いていたのだね。
(今だって別に黄金期が戻ってきたというわけではないんだが…。(^^ゞ)

さて、ハンガリーの初戦の相手は、隣国オーストリア。
その初戦を前にしての記事の見出しが 個人的にウケたので、以下に転載。(↓)

オーストリアとハンガリーの隣国対決は今回が138回目。しかし主要国際大会の本大会では、1934年以来久々の顔合わせだ。自信を口にしたオーストリアのマルセル・コラー監督に対し、ハンガリーのベルント・シュトルク監督は「奇跡」に期待している。

…ハンガリーの監督は「奇跡に」期待している…んだって。(^^ゞ

ハンガリーったら、何か 一方的に『謙虚』じゃないの。 この監督、ほんとにハンガリー人!?」…と思って調べてみたら、ハンガリーチームの監督はドイツ人でした。

そっか、納得。 なんとなく…。(^^ゞ

 

ハンガリー人は謙虚じゃないと思っているわけじゃないんですよ。
そりゃ、色々な人がいますしね!!

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ただ、根拠もなく妙に自信満々な人が多い気がするもんで、
つい……。(^^ゞ

試験は正装

 

スーツ1
今年のフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の卒業式のときの写真。
(↑)(↓)

スーツ2

卒業生たち、揃いのスーツ姿です。 晴れの卒業式ですから、やはり服装も正装で!!

フニャ高には制服がありません。
だからフニャ高の場合、スーツは卒業する学年に クラスごとに生地やデザイン・色などを選んで仕立てるんです。
そして、仕立てたスーツは サラガヴァトー(という卒業生のための行事)、卒業記念の写真撮影、そして卒業式などで着用。

思えば 卒業学年はお金かかりますね。(^^ゞ

でね、このスーツを着るのは卒業式で終わり…ではありません。
卒業式の直後にある高校卒業資格試験の時にも着用します。

卒業試験は高校で行われる試験の中では一番重要な試験とはいえ、筆記試験ですよ。スーツ姿で筆記試験。
ちなみに試験監督をする先生たちもスーツとか、スーツでない場合でも正装っぽいかしこまった格好です。

ワタシは面接試験のときは別として、筆記試験の時は普段着でOKだと思ってきたので、正直、コレには驚いた。
ワタシの遠い遠い記憶では、高校受験の時は中学校の制服姿だったけど、大学受験のときは普段着だった気がするがなぁ!!

日頃、ハンガリー人たちと接していて、彼らを「キチンとしている」と思うことが あまりナイ(←余計なお世話)ワタシなのですが、そんなハンガリー人たちも 意外なところで「キチントさん」だったのでした。(^^;

 

ハンガリー人に比べると、
日本人のキチントさんっぷりはスゴイと思う!!

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もうワタシ、最近ではついていけない感じ。
(^^ゞ

春の先駆け(ネコヤナギ)の今

 

ネコヤナギ4月3日
ネコヤナギの今の姿。(↑)
春本番になって最初の週末、4月3日に撮影。

ネコヤナギのモクモクした花芽は、早春に春が近づいていることを知らせる前触れ。
ハンガリーでは、イースター(復活祭)の時に 美しく色づけしたタマゴ(←イースターエッグ)を飾りつける習慣があります。 「トヤーシュ・ファ(タマゴの木)」といって、リボンを付けて吊るせるようにした色づけタマゴを モクモクの花芽がついたネコヤナギの枝に飾るんです。

しかし、ここまで成長してしまったネコヤナギ(↓)に、飾ることができるタマゴはあるまい…。(-“-)
成長したネコヤナギ

2月末は花芽モクモクで、とってもとっても可愛かったのにね。(↓)
2月末のネコヤナギ

モクモクがとれかけていた3月初旬の頃だって、今思えば可愛かった…。(↓)
3月初旬のネコヤナギ

3月半ばの頃。まだちょっとカワイイ?(↓)
3月半ばのネコヤナギ

4月初旬の今。(↓)
4月初旬のネコヤナギ
……。
これも「逞しい成長っぷりが頼もしい~!!」と…言えないこともないかナ~。(^^ゞ

フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)に9年生で入学した当初の男子生徒が「かなりヒヨコ」な感じなのに、4年後の卒業時には「しっかりオヤジ」になっている…のに 似ている…かもしれない……。

 

ちなみに、女子は成長期が早めなため、
フニャ高入学時には もうある程度成長しきってる感じ?

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女子には男子ほどの変化はない気がするの。
一方、男子はけっこう変わる。ムロン、個人差はあるケド。

 

エイプリル・フールじゃない、ホントの話

 

マーコシュテースタ

今日は4月1日。 エイプリル・フールなので、
「食生活の健康志向の影響で、ハンガリーの学校給食に『マーコシュ・テースタ(↑)』などの甘いメインディッシュは 今後一切出されないことに決定された。」
…とかいう、大ボラを吹こうかと思ったんですが…、やめました。

だって、あまりにも信憑性がないから…。(-“-)

ハンガリーの学校給食から 甘いメインディッシュがなくなるなんてコト、あるわけがないもん。

『粉砂糖をふりかけた甘いパスタ』なんて、日本人にとっては その存在そのものがエイプリル・フールのジョークのようだろうけれども、ハンガリー人はそれがマジで大大大大大大好きなんです。

数年前のこと、給食に「甘いメインディッシュは出なくなる」とか、「毎週 魚が出るようになる」とか、そういうデマが飛んだことはあったんですよね~。 …というか、子供たちの健康のために、健康的な食事を!!…ということで、実際に そのような話し合いはあったらしいんだ。デマじゃなくってね。 結局うやむやになったんですけどね、モチロン。

そういう「話し合い」が行なわれていた当時、ハンガリーではフェイスブックに「スポンジケーキのチョコソースがけを救え!!」っていうページが立ち上げられて、多くの『いいね!』が集まったんです。

つまり、ヴァリエーション豊かな甘いメインディッシュの数々は、ハンガリー人の精神的支柱!…かどうかは分からんケド、昨今の健康志向ブームなどというチョコザイなモノなんかで絶やしてはならない大切な伝統。 ハンガリー人は給食の甘いメインディッシュを こよなく愛しているんです!!!

ワタシは愛してないけど。(-“-)

ちなみに『スポンジケーキのチョコソースがけ』ってのはコレ(↓)ですよ。
スポンジケーキのチョコソースがけ
シンプルなスポンジの切り落としに、チョコ風味のソースがかかっているだけ。デザートじゃなくて、メインディッシュです。

こんなの、給食から消え去っても別にイイじゃんね?
(全然健康に良さそうでないし…)

 

「スポンジケーキのチョコソースがけを救え!」フェイスブックページには、
同僚から「いいね!」のリクエストもあった。

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その同僚自身はフニャ高で給食食べてないのに。
食べないのになぜ守る必要が? ソレって、子供時代の郷愁???