マーコシュ・テースタの素を作ってみた☆

 

マーコシュテースタ

ハンガリー人の大~好きな『マーコシュ・テースタ』(↑)

茹でたパスタに「マーク」という黒いケシの実と粉砂糖を混ぜた粉を降りかけただけ…という、シンプル料理。 パスタをお砂糖で味付けして食べる…と考えれば良い、甘いパスタ。(-_-;)

それほど熱烈なラブコール…というほどではなかったんですが、ワタシの日本の知人のなかには「マーコシュ・テースタを食べてみたい」とか言う命知らずが居ましたので、このたびの帰省にあたり、材料のマーク(黒いケシの実)を買ってきました。(↓)
マーク

…とはいえ、マークを200g、袋ごとプレゼントしても、もらった方が持て余してしまうことは目に見えている。”(-“”-)”

そのため、
自分でパスタを茹でて、「ソレ」を降りかけたら出来上がり~♪の、『マーコシュ・テースタの素』(↓)を作って土産にすることにしました。
マーコシュ・テースタの素

参考にしたレシピは、マーク225gに対して 粉砂糖が175g。
ワタシが買ってきたマークは200gだったので、粉砂糖は150gにしてみました。

粉砂糖は日本で調達。(↓)
粉砂糖

ではマーコシュ・テースタの素を作ってみましょう~☆

まず、ボウルにマークを入れる。(↓)
マーク

粉砂糖を入れる。(↓)
粉砂糖

混ぜるだけ。(↓)
混ぜる

隠し味に、塩を少々。(↓)
塩

…で、出来上がり~☆

チャック袋にマーコシュ・テースタの一皿分くらいの分量を小分け。(↓)
マーコシュ・テースタの素
これでマーコシュ・テースタが5皿できますね。

あとは、パスタを茹でて この粉を降りかけるだけでOK!
何という簡単料理なのでしょう~~。(^^;

 

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日本の常識は通用しない! 甘いメインディッシュの世界へようこそ。


マーコシュテースタ

先週のおさらいも兼ねてもう一度。

・まず予備知識として、ハンガリー人は甘いものが大好き!!!
・西洋料理・・・まずスープまたはサラダなどの前菜があって、それに続いてメインディッシュの肉または魚の料理。最後にちょっと甘いもの・デザートで〆る・・・のが基本(^_^)
フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の給食も一応この西洋料理の基本に則っており、「スープ」→「メインディッシュ」の二本立て。それに加えて、「デザート」がつく三本立ての日が週に1回くらい。

今回、話題にいたしますのは『メインディッシュ』です・・・(^^

 

甘いメインディッシュの代表格:マーコシュテースタ(mákos tészta)

日本の常識ではちょっと信じがたいくらいかと思うんですが、ハンガリーには数々の『甘いメインディッシュ』というモノが存在します。 『甘いメインディッシュ』って言われても良く分からないかたのために分かり易く説明すると、

給食で前菜の『スープ』の後に、メインとして『パスタ料理』が出てきました。でもそのパスタ料理は塩辛くもなければ、しょっぱくもない。 甘辛いわけでもなくって、ただひたすら甘い。 『調味料は砂糖!で味付けされたパスタ』だった(○ _ ○;)・・・というコトです。

 

そして、そんなハンガリーの甘いパスタの代表格が『マーコシュテースタ』なの。
(写真参照↑)

『マーコシュテースタ』とは、茹でたパスタの上に「マーク(黒いケシの実)と粉砂糖を混ぜた粉」を山盛りにたっぷりふりかけただけのシンプルな一品。 『マーク』っていうのは、よくアンパンの表面にちょっとだけくっついているケシの実があるでしょ? あのケシの実が黒い色をしたヤツなんです。 マークそのものはプチプチした食感で、甘くも苦くもしょっぱくもありません。 だから『マーコシュテースタ』の味付けをしているのは砂糖! 粉砂糖です。(←ココのところ、強調!)
レシピには「マーク、粉砂糖、塩少々」って書いてあるのもあるけど、ここでいう『塩』は、「塩味をつけるための塩」じゃなくて、「甘さを強調させるためのほんの少しの塩」(スイカ食べる時に塩をかけるのと同じ)ですから!!

日本ではそもそもパスタを甘く味付けするという発想がないと思うんですが、ハンガリーの人たちは子どもの頃から『マーコシュテースタ』を食べ慣れているので、不思議でもなんでもない。 むしろ、「今日の給食、マーコシュテースタ? ワーイ、やったぁ~\(≧∇≦)/」・・・という感じみたい。

ワタシにとっては罰ゲームのようなマーコシュテースタ・・・(~_~;) でも、ハンガリー人にとっては嬉しいご馳走なんですよね。

 

 

ワタシが初めて『マーコシュテースタ』を食べたのはフニャ高の給食で。
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給食のおばさんが麺にザクザクと灰色の粉を山盛りにふりかけ、
ドン!・・・と出された時の驚き。
さらにそれを口にした時の衝撃…(@_@;)