形容詞由来の苗字

丸天井

ハンガリー人にかなり多い苗字の「ナジ(Nagy)さん」、「キシュ(Kiss)さん」。
(ちなみに「キシュ(Kiss)さん」の綴りのKissは、英語読みだと「キス」ですが、ハンガリー語読みだと「キシュ」です。)
「ナジ(Nagy)さん」「キシュ(Kiss)さん」は、ともにハンガリー語の形容詞が元になっていて、ハンガリー人の苗字には形容詞由来の苗字というのもけっこうあります。

ナジ(Nagy)さんは、形容詞「大きい」の「nagy」から。
キシュ(Kiss)さんは、形容詞「小さい」の「kis」から。
ホッスー(Hosszú)さんは、形容詞「長い」の「hosszú」から。
ヒデグ(Hideg)さんは、形容詞「寒い・冷たい」の「hideg」から。
クヴェール(Kövér)さんは、形容詞「太っている」の「kövér」から。
セゲーニ(Szegény)さんは、形容詞「貧しい・貧乏な」の「szegény」から。
…などなど。

名は体を表すと言いますけど、ワタシの経験上は 形容詞苗字の場合はあまり当たってなくて、ワタシの知るヒデグ(寒い・冷たい)さんは すごく親切で温かい人だったし、セゲーニ(貧しい・貧乏な)さんはお金持ちでしたョ!
(^_^;)


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忘れてた

鎖橋

当ブログで前回、国名由来のハンガリー人の苗字を 思いつくままに挙げてみたのですが、「ホルヴァート(Horváth)さん」のことを完全に忘れていました。(←しかも、友人から指摘してもらうまで思い出さなかった。)

ホルヴァートさんって ハンガリーにはよくある苗字で、ワタシの直接の知人でも3人は思いつくくらいだというのに…。なんで忘れていたんだろう…。
年齢による記憶力減退か(;∀;)

さて、ホルヴァート(Horváth)さん。
ホルヴァート(horváth)とはクロアチア人のことで、
クロアチアのハンガリー語のホルヴァートルサーグ(Horvátország)から来ています。
クロアチアはハンガリーの隣国だけあって、ホルヴァート(Horváth)さんはハンガリーではかなり多い苗字です。

前回のブログで書いた、ドイツ人のネーメト(Német)さん以上によくある苗字かもしれません。


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国名由来の苗字

ドナウ川

ハンガリーには、ネーメト(Német)さんという苗字の人がけっこう多いんですが、ネーメト(német)が意味するところは「ドイツ人」。
ちなみにハンガリー語で「ドイツ(国名)」は、「ドイツ人(német)の国(ország)」ってことで「ネーメトロサーグ(Németország)」です。

ネーメト(Német)さんのご先祖様は、ドイツからハンガリーへやってきた元・ドイツ人なのかもしれませんな。

ハンガリー人の苗字には国名が由来するものも多く、
「ドイツ人」の ネーメト(Német)さんの他にも、
「ポーランド人」の レンジェル(Lengyel)さん、
「イタリア人」の オラス(Olasz)さん、
「チェコ人」の チェ(Cseh)さん、
「ロシア人」の オロス(Orosz)さん、
「トルコ人」の トゥルク(Török)さん…などなど。

上に挙げた単語の後ろに「国」を表す「オルサーグ(ország)」をくっつけると、それぞれの「国名」になります。分かりやすいです。
難点は、日本人にも馴染みのある英語由来の単語とは、結構違うトコロですね〜〜。^^;


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二次試験の頃

エントランス

早いもので、今年ももう3月。
近頃は、ずいぶん日も長くなってきましたね〜。

フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)では、毎年3月初旬に来年度の新入生選抜のため、高校入試の二次試験がありました。今年もやってるかな?
(⌒▽⌒)

フニャ高で行われる二次試験は面接方式。
コロナ禍以前は付き添いの保護者まで廊下で待っていたので、廊下がてんやわんやだったなぁ…。(遠い目)

フニャ高では3月初旬に二次試験をして、3月末には合格者決定、合格発表…という感じの手順で、たぶんそれはフニャ高に限らず ハンガリーの高校では同様のスケジュールでは入試を行っているはず。

ハンガリーの新学期が9月始まりであることを考えると、入試も合格発表もずいぶん早いよねぇ。今思うと…? ^^;

 
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