火曜日は数学の日

廊下

ハンガリーでは今週、高校卒業試験の必修科目の筆記試験が集中的に行われています。今日は火曜日なので、数学の筆記試験の日です。

ハンガリーでは、高校に通って単位を取得・卒業しただけでは高校卒業の資格をとったことにはなりません。高校卒業して、高校卒業試験の筆記・面接試験を合格して、それで正式に高卒資格取得です。

高校卒業試験の科目は多岐にわたり、いわゆる理系・文系科目の他に、体育とか芸術系などの科目もあって、どんな試験なのか知らんけど、「インフォメーション」っていう科目もあります。 フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)でも受験できるので、フニャ高ではインフォメーションの卒業試験を受ける生徒がかなり多いです。

高卒資格をとるためには、最低5科目で合格点をとっていなくちゃいけません。

必修科目は国語(ハンガリー語)・数学・歴史の3科目に加えて、何らかの外国語を1科目。 以上の4科目に加えて、自由選択の1科目を合格できれば、高校卒業資格を取得できます。

外国語は、英語で受験する人が大半で、ドイツ語の受験者も少なくない。
日本語の高校卒業試験は、時々廃止が検討されちゃうくらいの受験者数だけど、今のところは「あります」。^^;

月曜日は国語(ハンガリー語)、今日は火曜日なので数学の日。明日は水曜日だから歴史、木曜日は英語、金曜日はドイツ語の筆記試験。 その他のほとんどの科目の筆記試験は、来週以降、5月中に行われます。

頑張れ、受験生〜!

 
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光陰矢の如し

ご褒美

今年の6月も、もう終わろうとしています。
いやはや、早いですな!!

フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)の年間カレンダーから言うと、6月末の今頃は そろそろ高校卒業試験(面接試験)がようやく終わろうという頃かな〜。

高校卒業試験って最初の筆記試験が5月上旬に始まるから、思えば長丁場です。 もちろんその間、連日試験があるわけではないですが。

今年の高校卒業試験が終わると、ワタシがフニャ高を辞めて2学年が終わったことになります。
ワタシの知っている生徒のほとんどは今年で卒業。9月から始まる新年度には、ワタシが辞めた年に9年生だった生徒たちが最上級生になってしまうんですよね〜。

月日の流れは早すぎる……。
(;▽;)

 
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高校で一番重要な試験

卒業式

ハンガリーの高校では、4月の終わりから5月の初頭辺りに卒業式を行い、卒業式が終わると すぐ次に来るのは高校卒業試験(筆記試験)。

この「高校卒業試験」っていうのは、規定の科目・科目数で合格点を取れないと高校卒業資格を取得できません。
例えば、フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)に入学して、4年間ちゃんと通ってフニャ高の試験も受けて及第点をとって単位を取得できれば、フニャ高を卒業することはできます。でも、卒業式後の高校卒業試験もクリアしなければ、フニャ高を卒業していても高校卒業資格はナイ…ということになってしまうの。

フニャ高を卒業した、またはほぼ確実に卒業見込みでないと、そもそも高校卒業試験の受験資格がないということになるので、もちろん高校に通う意味はあるんですが。

そして、大学進学をを希望する生徒は 高校卒業試験の結果を大学入試として使います。(←希望の大学・学部が指定する科目の高校卒業試験を受験して、その結果を添えて大学に申請する。)

ハンガリーの高校生にとって一番重要度の高い試験で、高校の先生たちは高校卒業試験を受けさせるために授業をしていると言っても過言ではないです。(←特に主要必須科目の先生たちを観察した印象から言って。)

 
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面接試験

校庭

日本の学校は まだあと1ヶ月近く夏休みになりませんが、ハンガリーの学校であるフニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)は今頃はもう夏休み中のはず。

ハンガリーの学校には夏休みの宿題ってヤツがありませんので、ハンガリーの子供らは、今ごろ絶賛夏休み大満喫中ですョ。 羨ましいですな!!
^^;

でも、学校そのものはまだ夏休みじゃありません。
6月後半の高校では、高校卒業試験の後半戦、面接試験が行われるんです。
(;∀;)

ハンガリーの高校卒業試験は、基本的に筆記試験と面接試験がセットなので、5月にある筆記試験だけでは終わらないの。 6月にある面接試験まで受けないと、終わらないのよ〜〜。

筆記が始まるのが5月初旬で、面接は6月。全部終わるのに2ヶ月近くかかるよ。
(゚∀゚)

二ヶ月間、毎日試験を受けてるわけじゃナイけどね〜〜。^^;


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外国語いろいろ

クラス写真

こちらの過去記事にもちょっと書いたとおり、
ハンガリーの高校生が高校の卒業資格を取得するには、最低一つの外国語科目に合格してなくちゃいけません。

フニャ高(←ワタシの元・勤め先の高校の仮の校名)を例にすると、ほとんどの生徒が その「外国語科目」を「英語」で受験。 英語よりもだいぶ少ないケド、「ドイツ語」での受験者もそれなりにいる。
…って感じ。(←1人の生徒が英・独語の両方を受験する場合もあり)

ワタシが分かるのはフニャ高のコトだけだけど、まぁ、ハンガリー全土で似たようなもの…つまり、たいていの生徒が英語受験で、二番手としてドイツ語受験の受験者も少なくはない…って感じだと思う。

でも、ハンガリーの高校卒業試験で選択できる外国語の中には、フランス語・スペイン語・イタリア語・ロシア語・ヘブライ語とかもあって、興味深いところではラテン語なんてのもアル。(゚∀゚)

ラテン語受験者なんて、何人いるんだろね〜???
ハンガリーはカトリックの教徒が多いし、大学の歴史科ではラテン語が必須科目だと聞くので、意外と多いのかもしらんケドな。

やはり選択できる外国語科目はヨーロッパの言語が多い印象だけれども、一応「日本語」も選択できますのよ〜。
v(⌒▽⌒)v

 
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