言わなかったが……

マーチャーシュ像

ワタクシ、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)というハンガリーの現地高校に勤める身の上。
ただ居るだけでも目立つ職場内の異分子として、意見は控えめに、自己主張はほどほどに…を心がけておりまする

しかし先日、そんな日ごろの「控えめさ」(←(^ ^;;)をかなぐり捨てて、意見してやったほうが親切だったかな?…と思うことがあった。

先週の金曜日(2018年6月22日)は、フニャ高で成績表が生徒たちに渡される日でした。

成績をつけるのは各教科担当の先生たちですけど、成績表を書き込んだりするのは担任の先生のお仕事です。 そして成績表ってのは、いわゆる公式な文書ってヤツなので、成績などが書き込んであるだけじゃなく、最終的には「フニャ高の判子」が押されていなくちゃいけません。

日本の印鑑みたいな判子じゃなくって、カッシャンカッシャンって押すスタンプですけどね。

で、成績表を渡す日の前日、6月21日は、その「スタンプ押しのラッシュ」だったですよ。

今年卒業した4クラスの分を除いても、在校生のクラスだけで13クラスが残ってますから、担任の先生が13人。 各クラスの生徒数が約30名で、生徒に手渡す成績表の他にも成績を記録して保管しておく書類があるので…と、一人の担任の先生が押すスタンプの数も大量。 それが13クラス分。(^ ^;;

「フニャ高の判子(スタンプ)」、いつもは秘書室に保管されているんですが、その日はまとまった数の押さなきゃならないので、運良くスタンプ確保できた先生は、そのままどこかへ持っていっちゃってそこでスタンプを押す。

そのためその日のフニャ高では、
「スタンプ 何処にあるか知らない~~?」と、
何人もの担任の先生が、スタンプ求めて放浪してましたとさ。(^ ^;;

その日、ワタシは内心
「こんな時、日本の職場なら、作業場所を確保して「スタンプを押すのはココ!!」ってことにして、スタンプは持ち出し禁止にするだろうな……」
…と、思っていた。

でも、何も言わんかった。
控えめに生きる異分子なので。

しかし、コレは一言言ってやったほうが、むしろ親切だったのかもしれない…と、今になって思う。(^ ^;;

 

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