フニャ高の「外人」として

サンタの日

ワタクシ、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)というハンガリーの現地高校に勤める身の上。 

職場の同僚はすべてハンガリー人でゴザイマス。
…と言いたいところだけど、実はフニャ高の先生の中には一人 ロシア人がいるのだ。

ハンガリー人と結婚して、離婚して、でもそのままハンガリーに残って一人娘を育て上げて、今では孫までいる…というロシア人。ハンガリー国籍も取得してるし、ハンガリー人として子どもを育て、ハンガリー在住暦も長い。 外人は外人でも、ワタシなんかに比べて「ハンガリー定着度」が格段に上なのよ、彼女は。
(ちなみにこのロシア人はロシア語の先生じゃなくて、英語の先生だ。)

あと、昨年まではドイツ人の先生もいたの。
やはりハンガリー人と結婚して、離婚して、でもそのままハンガリーに残って二人の息子を育て上げて、今は孫もいる…というドイツ人。 長年フニャ高でドイツ語の先生をしていましたが、昨年度末で定年退職をお迎えになり、リタイア。 だから外人は外人でもワタシなんかとは「ハンガリー定着度」が…(以下省略)。

それにワタシ、外国人なだけでなく、唯一のアジア人だしね。
人種が違うので「外人度」が高く、目立つのである。(^ ^;;
ただココに居るだけで「外人」なんである。

はっきり言って、『異物』です。(^ ^;;

『異物』なので、完全に同化することはできません。
ハンガリー語を勉強するなどの「歩み寄り」の努力はしてきましたけど、完全に同化するのは無理だと諦めているし、同化したいとも思わない。

たぶんワタシのフニャ高での価値は「違うこと」だとも思うし。

ただ、違うことを強調しすぎると反感を買うので、あえて主張はしない…のがワタシなりの処世術。

例えば、
「こんな時、日本ではどうなの?」と向こうから自分に振られたときには、それなりに意見を言ったりはする。(←あくまでも意見のみ。)

でも、周りのハンガリーワールドで許容されているのであれば、「コレはこうしたほうが…」みたいなことを思った時でも口出ししない。押し付けない。

「その辺、心得ておかないと、反撃食らい易いからなぁ…(^ ^;;」と、思っていたりするのです。

 

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